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ひねもすのたり、ひぐらしぐらし。
日記などから、小話抜粋。
「私の仕事は間違ってない」 | 97年10月中句 |
「P2の未来」 | 97年10月下句 |
「象の足の裏バーガー」 | 97年11月上句 |
「顔」 | 97年11月上句 |
「密造酒の作り方」 | 9?年??月?句 |
ロボットも小型化が進むと言う(ホンダの目標は身長 130〜140cm)。というのは、でかくて重いと危ない上に、人に「恐怖感」を与えるからだというのだ。フランケンシュタイン・コンプレックスは、そしてゼノフォビアは健在という訳だ。
果たして近未来、私達は彼等を、恐れることなく受け入れる事ができるのだろうか。おそらく、サイズは一つの誤魔化しにしかならず、より根本的な所での違和感が根を張る事だろう。
「アトムからガンダムへ。」そう、その記事は締めくくった。我々の上の世代から、我々の世代への感覚の変化がこれだそうな。
正にアトム的な姿と仕草のロボット「P2」の次にくるのがガンダムか、と思うと、同時に私は戦争の影をも感じてしまった。それだけは止めて欲しい。手に入れた玩具を使いたいが為に、そしてテレビの見過ぎで狂ってしまっている感覚(<俺、自覚あるです)がそれを許すが故に、そんな殺し合いの道へと入りたくはない。誰か止められるだろうか。その世界の歯車の狂いを俺は自覚できるだろうか。自信がない。
もしうまく抑制出来て、ガンダムの次へと高飛びが出来たらとしたら、そこには何が来るだろう。そう考える。つまり、我々の世代から、我々の下の世代への感覚シフトは何なのか、だ。
という訳で、俺なりにその「未来のロボットの可能性」を分析・分類してみる事にする。
まず、一番にありそうなのは。
ズバリ。
「女の子型」と見た。(笑)
最近見たのでは「アミテージ・サード」というOVAがありましたね、女の子の姿をしたロボット。しかし私にとっては、早川SFから出てる
「ヴァーチャル・ガール」
という方がピンと来るのだが。でなきゃ
「アンドロイド」 とか。
小型化、危害を加えない形態、そしてアンチ戦争となれば、おそらくその辺りに収束するんじゃないかな。最近の恋愛ゲームとか、そのへんのノリもそれを助長すると見る。
あれ? でも、これもそんなに新しい意見じゃないか。「生きてるダッチワイフ」いや、この場合は機械だから「生きてないダッチワイフ」の方が正確か? は、昔からよくあった意見だ。
でもなあ、SFモノ、ロボット好きモノの私としては、やっぱりそういう女の子型がいたらイソイソとお近付きになろうと出かけるだろうな、うん。ダッチだろうが、そうでなかろうが。
「召使」というよりは「友人」「恋人」の位置づけの方が納得できる。
……うん、やっぱり次は「女の子型」でキマリだわ(笑)
目指せ、「ガンダムからマギーへ。」
小型化や「人に恐怖を与えない」という姿勢、及び一部のヨコシマなる人間心理の具源とそれにノる企業より、この方向の可能性は高いと見る。
……と後輩に話してると、そんなのヤダ、生身の方が絶対にイイ、という反論。
「見ろよアイツ、旧式を連れてるぜ、不細工だよなあ」
と言われるのが嫌とかそいつは言ってたが、それは生身でも変わらんと俺は思う。
次に思ったものは。
ガンダム型。
兵器産業が一番力の強い事を思えば、さもありなん。確かに兵器としてなら、「巨大化」でもって「人に恐怖を与える」が主軸になるだろうしねえ。個人的には一番嫌だ、とか言ってたら、これまた後輩が一言。
「バーチャファイターやロボテックはどうなんです?」
なるほど! つまり、ゲームとしての大型化か。体感ゲームどころか、リアルゲームになる訳だ。
がんばれ、某セガ。
もうひとつ。
スーツ型。
兵器、というカテゴリからの連想。早川SF
「宇宙の戦士」
の戦闘スーツなんかを指している。それを言うなら、一応ガンダムも「スーツ」だけどさあ。更に言い出すと、ボトムズもサイズや雰囲気からして、上よりもここが近いかもしれん。
他、
「エイリアン2」
のパワーローダとか、
「アップルシード」
のギュゲスとか。あ、
「モスピーダ」
もいいなあ。
……うん。モスピーダは欲しい。あれならレジャーとして成立する。ホンダがしてるんだし。おお、なんだかごっつい実現しそうな気がしてきた。(笑)
及び。
サイボーグ009型。
つまり、技術の熟成は、人間の身体代用部品技術へとより強く流れるのではないだろうか。アニメでなく言うと早川SFで
「マン・プラス」 なノリである。
でもねえ、加速装置はねえ。いきなりそれを連想しないで欲しい。無茶やって。脳味噌をどうやって高速化するんだらう?
そして、
ロボット型。
実はこの可能性も考えてる。つまり、あくまでも「産業ロボット」の延長としてしか、ロボットはその存在を許されないのではないか。ボルトやリベット、金属で作るのを義務づけられ、能力も技術にではなく、社会により制限を受けて。悲しく感じるのは単なる私の気の迷いであり、実はそれが一番正しいつき合い方かもしれない。
反乱も協調も出来ない、使われるのみの哀れな召使よ。
あれ、これは漫画
「ファイブスターストーリーズ」
のファティマなんかにも通じてるかな?
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