第1章 基本的な操作
1.1 BASICを立ち上げる
BASICを立ち上げるのは、環境によって異なりますが、ここでは一例として、N88BASIC(86)、N88BASIC(MS−DOS)、Quick Basic、Visual Basicを紹介します。
N88BASIC(86)
フロッピーディスクドライブ1にN88BASIC(86)システムディスクを挿入して、パソコンの電源を入れてください。以下の起動メッセージ表示後、「Ok」と表示されて入力待ちになります。もし、メニューが表示された場合、STOPキーを押してください。「Ok」と表示されて入力待ちになります。
Disk version
How many files(0-15)?
NEC N-88 BASIC(86) version X.XX
Copyright (C) 1983 by NEC Corporation/Microsoft Corp.
XXXXXX Bytes free
How many files(0-15)? の問いには[ENTER]を押すだけで結構です。
N88BASIC(MS−DOS)
カレントディレクトリをN88BASIC(MS−DOS)が入っているディレクトリに移して、
N88BASIC
と入力して、[ENTER]を押してください。「Ok」が表示されて入力待ちになります。
Quick Basic
カレントディレクトリをQuick Basicが入っているディレクトリに移して、
QB
と入力して、[ENTER]を押してください。ウィンドウが開いて入力待ちになります。
Windows 95には、Quick BASICが付属(ただし英語版)しています。あらかじめ、WindowsのCD-ROMからQuick BASICを任意のディレクトリにコピーしておいてください。そして、そのディレクトリに移って、
QBASIC
と入力して、[ENTER]を押してください。ウインドウが開いて入力待ちになります。
Visual Basic
インストールした際に、Visual BASICのプログラムグループが作成されますので、プログラムマネージャー(Windows 95、Windows NT 4.0はスタートボタンのプログラム)のVisual BASICグループ中にある、Visual BASICをダブルクリックして開いてください。
1.2 BASICを終わる
N88BASIC(86)
必要なデータを保存した後、すべてのフロッピーディスクドライブから挿入されているディスクを抜いて、電源を切ってください。
N88BASIC(MS−DOS)
必要なデータを保存した後、「Ok」が表示されている、入力待ち状態で、
SYSTEM
と入力して、[ENTER]を押してください。MS−DOSに戻ります。
Visual Basic
必要なデータを保存した後、メニューバーの「ファイル(F)」→「Visual Basicの終了(X)」と選択します。もしくは、「GRPH(Alt)+F4」でも同じです。保存がまだ終わっていない場合、ここで確認のダイアログボックスが表示されますので、適宜選択します。
1.3 作ったプログラムの保存ディスクの作成
N88BASIC(86)以外では、ハードディスクに保存できますから、保存ディスクを作成する必要はとくにないでしょう。
N88BASIC(86)
システムディスクをドライブ1に挿入した上で、
RUN "FORMAT.NIP"
と入力して、[ENTER]を押してください。
そして、新しいディスクをドライブ2に挿入してください。
次のようなメッセージが表示されます。
新しいディスクをドライブにセットして下さい。
フォーマットするドライブは?
この質問には、2を入力して[ENTER]を押します。
物理フォーマッティングを行いますか(y/n)?
この質問には、yを入力して[ENTER]を押します。
ドライブ2を物理フォーマット中です。
システムディスクを作成しますか(y/n)?
この質問には、nを入力して[ENTER]を押します。
終了しました
これで初期化終了です。