というのも、アダルトスクールに週2日、通おうと思ったからです。週2日、三時間ずつ預かってくれる人を探したら、紹介されたのが日本人の男性と結婚している中国人女性でした。彼女は日本語も英語も堪能で、預かっている子供も国籍は千差万別。とにかく感じのいい人で、自宅も広くてきれいだったし、そのとき実際に預けている人の紹介だったので、安心でした。料金は1996年当時で、一時間4.5ドルでした。
しかし一ヶ月後くらいに、彼女に人数の都合で預かれない、といわれてしまったのです。というのもカリフォルニアの州法では、ベビーシッター一人に対して、2歳以下の子供はふたりまでしか預かれないことになっているからです。うちの方が確かに先約なのですが、彼女の立場からすれば、週、わずか6時間分にしかならないうちの子を預かるより、週5日、朝から晩まで預かる子を持ったほうが徳なのは確かです。彼女はすぐ近くにいるベビーシッターの友達を紹介してくれましたが、彼女は中国語と英語しか話しません。結局、まだ6ヶ月にならないくらいなのに、息子は彼女のところではずーっと泣きつづけ、彼女も努力はしてくれたのですが、2週間でギブアップとなってしまいました。
そのときの経験から、いくら小さくても、言葉のハンデは大きいのだということがわかったので、自分の勉強もさることながら、すこしずつ、英語をこの小さい脳にインプットしていかなければ、アメリカの学校にはいけないな、と思ったのです。
まずは英語の単語のCDを毎日聞かせました。音楽テープは日本語の童謡テープと英語の童謡(Barnyなど)を用意し、耳からいろんな刺激を与えるようにしました。テレビは極力見せないようにしていましたが、二歳ごろからは英語のビデオ(Blue
Clue,Barny,セサミストリートなど)だけに限定して、夕飯を準備している30分程度の時間だけ見せるようにしていました。
特に、2歳ごろからは、カセットテープのついている英語の絵本を買ってきて、親子で読んでいました。大人にもこれはなかなかいい教材で、生きた英会話がぎっしり詰まっています。同時に、スズキメソッドのバイオリンとピアノのCDも聴かせました。実はピアノではなく、バイオリンを習わせたかったのですが、本人の希望は親とは異なっていたようで(笑)。
その甲斐あってか、彼は耳からの刺激には敏感です。プリスクールでも歌のメロディーだけはいの一番に覚えて正確に歌うそうです。音楽の先生にいわせれば、クラスの友達はみんな、彼について歌うそうで、彼が歌わないと、メロディーラインがなくなってしまうとか。(ホンマかいな………でも、うちの息子が正確なのではなく、クラスの子供たちのメロディーが無茶苦茶なのは確かです………笑)ちょっと親ばか入っているので、割り引いて考えてください………このあたり………(笑)
|
|
ピアノのお稽古日記 |