チリもつもれば TOP | 新着 | 挨拶 | 電脳 | 統計 | 為替 | フライト | 食 | サッカー | テニス | スキー | 乗物 | 小ネタ | 日本の姿 | リンク | 旅記 | 板 | e-mail やっぱりW杯仏大会南米予選 ![]() |
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・ フランスW杯南米予選 チリ代表、おフランス行きまでの軌跡。 最終戦までもつれにもつれた厳しい予選。 その中で大爆発、「サ・サ」ツートップ。 |
★ W杯、注目の組み合わせ (97年12月17日) 先日の注目のW杯一次予選の組み合わせ、日本が優勝候補一角のアルゼンチンと当たったなら、チリも古豪イタリアと同じB組。厳しい組に組み込まれたものだ。チリの日程は以下の通り: ● イタリア戦、 6月11日(木)チリ時間 10:30 at Bordeaux ● オーストリア戦、6月17日(水)チリ時間 10:30 at Saint-Etienne ● カメルーン戦、 6月23日(火)チリ時間 09:00 at Nantes ★ W杯南米地区予選最終勝敗表(97年11月16日)
全日程を終了、アルゼンチン、パラグアイ、コロンビア、そしてチリがフランス行き確定。 ★ チリサッカー、17位に躍進 (97年11月21日) FIFAの最新の発表によると、チリナショナルチームが世界第17位にランクされた。前回の発表の27位から一気に10ポイントもランクを上げ、過去最高位となった。このランキング、ポイントの付け方には色々あるらしいが、まあ、いい数字はそのまま疑わずにとっておこう。ちなみに日本が18位、アルゼンチンが19位だったが、これらは見なかったことにしておこう。 フランスだ! (97年11月19日) 感動の(?)ドキュメント11・16。 前日まで ● 追加入場券が4,000枚ほど売りに出される。 ● チリ人皆が「日曜は勝っても負けても荒れる。だからおとなしくテレビを見ていることにする」という。こわ…。 ● エースストライカーIvan "Ban Ban" Zamoranoはひざが完治せず、出場メンバーから外れてしまう。 そして当日。 ● 11:15 今日はじめて、家の前の通りをクラクションを鳴らしまくる車が通り過ぎる。あのう、試合は17:00〜なんですけど…。 ● 12:00 人に会ったあと、近くのショッピングモールへ買い物。スーパーは、午後からはテレビ観戦を決めこんだのであろう人たちでごった返す。ただ、町全体は平静を保っている(というか装っているというか…)。嵐の前の静けさ、とは昔の人は絶妙な言葉を造ったものだ。 ● 12:20 道中は3色(チリの国旗の白・赤・青をあしらったもの)帽子や国旗の売り子が道路で威勢のいい声を上げる。 ● 13:50 やったあ、日本3-2の勝利、おフランス行きおめでとう! ● 15:30 チリが勝ったら速報を「チリつも」のトップページに瞬時に送れるよう、原稿をスタンバイする。 ● 16:00 サッカー特番が始まる。 ● 17:00 キックオフ。 ● 前半 24分 ゴォ〜〜〜ル!!!!! チリ先取点!M.salasとツートップを張るためにこの日先発起用された、ゼッケン21番R.Barreraがスルーパスをもらい、キーパーをかわしボールを押し込む。早いうちにどうしても取っておきたかった1点目。 ● 前半 41分 チリ追加点! お待たせM.Salas、スルーパスを持ち込み、巧みにディフェンスをかわしてボールを押し込む。いいタイミングでの2点目だ。 ● 17:50 前半を2:0でリード。フランスはもう近い! ● 後半 開始から1人、また1人とボリビアにレッドカード退場者続出。結局は3人もの退場者を出して11人対8人の試合に。こうなるとボリビアは防戦一方、球は完全にチリ支配。楽な試合展開にも関わらず、なかなかシュートにまでは持ち込めない。試合自体は勝利濃厚と言っていいくらいの展開になっているが、単調な運び にややダレ気味。これもリードしてるからこその贅沢な不満か。サポーターからは「もう1点」の期待が高まる。 ● 後半 85分 チリだめ押しの3点目! 83分に交代で起用されたばかりのj.Carrenoが右からのセンタリングを頭で合わせ、キーパーの頭上を越える技ありゴール。 ● 19:00 試合終了のホイッスル! チリおフランス行き! 近くで祝いの花火が上がる。 ● 19:03 無事チリフランス行きの記事を「チリつも」トップページにアップ。 ● 19:10 テレビ各局で「おめでとうチリ」の特集番組開始。 ● 19:20 クラクションを鳴らした車がひっきりなしに行き交う(21:00くらいまで)。今までのチリが勝利したときの5倍は多いぞ。 ● 21:00 民放がいっせいに12月の上院議員選挙の政見放送に切り替わる。え?確かに前から決まっていたプログラムではあるが・・・。 翌日 ● やはり昨夜は荒れたらしい。報道によると、2人死亡、20人負傷、拘留者は100人にのぼったそうだ。テレビでは、警察が出動して放水車で群衆を蹴散らかしている姿が度々映し出された。 ● 日本のワールドカップ出場も、CNNスペイン語版で放映される。レストランかどっかに陣取った日本のさポーターの、ゴールデンゴールを決めた瞬間の歓喜と、翌日のスポーツ新聞の大見出しを映していた。 ● 視聴率が発表になった。47.5%。これは96年12月15日のアルゼンチン-チリ戦(ブエノスアイレス)の49.4%に次ぐ高視聴率。 ● 事前から周到に用意がしてあったのだろう、予選突破までの軌跡の特集を新聞に見つける。 ● 22:00から昨日の試合の再放送。ダイジェスト版ではなく、完全ノーカット版。画面下1/4に現れるCM(このおかげで試合中にCMカットは行われない)までまったく同じタイミング、同じスポンサー。縁起ものなので(?)1点目が入るところだけは付き合うことにした。 ★ ついに王手 97年10月13日書き込み 対ペルー戦、これを落とすと残る一枚、おフランス行きがペルーに決まってしまうので、チリは何が何でもこの直接対決を勝って最終戦に望みをつなげなければいけない。エースストライカー、目下南米予選の得点王我らがIvan Zamoranoが右足負傷で欠場中なのが痛い。それでも金曜日あたりからテレビ・新聞がなにやらいつとは違う異常な盛り上がりをみせている。悲壮感すら漂っているぞ。政府の肝いりか?>ありえそうでシャレになっていない。 テレビでやっていたけれども、ペルーなんか祈祷氏を呼んで、何か怪しげなお祈りをしていた。煙をたき、チリのユニフォームに「黒魔術?」をかけている所なんか、薄ら寒いやら笑えるやら…。 いつものように75,000人の満員御礼の大観衆を集めたサンチャゴEstadio Nacional。70,000人がチリサポーター、5,000人がペルーサポーター。試合開始からチリは積極的に仕掛け、押し気味に試合を進める。13分、センタリングをフォワード、2枚看板のうちの1人M.Salasが頭で合わせ、待望の先取点!これで勢いに…、と思ったら逆にプレッシャーがかかり、急にぎこちない球運びに。パスがつながらない。今後はペルーに深くつけ込まれる羽目になる。あっ、ペルーの強烈なシュート!。しかしゴールポスト。跳ね返った球を再びシュート!。またゴールポスト。ふうっ。見ちゃいられない前半。 後半開始もまだぎこちなさが残る。50分、満を持して右ウイングにM.Vega投入。これを機にチリのボール運びが目に見えて変わった。彼を介してパスがつながるようになり、スルーパス、センタリングがだんだんとペルーゴールを脅かす場所まで届くようになってきた。 そして59分、そのVegaのコーナーキックのゴール前、こぼれ玉をディフェンス、P.Reyesが落ち着いてゴール!お待たせの2点目。こうなるとがせんホームのチリの優勢は明らか。82分、89分とマタドールM.Salasが立て続けに決めてハットトリック、4:0と、終わってみれば完勝だった。 苦しみ抜いて、ようやくパリ行き飛行機の搭乗口までたどり着いたチリ。最終戦、ボリビアは当地サンチャゴで11.16本当の決戦。 ★ ほんまに崖っぷち 97年9月10日書き込み 対アルゼンチン戦、ホームで何とか念願の勝利を…の声もむなしく、1-2であえなく沈没。チリはアルゼンチンゴール前に何度も球を運びシュートを放つが決定打に欠く。25分、アルゼンチンにゴールを先行されるも33分Salasが決め返して前半は1対1の健闘。コロンビア、パラグアイ戦勝利の再現を…の期待もかかる。 後半、攻撃の勢いが止まる。なかなか相手陣営深く切り込めない。85分ついにアルゼンチンのカウンターアタックにあい、ゴール前でもつれた間に押し込まれる。「ああ、、、」ため息。少ないチャンスをきっちり物にする、アルゼンチン。さすが予選1位の実力。そしてまたチリはアルゼンチンに公式戦で勝利を挙げることができなかった。 アルゼンチン、コロンビア、パラグアイがそれぞれこの日勝って、おフランス行きの切符確定。残るはあと一枚。ペルーがこの日勝って4位に浮上、負けたチリはついに5位に転落。次回のペルー戦が事実上の最後の一枚を賭けた直接対決、絶対負けられないところまで追いつめられた。 ★ やっぱ筋金入りの内弁慶 97年8月20日書き込み 8月20日、敵地モンテビデオで行われたウルグアイ戦を0対1で落とす。終始攻めきれなかった攻撃のまずさが目立つばかりの試合だった。エースストライカー"Ban Ban" Zamorano欠場があったとは言え、シュートチャンスも与えてもらえないような覇気のなさ。しかしアウェーでの試合ぶりの悪いこと…。結局アウェー全戦終了して4分け4敗。チリは4位は死守したけれど、ますます今後の試合が落とせない展開になってきた。(見て見て、前回の2試合と比べてここの書き込みの少なさ…) ★ 本当の大金星!! 97年7月21日書き込み 本当に意味のある、大きな1勝だ。対コロンビア大勝の余勢を駆って、今度は首位ぶっちぎりだったパラグアイを相手に2-1と快勝!おフランスが少し見えてきた!? サンチャゴ最大の競技場、Estadio Nacionalは満員御礼の75,000人。フレイ大統領も「いつものように」観戦だ。勢いにのるチリは前半9分、早くもペナルティーキックのチャンス。これをエースストライカー"Ban Ban" Zamoranoが落ち着いて右隅に決め待望の先取点。 この日のハイライトは後半51分に来た。右ウイングからのふあっと高く上がったセンタリングを、Zamoranoがジャンプ一番、頭で合わせそのままゴールをゲット!2点目だ!会場も歓声も最高潮に達した。(このヘッディングシュート、テレビのハイライト番組で30回は見ることとなる)。 その後Vizuelaには61分、チリゴール前でキーパー・ディフェンスと彼がもつれて衝突、こぼれ玉を押し込まれたが、この1点だけで何とかしのぎオフサイドのホイッスル。本当に大きな1勝を手に入れた。チリはおフランス行きの4位を死守、その日のチリの夜は大騒ぎだったことはいうまでもない。勝利の夜を祝うPlaza Italia付近は1,000人の人だかり。もちろん周囲の道路は封鎖。ついに騒ぎが高じて投石、器物損壊が始まってしまった。ほどなく警官隊、放水車が導入され荒々しくこのお祭りの場を解散させてしまった(あんまりバカ騒ぎをしないチリ人にしては珍しい光景だった)。 試合前「(というかたぶん負けるでしょうね、冷静に見て)」なんて書いてしまってちょっと恥ずかしいぞ。 ★ コロンビアに快勝! 97年7月7日書き込み 「チリ、マタドール」(El Mercurio) 「チリ、デストロイヤー」(La Epoca) ”東スポ”的見出しが並んだ7月6日、チリの日曜の朝はいつもよりすがすがしかった…。 と、心なしかキーボードを叩く指にも軽やかさが感じられる今日だ。7月5日(土)、 サンチャゴで75,000人の大観衆の中行われた試合は、強敵コロンビアを4-1で快勝!。 前回アウェーでは1-4とボロ負けだったのできっちりお返しをしたことになる。 前半から全くのチリペース。16分、26分、41分とSalasがハットトリックを決めもはや楽勝ムード。 得点が入る度近所のあちこちのアパートの居間から「うおーっ」の叫び声が漏れる。 気の早いヤツの車がもうクラクションを鳴らしながら通りを駆け抜けていった。 後半も勢いは衰えず。52分にRicardoにゴールを割られるも、その後は守りも堅く、 チリゴール前に球が寄りつかないほど。圧巻はロスタイムに入った92分、 Zamoranoがペナルティーキックをきっちり決め、とどめを刺した(まさにマタドール)。 まるで風呂上がりにキンと冷えた生ビールを飲る、そんな爽快感あふれる試合だった。 しかしながらチリのその「内弁慶」ぶりは徹底している。これまでの11戦中、アウェーの7戦は3敗4分けとさんざん、逆にホームは4戦全勝。ホームでの試合をたくさん残しているだけに、この内弁慶ぶりに期待したい。 予告 7月20日は、ただ今1位ぶっちぎり中のパラグアイとサンチャゴで対戦だ。なんせ失点が少ない鉄壁の守り、 内弁慶ブリブリのチリも大苦戦は必死(というかたぶん負けるでしょうね、冷静に見て)。見逃せない一戦だ。見逃せない理由はもう一つ、南米サイトでは有名な田中さんの 「パラグアイに行こう、イグアスに行こう」 でも、ワールドカップの予選結果を随時アップしている(もちろんパラグアイ戦を中心に)。今度はこの両サイトを見比べるという楽しみもある。ちっくしょー、それにしても田中さんときたら1位だけに記事もうきうきだぜいっ(羨)。 ★ また引き分けじゃ 97年6月9日書き込み エクアドル戦を1-1で引き分けた。キトも標高が高いし、アウェーだったので、負けなくて良かったのだろう。… と、こちらの新聞には書いてあったのだが、おいおいいいのか?やはりきっちりと勝っておかなければいけなかった試合だったんじゃないの?だってまだびりから3番目だよお。 ★ チリ快勝でストレスも解消 97年5月1日書き込み 絶対負けられないベネズエラ戦、チリはホーム(本拠地)で、いままでのうっぷんを晴らすかのような試合をしてくれた。なんと6-0!エースストライカーIvan "Ban Ban" Zamoranoが5ゴールと大暴れ。いままでいらいらさせられるような試合が多かったが、これで重苦しかった雰囲気をとりはらったようだ。順位こそ8位だが、得失点差なら4位タイ。 もちろん得点数は1位。ホームでの試合を多く残しているだけにこれからまだまだ楽しみだ。
ちょっとお休み 97年4月28日書き込み ★ 高地ニモ負ケズデモ勝テズ 97年2月17日書き込み 南米1次予選前半の日程を終了。チリは高地ボリビアの首都ラ・パスで試合を行い、対ボリビア戦を1-1のドローとし、2勝3分3敗で前半戦を折り返した。28分に先行されるも45分、P.Gonzalesのゴールで同点に追いつくという試合内容。酸素の少ない高地での厳しい戦い、しかもアウェーということを考えるとよくがんばったと言うべきか。 ★ ペルー戦痛い黒星97年1月13日書き込み 南米第1次予選第8ステージは11,12日両日に各地で開催された。チリはリマでペルーと対戦、精彩を欠く元気のない試合で1-2星を落とした。通算成績2勝3敗、順位も9チーム中8位と大きく後退した。 ペルーは15分、34分と確実にゴールを決め先行、一方チリは88分にZaamoranoの1ゴールを返すのが精一杯だった。取りこぼしていけない、痛い黒星。チリの予選突破に黄信号がともった。 ★ チリ値千金の引き分け 96年12月17日書き込み 15日に行われた南米第1次予選第7ステージ、チリは強豪アルゼンチンと65,000人の大観衆の中、ブエノスアイレスで戦い、アウェーの不利な状況にもかかわらず1-1のドローでしのいだ。通算成績は2勝2分2敗となった。 先制したのはチリだった。52分Cornejoがゴールそばからフリーキックを直接決めた。このまま1点を守り切って大金星を…との願いは届かず、70分、ペナルティーキックをアルゼンチンBastitutaが確実に決め、同点となった。両チーム退場者を1名づつ出す激しい試合展開となったが、そのまま試合終了を迎えた。これまでアルゼンチンにはあらゆる大会でほとんど勝てなかっただけに、アウェーでの引き分けは勝ちに等しいほど上出来だ。 土俵際、チリ残った 96年11月30日書き込み 11月12日、サンチャゴで行われた予選において、チリは対ウルグアイ戦を1:0と辛勝、星を2勝2敗1分けの五分に戻し、順位も5位と、予選突破のボーダーライン4位まであと少しにまでこぎつけた。 もうあとがないチリは、ホームで地元の大声援の中1点を守り切り、予選突破の望みをつなげた。 |