WWWサーフィン時の匿名化

Last update: January 10, 1998
WWWサーフィンをするとき、WWWサーバー側でユーザー・アクセスの記録をログとしてとっている場合、あるWWWページにいつどこからアクセスがあったかなどが記録に残ります。WWWでのプロトコルである http プロトコルでは、ヘッダー情報としてそうしたアクセス者のある種の情報を常に送信しています。

例えばCGIなどを利用して、WWWページその場でページへのコメントなどのメール(ゲストブックも同様です)を送ることができるようにしてあることが良くありますが、あなたが本当のメールアドレスを入力しなかったとしても、WWWサーバーのログ(を記録しているとしたら)からあなたをトレースすることができます。これらのヘッダーを抹消して匿名状態にするためには、商用でその目的のために作られた特殊な proxy サーバーを経由してアクセスを行なうか、自身で UNIX 系OSマシンを利用できる環境であれば、ある proxy サーバーの特定バージョン以上にオプションを設定してリコンパイル/実行することで、同様の効果が得られます。

Anonymizer
Community ConneXion が設置、稼動させている匿名化をサポートした proxy サーバーです。同社は営利団体ですが、このサーバーは誰でも無料で利用することができます。WWWアクセスを明示的にこのサイト経由で行なうか、あるいはWWWブラウザのオプションで proxy サーバーをここに設定しておくと、常に匿名WWWアクセスを行なうことができます。

なお Anonymizer は97年5月から、有料アカウントユーザー用と無料で利用できるサービスとが分離されました。以前と同じく無料での利用は可能ですが、有料利用と比較するとかなり動作が遅くなります。

Squid 1.1.0(またはそれ以降)
フリーかつ高速なことから利用が広まってきている proxy サーバー・ソフトウェア、 Squid の最近のバージョン(1.1b28以降)にあるオプションを設定して稼動させる(Squid 1.1.0 またはそれ以降のバージョンで、 src/Makefile.in 中で -DUSE_ANONYMOUS とする)と、同様の結果が得られます。詳細は Lutz Donnerhacke による http://www.iks-jena.de/mitarb/lutz/anon/web.en.html を参照してください。同ページの日本語翻訳版も用意しました。接続しているISPが proxy として Squid を使用している場合、ISPにこのオプション付きで動作させてくれるようお願いするのが手っ取り早いのですが、聞き入れてくれるかどうかはまた別な話です。

Delegate と同様、DOS/Windows プラットフォームへ移植されることを期待しましょう。

また、上記のような proxy を経由しないで WWW ページにアクセスするとき、以下のようなものを使用している WWW ページには注意が必要です。


次のページでは 匿名リメイラー/アカウントを利用する際の注意について述べます。

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