  |
 |
| またもや予想に違わず、定刻どおりに列車は仙台駅に滑り込んだ。「早くしてくれ！」と言わんばかりに下りる方を見つめる乗客の一群に急かされ、「東京行きでございます！」などとホームに轟く駅のアナウンスを少々煩いと思いながら聞き、単純な発車ベルが好ましくないのか、何やら携帯電話の着信音のような妙な音楽が鳴り響く中、気忙しい感じでホームに立つと、列車は轟音を立てて去っていった… 今度は確りと抱えて来た荷物を駅のコインロッカーに預け、ふらりと駅を出ると、仙台の街に夕闇が迫っていた… |
|
|
| またもや予想に違わず、定刻どおりに列車は仙台駅に滑り込んだ。「早くしてくれ！」と言わんばかりに下りる方を見つめる乗客の一群に急かされ、「東京行きでございます！」などとホームに轟く駅のアナウンスを少々煩いと思いながら聞き、単純な発車ベルが好ましくないのか、何やら携帯電話の着信音のような妙な音楽が鳴り響く中、気忙しい感じでホームに立つと、列車は轟音を立てて去っていった… 今度は確りと抱えて来た荷物を駅のコインロッカーに預け、ふらりと駅を出ると、仙台の街に夕闇が迫っていた… |
 この後のハッキリ決まった予定は、夜行列車で発つというだけだ…夕暮れの仙台を、遅い時間まで歩くことになる…大きな街へ出た場合、時間が出来るとCDショップを冷やかしに行くことが多い。時には「これは良い！」というものを見つけて散財してしまう…仙台でもその行動様式は踏襲されたが、写真の看板で立ち止まった…映画館である！ 実は私が住む稚内には映画館と名の付くものが無い…というようなこともあり、面白そうな“絶賛公開中”を見かけると、観に行くという誘惑をなかなか撥ね退けられない… この『陰陽師』、なかなか愉しい映画だった。 |
| PREVIOUS NEXT |