親分の毎日

過去の日記: Mar 2003 Feb 2003 Jan 2003 Nov & Dec 2002


4/30/03

日本の両親から小包が届いた。その中身は・・・私とキヨシ君宛ての手紙、6本のビデオ(日本のテレビ番組)、ラーメン(やっぱりインスタントラーメンは日本の物が一番おいしいと思う!)、ひじき(キヨシ君の好物)、凍み豆腐、ワカメご飯の素、ゆかり、フリカケ、さきいか、せんべい数種類、トーハト・オールレーズン(これもキヨシ君の好物。笑。)その他もろもろ。そして韓国演歌のテープ。

これはうちの父親が韓国旅行に言った際に購入した代物で、父親自身はかなり気に入っていたのだが車の中でこの音楽を聞かされつづけた母親からはかなりのブーイング。(笑)そして私が結婚前、キヨシ君を日本に連れて帰った時にも、温泉に行く道すがらこれをさんざん聞かされたのだ。私は母親側に付き、キヨシ君は父親側についた。最初は私はキヨシ君がうちの父に気を使って「このミュージック、いいです!!」と言っていたのだと思っていたのだが、なんと真剣にそう思っていたらしく、アラスカに帰ってきてからもずっと「あのテープのコピーをもらっておくんだった!」とくやしそうにしていたのだった。まぁ、氷川きよしのこぶしの回し方が好きなキヨシ君なんだから韓国演歌に惹かれるのもそう不思議じゃない気もするけど。なんとも音楽の趣味が悪いうちの父親とキヨシ・・・。(笑)その時、父親は大喜びで「やっとこの音楽の良さがわかる奴がいた!キヨシ、えらいっ!えらいぞ〜!俺は常に女達(妻、そして娘達。笑。)に虐げられてきたんだ!好きな音楽ぐらい聴いたっていいじゃないか、なぁ?!」とキヨシ君に語りかけていた。変な英語と日本語のちゃんぽんで。(爆)

仕事に行く途中、車の中でキヨシ君とその韓国演歌をさっそく聞いた。雪深い東北の温泉街を、うちの両親と一緒にこれを聞きながらドライブしたんだっけなぁと思うと懐かしかった。同じテープを、今アラスカの空の下でキヨシ君と左ハンドルの車を運転しながら聞いているなんて、なんとも不思議な気がした。

仕事が終わって夜中に帰ってきてから、小包のなかをひとつひとつじっくり出して見ていたらアサリの貝殻が出てきた。うちの父親があさりの味噌汁を飲んでいた時、貝殻集めが大好きなキヨシ君のことを思い出して、綺麗な模様の物を選んで取っておいてくれたらしい。(笑)キヨシ君、大喜び!

お父さん、お母さん、ありがとう。


4/29/03

今日は忙しかったけどいい一日だった。大学でイヌピアック語(最北エスキモーの言語)を1年間教えていただいた先生が、偶然友人だという私の受け持ちの患者さんのお見舞いに来たのだ。その先生は自身がイヌピアックエスキモーで、彼女からは言語だけでなく、エスキモーのものの見方、考え方、その他たくさんのことを教えていただいた。しかし大学のネイティブ言語センターのお上との教授法の食い違いから大学を去ってしまい、その後連絡が取れずにがっかりしていたところだったのだ。そこへ今日、ひょっこり彼女が現れたものでびっくりして思わず先生のエスキモーネームを大声で呼んでしまった。(エスキモーはたいていイングリッシュネームとエスキモーネームの両方を持っていることが多い。)彼女も思いがけないところで教え子に声をかけられて驚いたようだったが、大きなハグをくれてナースステーションでしばらく立ち話をした。患者さんにエスキモーの患者さんも多く、先生から学んだことがとても役に立っていることを伝えると彼女はとても喜んでいた。

「カヌキッピッチ?」(How are you doing?)と聞かれたので「ナクールガ!(I'm doing well!)」と答えた。先生は「忘れてなかったわね!」と満足気。(笑)忙しかったのでゆっくりお話できなかったのが残念だったが、うれしい再会だった。


4/28/03

CGFNS試験に必要な書類を発行して郵送してもらえるよう厚生省に手紙を出したのだが、メールで返事がきて、書類の発行には「申請書への記入」が必要であるとのこと。あぁ〜。やっぱりそう簡単にはいかないのね〜・・・。でもさすが日本!対応が早いし細かいところまで説明が行き届いていて何事においても「きちんと」している。こういうとき、「日本はいいなぁ〜。」と思ってしまう。日本に住んでいた頃はそれが当たり前だと思っていたけどアメリカ、特にアラスカ(笑)のいいかげんでずぼらな対応に慣れてしまった私は、日本人のきちんとした仕事ぶりに本当に感心してしまう。こっちじゃ、「そんな書類届いてない」とか「なくした」とか「わかんない」とか、とにかく信じられないことがよく起こるんだもん・・・。


4/27/03

昨日、下の日記を書いた後、すでに9時近かったのにキヨシ君が「散歩」に行きたいと言い出した。最近日照時間がどんどん延びてきていて外は夜の11時過ぎまで明るいし、せっかくのお休みの土曜の夜だからと思い、「いいよ。」と言ってしまった。キヨシ君は案の定「人力車を引いていく」と言い出し、うれしそうに人力車を引き始めた。「すごくきれいな川沿いのスポットを見つけたからそこに連れて行く」というので私もちょっとわくわくしてイニューの綱を引いてついて行く事にした。ところが・・・「もうちょっと」だという川沿いのスポットがなかなか現れないのだ。「疲れたよ〜、もうちょっとって全然もうちょっとじゃないじゃん!」と機嫌が悪くなった私だったが、キヨシ君が人力車に私を乗せてくれたのでおとなしくすることにした。(笑)しかしこれが子供用のカートを使って作られた人力車なので私は体育座りをしないとうまくおさまらない。すれ違う人々がものめずらしそうに私達を見るのでちょっと恥ずかしかった。そりゃ、めずらしいよなぁ〜、妻を人力車で引き、犬を連れて黙々と歩く男。(笑)

結局、1時間も歩いた頃、その川沿いのスポットに着いた。本当にいい所だった。イニューも喜んで川に入っていくし(まだ所々凍っていたのに!寒くなかったのか?イニュー?)なかなか楽しかったのだが、夜の10時を回っていたので家に戻ることにした。私は少しは歩いたけれどほとんどの道程を人力車の上で過ごした。なかなか気持ちが良かった。

で、今日は日曜日。今日もとっても天気が良く、暖かくなりそうな雰囲気だったので窓やドアを開け放して掃除や食器洗いに勤しむ。調子に乗って衣替えまでしてしまった。気温はどんどん上がり、なんと17℃ぐらいまであがっていた。陽射しは強いけど風がさわやかで気持ちがいい!家でじっとしているのがもったいないぐらいだったので、その後水汲みをかねて運転の練習へ。今日は縦列駐車もなかなかうまく行き、帰りにはアイスクリーム屋さんによって帰ってきた。なかなか楽しい週末だった。明日からまた仕事だぁ〜!


4/26/03

キヨシ君は物を(特に重要な物を)よくなくす。大切な書類なんかもよくなくされるので、封筒に「キヨシ」とでっかく書いて決まった引き出しに入れ、「ここに入れる様に!」と言ったのにもかかわらず、それでもなくす。今日も、キヨシ君のメガネを買いに行こう!と出かける時になって、キヨシ君は「え〜っと・・・メガネの処方箋はどこにやったっけ〜・・・。」呆れる私を尻目に30分ほど探した後、ようやく見つかったようなので家をでる。やれやれ。そしてメガネ屋では保険のカードを出せと言われて、「カードは親分が持ってなかったっけ?僕持ってないよ。」私がさらに呆れて、「いいえっ!あなたに絶対に渡しました!これは絶対なくしちゃダメだよって、渡したはずっ!」と断言した。するとあっさりキヨシ君の財布から保険カードが見つかった。

それだけでは終わらない・・・。その後車の合鍵を作りに行った私達。無事に新しい合鍵を二つ作ってもらって、「良かったねぇ〜」と車に戻ってきたその時。キヨシ:「親分、オリジナルの鍵は?」私:「あんたがおじさんから受け取ったでしょ。知らないよ。」キヨシ:「僕もらってないよ!」私:「いいえっ!あんたがもらってました!私見たもん!」それでもなかなか納得しないキヨシ君は合鍵屋まで戻っておじさんに聞きにいく始末。それでも見つからず、帰ってきた彼はもう一度ジーンズのポケットを探り、あっさりとそこからもとの鍵が出てきたのであった。

そんなこんなでなんだか疲れて帰ってきてからは、夕飯作り。今日はグリーンカレーに初挑戦。これがなかなか美味しくできた。これからはタイ料理屋さんで高いお金払って食べなくてもすむ〜!それにしてもグリーンカレーのレシピにナンプラーやバジルが入っていたとは今回まで知らなかったなぁ〜。そうそう、夕飯の席にて。キヨシ:「このラッシー、パイナップルみたいな味がする!」私:「・・・。だから〜、今日のメニューはグリーンカレーと”パイナップルラッシー”って食事の前に言ったでしょう???」

本当にもう〜。しっかりしてくれ〜い!もしかしてアルツハイマー?!


4/25/03

長期入院している患者さんのなかに、常に「寒い、寒い」と布団にもぐっている90歳を越えたおじいさんがいる。今日、ちょっと部屋をのぞいて「寒くないですか?」と聞くと、「あぁ、充分あったかいよ。一緒に布団に入るかい?」だって。(笑)「いいえ、仕事中ですから。でもお誘いいただいてありがとう。」と答えておいた。彼は「あっ、そう。じゃ、良い旅を。」だって。誰も旅に出るなんて言ってないのに〜。(笑)

今、リサ・マリー・プレスリー(エルビス・プレスリーの娘)がトークショーに出ている。あの人ってマイケル・ジャクソンと結婚する前はいったいなんだったの?!女優?歌手?今は歌手として売り出そうとしてるみたいだったけど・・・。彼女、歌は全然ダメだと思うんだけど〜。そして彼女はいまだにニコラス・ケイジとは続いているのか?マイケルとニコラス。いったいどこに接点が・・・。彼女に関しては謎が多い。(笑)


4/24/03

なんと1週間後にドライビングテストを受ける予定になっている・・・。あとたったの1週間かよ〜・・・。一方通行道路の運転や、縦列駐車の練習しなくちゃ。

今日は仕事もそれほど忙しくなく、わりと穏やかな一日だった。毎日こうだといいのに〜。(笑)


4/23/03

ここ最近急に暖かくなったせいか、イニューの毛がすごい勢いで生え変わっている。抜け毛がすごくてびびってしまう。でも犬はいいよなぁ。春物着なくちゃ〜とか、そういうこと一切考えなくていいんだもんなぁ〜。(笑)

最近ようやく届いたCGFNSテストの問題集を今日から始めてみた。NCLEX−RN(州の看護婦試験)とはちょっと設問の問われ方が違う・・・。しかもコカイン中毒からの離脱中の患者の看護について、とか日本では全然勉強したことも見たこともない事例が出てくるので驚いてしまった。前途多難だなぁ・・・。


4/22/03

今日はお休み〜。キヨシ君を遅くに送り出してから久々にネット生活を楽しみ、その後料理に勤しむ。今夜のメニューはキヨシ君からリクエストのあった「ジャーマン・ポテトサラダ」と、私が食べたかった生春巻きというなんとも気持ちの悪い組み合わせ。(笑)生春巻きは初挑戦で、ソースも適当に作ったけどなんとかうまくできた。本当はエビを入れたかったけど、エビは高かったので鶏肉を入れ(笑)、あとは春雨、レタス、パクチーを入れてみた。やっぱり生春巻きにはパクチーよねぇ。早く食べたいけど10時半頃にならないとキヨシ君は帰ってこないのだ〜。

そうそう、全然関係ないけど昨日キヨシ君に志村けんの「だうーん」を教えてあげた。(古すぎ!爆。)しかしアメリカ人の彼があごをだして「だうーん」とやる姿は本当に笑える。


4/21/03

昨日の喧嘩の結果、これからはキヨシ君が朝ご飯とランチを作ることに決定(私が勝手に)したので、今朝はちょっとだけ余分に寝られた。キヨシ君より後に起きるってなんだかいい気分〜。(笑)起きたらレーズンとバナナが入ったオートミールと、ヨーグルトがテーブルに出ていた。やればできるんじゃん!しかしランチは出来ていなかった。ま、初日なので仕方がない。

仕事前に、洗濯を済ませようと思って朝キヨシ君と一緒に大学に行き、重い洗濯物をわざわざ学生センターまで運んでいったのに、なんとコインランドリーのあるフロアが閉まっていた・・・。この無駄な労力をいったいどうしてくれるんだよっ!!最近気が短い(いつもだという話もあるが。)私は怒り狂ってしまったが、どうすることも出来ないので洗濯物をおとなしく車のトランクに戻した後、時間をつぶし、仕事に出た。今日はみんなどうしちゃったんだよ〜ってぐらい失禁する患者さんが多く、勤務時間中ずっとオムツ交換をしていたような気がする。明日はようやく休み。なんだか最近疲れ気味でイライラすることが多いよ〜。仕事では絶対にそのイライラを出さないと決めているので、どうしても家でそのイライラが出てしまうことが多い。ダメだわね〜・・・。(笑)


4/20/03

ナショナルジオグラフィックで、冒険家達の力車での過酷な旅の様子を見てからというもの、キヨシ君の頭の中は「人力車」でいっぱいのようだ。「どうしても自分で人力車を引いてみたい!」というキヨシ君。しかし私の実家のような日本の農村地帯ではいくらでも「人力車体験」はできるだろうが、このアラスカに人力車なるものを使っている人はそう簡単にはみつからないのだ。しかしそこであきらめないのがキヨシ君。仕事が終わった私を病院に迎えに来たキヨシ君は興奮した様子で言った。「人力車、自分で作っちゃった。」

なんと、安売りしていた自転車用のトレイラーを買ってきて、パイプ(ハンドル用)をつなぎ、人力車風にしたというのだ。しかもさっそくそれでイニューを連れて、本屋や大学や水スタンドまで行って帰ってきたらしい。そんな長い道程を・・・。(下の写真がその人力車もどきとイニュー。水スタンドにて。)



水スタンドで5ガロンの容器に水を入れていたとき、まわりの人々から「大変だねぇ」とか「どこからこれで水汲みに来てるの?」とかいろいろ声をかけられたらしい。そりゃぁ当たり前だ。みんなに「車もないのにキャビンで水道のない生活をしているんだろう。かわいそうに。」と気の毒がられたに違いないのだ。しかしキヨシ君は「どうしてみんな人力車引きがこんなに楽しいものだということがわからないのかなぁ?とっても面白いし、エクササイズにもなるのに。」と言っていた。キヨシ、あんたの妻でさえわからないよ・・・。

人力車での旅の様子を聞かされながら帰ってくると、家の中のことがな〜んにもされていなかった。朝食べたシリアルの箱はテーブルに置かれっぱなし。ジュースは飲みっぱなし。汚れた食器はかごにつけてあるまま。しかも「お腹空いた〜。(=なんか作ってくれないかなぁ〜)」と言いやがった!(笑)親分ぶち切れ。「あんたねぇ!人力車でもなんでも、いくらでも作って楽しんでもいいけど、ちょっとは家の中のことも手伝ってよね!私は夜中まで働いて疲れて帰ってきてるのに、なんで一日中休みで好き勝手なことやってたあんたにご飯までつくんないといけないのよっ!しかもこんなに散らかった台所で!(これはちゃんと片付けない私のせいでもあるのだが、この際そんなことはどうでもいい。)お腹がすいてるんだったら自分でスパゲッティー(唯一彼が自分で作れる料理)でも作って食べれば?」と放っておいた。

キヨシ君はおとなしく自分でスパゲティーを作っていたけれど、そんな彼を取り残して私はさっさとベッドへもぐりこんで寝た。しかし本当に信じられん!


4/19/03

今週末は土日も仕事。勤務の前に買い物を済ませたかったので早起きするはずだったのに、どうしても起きられずぎりぎりまで寝てしまった。(笑)仕事に出てみたら、なんと看護婦(RN:正看護婦)が3人しか出てきていなかった。あとはクラークさんと看護助手の私だけ・・・。これでどうやって30人以上の患者さんをみろというのだ〜?!結局、他の科から助っ人ナースをお借りすることになった。こんなことが日常的に起こる私達の科。話に聞いてはいたけど、アメリカの看護婦不足が深刻だというのは本当なんだなぁと実感する。しかし同僚から聞くところによると、これでもアメリカ国内ではだいぶましなほうらしい。

案の定忙しくて大変なことになっていた。私は助手なので自分の仕事が終わってからさっさと帰ってこれたけど、正看護婦達はやっと引継ぎの看護婦に患者さんの引継ぎをした後、やっと大量の記録に取りかかっていて長いことかかりそうな雰囲気だった・・・。正看護婦は大変だわ〜。私なんかに本当に勤まるのか?!


4/18/03

今日はイニューの1歳の誕生日(確かではないが)。イニューももう1歳かぁ〜。大好物の豚の耳を「ハッピーバースデー」ソングとともにあげたら喜んでいた。わかってないんだろうなぁ〜、今日が自分の誕生日なんてことは。ま、とにかく、おめでとう、イニュー!


4/17/03

今日は仕事が休み。朝キヨシ君に朝ご飯を食べさせて送り出してから、イニューを抱っこして昼寝をした。幸せ〜。(笑)起きてからようやく重い腰をあげてたまりにたまっていた食器を洗う。皿洗いが終わったらなんと夕方になっていた。う〜ん、なんだか損した気分。

車を買ったばかりで貧乏なのに、CGFNS試験を受けにフロリダに行くとなると、受験料だけでなく、会場までの飛行機代やホテル代などもバカにならない。しかし、私が「子供じゃあるまいし、1人で行ける!」と言っているのに、キヨシ君は「親分はアラスカに来てからただの1度も1人でアラスカを出て他の州を旅したことがないんだよ。大丈夫?何かあったらどうするの?マイアミは都会なんだよ!」と、色々理由をつけて私について来たそうにしている。(笑)まぁ、そのうち子供でもできたら二人で旅をしたりすることも難しくなるだろうし、私の試験にかこつけて二人でちょっとぐらい旅してもいいか、と結局二人で行くことに決めた。私はどうせ仕事でクリスマスや年末年始休暇も取れないだろうから、その分11月の試験に合わせて二人でマイアミでバケーション!というわけ。(笑)でも実際は試験の緊張で遊んでなんかいられないだろうけどさ〜。ま、取り合えずは安いチケット探さなきゃ。


4/16/03

仕事から帰ってくると、日付が変わっている。だいたい、0時10〜15分ごろだ。たいてい、キヨシ君と夜食を食べながらジェイ・レノ・ショーを見ることが多い。今日は、なんと101歳のおじいさんがゲストで、砲丸投げを披露していた。病気や怪我をしたことはないんですか?とジェイ・レノに聞かれた彼は、100年前に左腕を骨折した、と言っていた。100年前、って・・・。(笑)なんて素敵なの!あんな元気でしっかりしたお年寄りになりたいものだわ〜。


4/15/03

とうとうCGFNS試験の受験申込書を郵送してしまったよーーーーー!もう、後戻りは出来ないわ・・・。受験費用も高いし。試験は11月、試験会場はフロリダ、マイアミを第一希望にした。おお〜、なんだか緊張するよ〜。いろいろ悩んだけど、とりあえずやるだけやってみることにしたのだ。しかしアメリカでRNになれる日は本当にやってくるのだろうか・・・。


4/14/03

北海道のおばから昆布巻きが届いた。結婚前にキヨシ君を連れて日本に帰ったとき、キヨシ君は「日本で食べたもので一番美味しかったものは?」と聞かれてこのおばの昆布巻きをあげていたのだった。北海道のおばは本当にざっくばらんで、しかも面白く(しかし自分では自分の可笑しさがぜんぜんわかっていない、つまりは天然ボケなのだ。)、情が厚いので、私も小さい頃からそんなおばが大好きで自分の親の様に慕ってきた。「キヨシ君がそんなに昆布巻きが気に入ったなら、なんとしてもアラスカまで送ってまた食べさせてあげたい!」と意気込んで作ってくれたらしいのだ。本当は昆布を送ってもらって私が自分で作ればいいのだが、作り方を聞いてびっくり。まる2日間、ことこと火加減に注意しながら煮ないと、昆布がふっくら柔らかく煮えないんだそうだ。そんなの私にできるわけないじゃ〜ん!(笑)妹(うちの母親)から、「そんなのアメリカに送っていいの〜?中身は魚だしさ〜!」と一応注意されたらしいのだが、「没収さらたらされたまでだよ!」とダメもとで送ってくれたらしい。無事届きましたよ〜!!!

柔らかくて甘すぎない本当に美味しい昆布巻き。さっそくキヨシ君と一緒にいただきました。うまかったよ〜。本当にありがとう!


4/13/03

目がさめると午後1時近かった。めずらしくキヨシ君の方が先に起きていた。しかし胃の調子もなんとなく良くないし、頭痛もするしで、ちょっと食べ物を胃に押しこんで頭痛薬を飲んでからまた布団へ戻って昼寝。昼寝から起きたら頭痛も良くなっていたので、イニューを連れて散歩に出る。帽子や手袋なしで散歩に行くのは何ヶ月ぶりだろう。風邪はまだ冷たかったけれど、気持ちがよかった。


4/12/03

今週は土日が休み!1週間に1度の食料の買出しに行く。もちろん運転は私。私の運転が相当危なっかしいらしく、いつもはのほほ〜んとしているキヨシ君も「ああっ!」とか「ちょっと待って!」とか本当にうるさい。(笑)

ここ2、3日気温が急に上がってようやくアラスカも春らしくなってきた。たぶん14、5℃ぐらいまでは上がってたんじゃないだろうか?案の定半そで短パン族が急増していた。私はさすがにそこまではいけなかったけど(笑)。道路の雪も解けてきて、運転の練習にはありがたい。


4/11/03

体調も少しずつ回復に向かってきたので、今日から仕事に戻った。が、めっちゃ忙しくて泣けてきた。(笑)でも忙しいと時間がたつのが早く感じられて、「あっ!もう上がる時間?」ってな感じで得した気分にもなれるんだけどさ・・・。

車を買ってから、大学や病院までの行きかえりのドライブは私がさせてもらっている。路上テストの練習がてら。もちろんキヨシ君の監視付きだけどね。(笑)やっぱ、怖いッすね。でもはやく免許が取りたいのでがんばるぞ〜。


4/10/03

昨日は仕事を早退してきて正解だった。あの後吐き気と悪寒がさらにひどくなり、どんどん熱が上がり始めてうんうんうなって寝ていた。夜7時半を過ぎた頃ようやくキヨシ君が帰ってきたときには、なんだか泣けてきてしまった。心細かったのと、職場で迷惑をかけてしまったという気持ちと、いろいろごっちゃになっていたのだろう。料理が出来ないキヨシ君に、「何なら食べられる?」と聞かれたので「おかゆ」と答えたら固まっていた。(笑)ベッドのなかから、「冷凍してあるご飯を解凍して、ただ水を足して煮てくれればいいよ。」と言ったら「水ってどれくらい?」とか「解凍するにはレンジに何分かければいいの?」とか「何でまぜればいいの?スプーン使ってもいい?」とかいろいろ質問しながらも(笑)なんとかおかゆを作ってくれた。塩をふって、梅干と一緒に食べた。おいしかった。

ゆでだこのようになっている私の顔を触り、「この熱をなにかに利用できないだろうか」とちょっと真剣に考えているキヨシ君を見ていて可笑しくて仕方がなかった。全くキヨシ君らしい考えだ。

夜中、どんどん汗をかいたのがよかったのか、今朝になったら熱は下がっていた。でもまだフラフラするので今日も仕事はお休みさせてもらうことにした。しかしこれはいったいなんだったのだろうか?風邪?それともなんか悪いものでも食べたか?


4/9/03

朝、妙な吐き気で起きた。生理中でもあったのでそのせいもあるかもしれないと思い、生理痛もあったのでナロンエースを飲んで出かけた。キヨシ君と共に大学に行き、シャワーを浴びてからバスに乗って仕事へ。バスを降りた頃からまた吐き気が襲ってきたのだが、まぁ大丈夫だろうと思い仕事へ出たのが間違いだった。看護師のReport(申し送り)中にさーっと血の気が引いていき、背中はゾクゾクするし今にも吐きそうになるし、これはヤバイ!と思ってそーっと部屋から出て婦長さんの部屋へ・・・。「どうしたの!真っ青じゃないの!」という婦長さんに、「は、吐きそうです〜。」とへなへなとしゃがみ込んだ私を、彼女はすばやく一番近い空き部屋へと連れて行ってくれた。その部屋は私が数日前に受け持ちの患者さんを看取った一番良い個室で、ソファーやテーブルやトイレ、シャワー、などがついている。「とにかく横になりなさい。」といわれたので、トイレで吐いてから静かな個室で横になっていた。

しばらくすると婦長さんが様子を見にやってきたので、「吐いたら楽になりました。もう大丈夫だと思います。」と言ったのに、彼女は「具合が悪いのに働くなんて面白くもなんともないわ。とにかく帰って休みなさい、迎えに来てくれる人はいるの?」と聞く。「旦那は今学校で、携帯もないので連絡がとれませんが、タクシーで帰れます。」と言うと、なら私が送っていく、という。なんとも申し訳ない・・・。婦長さんにいわれたとおり万が一の為に、と患者用の洗面器をちょうだいし、(笑)それを抱えて彼女の車で家まで送り届けてもらった。車から降りる時、「本当にありがとうございました。」というと、「こちらこそ!具合が悪いのに仕事に出てきてくれてありがとう。」だって・・・。ただでさえ看護婦不足で、一人でも抜けたら大変な勤務になるのは承知だったので本当に申し訳なく、病棟を離れる時にもみんなに「本当に申し訳ない。」と一言いうと、みんな「なにいってんの!そんなこと心配しなくていいから帰んなさい!早く帰って寝なさい!」と言ってくれた。暖かい同僚達に囲まれて、私は本当にラッキーだと思った。


4/8/03

とうとう中古車を買ってしまった!2000年の白いトヨタカローラだ。高かったけど、安いのを買ってのちのち修理代に泣くのは嫌だし、そこそこいいヤツを買って長く乗ろう!と清水の舞台から飛び降りるつもりで買った。(笑)私達が自分達のお金で買ったはじめての車。(去年の事故で御陀仏にしてしまった車はキヨシ父からのお下がりで、それをダメにしてしまってからも、またまた彼の古いトラックを譲ってもらって使っていたのだ。)白というのがちょっと気に食わないけど、そんな贅沢は言っていられない。しっかり走ってくれればいいのだ〜。これで私も運転の練習をして免許を取れる!(テストに受かればね。)

というわけで、なんだかうれしい私達。きのうの喧嘩も自然消滅だ。中古車専門店からの帰り道、新しい車の中で「ここでまたムースが飛び出してきたらどうする?」と言い合って笑った。ムースとの事故はもうこりごりだよ〜!


4/7/03

夜、久々にキヨシくんと大喧嘩をしてしまった。とはいっても、私が一方的に怒り狂っていたといういつものパターンだったけど。はぁ〜、私も人のこと言える立場じゃないけど、キヨシくんにはもうちょっとしっかりしてほしいもんだよ・・・。


4/6/03

数日前に入院してきた糖尿病のおじいさんと仲良くなった。彼が暇そうに廊下をうろうろしていたので、声をかけてみたら「ちょっと、ちょっと、見せたいものがあるから、私の部屋に来なさいよ!」と連れて行かれたのだ。(笑)彼が大切そうに自分のロッカーから取り出したジップロックバッグ・・・なにが入っているのかと思ったら、彼の奥さんや家族の写真だった。「これが一番のお気に入り!」という写真には、カウボーイハットをかぶった彼が牛の角を押さえ、これまたカウボーイハットをかぶった奥さんがこぶしを掲げてその牛にまたがっているという、なんとも迫力のある写真だった。二人とも写真の中では最低でも50歳後半はいっている様に見えた。私が「奥さん、強そうですね!」というと、彼は大笑いして「そうなの、強いよ!」と言った。(笑)そのほかにも、奥さんが若い頃の写真がたくさんあり、「この時はちょっとあいつは太ってたね。」とか「このドレスはまだ持ってるらしいよ。」とか、一枚一枚大切そうに見せてくれた。

そのあと、面会時間にうわさの「強い奥さん」登場!(笑)「あ、この方がうわさの・・・」と私が言うと、「そうそう、こいつが牛にまたがってた、あの女だよ!」とそのおじいさんはうれしそうに、自慢気に自分の奥さんを私に紹介してくれた。奥さんは照れていた。(笑)おじいさんは白人だけど、奥さんは100%のアサバスカンインディアン。おじいさんは、「この人は日本から来た人で、アラスカネイティブに興味があるらしいよ、あんた、この子に自分の言語を教えてあげなさいよ!」と奥さんに私を紹介してくれた。

なんだか、とってもほほえましい、いい感じのご夫婦だった。私とキヨシくんもあんな風になれるかな?そしてキヨシくんが、「私の奥さん、強いよ!」って言うの・・・。(笑)


4/5/03

ちょっと痴呆の入ったおばあさん、Dさんをここ数日続けて受け持っている。Dさんはイヌピアックエスキモーで、たまにイヌピアック語を話すのだが、私は大学で1年間イヌピアック語を勉強したおかげで簡単な言葉なら理解できる。私の外見がエスキモーに似ているせいもあってか、Dさんが私を親戚の一人とでも思っているようで、顔を見せるたびに「おぉ〜、よく来たね〜!」と言って投げキッスをくれる。(笑)

そんなDさんを今日ふとしたことで怒らせてしまった。Dさんが長いこと新聞の同じ一面をじーっと見ているので不思議に思い、覗き込むと、いつも面会に来ているお孫さんの写真が載っていた。村の新聞に、あるイベントでギターを弾きながら歌った彼の記事が載っていたのだ。「ご自慢のお孫さんですね!いっつも面接に来て本当に良くしてくれているし、やさしくて素敵なお孫さんですもんね!」というと、急にDさんは怒りだし、「うちの孫に近づいたりしちゃダメ!」と泣き出してしまった。慌てて「いや、そういう意味じゃなくて。ほらほら、この結婚指輪みてください!私、結婚してるんですから。心配しないで!」というと、やっと泣き止んで「そう、ならいいけど。」だって・・・。いや〜、あせった。でもDさん、「大切な孫をとられちゃかなわん!」と思ったんだろうなぁ。取らん、っちゅーねん!(爆)


4/4/03

明日で(私の)新人教育期間も終わり、あさってからは一人立ちする予定。大丈夫だろうか〜。ま、なんとかなるでしょう。あしたは仕事の前にまた中古車を見に行く予定なので今日はこの辺で。お休みなさい。


4/3/03

今日は久々の休み。というか、休みはあるんだけど、買い物や水汲み、その他もろもろ用足しに行かなければないいつもの休みとは違う、「一日中家でのんびりできる本当の休み」は本当に久しぶりなのだ。大学の授業と図書館でのバイトがあるキヨシ君を送り出してからは、だらだらとネットサーフィンをし、その後あまりにも天気がいいので久々にイニューを連れてお散歩に行くことにした。風もなく、気温も−5℃まで上がっていて散歩には最高のお天気だった。散歩から帰ってきた後はクッキーを焼き、「なんだか、主婦のような生活をしているなぁ〜。」としみじみお茶を飲みながらクッキーを食べた。

私の勤務時間に合わせてバイトの時間帯を夜に変えてもらったキヨシくんは、今日も夜10時までの勤務なのでしばらく帰ってこない。つまんないな〜。キヨシくんのバイトの場合は何曜日は何時から何時まで、というスケジュールを組まれているのだが、私の仕事は休みが不規則なので、こういうずれが生じてしまう。例えば今週末も私はずっと仕事で、せっかくキヨシくんが土日が休みなのに一緒にのんびりできない・・・。私の仕事上仕方がないのだが、やっぱり休みが一緒だといいのになぁと思ってしまう。でもまぁ、せっかく自分の好きな仕事に就けて、いいスタッフに囲まれて働かせてもらってるんだからこれ以上贅沢をいっちゃぁ、いけませんね。(←と自分に言い聞かせる。笑。)


4/2/03

今日は忙しかった・・・。疲れた・・・。仕事から帰ってきたらキヨシ君が皿洗いを済ませてくれていた。ありがとう、旦那。明日は休み。思いっきり昼寝するぞ〜。


4/1/03

しびんの使い方がわかるのに、いつもわざと床におしっこをしたり、点滴の針を自分で勝手に抜いたり、看護婦に対して汚い言葉を吐いたりするアル中のインディアンの患者さん、Iさんがいる。そういう態度なので(笑)看護婦達からは相当嫌われてしまっている。今日、ちょっとその患者さんの部屋を訪れてみた。最初は「ふんっ」という態度だった彼も、「Iさんの村ではハローってなんて言うか教えて。」と聞いてみると急にやさしくなり、「"Hello"はこういう、"How are you?"はこう、違う、発音はそうじゃなくて、こう!」と熱心に教え始めた。私も調子に乗っていろいろ聞いてみたかったこと(村ではその言語はいまだに使われているのか、どんな動物を狩るのか、フィッシュ・キャンプのシーズンはいつ頃か、etc・・・)を聞いてみた。Iさんはさらに熱く村のことを語り始め、自分の子供達の話やら退院したらこんなことをしたい、などいろいろ私に話してくれた。

私はアラスカネイティブの人々の文化、歴史、そして社会問題(アル中、ドラッグ中毒、自殺)を勉強したかったが為にアラスカ大学に留学しに来たのだ。大学でもいろんなことを学んだ。しかし大学で、イスに座って教授の話を聞いたり文献を読んだりする中から学ぶだけではわからないことを、今、身を持って学んでいる気がする。アラスカで看護の道に戻れて本当に良かった、とつくづく思う。



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