(1)まず、本システムを開発するに至った背景と、そこから生じる本システムの特徴を説明します。高専という教育機関が持つ特殊な状況と、環境を知っておいていただくのが、本システムについてご理解いただくための助けになると考えるからです。
(2)次に、本システムで実現しようとした機能を説明します。学生の自主的な演習を支援するという本システムの目的から、数式を途中計算も含めて評価しようというアプローチ、学習者のやり方をなるべく制限しないという方針を説明したいと思います。
(3、4)その後、本システムを構成するハードウエア、ソフトウエアについて、また、本システムを構築するに当たりキーになった数式処理ソフト Mathematica とその役割について、処理の流れや、評価法まで含めて説明します。
(5、6)最後に、本システムで実現した機能や性能に関して説明した後、現在の問題点、今後の課題を示します。