今日も雨。ここには何もないのに。 何処へ行くの?意識は消えてしまう。 この私、は何処にも残らない。意識してる私は消えてしまう。 死んで心が残ったとしてもそれは私じゃないもの。 何か分からない別のもの。ただの心。 うまれる前は何もなかったのに、私なんて何処にもなかったのに、 なんで今死ぬのが怖いんだろう。 怖いもなにもなくなるのに。怖くなんてないのに。 何もない。何もないって想像できない。 美しい宇宙に溶けこんで、でももう私、じゃないもの、 それを感動する気持ちもおきない。 ただあるだけ、そこにあるだけ。 誰だって、宇宙だって最初はなにもなかったのに心はどこから沸いてきたの? 永遠の幻かもね。本当のこの世界の姿は誰も知らない。 ただこう見えるだけ。私の目に映るものだけで作られた想像の世界。 頭の中の世界で生きている。 いろんな考え、いろんな答え、全て真実の気もするけど。 ないものはきっと想像すらできない筈。 考え付く限り、それは怖いよ。怖がってるのは誰なの?私の頭?

産まれてきたら後は死ぬだけ。長い道のりだった。 私ができるのに何億年も何十億年もかかった。 全て決まっていたこと。空気がそうだって。 何を選んでもやっぱり決まってた。こうやって考えることも知ってた。 私は私が信じられない。 本当はなにを考えてるのかも何を恐れてるのかも分からない。 今は分かりたくもない。 信じられないの。 嫌なものは見ないようにって、新しい世界作り出してまで。 切羽詰った死の恐怖から逃れるために宗教を信じるなんて醜いよ。 何も信じない。もう何も話さない

頭をからっぽに、心でなにか感じてみる。 何も考えずに湧き上がるものに身を任せる。 できるだけ意識を遠ざけて、 気がつくと私は夜だった

ただ生きてるだけ。私の意思とは関係なく動く心臓。 止まって欲しいって願ったって、どうにもならない。 行きようとも何も思ってないのに生きてるよ。何が生かしてるの? 私はただの付属品。薄っぺらい表面一枚でしかない。 後は知らない。違うもの。

橋の下。泣いてた私をおんぶしてくれて家に帰った。 いつも迎えに来てくれた。 家が怖かったよ。いつも。何故か分からないけど、暗い雲がかかってた。 暗かった。狐がいたの。白狐に怯えてた。 いつも襖の隙間から覗いてる。不気味なもの。私が死ぬのを待ち構えてるの。

このまま何処へいくんだろうね。 終わりに近づいてくよ。救われない私は子供の頃から悪魔にとりつかれていた。 誰の手も届かない。いらない。

陽のさすマンション、パンを焼く台所、となりは兄貴達の部屋。 その隣はクリスチャン。歩いて数分、海に出るね。 何度も歩いた。日が落ちる。 ここは普通なの。燃え盛る太陽も宇宙も光もここへは入れない。絶対に。 私のたったひとつの居場所。 ささやかな夢。もう何もかも終わってしまうんだね。 のんびり世界を眺めてる。大きなことなんて望んでない。 どうでもいいよ。 必死で守ってきたのに。

死にたい、なんて人みると殺したくなる。 怖くてそんなこととても言えない。 私はもう何も話さない。じっとして黙っていよう。誰にも気付かれないように。

何も思わない。怖い人がついてくる。 何も考えられなくなりそう。どうかそうさせてね

こんなこと考えちゃいけない。分かってはいる、 こんなこと考えられるのもそもそも私がいるから。 不安に押しつぶされそうになったり、苦しんだり、でも私がいなきゃ何もなかった。 だから考えても仕方のないこと。考えちゃいけないこと。 でも、どうしても。最初からいないほうが良かったよ。 どうせ消えてなくなるなら。 こんなこと考えられるのも私がいるから。矛盾してるのは分かっているけど。 許されない考え。だけどきっと全てお見通しでしょ。 宇宙を漂う原子でありたかった。ずっと。何の意思もなく。 勇気のない私はじっとしてることしかできない。 よく分からない。 私なんて何処にもいない。

生まれつき目の見えない人はどんな世界を見てるんだろう。 光はあるんだろうか。イメージだけ? 何もない。怖い. 違う世界。今、この世界を見てるのは私たった一人。 今まで生きてきた、記憶、経験、この目を通して頭に映るもの。 たったひとつしかない私の世界。感じ方。 当たり前すぎて何も思えない。だけどそれに意味はあるの? どうか答えてね。何が知りたがってるんだろう。きっと知ってる筈なのに。 知らない私は何者なんだろう。

何も考えられなくてもいい。きっと、ただ美しいものを見て感動できる心があれば。 なんだか分からなくても感情があればいいんだね。 私にはないもの。いつのまにかなくなってしまったもの。

りんごが食べたい。 真っ赤でずっしりしたりんご。

感情が消えても不吉感はきえない。 暗い、暗い世界。 しらじらしくて、作り物みたい。 感情のありかたひとつで見える世界も違うんだろうけど、自分じゃどうにもできない。 どんなに素晴らしい世界だって言い聞かそうと思っても感情が伴わない。 感情が湧き上がってもそれはそれで怖いよ。 いてもたってもいられない。 自分が戻ってくる感覚はたまらなく怖い。 それを過ぎれば世界は変わるけど。 優しくなる。意識は鮮明に。何かの意識が側に来て宇宙と溶け合う。 最近はあまり来ない。 見捨てられてしまったんだろうか。 感情が戻ってくることがあまりない。あっても中途半端でピークがこない。 ピークを過ぎなきゃあの感覚がこないのに。 あまり考えられないから。 考えちゃいけないんだって。 心を守ってくれてるの?壊してしまって構わないのに。何も意識できないほうが楽なのに。

りんごを買ってきた。真っ赤なりんごはなかった。 ちょっと白がかったまだらなりんご。 今部屋にある。 多分東北の方から運ばれてきたのかな。 あんたの故郷はどんなところ? こんなこと考えると食べれなくなっちゃう。 だけどしばらく眺めていよう。 嵐の前の静けさ、っていうの?きれいだね。この世界をそのまま見てる。 何の囁きにも耳を貸さない。今は夕暮れ。 いつのまにか日は延びたね。 もう夏なんて不思議な気がする。穏やかだね。 暮れていく太陽が一番好き。後にくるのは暗闇だけど。 不思議な気がする。心の中にいるみたい。 遠くの空の。だけどどの太陽を見てるんだろう。 命の源。夢の中にいるみたい

長い髪を振り乱して叫んでる。 泣きすぎて顔の肉が溶けてるよ。 追いかけてくる。いつも泣き叫んでる。怖いよ。人間の泣き方じゃない。 沢山の人、白い人。細い人。みんな踊ってるけど操り人形みたい。 裸で機械の踊り。 突然、手も足もリズムに合わせてポロって落ちるよ。 原色の渦巻きは少しずつ形を変えて蠢いてる。 沢山の星、流れ星。星の雨、砕ける。 宇宙はすぐ側に、いろんな色の。 不気味だけどきれいだね。この世の終わりみたい。 不思議な感覚。抜け落ちた現実感。ただ、眺めてるだけ。

何を望んでいるのか分からない。 どうして欲しいの? 出会うことは何かの意思。誰のため。 誰かがいるなら、誰の心のも意識があるなら、それを信じることはできないけど。

昨日の夜はお姉ちゃんに富士山に連れていってもらった。 沢山の星。だけどなにも感じなかった。 前来たときはあんなに感動したのに。 写真を眺めてるみたいだった。

しばらくお母さんの家に泊まってきた。 めんどくさいから体は勝手に使ってね。 勝手に動かしてね。少し何かを考えるから。

怖いよ。じっとしてなんかられないよ。 何処かへ行きたいね。 きっと泣けば楽になるのに、どんなにがんばっても涙は出てこないよ。 いつも考えないようにしていた。吐き気がした。 逃げるのは許されないのに。怖くてたまらなかった。 憎んでる。本当は吐き気がするほどこの世界を憎んでいる。 認めるのは怖かった。 なにも見たくない。心を壊して。全て消して。 なんて汚いんだろう。自分だけ、いつも自分だけ逃げようとしてる。 逃げ場なんて何処にもないのに。 だけど好きだった。自分だけは好きだった。 酷いこと言ってごめんね。 何かの意思があるのなら素晴らしくなんかない。どうして私なんて作ったの? 私が必要ならこの体を勝手に動かせばいいのに、どうして私の意識なんて作ったの? 苦しめるために?あとでいくら慰めてくれたって何にもなんないよ

何も怖いもんなんてないよ。 人間だって怖くない。 好きなことする。旅行だって行くよ。 電車の乗り方分からないけどなんとかなるでしょ。 人に聞くのだってきっと、怖くない。 誰かが殺そうとしてきたって、きっと周りの人は止めてくれる。 それが正義だから。何も怖いことなんてない。 何処か遠くへ行くよ。 見たいもの、全部見て、自分の死に場所探してる。 怖かったのは人間じゃない。すりかえてただけ。ごまかしてただけ。 怖かったのは別のこと。 上手く話すこともできないし、人といるのは嫌だけど怖くはなかった。 もう表にも出れるよ。気付かせてくれた、嫌な、嫌な、意識。 だけどいつまでも誤魔化しきれないから。

お姉ちゃんが犬を買ってきた。 相変わらず家にいる。図書館で完全自殺マニュアル、いつも貸し出し中。 今は特になにも感じていない。恐怖やなにか、感情の昂ぶりはとっくに通り過ぎた。 無感情だよ。つかの間の平和。いつか崩れる。ぼろぼろに。 好きなことしたい。迷うのは好きなことでもしたいことでもないね。なにもない。 先に行けば行くほどすぼまってく。産まれた時はきっと一番幸せだったのに。 うろうろ、おろおろ、さまよってるだけ。 何もないのに、誰もいないのに。暗かった。 過ぎ去った記憶、今まで生きてきた20年間、どの場面を取り出してみてもなんて不気味なんだろう。 いつも薄曇りの灰色だった。誰かの視線。 いつもこっちを見てる気味の悪い悲しそうな目。 だけど絶望はしたことないよ。喜びもなかったけど。 いつも表面的なこと。ただ暗くて、不安だけはいつもあって消えない。誤魔化せない。 どんなに怖くてもそれを眺める遠くの意識があった。 それも私だったのかな。消えるのはどっちなんだろうね。 どっちも消えるのかな。まるで喜劇でも見てるみたい。

網戸み映った油絵みたいな顔。 小さな顔と大きな顔、通り過ぎてく光のすじ。すぐに消えてく。 でも、またすぐに現れるよ。瞬きするたびに飛び交う光は何処へ帰るのだろうね

ずっと一人だったのかな。 誰かいたよ。確かに側にいたような気がするんだけど思い出せない

海に行った。 光の粒が空気の中に光っては溶け込んでた。 沢山の空気が降ってきた。 救いを求めていた。たった一人でも分かり合える人がもしいたら、 どうか、どうか、出会わせてください。その後にくる悲しみも消さなくて構わないから。たった一度位。

今日は図書館へ行ってきた。余裕を持って周りを見まわしてみたけれど、 誰も私を見てなかったよ。 人間はそれほど怖くないのかな。気付くのは怖かったけど。

いつも違う世界にいた。違う世界を見ていた。 決して交われない。違和感は消えない。

今日は図書館へ行ってきた。完全自殺マニュアルはやっぱり貸し出し中。 まだ何も考えない。多分まだ先のこと。

怖い人がついてる。大きなお寺のような建物の入り口に立ちふさがる大男。 怖い人。怖い顔。電気消せない。

空を飛びたい。大空を。高い屋根のに座って世界を眺めたい。 オーロラの中や星空の中を飛び回りたい。 できると思ったのに。子供の頃ずっと信じてた。 ピーターパンが迎えにきてくれるって信じて疑わなかった。

動く気力がない。一日横になってる。眠い。何かしなくては。 気持ちだけは焦るけど。 自殺の夢ばっかみる。だけどいつも死にきれない。昨日は電車に飛び込んだ。 その前は首吊り。一番多いのは飛び降り。 ペンを持つ手に力が入らない。金縛りにあった。しんどい。 体中痙攣して何かに押さえつけられてるみたいに痛くて苦しい。 殴られて引っ張られてるみたい。声が聞こえる。嫌なことばかり言う。 その後は、誰かいた。この家は誰かいるよ

暑い。気力がない。 不安はあるけど今はそれほどでもない。 誰かのために何かをしてる。 かったるいけど出かけなきゃいけない。責められてるみたい。

仕方なしにデパート行ってきた。行くとこないし。 気がついたら籠持って食品売り場ふらふらしてた。

今日は夏祭りなんだって。そういえば花火がなってた。 何の疑問ももたずに動いてる。仕組まれたことなのに。 でもそれを感じないようにさせられてる。気付かないのは幸せなのかも。 植え付けられた思考、行動

また金縛りにあった。しびれ   何かに閉じ込められた。 眠りが浅いんだろうか。深すぎる気もするけど。 どこまでも落ちていく。 さんざん喋った後、また会いましょう、だって。何者? ようやく気がついて電気つけれたよ。一度あると、続けてあるから当分眠れない。 金縛りにあうときは電気消したときから予感はある。 くるときはキーンって感じでくる。 子供の時はこれが怖くて仕方がなかった。狐がいたから。 気付いても気付いてもまだ雰囲気が違う。 今はようやく戻ってこれた。

いつもいらいらしてるのか落ち着ききってるのか分からない。多分両方。 何かしたい気もしるけど分からない。どっか行きたいのかな。 めんどくさい

ご飯食べる。食べたくなくても時間だから。 まずいまずいサラダと豆乳を飲む。これで明日の朝まで何も食べなくてすむと思うと 気が楽。ダイエットしてるって言っとけば何も言われないし強要されないから楽。

図書館で借りてきた宗次朗の曲を聞いてる。きれいな曲。 目を閉じると一面に実って風に吹かれる稲穂のイメージ。穏やかな風に吹かれてるみたい

じっとしてられないのでTVをつけてくだらないバラエティー番組を見る。 少しは気がまぎれるように、何も考えずに済むように何か書く。 神様に祈ってみた。そんなもんいやしないのに何かしたいといられない。 借りてきた本も全部読んでしまった。 どうせ寝れっこないんだ。朝まで自分と向き合っていなくちゃならない。何かと。 暗闇は怖いけど確かに何かを隠してくれてる。 雲がでてる。あの上にはもうひとつ世界があるみたい。 姿を変えて人の顔になっては消えてくよ。月は同じに見えるけど 。雲の上から地球を眺める。意識が溶ければ怖くはないのに。 早く太陽が見たいな。この世界を照らし出す。闇が隠れる隙間もないほど照らし出してね。不吉な太陽、巨大な太陽、真っ赤な太陽は堕ちてくる。全てを飲み込んで焼き尽くしてね。意識を溶かして連れていって。

夏休みはうじゃうじゃ人がいて気持ち悪い。 思考の流れを止めるものがある。不安は恐怖は何処に流れこんでいるんだろう。 だって消えたりはしないはず。意識が流れていくのを感じる

お姉ちゃんと回り寿司を食べに行った。 なんと8皿も食べた、おいしかった。おなかいっぱい。 眠くなってきた。帰りに○○○(ディスカウントショップ)行ってきた。 またくだらないものを買ってしまった。ハンカチとか必要ないものをいっぱい。 今日はぐっすり眠れそう。久しぶりに。 ずっとこのまま、時が止まればいいのに。何も変わらず。 いつか思い出すんだろうな。何気ない日常を。今日みたいな日を。 思い出して涙を流すんだろうな。その日のことが浮かんでくるよ。 全てが壊れるとき。きっとそんな遠い日のことじゃない。