ホームページは常に成長する



 
更新&新着

 既に存在するページの内容を更新したら「更新」、新しく増えたページは「新着」。
 そんな風に解釈していいのかなと思ったら、さにあらず。
 どうもこのふたつの言葉は、渾然一体となって、どちらかというと感覚的に使われているようです。
 しかし、こういった言葉の付けられたページはどこかが新しくなっているわけです。
 ネットサーフィンを続けていると、この他に「NEW」だとか「UPDATED」とか、様々な「更新」を表す言葉が使われています。あるいは、画像やアニメgifまで用意している方も少なくありません。
 ホームページ制作者はどうしてここまで更新にこだわるのでしょうか。
 それはもちろん、何度も自分のページを訪れている人に、「ここが新しくなっています」とお知らせするためです。
 そして、常連訪問者は新しくなったところだけを見て読んで、感想を寄せたりします。
 このような更新のお知らせが無いと、表紙ページの全体レイアウトはそうそう変わるわけではないので、常連訪問者はどこが新しくなったのか判断できません。最悪の場合「何だ、ここのページ管理者は全然更新してないや」とばかり、徐々に訪問回数が減り、それでも更新されていないとやがては訪れてくれなくなるでしょう。
 ホームページの制作者としても、まず新しくアップしたところから見て欲しいのは人情です。
 今回はこの更新について、思うところを述べてみましょう。

更新の種類

 ここでは、なんでもかんでもページの内容が変わったり増えたりしたら、「更新」と表現します。
 更新の概念にはいくつかの種類があります。
 まず一つ目は、既にアップされている内容を修正した場合。
 とらおランドの場合は、表紙ページと沢田聖子のそよ風の街角「情報コーナー」、そして各コーナーのトップページがこの種の「更新」をよく行います。
 そして、更新情報に掲載しない修正があります。語記・誤変換・情報の誤り等の修正がひそかに行われています。
 コンテンツの変更ではないので、訪問者にお知らせする必要がないとの判断から、これらの更新は僕は公表していません。
 もっとも、更新記録のページが僕にとっても全ての記録ですから、自分でもいつどのような誤りを訂正したか把握していません。
 二つ目は、新しい記事を追加した場合。
 一般的には、この種の更新が多いのではないでしょうか?
 とらおランドでは、雑記集やコミック所持作品リスト、そして詩小説の更新がこれに当たるでしょう。
 三つ目は、新しいページを追加した場合。
 とらおランドでは文章創作系のページはほとんどこれに当たります。
 一般論として、CGの場合は、ある程度の数をひとつのページにまとめ、お気に入りの作品があればその絵をクリックして、大きなサイズで表示させると言った手法がありますが、この時の大きなサイズの画像はアップするごとに新しいページを作っているはずです。
 創作系のホームページはこのようなわけで、「いつまでたっても完成しない」ということになります。
 しかし普通は、初期構想のページを全てアップしたあとは、まるまる新しいページを創るということはそんなに頻繁には起こらないと思われます。
 四つ目は、いったんアップしたら全く更新する必要のないページ。
 全く、というのは間違っているかも知れませんが、ほとんど更新しなくて良いページも存在します。
 とらおランドの場合は「視聴覚ブース」の中のコンテンツがそうです。
 他に例を挙げれば、「カエルさんのホームページ」というカエルを扱ったページがあるとして、「動物学的に見たカエルのいちずけ」というようなページでしょうね。動物学の見解が変わらない限り更新する必要はないでしょう。
 五つ目は、ページの削除。
 これも更新のひとつであり、とらおも随分ページの削除を行ってきました。
 それどころか、最大5つあったサーバースペース(つまりホームページですね)を現在はふたつにまで縮小しています。ふたつとは、とらおランドとそのミラーサイト(アメリカジオ)で、ミラーの方は、本家ほど更新をしていません。
 もうひとつ三題噺は他の方に管理をお願いしています。

更新のペース

 更新のペースは人それぞれです。
 理想的には、「個人ページの場合最低でも二週間に一度」ということを、何かの本で読んだことがあります。
 ジオの場合は「三ヶ月間更新されないと、削除することがある」そうですが、僕はそれ以上ほったらかしになっていて、削除されていないページを知っていますから、三カ月もそのままにしないでねというお願いのようなものでしょう。
 色々な方のサイトを回ってみると、実にみなさんよく更新されています。
 毎日更新したければ、「日記」のコーナーを作りのが手っ取り早いでしょう。その他に「芸能ニュース」を扱ってる方もいらっしゃいましたし、新聞ネタを拾ってそれに自分なりのコメントをするなどの手法があるようです。
 また、伝言板などに毎日レスを付けている方もいます。書き込みが無くても、自分で何か話題を書き込んだりされています。
 「日記」といっても、その名の通り毎日更新する必要もないようです。特別なことがあったときだけ書き込んでる方も多数いらっしゃいます。
 週に1〜3回程度、適当に不定期で更新するという方法もあります。とらおはこれです。
 週に一回更新、という方は、比較的きちんとされている方が多いようで、毎週何曜日更新とうたっていたりします。
 こういうやり方に僕は好感を持っています。諸事情で更新できなければ、「今回はパス」である旨をアップしておくといいでしょう。
 二週に一度、月に一度、といったペースももちろんありです。
 この他に、本当に不定期の方もいらっしゃいます。
 自分なりのペースをつかんで、長続きするように心がけて下さい。
 ちなみに、とらおの場合は、月に一度を目標にしています。
 基本コンセプトは月刊誌なんです。
 例えば、今は少し放置されていますが「詩小説」はもともとツキイチのペースでしたし、「写真インスピレーションクイズ」も少し遅れがちとはいえ、月に一問です。
 でも、実際は週に1〜3回くらい更新しています。
 未だに初期構想が完成していないのと、沢田聖子さんや辻真先さんに関することはいつ情報が入ってくるかわからないこと、さらには、いつの間にか創作文章がメインになってしまったため、作品が出来たらアップすると言うことになってしまったからです。
 もっとも、創作系などは、一ヶ月間ためておいて、「毎月○日発売」なんてしてもいいんですが、いつの間にか「毎日訪問して下さる」かたもおられるようになり、それなら出来次第アップしましょうということになったわけです。
 でもいずれ、月間になる日を夢見ています。

更新の方法

 日常的にホームページを管理・運営されている方には、釈迦に説法でしょう。
 更新の方法にはふたつあります。
 既にあるページに変更や追加を加える。と、新しいページをアップする。です。
 既にあるページに変更や追加を加える場合は、通常HDDに保管されているファイルに変更や追加をして、それをアップするだけです。
 サーバーにある古いページは、この段階で上書きされてしまい、すなわち消滅します。わざわざいったん削除する必要はありません。
 もちろんこれは、同じファイル名である、という前提です。
 逆に言うと、うっかり以前アップしたのと同じファイル名を付けて新しいページをアップしたら、以前アップしたページを消してしまいますので、注意が必要です。
 新しいページをアップするときは、だから、在来のファイルと同じファイル名を付けてはいけません。
 また、この時注意を要するのは、リンクの設定です。
 ページの構成は、上から下へと流れますので、新しいページをアップしたら、そのページに関するリンクを設定しているページは全て変更しなくてはいけないと言うことです。
 僕もこの失敗はよくやります。アップしたにもかかわらず「工事中」のままになっていたり、すぐ上の階層のページはリンクを設定し直したのに、もうひとつ上の階層からもリンクできる構造になっていたことを失念して、そこを直していなかったり。
 さらに、表紙ページのリニューアルは全体構想の変更を伴うことが多く、そのときにリンクの調整を忘れていたりすると、訪問者は迷子になってしまいます。
 逆に、リンクもとのページの修正は出来ているのに、新しいページのアップをしないうちにICQに夢中になり、とうとうアップを忘れていたり。
 初歩的なことばかりなのですが、みなさんも気を付けましょう。
 そうそう、蛇足ですが、英語名でファイルを付けるときは気を付けて。「link」が「rink」になっていたり、「essay」が「essey」だったり、恥ずかしい間違いを何度か犯しているとらおでした。


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