要はアンモニアを酸化して二酸化窒素を作り、水に溶かして硝酸を得る方法。
簡単にまとめてしまえば、
という事だが、実際には多段階反応に分けられている。
アンモニアを空気と混合して、白金触媒で600〜800℃で酸化します。すると一酸化窒素が得られます。二酸化窒素ではなく一酸化窒素になるのは、平衡移動 の関係で、高温では二酸化窒素よりも、一酸化窒素の方が安定だからです。
一酸化窒素から二酸化窒素を得る反応です。この反応は常温では容易に起きる反応ですから、第一段階で得られた一酸化窒素を140℃以下に冷却する事で、反応させます。
そうして得られた二酸化窒素を温水に溶かしますと、硝酸が得られます。
温水でなく冷水に溶かすと、違う反応をするので注意してね。(詳しくはここ参照)