Kangeki Kansou Link : IPPO's part 2001.4-6
|
観劇感想りんく
一歩支部
|
SF副題は
「銀河おさわがせ中隊???」
|
|
半年、いや、実はほぼ一年ぶりぐらいの観劇。
いやあ、ご無沙汰しておりました。
注意)
感想書式については、以下に準拠します。
より詳細は
和田本部
における
KKL規約
などを参照して下さい。
用語などについても本部へ行けばほぼ判る手はずになっております。
演劇用語集
などを参照して下さい。
勧誘)
同じく芝居の感想文を寄せてくれる人を
いつでもどこでもいつまでも募集しています。
これまた
和田本部
ぐらいに連絡を入れて下さい。いや、連絡とれれば、
どこでも誰でもどうやってでも構わないのですが。
↓感想書式のサンプルです。
劇団名 #ナンバー
『タイトル』
|
期間 |
2000年忘月忘日(忘)〜忘月忘日(忘) |
会場 |
忘会場 |
|
観劇日 |
忘/忘(忘)忘 |
座席 |
前後列目上下手中央端 |
客席 |
忘満席 |
チケット |
忘券忘円 |
フリースペース。
各自自由に記述。
一応言っておきますが、これは書式のサンプルです。
バージョン1.02I(一歩仕様が一部に入ってます(笑))
|
|
エビス堂大交饗楽団 #10
『ラジオ ドッグ 超☆絶☆版』
RADIO☆DOG THE SUPER EDITION GW SPECIAL
|
期間 |
2000年5月4日(金)〜5月6日(日) |
会場 |
扇町ミュージアムスクエア |
|
観劇日 |
5/4(祝)S |
座席 |
ニ列目上手端 |
客席 |
満席立見有 |
チケット |
当日券2200円 |
「青春」。
さて、最初に一言言うと、相変わらずのエビス堂でした。
時々台詞をかんでいる所とか、効果音を自分の口で言っちゃう所とか。
(余談1:きっとまた台本ギリギリだったんだろうなあ)
(余談2:音響王子、きっと途中で「こりゃ効果音消した方がいいや」って、電話の呼出音つけるの諦めたねきっと)
で、今回。
青春です。中学生三人の、凸凹三人組の、青春です。
その青春が盗聴なんてものに絡んでしまうところがなんかアレですが、
素晴らしく清々しい青春モノでした。
そして、その後の彼らが、青春を共に過ごし、そして離別していた彼らの、「今」とか「これから」を感じさせる、非常に気持ちいいお話でした。
いつも通り。
これが、変えるに変えられぬ、エビス堂の持ち味なんでしょうなあ。
舞台の形は、「恋する宇宙に人類は」に近い感じ。
黒い舞台に、工事現場鳶職の足場が壁沿いで組まれ、
そこからの階段が正面に配されてるあの形。
中央に柱、そこで折れて二正面風に組んであるのが、
それなりに面白かったです。
柱にも飾りが目立たなくつけてあって、クライマックス、東京タワーシーンでは、
うまく「うん、ここって東京タワー」という風に見えました。
でも、やっぱり、あの柱邪魔。下手二階からの登場人物、
私の席(上手席の更に上手)では全く見えず、声はすれども姿はなし、でした。
そう、この柱、メッセージが投影される白板としても利用されて、うまいなあと思いました。
それに関して余談。
下手側はこちらからは見えない角度だったので、判らないのですが、上手側は、
最初、その投影文字がうまく出ませんでした。というのは、投影機の位置が低くて、
客の、そう、私の前に座っていた人の背中に文字がうたれてしまったのです。
二度目に文字投影があるとき、それはやたらにぐらぐらしました。おそらく、
人力で持ち上げて人力で固定、+、位置あわせをしていたのでしょう。
そして三度目。見事に、
光源は人の背中をささない位置に修正されて固定されていたのでした。
……でも、メッセージ、あそこまで多用する必要はあったのかな。
あるいはああいう独白以外の利用方法に転用する方法はなかったのかな。
あのアイデアは秀逸なだけに、うまく利用して盛り上げて欲しい。
んー。あとは。主要メンバーは相変わらずでしたし……
ああ、そうそう、釣り書きを読んでると、
女優さんのうち一人はバレエ経験者だそうでして、
そう思ってみてるとああなるほど、
背の張り方、足先指先の回し方に、そういう所があるなあと納得したのでした。
というぐらいでしょうか。
あと、少年ジャンプは、今回のノリで言うなら、
やっぱりジョジョより男塾の世界でしょうこれは、と思ったり。
ジョジョの奴らは素質と知恵で勝負だから、
身を捨ててとか、日々の特訓とかしないもんなあ。
あらすじ。
落ちこぼれはみ出しモノがなんとなく集ってしまった某中学校の、(名目だけで実質活動をしていない)将棋部。構成人員は、気弱なノビタ君、イジメのガキ大将君、お金持ちでエキセントリックな美少女ちゃん。
賞金狙いで小説大賞に応募しよう、となった時、彼らが「小説を書く肥やしとする為に」「人間を勉強する」手段として選んだのが、「盗聴」だった。東京各地に仕掛けられた盗聴電波の盗聴。
ここで盗聴という手段に出る辺りが、彼らが「はみ出しモノ」な所以だろうか。
だが、盗聴電波の中にはキナ臭いものも多い。彼らはいつの間にかそれに巻き込まれ始める。そして更にミステリー。彼ら三人が一同に介して手を繋いだ時、彼らのクラブに「四人目」が、彼らが書く小説の中の、只の登場人物に過ぎなかったはずの少年が加わる。
彼の足跡は現れては消える。
時にノートに書かれた小説に。
時にパソコンに打ち込まれたメールに。
三人しか知らないはずの知識を、そしてその謎に対する答を提示しながら。
果たして、四人目の正体は……?
更に、それから10年後。今はバラバラに暮らす三人は、とある事件に巻き込まれる形で、再び集う。
事件を巻き起こしているのは、そう、彼。「四人目」の彼だった……。
10年の時を挟んで、3人の中学生が、あるいは、3人のそれぞれの道を歩む社会人が、事件を追うミステリー。
いや。アクシデントと、友情と、愛情の、青春物語。
星の数は、楽しい点では上級、台詞やらなんやらの完成度(練習度)で言うと一つ落ち、トータルすると星3個半という所でしょうか。もうちょっと足すかな。
最後にネタバレ。
クライマックスの、
「ねえ、聞いてる?」
の為に、そしてその時の彼の表情の為に、この芝居はあった。
と、言って過言でないと思います。
そう、これは、小説では、映画では、難しい。芝居だから出来た技では。
このシチュエーションの為に全てはあった。
|
|
その観劇姿勢など。
芝居を観だしたのは、ひとえに
和田さん
(又の名は制御盤さん)に誘われたから。
必ず5割、いや、無理でも3割は、冷静に、シニカルに、理性的に舞台を観よう、
っていうか、誰が笑ってやるものかという姿勢を保とうというのが一応方針。
感想はけなし専門。
プラス評価は
1)ギャグ
2)オチ(結末がきちんとついてる)
3)エンターテイメント(シリアス含む)
マイナス評価は
1)ピンボケ(判りやすく)
2)眠気(静か過ぎず)
笑わしてくれて、かつ、後味がすっきりしてれば最高ってわけ。
強度の眼鏡着用による眼労と、
不節制な生活によるバイオリズム崩壊の為、始終アクビをしています。
が、これは劇がつまらないとかとは全くの無関係ですので、
大口開けている馬鹿を見ても皆様怒らないで下さい。
観たの一覧は
こちら
になりますね。
☆の数についてなど。
一応、五段階評価。
☆☆☆☆☆ |
理想!(絶対出ない(笑)) |
☆☆☆☆ |
完璧おもろい! 〜 並よりマシ |
☆☆☆ |
並 〜 一点買い |
☆☆ |
意欲は買う |
☆ |
謎 |
☆三つなら見て間違いなし、☆二つなら要検討、でしょう。
そのうち「☆」マーク以外を導入しようか、とも考えている。
例えば「☆+」「☆−」(0.25点加減点)とか。
例えば「☆★」(0.5点加点)とか。
どうしようかなあ。
芝居の法則
「10観て1アタリなら満足しろ」
「舞台装置がすごいと話は駄目」
「最前列は舞台全体を把握できない」
「ナマモノだから痛みや外れが激しい、そして当たりも」
「開幕にはこなれてない舞台が透ける」
「千秋楽は役者さんが声を潰している」
おまけ。
芝居小屋マップ。
でも実は
本部
にも
こういうの
がある。
|
something tell me.
reviewer's :
[mailto:ippo_x@oocities.com] :
[BBS]
KKL master's :
[PAGE] :
[BBS]