午前中は、まず、メトロに勤めた日本のまちづくりプランナーがポートランド地域のまちづくりを概観します（→私のスライドショー）。
　次に“先進的なまちづくりの到達点と課題”では、個性的なまちづくりで知られる鎌倉市と北九州市から近年の成果と課題の報告を受け、日米の類似点と相違点を整理し、日本の自治体が直面している課題を明かにします。
　昼休みの後“ポートランド・メトロ地域に学ぶ”では、ポートランド市及びメトロの指導的まちづくりプランナーが実際の経験を詳細に報告し、会場からの質疑も加味してポートランド地域のまちづくりの実態を明かにします。
　最後に“日本のまちづくりを解く”において、今後のまちづくりの方向性および情報共有手法の役割について、日米両国からのパネラーに会場の皆さんを巻き込んで掘下げた議論を行ないます。

　まず、“ポートランド地域における地理情報技術の実践例”では、同地域のまちづくりを支える情報基盤について、現地のエキスパートの報告を日本の取り組みと比較し、ポートランド地域でのGIS整備を実現したキィファクターとは何か、などを明らかにします。
　引き続き全体討議に入ります。前半は、日本の自治体GISの取り組みから見た問題提起を行ない、会場からの質疑も加え、日米の比較考察を通じて、現在の日本における地理情報基盤整備と活用の課題を明確にします。
　後半は、興味深い情報技術の紹介を織り交ぜながら、総括的な議論を会場全体で行ないます。