放生会最終日。今日はネット上で知り合ったしおりん氏と回る予定だが、午前中の体力練成に思ったより時間を取られて待ち合わせの時刻に間に合いそうに無い。駅に着いた時点で電話をかけ、時間をずらしてもらうことにする。
屈:「もしもし」
しおりん:「すいません、私の方は少し遅れます。」
屈:「!?・・・私の方も間に合いそうにありません。H時M分くらいでどうでしょうか?」
し:「はい、わかりました。」
ラッキー・・・といって良いものかどうか知らないが、とりあえず慌てる必要はなかったようだ。福岡天神到着は、ほぼ予想通りの時刻。定時定刻は我が社の取り柄。なお「海」の人たちは5分前到着でないとシバかれるらしいが・・・。それはそうと、こちらもほぼ時間通りに来ていたしおりん氏と合流。とりあえず近くのロッテリアでしおりん氏の昼食を買い、筥崎へ向かう。
筥崎宮の参道は相変わらずかなりの人出で、気をつけていないとすぐはぐれそうになる。ここで気づいたが、ハンバーガーを持っていたところで食べる場所が無い。どこか屋台に坐って・・・と考えていたのだが、夏越祭の時と比べてゆっくり坐れる屋台が少ない。そういう屋台は先週ぶらついた「お化け屋敷」周辺に集中しているらしく、人があふれる参道の屋台は回転率を重視しているようだ。おまけに日差しはUVカット化粧品のCFのように夏真っ盛り。これなら天神のファーストフードで時間を潰して、夕方になってから筥崎に来れば良かったか。しかし「狐疑逡巡するは指揮官のもっとも忌むべき所(作戦要務令)」、来てしまったからにはお参りを済ませてしまおう。
境内の少し人込みを外れた辺りでしおりん氏が昼食を済ませた後、恒例のお参りと御神酒拝領。本日もバイト巫女さんがたくさんおられるが、幸いな事に茶髪は見られない。巫女さんから御神酒を頂いたしおりん氏も感激していたようだが、残念ながら感想を聞きそびれた。その後少し屋台を見て回る。新生姜の屋台はまだあった・・・というより、この屋台は放生会恒例で季節を知らせる旬のものだという事。博多っ子はこの生姜に味噌つけて齧りながら(もちろん焼酎を傍らに)、秋の到来を知るのか(一部想像)。そのまま屋台を見ながら参道を下るが、少し疲れたので例の「お化け屋敷」前の屋台で一服する。といってもしおりん氏も私も煙草は吸わないので、事実上私がビールを飲んだだけ・・・。しかしビール一本500円は高いな。
休んだ後でしおりん氏の知り合いが灯篭を奉納しているかもしれないと聞き、また境内に戻る。当初名物の「大灯篭」の事かと思ってそちらを見たのだが、それはそれで見ごたえがあるものの違うと言われて本殿に飾ってある灯篭を見て回る。当の知り合いの灯篭は見つからなかったが、ダイエーの王監督が奉納した灯篭を見つけるなど思わぬ収穫が得られた。しかしここの屋台は何を買うにも高いので、いったん福岡に戻る事にする。
中州川端のマックで一休み。私にとって「中州川端」といったらあんな店やこんな店しか頭に浮かばないのだが・・・(マテ)。しかしオフ会にしろ何にしろ、最近ファーストフードの店に入る事などほとんど無いな。自分一人で入るのは大抵居酒屋・・・これも精神年齢の高さ故か(違)。アルコール抜きで友人と話す事などまず無い私にとって、エンジンがかかったのはその後二人で居酒屋に入ってから。しかし今回は真面目で大人しいしおりん氏を私のペースで引きずり回したようで、少し良心に呵責を覚える。
久留米に戻ってから西鉄の駅で同期に会い、そのまままたミスタードーナツへ。何かこの日はファーストフードと縁が深いな・・・。しかしビールを持ち込んで飲んでいたため、同期から何やかやといわれる。いいじゃないか、店員は何も言わないんだから(言えないだろうな・・・)。アルコール類の無い場所に私を連れて行くのがそもそもの間違いだ(暴言)。