焼き物の出来るまで
御近所(って程近くもないが)の古本屋に懐かしい友人と出かけました。
ふと見ると、なんとそこで陶芸教室があると言います。
正直、いつかはやってみたいと思ってたんですよね。
という訳で。
ええっと。データ詳細。
新大阪駅前の、マンションの一室で行なっています。
ぽったりーはうす 陶芸教室
注:(天牛書店二階ギャラリー)は一時閉鎖。
生徒さんが少なくてやってけないそうです。あそこで受講したいという人が
10人単位で詰めかけたら、再開とか。
(TEL : 06-396-7474)
こうして勝手に宣伝しても、怒られはせんよな。(びくびく)
今までの収穫
- 4色皿
(作成中)
- 徳利
(作成中)
- ビアカップ
(完成!)
- ガラス敷灰皿
(完成!)
- ビアカップ転じてペン立て
(完成!)
- ペン立て
(完成!)
- おちょこ合計6個
(完成!>里子へ)
- マグカップ
(完成!>里子へ)
- 灰皿
(完成!)
- 印花(完成!)
- ビールジョッキ(完成!>里子へ)
- ティーポット(完成!)
- ティーポット中皿(未製作)
- 徳利とおちょこ
(完成!)
- ランプ1(完成!)
- ランプ2(追加部品作成予定)
- ランプ3(抹消)
- カップ1
(完成!)
- カップ2
(完成!)
- 皿
(完成!)
俺のこの手が光ってうなる! ろくろを回せと轟き叫ぶ!
て訳で、現在製作中は徳利。前回をふまえ、とにかく軽く。
次は何にしようかなあ。
ビアカップ、お前もか。
またもや底にヒビが。
やっぱり、二種類の土を渦巻状に巻くと、収縮率が違うのであかんらしい。
……つまり、なんらかの「つなぎ」を工夫すればいいのだな?(ニヤリ)
そして、三度目の失敗への挑戦がはじまる……
友人どもに焼いてると自慢すると、品を分けてくれと言われる。
「友人ども」であるからには複数だ。面倒臭いので、小さくて(つまり安い)
すぐできるおちょこを大量に作る。
しかもてきとー。
んー。らくちん。
またもビールジョッキ。バリバリ削るぜえ。
前回を踏まえ、大きくした。渦巻模様はとても綺麗。
だが、先生の勘違いで、
ちょと口を塗るだけのはずのユウヤクが全面べっとり、
模様は薄くしか見えなくなる。しかも致命的な事に、底にヒビが!(笑)
急きょペン立てという事にする。
しかし、くやしい。もういっぺん作り直そう。
ビールジョッキ、焼いたらとても小さくなっちゃった。
しかも削りが少ないせいで重い。
だが! 泡立ちはサイコーだぜい! くぅ〜、うめえ!
でも、こいつは里子に出しました。
ティーポットの中皿失敗。そのうちに作り直そう。
いまだ赤白混ぜ土を使った、まだら作品を目標としている。
まず、徳利とおちょこ。薬をどう選択しようかなっと。
厚いのかけたら地のまだらが消えるしなあ。
というので薄いのをかけた。う、徳利重い。失敗だったな。
それとは別に、早急にランプを作成する必要が生じた。作品展の為だ。
やはりまだらで挑戦。
できた品はひとつは不完全だった。ひとつは、まあ、
使えるかと言われれば使えるが……
まだらカップも作ったんだけど。継目が気に食わない。えい、
こーいう作り方でどうだ! 失敗!
じゃあ、こういう作り方ならどうだ! 失敗! ……
ま、妥協って事で。
焼き物の基本。
- 焼き物は指の爪先と手の平の付け根で作る
指の爪先:人指し指、親指の、平の爪が生えてるあたり。ここだと面積あたり
の力が強くなり、ぴったりと粘土をひっつけれるから。やり方間違わんかったら、
空気は入らん。らしい。
手の平の付け根:手首ともいうかも知れない。親指の骨の根もと。
粘土を板状に伸ばしたりする時はここで叩く。パワーがかかる。
- 右手で操作、左手でかいぞえ
いやまあ、ギッチョなら逆だけど。ろくろなんかも左手で回し、
その隙に右手で粘土をいじる。
- 紐積みは上から見て反時計回りに
するのが常らしい。逆にしてた(汗)。
- 紐積みの始まり、板に積む時は、板上予定路の上に水を塗る
まあ、最初だけは接着が完全な様にと。あとあといじり難いポイントですし。
- 紐積みの始まり、底近辺は厚く盛る
理由1)後で削って高台を出すから。
理由2)上を高く積むなら、重さに負けてへたらない様に。
- 紐積みの始まりは、横向きに擦り潰し
紐 積みの、紐の先端は擦り付ける様にして潰して、自然に下と融合させる訳
ですが、その時下向きに力を入れてはいけない、形が歪む。形はともかく、
厚さまで歪む。だから、すうっと横方向に擦りつけるのがよろしいとか。
- 紐積みの内側は擦り降ろす、外側は擦り上げる
内外逆でもいいですけどね。用は、一定して行なう事。厚みが均一になるし、
接着は硬くなるし、良い事づくめ。
この時、指の爪先をうまく使うのね。継目を消す感じで、脇から粘土を寄せて、
擦り潰して、繋げていく。
- 高台は綺麗に高く
高台がぴしっと決まってると、上がぐにゃぐにゃでも格好がつくそうです。
気合い入れましょう。
高台がよく見える様に大きく高くあると、綺麗に見えるそうです。
気合い入れましょう。
でも削り過ぎると底抜けるので、叩いて音聞いたり押して圧力計ってみたりで、
厚みに気をつけて。
- 高台削りはとっとしとく
中心がずれちゃうんですよね。だから先に仕上げとく。
側面を削るのは後でも出来る。
- 花印押すなら湿らせてから、回しながら
自分が作ったマーク「花印」を押すなら、半乾燥させた作品の押すポイントに
水を塗って暫く待ち、柔らかくなった所で、ぐりぐりと回しながら押す。
出来れば、作品の内側に指を入れて、押し過ぎでその近辺がへこんだり曲がったり
しない様に介沿えする。
- 道具の持ち方は、鉛筆型でなく竹刀型
ハンドル握る形で握った方が安定して力入る、らしい。
- 粘土は締めると割れない
板にしたら、その上をプラ板などで「押えながら掃く」。これを「締める」
という。「ひきしめる」と言えば雰囲気が伝わるか。
作品などにおいても、最後に表面を強く「押しなでる」作業を行なう。
特に削りだしをした時などには、これをしておくとよい。表面を滑らかにし、
強度をあげ、ヒビ割れなどを防ぐ。
毎回のレポート
という訳で、初回は粘土選びに始まり、基本中の基本紐積みに終るのであった。
- 何を作る
とりあえずマグカップを作るぞ、と。
- 土を選ぶ
白土:は正しく白く焼き上がる。あまり濃淡も出ず、のっぺりとした景色。
ゆう薬は鮮やかにのる。綺麗な色を乗せたいのなら白土。
赤土:は赤く焼き上がり、それなりに濃淡が出る。上からゆう薬をかけると、
なんというか、渋い色になる。焼き物っぽいカラーを楽しむなら赤土。
我輩は白を選ぶ。綺麗な緑色のカップが欲しいのだ。でかくて、いつまでも
中身の暖かい様な。
- 土は乾燥させない
使ってない土は、常に密閉したビニール袋へ。丁度練りやすい水分度ってのが
あり、水はすぐに乾燥してしまうから、という事。
試してみました。クーラーなんて効いてたから、もう、すぐガビガビ。
- ろくろにのせる
一握り出す。手首で叩きながら板状に伸ばす。……あかん、書くのだるくなって
きた。以後はまた今度ね。……ていいながら全然更新してないなあ。
ごめん。説明するの面倒臭いねん。なんか反響があったら書くから、
メールしてね。
値段など
10回で3万円、粘土代は別途。
粘土は白、赤、緑、黒の4種類、1kg1800円。
1kgというのは、コップなら3〜5個作れるくらいか。(私見)
テーブル、作業場になる板、めん棒、手回しろくろは教室で準備。
幾種類かのヘラ、切り糸、なめし皮などの基本的な道具は初回で販売。
その他の細かな道具(特に精密なヘラ、他)は教室から貸し出し。
ユウヤクの種類は多数、その時だけのお試し入荷などあり、変動多し。
どのユウヤクをどうかけるのかは指定可能、
毎月月末の週にくれば、自分でかける事も可能。
だが、それ以外は講師が勝手にかける。
日曜、祝日を覗き、毎日午前(10:00 - 12:00)と午後(14:00-16:00)
の部あり。時間延長は結構融通が聞く。
日曜、祝日も連絡があれば午前のみ開いたりする事もあるとか。
いつ出ても、幾ら出ても自由だが、事前に電話予約(通告?)必要。
普通、ぶきっちょでも、一回出れば湯のみぐらいなら作る事可能(私見)。
体験入学あり。3週間後に体験で作成した作品受渡し。
毎回の進行状況
(回数怪しくなってきています(笑))
- 白:マグカップ(胴体)
- マグカップ(削り、取っ手)
白:灰皿1、印花
- 赤:ビールジョッキ1
- ビールジョッキ1(削り)
白:ティーポット(胴体)
- ティーポット(蓋、取っ手、注ぎ口)
ティーポット(胴体 削り)
- ティーポット(茶漉し)
混:徳利
- ティーポット(茶漉し 穴開け)
混:徳利1
- 徳利1(削り 高台)
混:おちょこ1
- おちょこ1(削り)
混:おちょこ2、おちょこ3
- おちょこ2、おちょこ3(削り)
混:ランプ1(頭部)
- ランプ1(足部、他)
混:ランプ2
- 白:ランプ3(失敗茶漉しの再利用)
混:カップ1
- 混:カップ2
- カップ2(取っ手、底)
- 混:皿
- 混:多用途カップ
- 混:七味こしょう入れ
- 混:ビールジョッキ2
- 混:おちょこ4、5、6
- 混:ペン立て
- 混:灰皿2
- 混:ビールジョッキ3
- 混:徳利2
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