愛の図書館別館3Sice98/01/25

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書名及び著者・作者
コメントおよび、推薦の弁

消えた漫画家(3)
大泉実成
新刊漫画が出たと言う話の後でなんですが(笑)カルトな人気を誇りながら、いつの間にか 消えてしまった漫画家達のその後を追った本の紹介を。人気があったのか、 これで3冊目になりますね。
1巻では、ちばあきお や、あの鴨川つばめ(あの、きんどーさんですよ)山田花子(この人も、ちばさんと同じく自殺 しちゃったんだよね・・山田花子さんについての本は、ほかに”自殺直前日記”として刊行されている) などが取り上げられています。漫画という世界が如何に魑魅魍魎に満ちあふれた世界であり、かつ 文学の地平に肩を並べえる表現手段であるかと言うことが再確認できるのでは。
 当時の状況分析から、表舞台から消えてしまったのちの生活、そして現在。当時を詳しく知る担当者や 時には、漫画家本人の口から・・・・当時は知り得なかった事実の数々が赤裸々に語られてて、非常に 興味深いですね。
 2巻では、教祖になってしまった山本鈴美香(エースをねらえ)や、”ガラスの仮面”の 美内ずすえ等の精神偏向(といっていいよね・・)の現在について言及されたり・・・。
 そして、3巻では・・・やめとこ。とにかく、漫画に興味のある人は本屋さんで手にとって見て欲しい。
とりあえず、このシリーズは3巻で一区切りだそうです。
 しかし、こういう本の内容はあまり語りたくないなあ・・・(笑)太田出版”クイックジャパン”の 連載の単行本化です(大幅な加筆はあり)。近頃太田さん張り切ってるなあ、昔の宝島みたい(笑) NEW97/12/21

ファミリイ・ガーデン
笹野鳥生
身内ネタで済みませんが、実は、この漫画の作者笹野鳥生さんは私の従姉妹なのです。 な訳で、紹介をばさせて頂きます。
 彼女にとって初めてのコミックス。本人もあとがきで書いてるけど、私自身もこの本の姿 を見るまでは半信半疑(失礼だなこりゃ・・・)でした。デビューは1996年9月ですから 1年ちょっとで、もうコミックスが出るなんて・・・・まあ、素晴らしいことではありますが・・
 短期連載のファミリイ・ガーデンを中心としてまとめられたコミックスで、その他に短編が 一つ合わせて1冊になってます。
 基本は少女漫画なので読まれる方にも限りはあるかも知れませんが、 是非見かけたら購入(500円税込)を検討してやって下さい。講談社、AmieKC今月の新刊です。
 従姉妹と言うことで、取りあえず2冊は購入済(笑) NEW97/12/21

河童が覗いた「仕事場」
妹尾河童
本当はここのあたりでレディー・ジョーカーもしくは、俊チャンの新作 の紹介をしたいのだけれど、まだ読み終わってないので、昨日買った河童さんの本の紹介を!!
 氏の覗いたシリーズは、文章といい緻密すぎるイラストといい味わいが深く、以前からの 大ファンなのですが、いつも文庫になってからしか買わないので申し訳なく思っています。
永遠の少年、好奇心の権化(笑)毎度の事ながら、 河童さんが見て歩いて食べて話したこの壮大な記録に畏怖さえ感じて しまいます。最新文庫と言うことでの紹介ですが、既刊河童が覗いたトイレ曼陀羅 のちに”天下の奇書、空前絶後!度肝を抜かれるイラストルポ”(文章も素晴らしく楽しいですよ、 もちろん!)と驚嘆されたのも大げさではない事は一目瞭然。何しろ、各界で活躍する52人の お宅(仕事場)のトイレのイラストがびっしり詰まってます。名前を挙げれば、椎名誠、佐野洋、 田原総一郎・・・歴々の(笑)方々のトイレの様子が手に取るようにわかります。わかってなんだ!? と言われても困りますけど・・・楽しいんだモン(笑)
覗いたシリーズに外れ無し。河童が覗いたインドは、私が初めて河童さんに出会った本です。 その後”ヨーロッパ、ニッポン”と読み進みました。建物、ホテルの内部、各地の食べ物、生活風習 、とにかく興味の向くままに描き込まれたイラストと文章が河童ワールドへと知らぬ間に連れ去って しまいます。
 最近では少年Hが勢いも衰えずで売れ続けてるようでが、まだ読んで無い・・読まなきゃとは 思うのだけれど・・・順番待ちですね(笑)
とにかく、本屋で手にとって”覗いたシリーズ”を覗いて見て下さい。違った世界はそこから始まる・・・
NEW97/12/18

rockin'on 12
ロッキング・オン
いきなり表紙がLED ZEPPELIN!!まあ、ロッキング・オンらしいと言えばあまりに らしい表紙(笑)。社長渋谷陽一(のサウンドストリートとか知ってる?<若いこだまのあとの(笑)) の趣味丸出し!!しかし、許しましょう。何しろZEPのBBCライブが発売されるらしいですから。
しかし、この雑誌もメジャーになってしまったなあ・・・’80年頃は、今の半分くらいの厚さで値段 が280円だったけ?昭和50年代から続いてるんだからねぇ。橘川さんとか岩谷宏さん (最近は、PC関係の著書でたまにお見かけしますね)四本としみくん・・何だか懐かしいなあ・・
あのころの洋楽雑誌のメージャーマイナー(ジャパンが出来るまでは、邦楽もやってたけど) 今は無きフールズ・メイト(今も、あるけど当時はあんなゴミみたいなバンドのことは 載って無かった・・・悲しい、北村昌士さん元気かなあ・・そう言えば、イエモンの吉井似てるな(笑)) やロック・マガジン(阿木譲さんもお元気?)などと同じような扱いだったし、でも生き残った のは、これだけ(笑)あのころは、宝島も骨があったし、写真時代も現役だった。 結局買うことは無かったヘブンもまだ息があったはず・・・。 何だかそんなことをつい思い出してしまうロッキング・オンの12月号でした(笑)。
あれ?内容がないなあ・・・それから、以前編集長をやっていた増井修さんがロッキング・オンを相手取り 裁判で係争中とか・・・今日雑誌で読んだけど、何が理由かは不明。ご存じのかたがいらっしゃいましたら 教えて下さい。NEW97/12/02

猛禽の宴
楡 周平
待ってました!!前作クーデターでこけて(私はあまり良いとは思わなかった///と書いてましたが 、ご免なさい!!記憶違いでした。これもお勧め、充分に楽しめますよ) もうこれで、終わり?と思ってたのだけれど帰ってきました、今度は、あの朝倉恭介が!
衝撃のデビュー作Cの福音の続編登場!!前作では、インターネットを利用したコカインの 密輸密売という道具立てを置き(これが完璧!出版当初は、著者が組織の者ではないかと 疑いを持たれたほど・・酷似した犯罪の摘発もあったような記憶がある) 硬質な文章で完璧なストーリー!ラストの銃撃戦はあの名作毒猿”愛の図書館別館1”大沢在昌)にも匹敵する描写!!簡素ながら 映画のワンシーンを彷彿させるリアリティー、傑作でしたねCの福音
 今回の舞台はアメリカ。ニューヨーク・マフィアとの関わりの中、悪のヒーロー朝倉恭介 は如何に?彼の存在は大藪春彦氏の作品”野獣死すべし”の主人公とだぶって見えます。
 今回作品も、不夜城”愛の図書館別館1”馳 星周)と同様に 前作を読んでから取りかかって欲しい秀作です。昨日購入、当日深夜読了。 NEW97/11/30訂正文12/20追記

”愛の図書館別館3”今日はここまで・・

読めども読めども本はある!!知らなくていい世界も限りなくある(笑)愛を 持ってくれたし。愛の無いところには、何事も芽生えはしないのだぁ!!

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