此の前、部長島耕作っていうクソみたいな漫画読んでたら、耕作の秘書がヤクザの親分の娘だったというくだりがあり、しかもそれであたかもそのことで島耕作が百万の味方をつけたような書き方がしてありました。
此の作者確か前にも他のシリーズでヤクザをだしたことがあったんだけどやっぱり同じような扱いだったような気がします。
(どうでもいいけどこれかいてる作者の信じられないくらいうすっぺらな思考パターンとそのくせ訳知り顔で押し付けてくるどこかの政党の広報官まがいの正義感にはホントにうんざりさせられる)
それ以外でも凡人組とか、静かなるドンの感覚にも到底ついていけるものではありません。
(タイトルとか間違えてるかもしれないけど、どうでもいいのでそのままにしときます。確か作者は新田たつおだと思ったけど。)
多分このあたりの感覚って、すっげえサラリーマン感覚にたったうえでヤクザをみてしまうからこんなとんでもないことになってしまうんだと思うんだけど勿論現実に存在するヤクザと総称される人達にそんな人間は一人もおりません。
大体ヤクザっていうくくりかた自体かなり乱暴でいい加減なものなのでどこからどこまでをヤクザにしていいのかもわかりませんが・・。まぁ、テキヤだの博徒だの最近流行りの企業舎弟だのなんて分類はその辺のまんがみれば事細かに解説してあるみたいなんで省くとして、私的にもう、こりゃどう考えてもヤクザっていう人達にしぼって話しを進めていくことにします。
ついでに一応断わっておきますが、あくまでも仕事上のながれで付き合いがあったりしただけのことで、私自身はそういった組織の世話になったこともなければ、勿論構成員であったことも一度もありません。念のため。

やくざにものを頼むとき
結構誤解してる人が多いみたいなんですが、やくざと呼ばれる人達の大半は別に特別な人達じゃありません。(トップクラスは別ですが)ごくあたりまえに私達のすぐそばで普通に生活している場合が殆どなんです。
サラリーマンのようにものすごく狭いエリアで(会社と家とキャバクラの往復で付き合いのある人間達も似たり寄ったりの生活レベルと価値観の人達相手に人生の大半を送るわけだから仕方がないといえば仕方がないが)暮らしているとあまり気付くこともないのかもしれませんがお店や職人等自営業で普通に一つの街で多少長く暮らしていればあたりまえのようにヤクザもしくはヤクザ関連の知り合いの一人や2人はできないほうがおかしな話しなんです。
PTAにも町内会にもキャバクラのとなりのボックス席にもあたりまえに座っている彼等になんの危機感ももたずに座っていられるのは単に世間知らずであるからにすぎません。
勿論ヤクザだからといってもすぐにどうのということはありません。
問題は彼等の生業のかなりの部分がトラブルから発生するということにあります。言い替えれば飯の種がトラブルであり、必要によってはそれを意図的にでもトラブルを起こしてメシのタネにするということです。
以前、ヤクザに土地を巻上げられたという人から相談を受けたことがありました。仕事上の付き合いのある人間にある取り引きを条件に3000万円分の借金の保証人になったそうです。
すると暫くしてその会社は倒産。彼はまんまと3000万円分の借金の肩代りとして虎の子の土地をとられてしまったというのです。
弁護士に相談してもさっぱり埒があかず、困り果てた彼は私にハナシをふってきたのでした。
彼に聞いた会社の名前を知人の元ヤクザに聞いてたどってみると案の定ヤクザ関係。
ただ、こうなるともうどうしようもありません。既に仕事は終わっているのです。彼等にしてみればこれはただの仕事なんです。
1年も2年もかけて下準備をし、十分に投資をして結果狙った土地を手にいれたのです。今さら返してくれるはずがありません。
これが仕掛けの途中であればある程度ハナシもできるところなのでしょうが、こうなってしまっていては手のだしようがありませんでした。
例えばもっと上の人間を通せば勿論土地は返ってくるでしょうが、その場合上の人間に対する礼金や彼につないでくれた人間への礼金、その他もろもろを考えると、かえって高くつくことになるに違いありません。
なによりそれによって今度は頼んだ相手に大きな借りを作ることになり、それはきっと随分高価な借りになるはずなのです。
勿論頼まれた人間達も事態の解決には同じように金もかかれば借りだって作ることになる訳ですから此れは仕方がないことなのですが・・。此の手の誤解は実に多いようでやくざ関係でのトラブルに巻き込まれ、それをなんとなく同じようなヤクザに解決を頼んでもあまりうまくいかなかったり、なんとかなったとしてもサラリーマン感覚では到底およびもつかない金額の礼金を要求されたりしてしまうのは相手のことをあまりにもしらなすぎる結果にすぎません。たかがぼったくりバー程度のことで大金(つってもしれてるが)を巻上げられ、なき寝入っているようでは何を頼んだところでそれすら彼等につけ込むスキと口実をあたえているようなものなのですから。
さて、前述の土地を取られたって人の話しをもう一度かいつまんで説明していくと、彼のミスはある取り引きを条件に保証人になったことにスキがあったのです。
ある取り引きとは通常ならその取り引きをできるようにするためにはかなりの時間と経費を必要にするものなのですが、その割には収入に結び付きづらい性格のもののため、よほどの物好きか、元々その仕事の従事していた人間しかもちえていない類のもので普通はやや高価な手数料を払って手配してもらうようなモノなのです。
彼はこのやや高価な手数料をけちって裏で権利を手にいれようとしたわけです。
それで知人を頼っていくうちに3000万円の借金の保証人にさえなって貰えればその権利を譲ろうという人間があらわれ、彼はまんまと取り込まれてしまったということだったんです。
勿論これは詐欺です。ただ立証のしようがないというだけのことなのです。
この手の立証できない詐欺の類はそこら中に転がっています。
それでもここで私に相談を持ちかけたのはまだ不幸中の幸いでした。私は簡単に調べただけのことでしたが、回収は不可能と判断し、彼にそれ以上この件に関わらせないように忠告し、彼に土地を諦めさせました。
もし、ここでまた土地を取りかえしてやるなんて人間がでてきてそれを鵜呑みにでもしていたら、今度はもっと巨額の負債を抱え込むことになっていたはずだからです。相手はそれすら計算にいれて手ぐすねひいて待ち構えていたんですから。
ぼったっくりバーなんぞにひっかかる人間もそうですが、なんでもっと警戒心をもたないのか私には理解できません。
日本は世界に冠たる法治国家かもしれませんが、あくまで現在の権力機構のトップクラスにいる人間の権利と財産を守るために存在しているのが本当のところでその辺の小金持ちなど鼻もひっかけてはくれません。
今回の件も勿論ウチにくるまえに彼は警察に何度も足を運んだそうなんですが民事不介入の原則で話しすら聞いて貰えなかったようです。
ちなみにぼったくりバーでの対処は絶対に不当な金は払わないと大声あげて騒ぎ捲るなどして相手に暴力をふるわせることです。そうやっているうちに残った人間が隙をみてどうにかして警察を呼んでしまいましょう。そうすれば立派な傷害事件になりますからお金を払わずにすみます。一人の場合でも同様で絶対に金を払ってはいけません。
払うといってもだめです。「俺はマゾなんだ!いくら殴られても嬉しいだけなんだ!」とかさけんで(知り合いで本当にそういった奴がいた。しかも殴られながら嬉しそうに悶えてみせたそうだ)好きなだけ殴りけりされてあげましょう。
心配しなくても殺されることはありませんし、うまくいけば全治1週間程度の怪我ですむかもしれません。
外へ放り出されたら迷うことなく警察に出頭して被害届けを出しておきましょう。とにかく相手にそれと分かる怪我をさせてもらうことが重要ですから、
ひたすら因縁をつけて相手に殴らせましょう。うかつに無傷で帰されたりするとその後家や会社に押しかけてきたりしますから、後が面倒です。
でも、こちらが怪我してれば会社を休むようなことになっても相手から休業保証も取ることができる可能性もありますから、いい解決策だと思うんですが。
それすらできないっていうんならしょうがない、言いなりに払ってカモになってください。元々酔った勢いとはいえそんなものにひっかかるほうにも責任があるんですから。
たまにこんなことで泣き付いてくる奴もいるんですが、彼等だって生活がかかったシノギなわけですし、それを踏み倒そうっていうんだから、こちらもそれなりの覚悟がなければならないのは当り前のはなしなんです。たかが此の程度の暴力をびびって、他人にケツを拭いて貰うのが恥ずかしくないってほうが私には理解し難いものがあります。
最初に書いた漫画家の人達なんかの感覚にも呆れますが、堅気っていう人間がその辺のサラリーマンのことをさすのならやくざっていうのはそれ以外の全員だよといいたくなってしまいます。まぁ、この危機感やら警戒心のなさっていうのは日本がダメな意味で平和だということなのでしょうが、困ったものです。
此の前聞いた話しなんだけど最近香港辺りから追われるようにして日本に大挙して入り込んできた中国系ギャングの連中が日本っていう国は道にお金が落ちているという言い方をしているそうです。別に日本の治安が特別優れていたわけではない。単に羊が群れをなしていた国家だったという意味に私は解釈しているんですが、皆さんはどうお考えになるでしょうか?
いずれにせよ、この不況で自由業自営業の類はみな逼迫してきています。ちなみにヤクザといわれる人達の大半もこの自営業や自由業の類のものですから、彼等も経済的には相当追い込まれているはずです。こんな時期につまんないしかけにひっかかって虎の子の家や貯金を取られないように十分に注意してください。
お金が絡んだうまいハナシ等もってのほかです。
どうしてそんないいはなしをわざわざなんの取り柄もない人間のところに持ち込むのかとまず考えるようでなければ簡単にカモにされてしまいます。
なんにせよ自分の身は自分で守るそれができないようなところへは近づかないことです。
後、どう考えたってそのへんのなんの変哲もナイ人間にいきなりオイシイハナシが転がり込んでくるって言うのは地球が逆さまになったってありっこないハナシなんですから、どんな誘惑にせよのるべきではないでしょう。
それさえ守って慎ましく生きていれば強いヤツラに(勿論今現在もしゃぶられてはいるんですが)命まで取られることはそうそうないはずですから・・。
ところで、やくざ関係の相談事は持ち込まれても解決とかできませんし、する気もありませんのでよろしくご了解ください。

おまえはホントにヒドイヤツ
これは知り合いのもとヤクザにきいたハナシなんだけど結構えぐいハナシです。流石に今はもう、こんな荒っぽいことはあまりやらないだろうとのことですが・・。
ある街道ぞいに結構繁盛していたお店(レストラン)があったそうです。
まだ、できて三ヶ月もしないころのハナシなんですが、そこのマスターは他県から脱サラでお店をだしたとかで地元の事情にはあまり詳しくなかったんですね。で、当然のようにおしぼりとかを捩じ込もうとする地回りを追い払ってしまったんですよ。
そこで、そこの幹部連中が様子を見に来たわけです。
ところがなんとなくその幹部連中の一人がいたくそのみせを気に入ってしまったんですね。
で、おしぼりなんかを捩じ込むんじゃなくてこの店そのものを手に入れようと言い出したそうです。
真っ昼間から窓にべったりスモークをはったベンツで乗りつけどう見たってヤクザにしかみえないこの連中にたいして、店側もそれなりの対応をこなしていました。
まず、何を言われようが逆らわない、どんな無理なオーダーでも用意する、おしぼりはヒトにきいたとおり一人につき2本ちゃんと出しておきました。
(ヤクザ相手には必ず2本出すもんなんだそうです。一本は手拭き用で、モウ一本は顔を拭くためなんですと。)
ところが、本気でこの店を乗っ取る気になっている人たちにはこの位のことではどうしようもなかったんですね。
先ず、一人が因縁をつけはじめました。
「おい!おしぼりがたんねえぞ!!」
ウエイトレスではびびってしまってハナシにならないのでオーナーが直に対応にでました。
「は?ちゃんと2本おだししておりますが・・?」
「ふざけんな!!ここらあたりはな!三本だすんだよ!足ふくやつがないじゃねぇか!!」
結局たったこれだけのことで、組員総出のいやがらせの雨あられがはじまり、ものの三ヶ月も経たないうちに店のオーナーはネをあげ、たかがおしぼり一本で店をとりあげられてしまったそうです。
ホントにこんなことでと思いますが、ちょっと地方のほうで、暴力団新法ができるまえはこのくらい朝飯前だったとその元ヤクザは笑っていました。
だからといって暴力団新法をあてになどしても大した意味はありません。
(あれは所詮建前だけのザル法だとしか思えない。あれでダメージを受けている組って相当三流の個人経営みたいな組だけだと、やくざ業界ですら笑いものにされているようなものにすぎないんですから。)
これだっていくらでも防ぎようはあるハナシなんです。でも、彼らの因縁とどう喝を必要以上に怖がっているかぎりはどうしようもありませんが・・。

妖怪人間
一口にやくざといってもイロイロあってなにげに大変なもんなんです。
昔、静岡あたりでドチンピラやってて、今は一応足洗って普通に仕事してるオジサンが知りあいにいるんですけど、まぁ、これもありがちなハナシなんですけど若いころドジ踏んで指を詰められてしまったんですね。
で、親がそのままだと御近所への体裁が悪いから(って・・ヤクザが自宅通勤すんじゃねぇ!)手術してこいって整形手術させたんです。
普通、指詰めるってあくまで第一関節の上あたりから切るんだけど、これだと指詰めてんのバレバレなんですよね。
で、彼の場合もっと付け根のほうから切除して整形しちゃたんですよ。
するとちょっと見にはわからないってワケです。
でも、ま、よくみりゃ露骨に指が一本ないんだからすぐわかるんですけどね。で、私なんかは彼のことを(妖怪人間)べムさんって呼んでました。
惜しむらくは彼はそんなモン、ハナから知らないからべムさんていうと
「おぉ、なんか外人みたいなぁ!」
とかいって喜ぶんで面白くなくてすぐやめちゃいましたけど・・。
後、良くあんのが入れ墨。
とあるヤクザが若いころ恋をして、よせばいいのに2人の愛は永遠だとかいって鯉の滝登り(鯉と恋をかけたんだってさ)のガラを色違いでおそろいで入れ、更にお互いの背中に相手の名前まで彫っちゃったんですよ。
それでも愛がなが続きすればよかったんだけど、それから1年ももたずにあっさり終わってしまったんです。
女の方が勤めていたクラブに彼女の元亭主であるとある組の幹部があらわれ、彼女もどういうわけか彼の元にもどってしまったんですね。
で、諸悪の根源にされた男が追われる羽目になってしまった。
なにしろ背中に名前書いてあんだから捕まったらどうしようもないってんで10年間逃げに逃げての人生で私が知りあったときは場末の温泉場のストリップ劇場で雑用係やってました
流石にもう、追い込みはかけられないだろうけどそれ以来、(入れ墨のせいで)女もできないしまさに「ワカゲのイタリでした」とひたすら反省してましたけど、そんなもんゼンゼン手遅れです。
この入れ墨シリーズで最強なのは友人のオジサンで元鹿児島のチンピラ。
若いころやっぱり、なんだかんだいってもはったりがモノいう世界ですから、入れ墨なんかは是非欲しいところです。
ところが入れ墨っていうのは時間も金もかかるモノで金もコネもないタダのチンピラ君には高値のハナなんです。
で、止めときゃいいものを仲間で彫りあうことにしたんですね。
取り合えずマジックかなんかで下絵を書いてそれに合わせて手製の鍼で墨をいれあったんですと。
しかも、麻酔代わりにバンバン焼酎なんぞを飲みながら彫りあったんだそうです。(これ、絶対ダメなんだってね)
ちなみに友人のオジサンは狛犬という題材だったそうなんですが、(酔っていたのも手伝ったんだろうけど)これがどこをどうやってもぜんぜん犬には見えない代物になってしまったんです。
それで、しょうがないんでマンガみたいなフキダシを彫って更にその中に「ワン!」て入れちゃったんですね。
まぁ、その時は酔ったイキオイだからいいんでしょうけどねぇ・・。
いくら何でも「ワン!」はまずいだろ、「ワン!」は・・。
そのオジサン、流石に入れ墨がきいたか、あまり長くヤクザ業界にはいなかったようです。
ただ、それから先、プール、海、温泉、には生涯行けなかったということですが・・。

もと、山口組系のある武闘派暴力団組長から聞いたハナシ1
ええ、勿論今は足を洗ってカタギになってます。
っていつも思うんだけどカタギって一体どういう定義なんだろね?
でも、このオジサンカタギになるまでに合計17年も刑務所入ってたんだよね。
今、カタギになって10年目で57だとかいってったから、47までヤクザやってた計算になります。
で、この人18のトキに正式に杯貰ってるから29年間のヤクザ家業のうち半分以上を刑務所で過ごしたことになりますね。
普通組長とかってそんなに入んないもんなんだと思うんだけど、その辺りがやっぱり武闘派たる所以かと思ってたら、大半は土地とか会社とかの営利搾取とか詐欺とかそれにからむ恐喝とかそんなんばっかりで、コマコマコマコマでたり、入ったりしてたんですって。
でも、一応一番長かったのは山口組抗争のときに相手事務所に日本刀もって切り込んでそこにいた何人かの幹部を切りまくった奴やね、と本人が自慢するあたりで、武闘派ヤクザの面目をやや保ってるというところでしょうか。まぁ、そんなこともあってか、何度か逃亡生活を経験してたりするんですけどその中の話で、あちこちいろんな人間の世話で逃げてるときに火葬場の管理人ていうのに化けて過ごしていた時期があったんですって。
勿論、地方の小さな火葬場で月に5件も仕事があるかないかってとこだったらしいんだけど、「いやぁ、兄弟!ありゃぁ、もうかんだぞ!!」って、やっぱりそういう仕事はなり手が少ないからギャラがいいんだ、とか思って聞いてたら、「いやな、そこんとこは朝鮮人がようけすんどってな、ほんで、あいつら棺桶に金詰めてだすんや!」てなんのことかと思ったら、韓国の風習で、故人が生前愛用していた貴金属や、時計、果てはかなりの現金を持たせて棺桶に収め、そのまま、火葬場にだす風習があるらしいんです。
で、まぁ、彼はそれをガメまくっていたものらしい。ひ、ひっでぇ!それでも、親分かよ!!
「なに、いうてんの?そんなもんほっといたら燃えてまうねんぞ!俺がとったらな、折角の金がのうなってもうて、日本かてそんなとこでちまちまちまちま金を燃やされてしもたら、長い目出見たときにな、デフレになるかもしれへんねんぞ!いわば、これは国家救済みたいなもんなんや!」って・・・。
でも、そんなとこで、5万や10万の金くすねたって、あんたらの経済観念だと小遣いみたいなもんでしょ。そんなことで死者を冒涜せんでも・・。
と一応いってみると
「あほか!最低100万ははいっトンやで!!それに指輪やとか、首飾りやとか時計とかいれたら棺桶一個あたり200万はかたいんやで!!そんなもん、ほっとけるわけないやろ!!」
で、結局鬼蓄と化し金歯まで、むしるようになったこのおじさん半年で3000万円ほど稼ぎだし(ってこれ、稼いでるっていわねえよな)こりゃぁ、ヤクザやってるより、よっぽどワリがいいや、このままここで永久就職しようかい?とか考え始めたとこで、悪事が露見し、(いくらなんでもなんにも焼け残ってない(時計とかアクセサリーの類の燃え殻がなさすぎ)うえに妙に時間がかかる、故人がしていたのとオンナジ腕時計をしている等など)金もって逃げたそうです。まぁ、そんときに稼いだ金も新しく女を作ったさいにそれまでの女に慰謝料としてあらかたもってかれたってことですから、悪銭身につかずってのはまさにこういうのさしていうことばなんですね。
ま、この件にかんしてはざまぁみろ!ってとこですか、同情の余地は微塵もありません。
本人もいまだにまた、機会があればぜひやりたいとかほざいてるくらいだからどうしようもないですね。

もと、山口組系のある武闘派暴力団組長から聞いたハナシ2
あくまでも本人のいってることをそのままかいてるんで、この内容に関しての道義的責任とかは私のしったこっちゃありませんので、1の奴もそうなんですけど間違っても抗議のメールとか送り付けないでくださいね。
で、ツヅキです。さて、このおじさん曰くはやくざなんてそんなもんさ、ってなことになるわけですが、現役時代は相当羽振りがよかったらしい。
なにしろ外国製高級車を何台ももってて年間億に達しようかっていうくらい税金おさめてたっていうんだから。(あくまでも本人の申告をそのまま記述しているだけです。)
そんなにやくざってもうかんの?って聞いたら、「そりゃぁ兄弟、そうでなかったらやくざなんてやってらんないよ。」
とかいうから、どうしてやくざになったのさ?って聞いてみるとなんでも高校位のときにクラスメート(金持ちのぼんぼんだったらしい)の金がなくなりその時点で既に素行不良で学校からマークされてたおじさん(チョー貧乏なうちの糞ガキだったらしい)のせいにされてしまったんだと。
で、まぁ、世の中そんなもんかってなかんじでそのまま、順調にやくざへの道を歩んでいったそうです。だから、おじさん的には世の中が悪い、特に学校の教育体制が悪い、あのとき、俺が犯人にしたてあげられなかったら、俺もやくざにならなかったかもしれない、いえ、いえ、そんなことがあろうかなかろうがそんなことにはビクともしないで、あなたはやっぱりやくざになっていたでしょう。
少なくとも故人の金歯までペンチではずしてがめちまうような人間になんぞ学校だって文句はいわれたくないはずです。
このおじさんとにかくマメに警察の世話になりつづけているし、最期にかました切り込みが相当当局を本気にさせてしまったものらしく結局組やめますか?それとも、ずーと刑務所入ってますか?とやられて、なくなく組を解散し、長い務所暮しのあと、カタギとして人生の再スタートをきったわけです。
で、最初にやったのが市役所へのカチコミだったそうです。
これね、たまたま、元新左翼ゲリラで事情はちがうけど文なしになって、やっぱり市役所にカチコミかけた奴がいるんで比較しながら検討しこれからの参考にしましょう。
務所帰りの元やくざ(それも暴力系)であることを力説。とにかく現金を要求。行くあてもなく、金がないことを力説。結果ビビった職員によってあちこちタライマワシ作戦にあい、切れたフリをして市長にあわせろ!とさわぐ。
生活保護、およびに、当座だが救援用施設への居住権、市役所の無担保貸金(10万円で、印鑑証明が必要)あと、救援災害用支給金5万円取得。でも、くだらないし、あとあと面度うそうなので、5万円だけもらって引き上げる。