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参加者の横顔
順ちゃんの伝言板と
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ホワイトハウスの前で #1

update: September 25, 1997

私のスケート熱に火を着けた都築さんが、DCにやってきました。仕事での出張のはずなのに、鞄いっぱいにスケート用品を詰めて現れたのです。9月3日のことでした。天を仰げば絶好の天気。せっかくだから、晴れ舞台にデビューしよう!と、ホワイトハウス前を目指しました。


ここは、僅か数年前までは道路だったのですが、95年の5月にセキュリティの問題から東西にゲートが設けられて塞がれた空間です。真ん中を中心に左右に傾斜がついている(排水のため)のが惜しいところですが、路面は極上。世界に冠たるアメリカ合衆国の首都の中心、大統領邸の正面ですから勿論ギャラリーもたっぷり。これ以上のロケーションはありません。


南側の路上にフィアットを停めた我々は、その歩道でいきなりパッド類を装着、勇んでホワイトハウスを目指します。まだカラダが柔らかくなる前なのでやや危うい足取りで南側正面の観光客の群れをすり抜け、大理石が貼られて路面が気持ちのよい東側通路を抜けて北側、ペンシルバニア・アベニューを区切って作られたホワイトハウス前に出ました。夕方5時ちょっと前、まだまだ観光客が柵の前に鈴なりになっているところに、謎の東洋人が二人、いきなりスケートで飛び出した訳です(笑)。


とにかく滑る私、いきなり小技に走る都築さん。都築さん来襲を前に、密かにペンタゴンの駐車場で練習を積んだ甲斐があって、LAで見せたよりも大分乗れてきていた私でしたが、それでも都築さんが次々に繰り広げる小技には呆然。必死に学び取ろうと珍しく(笑)神妙に教えを請い、練習を続けます。ここで、ようやく自分のスケートが不安定な理由、すなわち「膝が入っていない」「腰が伸び切っている」を指摘されて気付いたのですね。


しばらく狂ったように滑りまくるうちに、観光客が減る一方で、スケーターが集まりだしました。スティックを持つスケーターたち・・・そう、ホッケープレイヤーです。やがて、胡麻塩頭の結構な年齢と思われるオヤジが両手にホッケーのゴールをぶら下げて滑ってきました。うーん、かっこいい。何人かがセットアップ、さらにバラバラと集まってきた仲間でゲームが始まりました。


女の子もいて、ひとりはまだそう上手いってほどでもなく、都築さんも「あれくらいなら俺にもホッケーはできるということだな・・・」などといいながら眺めています。そこに後から加わった女の子はスケーティングはやたらに上手く、フィギュア・スケートの経験がたっぷりありそう。でも、スティック捌きはまだ及ばない感じで、ゲームになると体格の差もあって他のプレイヤーにボールを奪われがちでした。


彼らを横目で眺めながら、水分補給のためにストリート・ベンダーを探して東の15st.まで滑り、財務省の横を下りました。そこでようやく見つけたお店でウォーター・ボトルを購入して、向かいの公園で休憩。ここは、Persing Parkという公園で、すぐ横にみえるのが万永元年に最初の日本の公式使節団が宿泊したウィラード・ホテル。靴から足を抜いてゆっくりと休憩を取り、日も落ちて空気が冷えはじめたころに再びホワイトハウスまで戻りました。


暗くなってホッケー軍団はいなくなりつつありましたが、コーンをならべて練習する達人なども現れてますます多彩。練習というよりあれは見せに来ていたのかなぁ。我々もしばらく滑り続け、結局9時を回ったころにようやくクルマに戻ったのでした。DCでのスケート合宿が始まった1日目でこれでは・・・明日は一体どうなることやら・・・(わくわく)(笑)

 

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