インラインスケートにはいろいろな遊びかたがあります。ま、どんな遊びだってそうなんだけどさ(笑)。私が最近挑戦したいと思っているのはホッケーなのですが、最初はだらだら公園の遊歩道などを滑るフィットネスからスタートしました。サイクリングやジョギングの代わりといった感じですね。これには音楽に合わせてステップを踏みといったようなエアロビクス的な楽しみかたもあります。一番楽しかったのは、NYのセントラル・パークの周回路を駆け抜けたときかなあ。DCにはあんなに広いところをクルマの心配なしに滑るなんてことがなかったので。

LAで友達をこの遊びに巻き込んでからは、もうちょっと小技を競うような遊びかたになりました。これが上手になるとフリスビーしたりスラロームで遊んだりするレクリエーションに進む訳です。また、殆ど役に立ってはいませんが(笑)、当初の目的にはスキーのオフシーズン・トレーニングもありました。アイス・スケートのトレーニングにもなるそうですね。

私には全く興味がないのですが、ジャンプや、手すりなどの上を横滑りするグラインディングなどを中心とするストリートというジャンルもあります。ストリートと言う言葉からは通勤で使うくらいのスタイルがイメージされちゃうんですけれどもそうではないのですね。町中にはいろいろな障害物があってそれをうまく切り抜けていくためのテクニック・・・が発展したくらいの意味なのかなぁ(根拠なし)。これが更に進むと、、巨大な土管を半分に割ったような曲面を駆け上がるハーフパイプのようなアグレッシブ・スケーティングになります。

一方全然方向は異なり、レーシングという文字通りスピードを競う競技もあります。こっちもあまり興味がないので割愛。この辺になるとスケートのデザインそのものが全く異なってきます。アグレッシブ系は重心が低いシューズに小径のホイール、スピードはローカットの薄手の靴にホイールが5個付いていたりします。

はっきりいって私は「ど」がつくくらいの初心者です。それでもこんなにインライン・スケートが気に入っているのは、腰や膝に負担がかからないので実に気軽に遊べるスポーツである点です。水泳もそうなんだけれど、プールがなくちゃいけないしそもそも泳ぐのはあんまり得意じゃないからなぁ。このページは「楽しくインラインスケートで遊んじゃおう」がテーマなので、私と同じ程度のレベルを中心に、ゼロから始める人をのめり込ませてみようなんてことまで考えていますので、取りあえず、借り物でもいいから靴を履いてみることから始めてみませんか。

一番気軽にできるのは、スケートを持っている友達に借りちゃうことです。ついでに教えて貰えればもっといいですね(笑)。最初は勉強用と割り切って安物を買ってとにかく滑れるようになる、というのも手です。日本での価格はよくわかりませんが、アメリカでならそれこそ下は$10台からあります。ディスカウント・ストアーの$50程度までの製品でも何とか使えないことはないと思います・・・このくらいなら捨てちゃっても物置の肥やしになっても惜しくないもんね(笑)。

私が最初に教わったときには、$100は出した方がいいよ、それなりのメーカーの製品ならベアリングが全然違うから疲れかたが違う、という話でした。例えば、インライン・スケートの代名詞にもなりつつあるくらい有名な「ローラーブレード」社の製品なら、$80くらいからラインナップは始まります。まぁ、ここで$80払ってもノーブランドの$50のものと大差ありませんから、どうせなら$120クラスの製品が無難かなあ。ちなみに私が買った最初のスケートは、オキシジェンというメーカーのものでした。確か、$129だったと思います。これを例に、簡単に解説してみましょうか。