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ゲリラからテロへ(その1)

 

 テロ、テロリズムという用語は主にアメリカのマスコミなんかが当時の政治的な武闘組織を卑下しその存在と目的を曖昧にするためにやたらに多用した表現です。60年代〜70年代にはゲリラといういいかたが主流だったのですが、当時のゲリラの代表各だったゲバラ(チェ、ゲバラ。キューバ革命の立役者)だとかベトコン〔南ベトナム臨時革命政府の総称?)が一時マスコミにもてはやされたためにそれにかわるものとして表記されるようになったという経緯があります。

 事実テロ、テロリストと呼ばれる大半の人たちは、なんらかの政治的あるいは宗教的結社で在ることが多く場合によっては国家単位での地域紛争までがこの用語でひとくくりにされてしまっていることまであります。ところが、ハリウッド映画とブルースウィルスの活躍でテロリストというとまず思い浮かぶのは、情け容赦のない高度に軍事化された営利目的のみの犯罪組織です。(実際にはそんなスケールでの犯罪組織は存在しえない。通常、裏社会と言うのはあくまでも国家〔体制〕との2人3客でないと成立しえない部分があるからです。)確かに一般の人たちを巻き込み多くの犠牲を出してしまうような戦いかたに問題があるのは事実です。がかといってそれをただテロというひとつの言葉に置き換えあたかも一部の狂信者の群れのように報道し事件そのものの本質を隠蔽し葬りさるようでははなんの解決にもなりません。

 インターネット上には、無数のテロにかんする情報が流れていますがその大半は爆弾、薬物、殺人術などの破壊殺戮のための方法でこういったものの本来の目的については触れていないものが多いようです。簡単にいえば目的もないのに情報だけが独り歩きしているような状態と言えるでしょう。(なかには古の<ハラハラ時計>のようなあまり完全とはいえない爆弾マニュアルからのまる写しもあったりするようなのであまり鵜呑みにしないほうがいいし、毒物の合成も作る側の退避事項がなにもかいておらず製作中に間違いなく昏倒するようなものまであります。こういった情報は基礎知識がないとまず処理できません。化学や物理をみっちり勉強するなりしてかからないと手足の一本や二本はすぐどこかへ吹っ飛んでしまいます。)

 情報というのはどうしても一方通行的な側面があり大量にはきだされた情報は受け取る側の処理の仕方でどのようにも変化します。実際にはバラまかれ増殖し続ける情報よりそれを受け、選別分類し処理できる能力のほうが遥かに重要なのですが残念ながら情報のほうが先行しそれにふりまわされているケースのほうがおおいようです。

 テロに関する技術のなかには圧倒的な力をもって圧殺してこようとする敵に対抗するために考え出されたものが少なからず存在します。そういったモノに目を通すときには必ずそのナカミにたいする考察を怠りなく吸収するように励まないとなんの意味もないし、また情報を流す側も自らのスタンスをもう少し配慮する努力が必要です。一番始末が悪いのはただ面白そうだからといってロクな知識もないまま転載し情報を垂れ流す事です。

 テロそのものに興味があるならアンジェワイダの<灰とダイアモンド>とかロープシンの<蒼ざめた馬>位は最低でも押さえておいて欲しいものです。


興味のあるヒトはのぞいてみれば?

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