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Reading SF memo

一億総一行批評化計画

あ、いえ。単に最近読了した本のメモ。
いや、長い文章書くと手間がかかるんで、とりあえず一、二行で。
SF副題は「たったひとつの冴えたやり方」だあ!(笑)

 ちゅうわけで、特に説明の必要はないですよね。
 つい最近に読了した、又は昔々に読了してた本の数行書評/メモです。
 長い文章に起こす気力が湧いたら、順次 総ハヤカワ化 へと移植予定。




虚船(うつろぶね) 大江戸攻防珍奇談 松浦秀昭
  Hideaki Matsuura
ソノラマ文庫 1998年発行
ISBN4-257-76847-9

何より一番元気とキップ。のヒロインが元気な話。 それはそれとして、江戸時代にもUFOは来ていた、 そして人をさらってみたり牛を殺してみたりしていたのでは、という御話。 当然、政府としてはUFO=虚船に対する手段として、 X−FILE=青奉行を設立、。。。


中性子星 らりい・にーヴん作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 「ノウン・スペース」シリーズの一冊。 よし。


星食い 坂田靖子
  さかた やすこ
一九九五年発行
一九八三年 朝日ソノラマよりコミックスとして発行
ISBN4-15-030523-4

 彼女の漫画を勧めてくれたのは、果たして誰だったろう。既に記憶があやふや。
 わかつきめぐみ にどこか似た所を持つ、不思議な漫画。 結構俺にはピンとくる所のあるお話でした。
 童話系? でしょうか。そして時に、大人の童話系。
 日常の中にふと開く異世界への扉。
 どこかやさしい、そんな風を持っている世界への扉。
 そんな話です。

 中でも「星食い」「星月夜」も好きですが、一番好きなのが 「W坂の幽霊」だ、なんて言ったら、誰か共感してくれるでしょうか。


 目次
星食い
星月夜
地下室のレディ
光の王国
W坂の幽霊
王様と道化
きつね夜話
多吾作ばなし


ファイナル・セーラー・クエスト
ひと夏の経験値
火浦 功
??? Melissa Scott
???年初版 ??? ISBN4-488-68701-???

Final Sailor Quest Kou Hiura ログアウト冒険文庫…… ISBN4-89366-337-2 lb-74-hi1-2 だって、だって、火浦さんの本なんだよ、 それに、それに、表紙と挿絵が竹本泉さんなんだあ〜〜 買うしか、買うしかないじゃないかあ、そんな目で見るなああああ! うぐ、えぐ、びええええええ
 あらすじ。


遥かなる賭け メリッサ・スコット
??? Melissa Scott
???年初版 ??? ISBN4-488-68701-???

 演題とその内容は、 とある銀河帝国で没落貴族の生き残りが「帝王」へと就任する物語、です。 鼻っぱしら強き二枚目の主人公が、 その才能をいかんなく発揮して玉座を戦い勝ち抜く物語。

 だが、実は、この本の味はそこにはない、と見ます。

 この物語中では「貴族」というのは、遠い昔に遺伝子に手を加えて 「超能力」を得た一族の事を言うのですが (いや、社会地位や生活的にも確かに貴族です)、 当然というか、力とひきかえとした歪みというのが、各一族にそれぞれある訳です。 不具とか、不妊とか、精神病とか。
そして、主人公の一族もまた、その十字架を背負ってる訳で。 そうして受けた血の性(さが)、の、もの哀しさをこそ、 語った物語と私は受け止める訳です。

 だから、実はこの大量のページの中で、本当に大事なのは、 まず筆頭に最後の数ページ(エピローグ)。
 そして、遠い過去に先祖が行なったという「賭け」の記憶。
 で、やっと最後に、現在の一族ただ一人の生き残りである彼の「生き様」 へと、つまりこの物語の大半のページを埋める所にようやくくる訳です。

 作者は、最初に冒頭だけの短い短篇としてこれを書き、友人に 「これは完結してないよ、続き書け」と言われて書いたとか。うんうん、 そんな感じなんです。
 つまり、魂のこもっている部分、とでも言うのが、 実は幹の部分ではないのです。(上述の様に、 なんとすると単なる余録のような部分に重点が、というか。)
 ……ですが、全ページ読まないと、 その一番美味しい部分に届かないのも又事実。
 という訳で、とりあえず、最初の1ページから読みましょうね、 我慢して(笑)

 脇役も大量に出てくるのですが、いまいち彼らは脇役のままです。
さも意味ありげに出てきて、なんの凝った処置もなしで放置、 とでも言いましょうか。
 ……複雑なる宮廷の内部事情、という、 そのシチュエーションの為だけの使い捨て人員か?  いやいや、主要な人物であっても、微に入り細に入り、というか、 丁寧に描写されている訳ではない気がする。作者に都合良く衝動的、というか。
そのへん、もう少し盛り上げて、及び、すっきりさしてくれてたら、 とも思いはします。


 あらすじ。
 って、既に上述だけで充分かな?(笑)  時は未来。人類は宇宙=沢山の恒星系に進出していた。やがて戦乱が起き、 収まった後には、幾つかの大きな勢力にそれは分断していた。
 「帝国」は、もとは銀河辺境惑星の集まりであった。惑星民と、 彼らの交易を海賊などから護る為の私兵、雇兵部隊。 やがて兵士は特権階級、民を護り治める階級として根付き、 帝国へと変わったのだ。支配階級、つまり、貴族は、その重責を全うする為、 自らの血筋に改変を加え「能力(タラント)」を付与した。必然的に、 それは身体障害、精神障害なども産んだが、それでも厳しい宇宙では、 厳しい世界情勢では、能力は必要だったのだ。
 そして物語は、ある女王の崩御から始まる。彼女が跡継ぎに指名したのは、 愛人だった辺境の若者だった。まさか! 血筋を持たない、ひいては「能力」 を持たない者は帝王にはなれないはずなのに?……ところが、 彼はその血を持っていたのだ。 かつて滅ぼされたといわれてた、ルノー家の最後の一人。 高度な予測能力(予知、ではない。現在の様々なデータを統合して、 一気に未来図を組み上げる能力だ)と、そして、 その代償=常に賭けへと自身を駆り立てる、 致命的ではないが確実に精神的欠陥であるその情緒、とを持った。
 彼の権力頂点への挑戦が始まった。


セレーネ・セイレーン とみなが 貴和
  1998年発行
講談社X文庫ホワイトハート ISBN4-06-255363-5

 第5回ホワイトハート大賞佳作受賞。

 ホワイトハート文庫と聞いただけで、判る人には判るでしょう。 私的には 「十二国記」 を知ってから、この文庫に偏見持ったらあかんよなと思ってはいるのですが。

 月面基地で、才気走った、一歩間違うと”マッド”がつく系の科学者 (コンピュータ技術者、ロボット整備屋、医学博士)が、 心も体も精密なロボットを、そう、我らがSF者の分類に従えば 「アンドロイド」を作る、という話です。そして、「それ」の産まれた時から、 「それ」の視点からによって物語は語られていく。

 ずばり。
「ヴァーチャル・ガール」 の「ヴァーチャル・ボーイ」判です。

 いや。実は……よりアリテイに申しますと、その、 「ヴァーチャル・ホ○」なんですね、これが。 う〜ん、やっぱしホワイトハート文庫であったか。
 まあ、ロボットは無性だし、 実際ハード的にもそう作ってあるらしいんですけどね。文章からも、 イラストからも、どっちやと言われると男性、の方でしょうしねえ、あれは。

 俺は、「もう一度ヴァーチャル・ガールを読んだ」 という感じでこの物語を楽しみました。やっぱ、 この系列の文庫でしか読めない艶っぽさ(笑)ってのがあるし。 そういう意味で、ヴァーチャル・ガールをしのいでますね。

 そして、「まさかロボットが」とでも言う様な後半のどんでん返し。 あちこちでは驚きの声が聞こえますが、 私にとってはそれ程意外でもなく、ありそうな結末と思えました。 理屈としては、お話として練るにはこのパターンしか残ってないよなあ、 的な納得の仕方を。 感情としては、ロボットの感情、というよりは、人間の感情、を、 お話を通じてずうっと追いかけてきた訳だし。
 そう、どんなに用語や表現がロボットぽくても、その本質において、 常にヒロイン(いや、ヒーローか?)は「人間」でした。 私の知るもう一種類のロボット、 どこまでも理屈の点で人間とは相入れぬ存在のタイプのロボット、 (言えば、アシモフ・タイプ)ではありませんでした。
 そのタイプのロボットが書けて、尚かつこの結末へと雪崩込んでたら、 俺はこの本を俺のベストに任じたかもしれません。

 お涙系、タンビ系としてお勧め。

発掘 Reference
  1. かつきよしひろ@ファンタジア領 さんの 書評


聖竜戦記1 −闇の予言−
《時の車輪2》
ロバート・ジョーダン
THE GREAT HUNT Robert Jordan
一九九八年発行 1991

 こんだけ短い内容でよくも長々と一冊つぶせるよなあ。 雰囲気だけが味の本だ。これだからファンタジーってのわあ。
 ……いやまあ、面白くはあるけどさ。


デイヴィッド王の宇宙船 ジェリイ・パーネル
KING DAVID'S SPACESHIP Jerry Pournelle
昭和五九年発行 1980

 俺的には及第点。ミリタリー系、異文化系。


青の騎士 ベルゼルガ物語 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 ソノラマ文庫。ええよお、男の世界。ボルト&ナット&オイル。
 「ボトムズ」ワールドっす。アームパンチっす。男ならパイルバンカーでしょ、 決まりね


イシャーの武器店 A・E・ヴァン・ヴォークト
THE WEAPON SHOPS OF ISHER A.E.Van Vogt
1966年初版 1951 ISBN4-488-60902-3

 なかなかですが、いささかまとまりにかけますね、登場人物達が散文的というか。 この手の「アイデアばらまき」タイプって、 最近読んだ中ではソウヤーに、近い、かな?


ビーストチャイルド ディーン・R・クーンツ
BEASTCHILD Dean R. Koontz
1984年初版 1970
創元推理文庫SF ISBN4-488-68401-7

 並。定型から外れてない、ぐらいが評価。


地球人のお荷物
《ホーカ・シリーズ》
ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
EARTHMAN'S BURDEN Poul Anderson Gordon R. Dickson
一九七二年発行 1957 ISBN4-15-010068-3
カバー・あまの よしたか

 あっはっは。あっはっはっは。あっはっはっはっはっはっは。
 そんだけ。(笑)
 目次。
ガルチ渓谷の対決 The Sheriff of Canyon Gulch(Heroes Are Made)
ドン・ジョーンズ Don Jones
進め、宇宙パトロール! In Hoka Signo Vinces
バスカヴィル家の宇宙犬 The Adventure of the Misplaced Hound
ヨー・ホー・ホーカ! Yo Ho Hoka!
諸君、突撃だ! The Tiddlywink Warriors


くたばれスネイクス!
《ホーカ・シリーズ》
ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
HOKA! Poul Anderson and Gordon R. Dickson
昭和六十二年発行 1983
ISBN4-15-010721-1
カバー・あまの よしたか

 一巻の方がよかったかな? でも面白い。定番。
 目次。
プロローグ
くたばれスネイクス! Joy in Mudville
スパイを捕まえろ Undiplomatic Immunity
ホーカミの群れ Full Pack(Hokas Wild)
ナポレオン事件 The Napoleon Crime


がんばれチャーリー!
《ホーカ・シリーズ》
ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
STAR PRINCE CHARLIE Poul Anderson and Gordon R. Dickson
一九八八年発行 1975
ISBN4-15-010791-2
カバー・あまの よしたか

 ホーカは脇役だが、結局ノリは同じ。安心して読んで良し!(笑)
 このノリはねえ、あれだよ、 ハロルド・シェイシリーズとかでも味わったやつだよ。
 目次。
プロローグ
1 無垢なる旅路 The Innocent Voyage
2 異星の客 Stranger in a Strange Land
3 宿屋での一夜 A Night at an Inn
4 誘拐されて Kidnapped
5 赤毛連盟 The Redheaded League
6 経験の歌:虎 Songs of Experience: The Tiger
7 人と超人 Man and Superman
8 三人の兵士 Soldiers Three
9 夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream
10 風と砂と星と Wind, Sand, and Stars
11 社会契約 The Social Contract
12 原住民の帰還 The Return of the Natives
13 華氏四五一度 Fahrenheit 451
14 総員配置につけ Beat to Quarters
15 王子 The Prince
16 奥深き領域 The Deep Range
17 地球人のお荷物 Earthman's Burden


デルフィニア戦記16 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 副題は「立ち上がった犬」なり。
 ううむ、あの方があんなにボケだったとは。相変わらずの「会話」をタンノウ。
 次巻で完結、かあ。


デルフィニア戦記17上 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 これはね、あれだね。いつも通りだよ。おっけー。
 リィ、残りそうな予感がするなあ。
 これで完結は完結でも上下巻に別れてやんの、うぷぷ


ヴァレンタイン卿の城(上・下) ロバート・シルヴァーバーグ
Title??? Author???
19??年初版 19??

 ふつー。
 それしか言い様がないよ。俺的には。時間潰しには楽しめるけど、 熱狂もしないなあ。
 結構ファンタジーより、かな。小道具的にも、テーマ的にも、筋立て的にも。


竜の戦士
《パーンの竜騎士 1》
アン・マキャフリイ
DRAGONFLIGHT Anne McCaffrey
一九八二年発行 1968 ISBN4-15-010483-2

 女のうらみは恐いぞな話(笑)。導入がちょと不明確か?  ファンタジーの皮をかぶったSF。 って、どこがSFなのかは外伝とか読まないとほとんど判らなかったり(笑)


竜の探索
《パーンの竜騎士 2》
アン・マキャフリイ
DRAGONQUEST Anne McCaffrey
一九八二年発行 1971 ISBN4-15-010486-7

 「1」でのりにのった油を見事に燃焼しきったの感のある続巻。 まあ、ちと冗長のケもあるかな


白い竜
《パーンの竜騎士 3》
アン・マキャフリイ
THE WHITE DRAGON Anne McCaffrey
一九八二年発行 1978 ISBN4-15-010496-4

 ここからはシリーズの外伝に位置しはじめるんじゃないかな。 その世界の「日常」を緻密に描き出したは評価か。 ところで。分厚いんだなこれが。


惑星カレスの魔女 ジェイムズ・シュミッツ
THE WITCHES OF KARRES James H. Schmitz
昭和六十二年発行 1966
新潮文庫 シ-15-1 ISBN4-10-223901-4

 はじめて読んだシュミッツ。なかなかいける、おもろい。表紙の絵(宮崎さん) にだまされてる所もあるかもしれないけどさ


テルジーの冒険 ジェイムズ・H・シュミッツ
The Universe Against Her James H. Schmitz
昭和六十三年発行 1964
新潮文庫 シ-15-2 ISBN4-10-223902-2

 二冊めのシュミッツ。期待してた割には、あんまり。 これはシリーズものだそうなので、続巻をみたい所だな


悪鬼の種族 ジェイムズ・H・シュミッツ
THE DEMON BREED James H. Schmitz
昭和五十五年発行 1968

 三冊めのシュミッツ。どうでもいい本。続きがあれば化けたかも


ザップ・ガン フィリップ・K・ディック
The Zap Gan Philip K. Dick
1989年初版 1965
創元推理文庫 SF-696-2 ISBN4-488-69602-3

 やっぱりディックはいかれてる。 「兵器ファッション・デザイナー」という職業にぶっとび、 さらにそれが「霊感」に頼る仕事なんてところでびっくり。 面白いかと問われると、ひたすら狂ってるとしか答えれなかったりして


タウ・ゼロ 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 スケールでかし。キャラの魅力で読む話ではなし。


誰も知らない小さな国 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 これを読んでないやつは日本人じゃない。読め。児童文学。


伝説の船 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 マキャフリの「歌う船」シリーズの続巻。及第点。


夏への扉 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 なんというか、おおらかなりしキャラのポリシー、 どんでん返しなり時間トリック。面白い。


ジョナサンと宇宙クジラ 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 切ない系。締めつけられる系。表紙は少女漫画ちっくだ。許可


エイリアン・チャイルド 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 表紙が少女漫画ちっく。いや、どちらかというと男性読者ターゲットか?  話自身はぼのぼのだが、出産を否定するあたりが行き過ぎというか、 男の俺には納得いかねえぞ


ワイルドカード2 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 「1」の時はあっけらかんとしたヒーローものだった。 「2」は悲哀溢れる、というか、 現実とのギャップをうがちつつ暮らすヒーローものに。 全体を流れる「ジューブ」シリーズが、 ただのシェアードワールドでない背骨を与えてくれてて俺は好き。 しかしなあ、そういう仕掛けで来るとはなあ。うまいわ、思いつかんかった。


星虫 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 これを読んでいないやつは非国民だ。読め! お勧め!


イーシャの舟 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 「星虫」と同じ作者の話。読んで驚け、実は……


愛に時間を ロバート・A・ハインライン???
Title??? Robert A. Heinlein???
19??年初版 19??

 ハインラインファンなら外すな。ラザルス・ロングの人生がここに。 超長編の体裁をとった長編集(笑)
 これで終ると思ってたのに、この後に 「ウロボロス・サークル」やら 「落日の彼方に向けて」が出るんだもんなあ。


栄光の星のもとに ロバート・A・ハインライン
BETWEEN PLANETS Robert A. Heinlein
1994年初版 1951
ISBN4-488-61813-8

 んー。ハインライン、不調か? 話のメイン主張点が揺らぐ。 ハインラインランキングをしたらかなり下位に入る。


ルナ・ゲートの彼方 ロバート・A・ハインライン
TUNNEL IN THE SKY Robert A. Heinlein
1989年初版 1955
ISBN4-488-61809-X

 ぐっど。


宇宙に旅立つ時 ロバート・A・ハインライン
TIME FOR THE STARS Robert A. Heinlein
1985年初版 1956
ISBN4-488-61806-5

 はて? どんな話だったっけ?(爆)


異星の客 ロバート・A・ハインライン
stranger in the strange land Robert A. Heinlein
1969年初版 1961
創元推理文庫七七九 創元SF文庫618−3 ISBN背中になし

 1961年度ヒューゴー長編賞受賞 。
 このあたりから、「ハインライン節」が露骨、かつ、確固としたものに。


ガンバとカワウソの冒険 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 俺としてはこの作者は 「冒険者たち」の方をおしてる。 その次が 「グリックの冒険」 で、この話は最後。作者、息切れしたのかなあ。でも、カモメのキャラは好き。 あそこに一番作者の思いが出てる気がする。児童文学。


未来の二つの顔 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 5段評価なら4。セールスポイント:機械の未来、スペースコロニー。
 いい。すごくいい。自己進化能力を持った、 それでいて無邪気で馬鹿なコンピュータ。
 それは、人と豊かな未来を築くのか、人間を敵とみなすのか、 何をなしうるのか。

 で、コロニーまるごと使って実験しちゃうんだもんなあ。
 醍醐味は、スパルタクスとの知恵くらべと、 ヘクター君のとんちんかんでしょう。 今まさにねじ切れんとしてるコロニー! とか。 新聞屋さんもわざと馬鹿を演じてたなんて悪人だよな。キムに同情しちゃうぞ。 いや、助手の二人組も捨てがたいな。それにしてもあの鈍な教授……
 あ、キムって、漫画だけのキャラだっけ?
 とにかく、いいですよ。星野之宣さんのマンガも読むべし。
 これって、結構デフォルトと思う。


ヒュウガ・ウイルス 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 「5分後の世界」というのの2巻だそうな。 どうでもいい。何が面白いのやら。っていったら、 スピーディさが魅力と書いた他人の書評を見つけた。 ふうん、そんな褒め方もあるのね。

 ホット・ゾーン焼き直し盤、架空戦記風味。
 同作者「5分後の世界」の続編、だそうで。
 だいたいにおいて(パラパラとしか見てないので断言できないが)、 そもそも私はこの人の書く文調との相性が悪い。会話、というか、 発声を地の文の中にさくさくと繰り込むあたりで拒絶反応が出る。 おまけにその文章にしまり(というか熱)がなく、 「。」をつけずにやたらに引き延ばしたかと思うと、 逆に唐突に文章が締めくくられたりもしている。簡潔な文体、 というには前者が邪魔するし、雰囲気ある文体、というには後者が邪魔をする、 どっちつかずの文体。これは、なんだか、 文章ではなくメモを読まされている気になり、落ち着かない。
 更に言うと、ずうっとメモな為、 どこに力点を置いて読んだらいいのかが判らなくなるのだ。というか、 作者の主張が何処にあるのか、という事ですね、テーマ性というか。 ……そもそも、それがあるのか? という問いもまあある訳ですが。
 という事で、己の読解力不足を棚にあげて総括しますと、 なんだかよく判らない本、という事です。

 あらすじ。
 舞台設定は、第二次大戦から歴史のずれたパラレルワールド。
 日本は徹底抗戦を決定、本土決戦を潜り抜けた上で敗戦するが、 それでも終らず、一部の軍と民間は地下に潜り (文字通り、トンネルを掘って国を作った)、 アメリカやソ連に分割当地されてしまった日本列島でゲリラ戦を続けた。
 彼らは日本帝国を名乗り、 その軍はUG(アンダーグラウンド)軍と呼ばれて畏怖される、 非常に強力な半傭兵部隊へと成長し、国際的な取引を果たし、 着々と力をつけていく。
 そんな世界、そんな日本のある町で、ある日、謎の伝染病が発生した……


ホット・ゾーン 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 ノンフィクション、である所のかったるさみたいな所は残っている。 だが、これが現実だった、 という重みと捕らえればそれは気にならないかもしれない。 可能性、というのだろうか。手に汗を握る事は握る。
 「物語」として、読後残るものがあるかと問われると又別だが。


未知の地平線 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 地下組織のありよう、つうか、意義に思う所あり。話は及第点


兎の目 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 ば、馬鹿やろう! これを読んでないなんて言わせん! すぐに本屋にいけ、 読め! そんな所で書評を眺めてなんぞいるな、阿呆! いけ、いけってば!
 余談:某先生が、あまりに親父に似て見える。

 あ。
 なんか、本(の定義を、SFじゃないのから漫画にまで拡張したとしても) じゃないのまで混入してきた。
 ……ま、いっか




CIPHER 作者???
CIPHER Author???
19??年初版 19??

 少女漫画。この作者好き。この話は、前半は面白い、後半はお洒落、 という所か


宇宙課課村 エヴァ・レディ 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 及第点。宇宙を目指すSF漫画。でも、ちょい煮えきってない所あるよな


NEO CYBER CITY PSY・S
NEO CYBER CITY PSY.S
19??年初版 19??

 いい。PSY・Sは、いい。
 特にこのアルバムは、緊急非常時の私のドーピング剤である。


シゲキックスCケア 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??

 変な食感のおかし。うまいかって? 変。







タイトル??? 作者???
Title??? Author???
19??年初版 19??


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