文字式評価法の問題点
FORMER / INDEX / NEXT
現在、本システムの数式評価法が抱えている問題点の一部を示します。この画面は、2次式の因数分解を、完全平方形を求めることにより、順々に解いたものですが、4行目以下の行では全て、先程定義した、掛け算数が2となるので、たとえ、2次の係数が簡潔になっていなくても最終解答と判断しています。これは、Mathematica があらかじめ、入力式を全て、前処理して簡潔な式に変形させてしまうからで(実際にはこの前処理により、入力式の自由度が拡大されているのですが)、因数分解の問題では、それほど深刻な問題にはなりませんが、多項式の展開では、カッコがはずれていれば、ほとんどの入力式を最終解答として認めてしまうなど、少々、実際の教員の判断からずれた判断をしてしまいます。これを補うためには、Mathematica から呼び出される外部プログラムを作成し、Mathematicaでは判断できない処理を担当させる必要があります。
This page hosted by
Get your own Free Homepage