この日は福岡愛宕神社で火祭だとかで、リンク先の
室さんと見に行った。が、室さんは待ち合わせ場所=天神ソラリアビジョン前になかなか現れない。西鉄福岡北出口のソラリアビジョン付近で待っていると携帯が鳴った。
「はい、屈です。」
「もしもし、室です。今ソラリアビジョン前にいます。」
・・・それらしい影は見当たらない。おかしい。とりあえず特徴と現在地から見える地形地物を聞き、位置を標定する事に努める。確かに駅のこちら側のはずなのだが・・・。また携帯が鳴る。
「ハイ、屈です。」
「もしもし、室です。今、天神三越のソラリアビジョン前です。」
え?天神三越と言うと、西鉄福岡駅南出口の方・・・。そっちにもビジョンがあったのか?慌ててそちらに向かうと、室さんらしい人物を確認。まさか「ソラリアビジョン」が2ヶ所あったとは・・・。とりあえず勘違いを詫びて、地下鉄天神駅に移動。そこから地下鉄で愛宕神社に向かう。物静かな室さんと、断続的に会話をしながら愛宕神社の「女坂」を登った。最近の社会情勢に疎い情報難民の私としては、話せるような事は我が社の内幕(笑)くらい。まあ我が社の話は、「自分にとっての日常」を話すだけでかなりのウケが取れるのが救いだが・・・。
「火祭」は大体午前中で終わってしまったらしく、我々が到着した頃にはお祭りで使った焚き火にゴミをくべているところだった。しかも密教系のお祭りだったらしく、巫女さんの人数・場所にあまり変化はない。まあ武装走の成功でもお祈りしておくか。屋台も出ていないし、内輪のお祭りだったようだ。「御潮井取り」ならもっと盛況だったのだろうが・・・。
その後室さんと天神まで戻り、昼食。しかしここで「ワイン飲み放題」という店を見つけたのが(少なくとも室さんにとっての)運の尽きだった。昼間っからついがぶがぶといってしまい、そのおかげで口が滑らかになったのはまあ良いとして、大人しい室さんを前にとうとうと話し続けて思いっきり引かせてしまった。店員さんの目も、背を向けていたので気づかなかったがかなりグサグサと突き刺さっていた事だろう。その上その店を出てから、
「呑み足りないな」
と既に人間である事を放棄したような発言と共に、駅前の呑み屋で焼き鳥で一杯。ここから先は記憶が怪しいので詳述できないが、やや覚えているのは久留米へ帰る西鉄の車内で、ふらふらの自分を見るに見かねたらしい年配の方に席を譲ってもらった事と、隊舎に帰ってきた時まだ日が沈んでいなかった事。室さんをはじめ周囲の皆様に多大なご迷惑をおかけした事は弁解しようもございません。どうもすいませんでした。