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われら草の根をまくらに
旅を住処とし
久遠の郷愁を追いゆくもの

さあゆこう仲間たちよ
……


I love JUVENILE 01 : reviewS of story

冒険者達へ

一億総早川化計画分室:児童文学企画 兼任
(作成中) now under construction.
「粗筋合戦」企画


某月某日
「同じ話を、別々の人達がそれぞれに紹介したモノを集めると、 切口の違った多面的な紹介が出来て面白いのではなかろうか?」
発起人 lunaさん がそうおっしゃいました。(翻意)

私は同調しました。

かくして、ここでこの様なページを立ち上げます。


更にそれを遡る某月某日。
とある児童文学が話題に昇っていました。
私にとって、そしておそらく、 lunaさん にとっても、 大切な、かけがいのない、そんな形の物語です。
誰に勧めても恥ずかしくない(かな)、宣伝吹聴して回りたい作品です。

宣伝吹聴する事にしました。

かくして、第一回の「粗筋合戦」の題材が決まりました。(決めました。)

「冒険者たち −ガンバと十五匹の仲間−」

斎藤惇夫(さいとうあつお)・作
藪内正幸(やぶうちまさゆき)・絵
牧書店 A5
1973年発行 Atsuo Saito 1972
372p





同じく、あの作品を好きだ、一言述べたい、と思っておられる方。
参加をお待ちしています。多数の視点がある程に、楽しい企画となる事でしょう。


切口 その1
レポーター 一歩
最初に触れた時期 小学校3年生ぐらいの時。
徹夜して読破。
最後に触れた時期 約5年前。
特別な思い入れ・他 5年前時点で既に表紙がボロボロで、セロテープで必死に補修してました(笑)
補記 ネタバレしないバージョンでレポート。
特に再読等はせず。

 あらすじ。

 そこそこの腕力を持ち、いっぱしの暮らしをしていたドブネズミのガンバは、 ある日、自分が井の中の蛙だった事を知る。
 幼馴染みのマンプクに誘われて、なんだかんだと言いながら参加に来た噂の 「港の宴会」は、自分の全く知らない世界だった。
 世界を股にかけて旅を続ける、沢山の船乗りネズミ達。 ガクシャ、ヨイショ、イカサマ、イダテン、シジン、ボーボ、オイボレ…… 一癖も二癖もある様な、 そして陽気でタフな彼らを知って、ガンバの心の何かが起きた。
 そして。
 宴もたけなわ、折しも外は嵐。その中を駆け抜けて、 一匹の貧相な島ネズミが現れた。彼・忠太は、助けを求めに現れたのだ!
「島が、イタチのノロイ一族に襲われている。」
 その一言を聞いて、その場に居た全てのネズミが凍りついた。
 ノロイ一族。それは、恐怖の名前だった。 荒くれで名の知れる船乗りネズミ達にとってすら。
 誰もその助けに応じないその時、だが、ガンバは声を上げた。 酔いが回っていたのかもしれない。勢いに呑まれたのかもしれない。 新しい世界を知って萎縮していた自分に、意地を張ったのかもしれない。

 そしてガンバの冒険が始まる。
 仲間を知り、海を知り、沢山の恐怖を知り、敵と刃を交える冒険が。 冒険というには、あまりに命をかけ過ぎた、 そして無知とも無謀とも思える冒険が。
「何かは判らないけど、でっかい事をする、その何か。」
 それを夢見ていた、何も知らなかったガンバの冒険が、始まる。


lunaさんの書いた原稿(予定)

じゅんさんの書いた原稿(未定)


同作者による一連の”ガンバ”シリーズ

グリックの冒険
71年児童文学者協会新人賞受賞作品
講談社文庫
さ 12 2
昭和53年発行
324p

ガンバとカワウソの冒険
岩波少年文庫2123
新書サイズ
570p









背景の画像は、 私が高校時代、某漫画系研究会に一枚だけ寄稿したものです。 なつかしくも掘り出しましたので、関連トピックとして示します。


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