防壁 |
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鎮魂歌 |
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彼らの流儀 |
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脱出 |
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氷舞 |
ラブ・ジェネレーション |
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DOS/V BLUES |
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エンスー病は治らない |
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夏のエンジン |
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ショート・サーキット |
消えた漫画家(3) |
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ファミリイ・ガーデン |
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河童が覗いた「仕事場」 |
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rokin'on12 |
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猛禽の宴 |
梟の拳 |
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イニシャルD’10 |
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クルマ運転秘術 |
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自動車のサスペンション |
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極道記者 |
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快楽主義の哲学 |
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テレビジョン |
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新ニッポン百景95〜97 |
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ブックライフ自由自在 |
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レディー・ジョーカー |
![]() アダルトビデオ 本橋信宏 | サブタイトルに村西とおるとその時代とあるように、AV創生期の
現場に直接関わったライターによるノンフィクション。1984年から93年までの10年間の栄華
と挫折。これまで決して語られることの無かったAVの制作の現場。○ャニーズとの確執。あの名作
SMぽいの好きの制作現場の記録・・・・・ AVはとにかく好きでたまらなかった。白石ひとみをブラウン管の恋人と讃えていたほど(笑) 無論今もだけど・・・(爆)好きではあるのだけれど何か釈然としない・・・何故だか解っているけど 自覚したくない・・・ AVに関しての書籍として、制作現場の写真満載のアダルトというお仕事それから、 文学的傑作?AV書籍の金字塔!!AV女優の2冊を 併読していただければよろしのではないかと・・・ すみません今回もよい紹介になりませんでした。充実感と虚脱感・・・ 生の根元とはやはり性なのだろうか・・・??合掌・・・ |
![]() 僕の命を救ってくれなかった エヴァへ 切通理作 編・著 | 数限りなく出版されたエヴァンゲリオン関連書籍。そして時代の象徴とも言われたエヴァ
庵野秀明に「教祖になるのは、簡単だな・・・」と言わしめたエヴァ。
偉大なる新興宗教とも言われるエヴァ・・・エヴァとは何者だったのか・・・ この本の中で語るのは、エヴァの解釈を初め、多彩な執筆陣による問答無用のエヴァ論。 エヴァを愛しながら、冷めつつ暖かくエヴァを語る。見下さず、持ち上げずエヴァを語る。 一見簡単そうなその行為は、生真面目に取り組めば取り組むほど難しいのだ。 この本のなかで語るPANTA(日本ロック界の重鎮、歴史的名曲多数。私大好き。でも、あくは 強い)のエヴァ解釈は必読。 各論あろうが、エヴァについてはクイックジャパンの18号(GAINAX風雲録、 山賀博之インタビュー)と9、10号(庵野秀明監督インタビュー<これは太田出版から単行本2冊で 出版済)と、この本を読めば充分であろう。 しかし、タイトルが良い!!そして装丁もきれいだ。もしこれが美しい本で無かったら、 そしてこのタイトルで無かったら・・多分手にとってみることも無かったであろう(表紙の写真も良い)。 エルヴェ・ギベール(エイズで死去した作家)の手記僕の命を救ってくれなかった友へ からのパクリ(字体もまねてある)。良いではないか!!(笑)いい感じじゃないか。 |
![]() コンピュータ悪のマニュアル H&Cクラブ | 離乳食。聞き覚えは無いだろうか??電脳界の悪の教科書(笑) アングラ<UG、われず、ハッキング、bom、ウィルス、コカイン、地下文書、カードナンバー、 エミュ、NG、裏ソフト・・・何でもアリだ。興味のあるなしに関わらず、電脳界の散歩の必読書 と言えよう。感染しないための予防注射か??(笑)薬中の為の、スマートドラッグか?・・ 内容の詳細は割愛させて頂きます。<自主規制(笑) |
![]() 悪党 ロバート・B・パーカー | 人気シリーズ24作目!!私立探偵スペンサー瀕死の重傷! ハードボイルドでありながら、恋愛小説でもある一連の作品。良い悪いは別として新刊のでるたびに 買ってしまうのは何故だろう・・。 翻訳はいつもながら素晴らしい。訳文独特の読みにくさは皆無。 すでに既刊17冊は文庫化されているので読んでみていただきたい。特にお勧めは初秋、これは 間違いなく傑作である。 彼の作品は、ハードボイルドでありながら、それ以外のパートの描写、飲食に関わる一切、ジョーク等 いなしが効いていて気持ちよい。作品によれば、事件そのものより人間関係の方が主体となっているものさえ あるほど。無論プロットだけが主体ではないのは当然なのだけれど。 大人の関係って難しいなぁ・・・しかし、かの大沢在昌氏によると最近のパーカーはもう注目していないとか・・・ まあ、そう言うのも解らないでも無いけれど・・・(笑) |
![]() 中年シングル生活 関川夏央 | ひとりで生きるのはさびしい。しかし誰かと長くいっしょにいるのは苦しい。そういう我慢と
ためらいに身をまかせて曖昧に時を費やし、ただただ決断を先送りにしつづけてこうなった。
つまり、ひとり暮らしは信念などではない。ひとり暮らしとは生活の癖にすぎない。 この本は、さびしい本ではない。しかし、たのしい本というわけにもいかなかった。不幸でもなく、 同時につまらなくなくもない中年的シングル生活の実情を、自信と痩せがまん半々にしるそうとした。 すこしずつ迫ってくる老化にやや困惑しつつも必ずしも希望を失わず、いわば泣き笑いの顔で ユーモア読物を書いてみたかった、そう言うことである。・・・・と著者はあとがきで語る。 エッセイストとしても定評のある氏の中年シングル生活の悲哀と楽しみ??また、氏の友人である同志? 達の話も興味深い。良い本である。ちょっと仕事を半日休んで読み切ってしまいました(笑)。 でも、どこかでこの話読んだ覚えが・・・と本棚を探してみると、氏の家はあれども帰るを得ず の内容と重複しているパートがあり納得。あと、水のように笑うも良いです。というか、氏の著書 はどれも凄く良い本ばかりで、漂う感傷味はいつもながら味わい深い。氏は確か今年で50才・・40過ぎ から最近までの生活を主体に本書では語られている。離婚歴1回。 ノンフィクションライターとしての手腕も素晴らしく、問題作であり傑作ソウルの練習問題 は必読の書といえよう。また、シナリオライターとしても良い仕事が多い。ハードボイルド漫画 の金字塔事件屋稼業も、氏のシナリオだったと思う。これも素晴らしい。 何度読み返したことか・・・松田優作の探偵物語(TV) の好きな方にはチョーお勧め!!画は、これも重鎮谷口ジロー氏。んんんんーーーたまらない。 |