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◆ データの整理と分析(2)

◆実 習 の 目 標

  データから度数分布表を作る。

  データからその内容を表すために最適なグラフを考える。

◆評 価 の 観 点 

関心・意欲・態度

統計的に考察したり表現したりすることに関心をもち、それに基づいて処理をしようとする。

思考・判断

統計的に考察したり表現したりすることができる。

技能・表現

表やグラフを目的に応じて適切に選んだり、便利なものを工夫して作ったりすることができる。

知識・理解

度数分布を表す表やグラフについて知るとともに、一部の資料から求められる割合によって全体についての傾向が分かることがあることを知る。

◆実習1 度 数 分 布 の 作 成

例1  スポーツテストの結果の一部を利用して度数分布表を作る。

   ハンドボール投げ 2学年分

      度数分布表を作り、学年間で比較する。

例2 試験の点数を利用して度数分布表を作る。

得点 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
人数 2       1   4 2 1 2
得点 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
人数 2 1 3 3 2 4 2 2 3 3
得点 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69
人数 3 3 4   1 4 10 4 1 2
得点 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79
人数 2 2 5 1 2 1 1 3 2 1
得点 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89
人数 1     1 1 1 2   1  
得点 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
人数   1   1 1 1        

@全体のデータから適当な、階級(分布の区分)を作る。
    感覚的に分かりやすい・・・5m、10点区分など
    数学的には・・・スタージェスの公式 

n:観測値の数 k:階級数 r:観測の範囲 C:階級の幅

 k≒1+log2 n=1+3.32log n  C≒ r /(1+3.32log n)

 例2 では n=100 k=1+3.32log100=1+3.32×2≒8
        C=(95−40)+1/8=7

◆実習2 最適なグラフを考える

@月別海外渡航者数(万人)     1997 年観光白書        
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
人数 130 131 150 118 122 134 147 166 155 136 132 148
                       
A年齢別男女別(万人)   B州別旅行先(万人)   C目的別人数(万人)
年齢 合計                
以上 未満   人数   目  的 人数
0 10 21 21 42   アジア 755   観  光 1377
10 20 37 50 87   北アメリカ 553   仕  事 240
20 30 173 289 462   ヨーロッパ 167   学術研究 28
30 40 192 117 309   オセアニア 92   その他 24
40 50 213 96 309   その他 102   合  計 1669
50 60 158 102 260   合  計 1669      
60 以上 115 85 200                
合計   909 760 1669                

グラフには 棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯びグラフなどがあるが@〜Cの表をグラフに表すとしたら何グラフがよいか考えてみよう。