ジオシティーズジャパンの
サブディレクトリ
リンクの設定だけで、見かけ上の階層を作ることは簡単です。
Aという表紙&目次ページから、各論のB・C・Dページへのリンクを設定し、Bページからさらに下のB1・B2・B3というページへリンクし、そして特に専門用語の解説としてB2ページからB2−1ページへリンクする、というような具合です。
サブディレクトリは、見かけ上ではなく、本当にサーバーのディスクスペースを階層化する時に作るものであり、訪問者にとってはリンクをクリックするだけですから、見かけ上の階層化も本当の階層化も関係ありません。
むしろファイル管理上制作者にとって必要で便利なものだと思って下さい。
サブディレクトリは、一般のサーバーの場合は、自分のHDDの中にサブディレクトリのタイトルにしたいのとおなじ名前でフォルダ(ディレクトリ)をつくって、そのフォルダごとFTPで転送してしまえばいいのですが、日本のジオの場合はFTPに完全対応していません。
そこで独自の解説が必要になります。
新しく入居して、最初からサブディレクトリを使える環境の人は特に問題ありません。
問題があるのは、98年8月中旬以前に入居した方です。
サブディレクトリを用意するにあたり、ジオはプロフィールエディタのフォームを新しくしました。プロフィールは入居の際に対話式で記述するので、本来は入居者の希望がない限りは再入力する必要がありません。
しかし、今回はプロフィールエディタの新しい形式に書き込んだ人から順にサーバースペースの増量とサブディレクトリの使用を認めていますから、市民の意志に関わらず変更が必要です。
この更新が出来ているかどうかを確かめてみましょう。
確認の方法は、ファイルマネージャーで、全ファイル容量が2MBのままなのか、4MBになっているかで判断します。
また、今まで、「ファイルの新規作成」とか「ファイル名の変更」とかいうボタンがありましたよね。そこに新しく、「サブディレクトリの新規作成」とかいうボタンがあれば、使える状態になっていると言うことです。
そういう状態になっていなければ、プロフィールエディタの更新が出来ていないか、プロフィールエディタでの更新は出来ているけれど、サブディレクトリの使用と容量の増加が、まだできていない(これは順番を待つだけ)ということですね。
ファイルマネージャーで、サブディレクトリの新規作成をします。
好きな名前を付けて新規作成して下さい。
そうすると、今までファイルマネージャーでファイル名一覧がでてきたところに、その一番上にディレクトリ一覧がでてきます。ボタンの形になっていて、そのボタンをクリックすることによって、そのディレクトリに移動します。
そして、目的のディレクトリに移動してから、EZファイルアップロードツールをいつものように使えばいいのです。
FTPでアップする場合は、ルートディレクトリ(親ディレクトリ)にしか転送することが出来ませんので、「ファイルの移動」とか「複写」などを使って、ルートディレクトリから目的のサブディレクトリへファイルを移動させます。
この時気を付けなくてはいけないのは、ルートディレクトリに既にあるファイル名と、同じファイル名で中身の違うファイルをサブディレクトリにアップしよう、とかいう場合です。
いったん、ルートディレクトリに格納されますから、その時点で、前からあったルートディレクトリの中の同じ名前のファイル名のファイルが削除されてしまいます。
ですから、いったん別の名前でアップして、サブディレクトリにファイルを移動させた後に、本来のファイル名に「ファイル名変更」を使って変更しなくてはいけないのです。
なお、サブディレクトリをディレクトリごと削除すると、中のファイルも全部消えてしまいます。
便利だけど取り扱いに注意が必要です。
日本のジオの場合、サブディレクトリを使う必要性と利便性には、疑問があります。
僕は、コミュニティーリーダーという立場上、質問を受けた際にわからなくても困りますから、いくつかサブディレクトリを使っていますが、一般の市民の方が使うには少しまだ不便です。
というのは、FTPで直接自分のサーバースペースへ行けないので、(アメリカのジオは行けるんですけどね)必ずファイルマネージャーにアクセスしないといけません。
(サブディレクトリを使わなければ、FTPだけでもアップできます。ただし、FTPのアップが実際にページに反映されるのに10分前後かかります。これは、FTP用のアップする場所にいったんファイルが格納されて、その後に自分のサーバースペースに再度ジオの内部で転送されるからで、セキュリティ強化のためにこういう措置がとられています)
さて、本題に戻りまして。
ファイルマネージャーを使うということは、そしてサブディレクトリを使うということは、今まで、ファイルマネージャーというwebページさえ呼び出せばよかったのに、そこからさらに、別のwebページ(サブディレクトリのページ)にジャンプする必要があるので時間がかかるのですよね。
しかも、さらに別のサブディレクトリに移ろうとすると、いったん親ディレクトリに戻って、それから別のディレクトリにまたうつるという作業が必要です。とても時間がかかり面倒です。テレホタイムなどはいらいらしますね。
FTPに完全対応なら、目的のフォルダをクリックすればいいとか、とても簡単なんですが。
確かに、ファイルがたくさんになると、ルートディレクトリにズラリとファイル名が並び煩雑になります。しかしこれはファイル名の付け方(同系統のファイルは番号を付けて、5月にアップした詩ならshi05,6月ならshi06というふうにする)で、同系統のファイルを前後にまとめて一覧表示させることが出来ますよね。こうすればかなりメンテナンスはらくになります。
ただ、ファイル名が並ぶ順番はコンピューターが法則により判断しますから、二桁になるとやっかいです。
1.10.11.2.3.という順番に並んでしまいます。
ですから、二桁になることが予想されれば最初から01,02,03と、三桁になりそうなら001,002,003というファイル名の付け方をするといいでしょう。
私もこれをいくつか失敗してますが、修正するにはリンクとか他のページにも影響が及ぶので、なかなか手を付けられずにいます。
このように検証していくと、サブディレクトリは必ずしも便利とは言えません。
さほど多くのページをアップするわけではない、とか、私は上手に系統立ててファイル名を付けています、とかいう方は、既にある構成を崩してまで、慌ててサブディレクトリを使用しなくてもいいと思います。
リンクの構造も複雑になってきますし、そういう意味では管理に手間がかかります。
一方、将来たくさんのページをアップする事が予想され、しかもその構想がきちんと出来ている、というのであれば、最初からサブディレクトリを使う方がいいでしょう。というのは、全てルートディレクトリにアップすることを前提に構成されたファイル群を、新しくいくつか作ったサブディレクトリにそれぞれ構成し直すとなると、かなり大がかりな作業になるからです。
作業が大変なだけでなく、あちこちに見落としやほころびが生じるのも無理のないところです。(経験者)
また、4MBひとによっては8MBという量を管理するには、サブディレクトリを使うのが普通ではあります。
あなたにとってより良い方法を選んで下さい。
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