第13話:絶対絶命! さらば愛しきJrたち
「俺にかまわず早く行け!」
ジェイナスに例の石板の乗っている事はほぼ確実だ。
それが敵に軍事利用されたら、戦況さえ逆転しかねない。そうなれば、
幾万の命と血が流れる、例え自分の子供と共にでも、ジェイナスを沈めねば……
艦長ルルドの決心は固かった。決心も新たに足並みを揃え、
再び特務艦は総攻撃に入る。
避難民の偽装脱出などをしてみたりして時間を稼ごうとするジェイナス一行だが、
全ては空振りに終った。
いよいよ終りも近付いた時、シャロンが外へと飛び出す。双子二人を連れて。
「絶対に、両親の元へ返してやるって約束したんだ……赤ん坊に、
敵も味方もあるもんかい。」
そしてルルド達は知る。13人の「避難民」の正体を。その「動機」を。
特務艦は去った。「石板は見つからなかった」との報告のみを発して。
ジェイナスをそのままに残して。
いやあ、泣きの入る台詞のオンパレードでした。
今回って、最終回なの? え、違うの?
って思わせるくらい。
俺、次回から打ちきりでも(不吉(笑))納得しちゃうよ、ほんと。
軍人だから、という理由だけでなく、未来に流れる100万の血を防ぐ為にこそ、
今10の血を流さねばならないのだ……例え我子を含むとしても!
という理屈の上で総攻撃を繰り返すルルド艦長。
攻撃を受けてふっとばさたネオファム内で「俺に構わず」と口走るバーツ。
答えて見捨てないと言うロディに、「死んだらヒーローじゃないよ」
とトランファムからマキの声。(笑)
シャロンとルルドの双子引き渡し会話も、もう涙でしたよお。
「打つなら俺が双子を渡してからに、俺だけにしてくれよな!」
「何故だ!? 何故敵の子供にそこまでするぅ!」
てなもんで。くくっぅ。
更に、別れた双子を思い、一人涙するシャロン……
よし、うむうむ。よし(笑)
まあ、気になると言えば、感情にノメリこみ過ぎた感じの構成がそもそも
ちょっと鼻につきすぎ、とは言える回かもしれません。全てを涙で流して、
思考停止を巻き起こすような。だって、結論として、
何も根本的解決には至ってないんですよねえ。
人道主義的お目こぼし話になってるだけ。あと一捻り、それから、
すっきりした論理体系、欲しいよなあ。
以降の話については
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