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・ フランスW杯南米本戦 サラスの感動的ゴール。 サモラノの国歌斉唱。 アコスタ監督のガッツポーズ。 すべての感動はここに残っている。 |
★ W杯チリ、の総括 by 管理人 (98年7月3日) ・ これまでのみなさんの応援本当にありがとうございます。36年ぶりの決勝リーグ進出となり、チリも大いに盛り上がりました。 ・ 29日に早くも選手たちは帰国の途に着きましたが、選手・監督たちはみなヒーローとしてあたたかく迎えられました。 ・ それにしてもチリの日本での注目度が高かったのには正直言いましてびっくりしました。たくさんのメールを頂き、びっくりするやらうれしいやらです。 ・ 最後まで攻めの姿勢を貫いたスタイル、良かったです。 ・ イタリア戦45分、サラスの同点ゴールにコートを翻してすんごいガッツポーズを全世界に披露したネルソン・アコスタ監督、好きです。 ・ ちなみにネルソン監督は強面(こわもて)なのに眉毛が下がっている。 ・ カメルーン戦で4つんばいになったカメルーンの選手にまたがってしまい、ロデオ状態になったサモラノ、おちゃめ(しかもそれ、結構長続きした)。 ・ 出場国の中で一番歌声が大きかった国歌斉唱、結構感動した人が多かった。 ・ と同時に「サモラノ、歌へただなあ」との印象も深く刻まれた。 ・ ブラジル戦終了したとき、肩を組み合って健闘をたたえ合うロナウドとサモラノ、かっこよかった(本当、サモラノって善人顔>インディアン顔でもあるけど)。 ・ 2002年にまたチリに出場してもらいたいです。そのときは我々夫婦もきっと日本にいるでしょうから、 チリ選手団の手伝いでもさせてもらえるといいなと密かに思っとります。 ・ 4年後まで変わらぬ声援をどうかよろしくお願いします。 ・ …ってちょっと待った。大事なことを忘れていた。そういえばチリ、結局今大会1勝もできんかったんだな。36年ぶりの勝利ならず、次回40年ぶりの4W杯勝利へむけてがんばれえー。 ★ W杯 TV視聴率(98年7月4日再更新) 6月26日チリ−ブラジル戦 : TVN 35.4%、UCTV 23.2%、合計58.7%。 6月23日、チリ−カメルーン戦 : TVN 29.4%、UCTV 26.4%、合計56.0%。 6月17日、チリ−オーストリア戦 : TVN 34.3%、UCTV 24.3%、合計58.6%。 6月11日、チリ−イタリア戦 : TVN 38.9%、UCTV 27.3%、合計66.2% (( 注釈 )) TVN : テレビシオン・ナシオナル、民放・生中継 UCTV : ウニベルシダ・カトリカ、民放・生中継 視聴率調査に出てこないケーブルテレビの??も完全生中継しているので、実際の数字はもっと高くなるだろう。 ★ こんなことで有名になってどうする。(98年6月20日) 国際すり集団がフランスに集結〜6月20日付け夕刊フジより。 「サッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会は連日熱戦が展開されているが、試合に目を奪われたサポーターを標的にした国際 的なすりグループがフランスに結集する動きを見せており、捜査当局は警戒を強めている。 地元紙などの報道によると、すりグループが出没するのは空港、大型ホテルなど。日本人観光客が多額の現金を持ち歩いている のを知っており、数万人の日本人サポーターが狙い撃ちされる危険もあるという。 すりグループは、チリ、ペルーなど南米人がほとんど。地元で専門的な訓練を受けたプロで、普段はカップルや家族で欧州各都市 を回り、金がたまると本国に帰るという行動を繰り返しているという。米アトランタや長野の五輪大会にも“遠征”したグループもおり、 まさに世界をまたにかけた連中。 W杯大会が10日に開幕して以降、パリ周辺ではシャルルドゴール空港とパリ北駅で、フランス人とイギリス人旅行者の持ち物を盗 もうとしたチリ人計4人が特別警戒中の警察官に発見され、逮捕された。」 フランス入りしていることがばれて、しかもさっさと捕まるなんて、ダサいチリ・スリ集団。「地元で専門的な訓練を受けた」って、レベルの低さをばらしたようなもの。 それより何よりこんな恥ずかしいことで有名になって欲しくないぞ。 ★ W杯、チリでの日本の試合の戦評(98年6月16日) 日本のアルゼンチン戦の善戦はここチリでも驚きを持って、しかし好意的に報じられた。 全国紙 "El Mercurio" 「組織的ディフェンスがすばらしかった。」 「"金髪"ナカタの動きは際立っていた。日本陣営がボールを奪い返したとき、そこには必ず彼がいて、すばやく守りから攻撃へ転じるキーマンになっていた。残念なのは日本にはナカタが一人しかいないこと。」 「キーパー川口も忘れてはならない。反応の速さとポジショニングに長けた男だ。バスティテゥータのゴールはどうしようもなかっただけ。」 前情報がほとんどなかっただけにまがりなりにも優勝候補の一角を相手に、最少得点差での惜敗は相当印象的だったようだ。 テレビ中継でも、実況アナウンサーが、中田にボールが行くと、「金髪ナカタ」「金髪」「金髪」を連呼していた。もちろん、守護神川口のスーパーセーブにも賞賛を贈っていた。 しかしながら「城:Jo」の発音がスペイン語の発音のまんま、90分ずっと「ほ」になっていたのはとほほだった。「ほ、あがっていく!」「ほ、シュート!」じゃねえ。あ、それから「平野:Hirano」もやっぱり「いらの」のままだった。日本サッカー協会は選手名の正しい発音法をラテンアメリカのプレスに配ってほしいです。 ★ サッカーナショナルチームユニフォーム(98年6月7日) 真紅のユニフォームのオフィシャル・レプリカは市内のデパートやスポーツ店ならどこでも売っている。が、残念ながら上しか売っていない。パンツやソックスは手に入らない。この上着、ベルギー製の輸入品で1着22,900ペソ。ゼッケンは、FWエースストライカー2枚看板の、Ivan Zamorano9番とMarcelo Zalasの11番しか入荷されないようだ。 サッカーに試合になると、子供から大人までたくさんの人がこのチリのユニフォームを着ている。22,900ペソのオフィシャルはこちらの所得水準からいくとかなり高い代物なので、きっとダウンタウンあたりでは海賊版が出回っていることだろう。 (98年7月4日追記 : やっぱりあった海賊版。ダウンタウンで普通の店屋で堂々と売られていた。13,000ペソ。正規品の半額だ。) チリユニフォームのオフィシャルサプライヤーはReebok。チリのユニフォームのデザインは、ReebokのWebページ、 ここから見られる。 ★ チリ、ブラジルに完敗。 (98年6月26日・決勝T1回戦) 1 チリ 4 ブラジル 69分、M・サラス、意地のゴールで今大会4得点。 ★ 日本で発信されたチリ関連記事 ●日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/98062801.html#eimi013828 チリ、小気味良い攻めを展開 完敗だった。しかし、9年前にチリが背負った汚名を返上するのには十分だったろう。サモラノ、サラスの「サ・サ」コンビを中心に最後まで得点を狙った小気味のいい攻めは、さわやかな印象を残した。 1990年イタリア大会での南米予選。GKロハスがスタンドから投げ込まれた発煙筒に当たったとの狂言を演じた。その後、うそだったことが分かり、94年大会は予選出場を禁じられた。その対戦相手がブラジルだった。 立ち上がりは、速いパス回しで攻め込んだ。だが、その度に押し返され、前半だけで3点を失った。それでもあきらめず後半23分に意地で1点を返した。後方からの浮き球にサモラノが頭で触れ、GKがはじいたところをサラスが頭で押し込んだ。 36年ぶりのW杯勝利はならなかったが、主将のサモラノが「チームメートを誇りに思っている」と、全員の気持ちを代弁した。(共同) ●スポーツ報知 http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/w-cup/match/6-27brazil.htm サラス4得点でフィナーレ 王者ブラジルがチリに圧勝、ベスト8進出を決めた。前半、セットプレーからJリーグ戦士のサンパイオ(30) =横浜フリューゲルス= が連続ゴール。主導権を握ったブラジルはロナウド(21)がロスタイムにPKをゲット。後半25分には右サイドから切れ込んで2点目をたたき込んだ。不振に悩んでいたスーパーエースの復活で、王者はVへ一気に加速するのか―。 王者から1点を奪うのが精一杯だった。MFコルネホは「ブラジルはよく管理されていて本当に強いチームだった。負けても満足している」と完敗を認めていた。前半11分。FKからサンパイオにヘディングを決められて歯車が狂った。2点目もセットプレー、3点目はPK。王者ブラジルにDFが崩されての失点はロナウドの2点目だけ。MFラミレスは「(サンパイオの)先制点が本当に痛かった。なぜなら我々は本当にいいスタートが切れたからだ」と悔やんでいた。 2度目の決勝トーナメント進出でイレブンにも気合が入っていた。DFマルガスは髪の毛をナショナルカラーの赤に染めて出場した。今大会4得点を挙げたFWサラスは「ブラジルと戦うことができて幸せだ。いい経験をすることができた」とキッパリ。アコスタ監督も「2002年はもっといいチームになるだろう」と期待を寄せていた。 この日早朝、元チリ・フットボール協会のジュアン・ゴニ会長が死去。試合前には1分間の黙とうがささげられた。勝利を恩人にプレゼントすることはできなかったが、チリは胸を張ってフランスを去った。 ●日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/1998wcup/high/light0629.html チリのサラス満足一発 力は出し切った。最強の相手に真っ向勝負を挑んだが、大事な守備の主力3人を出場停止で欠いたのが響いた。試合巧者ブラジルのそつのない攻撃に、前半で3点も失った。しかし、それでもあきらめなかった。 後半23分には、サモラノのヘッドをGKがはじいたボールをサラスが押し込み、1点を返した。「精いっぱいやった。このチームの一員だったことを誇りに思うよ」と、サモラノが満足そうに笑った。 ★ 引き分けながら、チリ歴史的一次リーグ突破。 (98年6月23日、B組第3戦 チリ−カメルーン) 1 チリ 勝ち点1、合計勝ち点3 1 カメルーン 勝ち点1、合計勝ち点2 20分 L.シエラ(智)「生涯最高の」FK。 56分 エムボマ(カ) ★ 日本で発信されたチリ関連記事 ●産経新聞 http://www.sankei.co.jp/databox/Wcup/html/9806/0624_03.html わき役がヒーローに〜決勝T進出決めたチリ チリは過去六度、W杯に出場している。一次リーグを突破したのは、1962年の地元チリ大会での一度だけ。最後に出場した82年スペイン大会では、一次リーグ3連敗という無残な結果に終わった。それが今回 は一次リーグで3引き分けながら、決勝トーナメント進出を決めた。 大会屈指の2トップ、サラスとサモラノを攻撃の軸として乗り込んだ今大会。イタリア、オーストリアにはいずれも試合終了直前に同点に追いつかれた。 だが内容は2試合とも良かっただけに、カメルーン戦を前にして「チームの自信は変わらない」とアコスタ監督は話していた。「選手たちはベストを尽くしているし、この流れに乗って(一次リーグ)最後のカメルーン戦に臨む。チリのサッカーの歴史に新しいページを書き加える」との意気込みも見せていた。 前半20分すぎに、FKをルイスシエラが左足で先制。ペナルティーエリア右前から、相手選手が並ぶ壁の上をボールが芸術的なカーブを描きながら緩やかに越えていく。GKが必死に伸ばす手の先、ゴールの右上に吸い込まれた。 いつもは、サラス、サモラノへのパス配給役に徹している脇役が演じた最高のプレー。結果的にはこれが「不屈のライオンは深手を負っていても、ほえるものだ」(ルロワ監督)とのカメルーンの野望を打ち砕いたのだった。(ナント共同) ●スポーツ報知 http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/w-cup/match/6-23chile.htm チリ!36年ぶり決勝T進出〜“サ・サコンビ”不発も喜び爆発 チリが36年ぶりの雄たけびを上げた。62年、自国開催のW杯以来の決勝トーナメント進出。サモラーノ、サラスの“サ・サコンビ”は不発に終わったが、「わが国は数々の苦難を乗り越えてきた。この瞬間を夢見てきたんだ」とサラスが喜びを爆発させた。 勝たなければいけないカメルーンは、なりふり構わず荒っぽいプレーを仕掛けてきた。後半6分、サラスはカメルーンDFソングにひじ打ちを食らいもん絶(ソングは退場処分)。傷だらけになりながら“サ・サコンビ”はひたすらゴールを目指した。イタリア戦、オーストリア戦と勝利寸前に同点ゴールを許し引き分け。この日もカメルーンに追いつかれ「最後の数分間に勝ち越されるんじゃないかと気が気じゃなかったよ」とアコスタ監督もハラハラする展開。しかし、試合終了直前にカメルーンが2人目の退場者を出し、1-1のまま終了。ホイッスルの瞬間。チーム全員がだれかれ構わず抱き合い、まるで優勝したかのようなお祭り騒ぎ。「きのう、オレは1次リーグを突破した夢を見たんだ」とサモラーノが胸を張った。 1次リーグ突破で、首都サンチアゴでは喜びの余り暴動が起こり、多数の暴徒が逮捕されるほどの大騒ぎ。B組2位で1次リーグを通過し、決勝トーナメント1回戦は2連覇を狙うブラジルとの対戦だ。90年に行われたイタリアW杯南米予選でチリのGKロハス(当時)が「観客の投げた発煙筒に直撃された」と一世一代の“やらせ”を演じ、94年米国大会予選への参加を禁じられた因縁のカード。しかし、暗い過去を振り切ったチリに怖いものは何もない。「次はわが国にとってもっともすごい試合になる」とアコスタ監督が高らかに宣言した。 エムボマ怒った!〜ファウル判定で勝ち越し弾フイ 沈黙が支配したカメルーンのロッカールームから出てきたエムボマの顔は怒りに満ちていた。チリと引き分け、1次リーグ敗退が決定。「とても公正だったとは思えない。我々は勝つために全力を尽くした。それをレフェリーが取り消してしまった。こんな形で大会を去らなければならないのは残念だ」納得できない判定に、再び頭を抱えた。 後半13分だった。ゴール前での空中戦。チリDF2人に競り勝った背番号10からのボールをオマンビークが左足でゴールに突き刺した。だが、ヘディングで競り合った際にチリのレジェスを倒したとして、エムボマのファウルの判定。勝ち越し点は、一瞬にしてノーゴールとなった。 「ボクは何もしていない。普通にプレーしただけなのに、信じられない」と声を震わせた。これまで2試合は守備的MFだったが、この日はFWに起用され、水を得た魚のように華麗なプレーを連発。後半10分にはオマンビークからのパスを打点の高いヘディングでW杯初ゴールを決め、同点にした。 「ゴールはうれしいが、勝利につながらなかったのがとても悔しい」2人の退場者を出して9人になりながらも最後まで戦ったが…。決勝トーナメント1回戦でブラジルとパルク・デ・プランスで対戦する夢もかなわなかった。 W杯終了後、ガンバ大阪からイタリア、セリエAのカリアリへの移籍が決まっている。もうJリーグで“黒ヒョウ”を見ることはできない。だが、2002年には雪辱を期して必ず日本へ戻ってくるはずだ。 ●日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/98062304.html 記事 http://www.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/p98062304/ フォトギャラリー アコスタ・チリ監督の話 「1次リーグ突破はチリにとって2度目だが、1度はチリ大会(1962年)だったので、決勝トーナメント進出は大変重要な意味を持つ。決勝トーナメント1回戦ではブラジルと当たる。相手は優勝候補だが、非 常にいい試合になることを約束しよう。」(共同) ●夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/spo/s_news1924.html チリ決勝T進出も初戦はブラジル チリ対カメルーンは、退場者を2人出したカメルーンが、1点を追う後半にエムボマのゴールで追い付くなど終盤猛攻を見せたが、勝ち越すことができず1-1で引き分け。B組の3試合にすべて引き分けたチリが勝ち点3で同組2位となり、36年ぶりに1次リーグを突破した。 昨年の南米予選では16試合でサモラノ12点、サラス11点。今大会でも抜群の破壊力をみせるチリの「サ・サコンビ」。この日もカメルーンの攻撃にひるむことなく、ツートップはひたすら前進。サモラノがDFソングにバックアタックを見舞われ、一触即発の雰囲気となったが、このFKをMFルイスシエラがカーブをかけた鮮やかなシュートで先制。このまま逃げ切ってW杯では36年ぶりとなる勝利で決勝トーナメント入りを飾るはずだった。 しかし、カメルーンは退場者2人を出してもなお攻め込んでくる。後半6分ソングの退場劇が、この日FWに入ったエムボマの闘争心に火を付け、10分、ヘディングで同点ゴール。さらに退場者が出た終盤も9人で攻め続けるカメルーン。チリは、同時進行のイタリア−オーストリアの結果をにらみながら時間稼ぎのディフェンスで何とかしのぎきった。 チリのベスト16初戦の相手はブラジル。米国大会で世界の頂点に立った王者にどこまで近づけるか。 ★ 最悪、痛恨の引き分け。W杯、オーストリアに勝てず。 (98年6月17日、B組第2戦、チリ−オーストリア) 1 チリ 勝ち点1、合計勝ち点2 1 オーストリア 勝ち点1、合計勝ち点2 70分 M・サラス(智)これで今大会3得点目。チリの全得点を彼があげている。 90分 I・バクティック(オ) 当地時間11:30にキックオフとなったこの試合は、オフィスで、業務を中断してミーティングルームにみな集まって観戦していた。他のラテンアメリカ諸国と同じく、ごくごく当たり前の風景。コーラやらスナック菓子を前に何度となく歓声が上がった。 90分、「あと2分」ロスタイムの残り時間を示すボードがあがる。「勝った」と誰もが思っていた。やれやれ、今日はこの後、一晩中うるさくなくなあ、と思った。が、しかしチリには勝利の女神はをフランスに連れてこれなかったようだ。その代わり、そのロスタイムには悪魔がひそんでいた。 引き分けのゴールを決められたとき、ため息とも悲鳴ともつかない声が上がった。そして1分もするかしないかで無情のホイッスル。その1分が守り切れなかった。 まるで惨敗したかのような従業員らの顔だった。みな押し黙って、それぞれ昼食に出かけていってしまった。 気の毒で声もかけられなかった。 街は信じられないくらいの静けさに包まれている。 イタリア戦の後にあれほど繰り出していたクラクション鳴らしっぱなしの車もまったく見られない。 今日の夜のTVの特集、そして明日の朝刊は喧喧諤諤だろう。そしてこの後のイタリア−カメルーンの行方がとても気になる。チリにとって決勝リーグはまだまだ遠い。 (14:14 校了) ★ そして気になる一次リーグ、最終戦の行方 ううっ、やっぱりイタリアがカメルーンに勝った。しかも3-0の完勝。となると第3試合が終わった時点の勝ち点がとても気になるぞ。 現在の勝ち点 4 イタリア 2 チリ 2 オーストリア 1 カメルーン 残る試合 チリ − カメルーン イタリア − オーストリア シナリオ1. ○ チリがカメルーンに勝ったら勝ち点5で文句無く決勝トーナメント行き。 シナリオ2. △ チリがカメルーンに引き分けたら、勝ち点3。そうすると、もう一つの試合次第。 生き残りのケース1 ○ イタリア=勝ち点7 ● オーストリア=勝ち点2 生き残りのケース2 △ イタリア=勝ち点4 △ オーストリア=勝ち点3 となると、チリとオーストリアで得点の多いほうが生き残り。 (今日現在、チリ3得点、オーストリア2得点でほんのちょっとだけチリ有利。) チリ帰国のケース ○ オーストリア=勝ち点5 ● イタリア=勝ち点4 シナリオ3. ● チリがカメルーンに負けたらアウト。チリ帰国。 じゃあ、とにかく勝つか、引き分けでも何点か取るのがチリに残された道だ。これ、チリとオーストリアが勝ったらイタリア敗退もありうる。もちろんカメルーンだって、決勝進出の道が閉ざされたわけではない。最後までどのチームも気が抜けない、混戦だ。 ★ 日本で発信されたチリ関連記事 ●サッカーネット http://worldcup.soccernet.com/u/soccer/worldcup98/japanese/game19.htm 先週木曜日のカメルーン戦の様に、オーストリアは今日も終盤食いついてきた。 オーストリアのゴールをセットアップしたのはベテラン・ストライカーのトニー・ポルスターだった。そのボールを28歳のヴァスティッチが受けてペナルティーエリアの端からディフェンダーをかわしゴールの左上にシュートを一撃。ゴールキーパーのネルソン・タピアは全くついていけなかった。 初戦のイタリア戦でも終盤のゴールで2−2と勝利を逃しているチリのネルソン・アコスタ監督は、オーストリアの攻撃にあ然としている。 「全く理解できませんね。本当に残念です。我々は素晴らしいゴールを決めたのに、試合終了直前で一体何が起こったんだか...。」 「勝利に値するようなプレーができたと思いますがね。でも、これで決勝進出は次の我々の出来にかかっているわけですな。」 ●報知新聞 http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/w-cup/match/6-17chile.htm チリ36年ぶり勝利また逃げた チリにとって36年ぶりの勝利が、スルリとこぼれ落ちた。残り1分でのドロー劇。サラス、サモラーノの2トップは、ぼう然とロッカーへ消えた。「何と言っていいのか分からない。何が起こったのか、説明もできない」早口でまくし立てたアコスタ監督(54)の言葉が、これ以上続かない。 サラス3点目生かせず 自慢の「サ・サ」コンビが爆発した。後半25分、左FKからサモラーノがDF2人に競り勝ち、ヘディングシュート。相手GKがはじいたところを、すかさずサラスが押し込んだ。2試合連続の3点目。地元開催の62年大会以来、36年ぶりのW杯通算8勝目は目前だった。だが、後半41分のサモラーノのシュートなど、追加点を奪えなかったのが痛かった。 「得点ランクのトップに立ったことはうれしい。でも、一番大事なのは1次リーグを突破することなんだ」36年ぶりの決勝トーナメント進出へ、サラスは必死に気持ちを落ち着かせた。 ●日経新聞 http://bob.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/98061702.html(記事) http://bob.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/p98061702/(フォトギャラリー) 36年ぶりの勝利また逃す〜「サ・サ」コンビで先制はしたが… チリのGKタピアは芝生に伏せたまま、しばらく起き上がれなかった。後半ロスタイムの失点。「何が起こったのか分からない」とアコスタ監督。1962年、地元チリで開いたW杯以来、ほぼ手中にしていた36年ぶりの勝利は、最後の最後にするりとこぼれ落ちた。 サラス、サモラノの2トップがきついマークに遭い、思うように攻められなかった。それでも「サ・サ」コンビが後半25分に一瞬きらめいた。左からのFKを、バネを生かしたサモラノが長身のオーストリア選手より頭一つ高く跳んでヘディングで落とし、GKが弾いたところをサラスが押し込んだ。イタリア戦の2得点に続く、サラスの今大会3点目。 しかし、主審の試合終了のホイッスルを待ちわびて、チリ選手は落ち着きを失っていった。あと1分、その瞬間に足元をすくわれた。 「試合が終わる1分前の失点は、本当に残念だ。なぜこんな目に遭わねばならないのか。何が起こったのか、説明もできない 」。早口で話すアコスタ監督の姿にもショックの大きさが表れた。(サンテチエンヌ共同) ●産経新聞 http://www.sankei.co.jp/databox/Wcup/index.html 36年ぶり勝利逃す〜分けでも落胆大きいチリ 36年ぶりの勝利まで、あと1分。チリ・イレブンは、それを意識し過ぎて、浮足だっていた。 後半のロスタイム。ゴール前中央にいたバスティッチにパスが通り、同点シュートを決められてしまった。あまりのショックに、GKタピアは立ち上がれない。勝利を確信して踊り始めていたサポーターたちも、目の前で起きた信じられない出来事に、ただボウ然とするばかり。 「なんで、こんな目に遭わないといけないんだ」とチリのアコスタ監督。イタリア戦に続いて、またも終盤に追いつかれたのだから無理もない。 サラス、サモラノの2トップ「サ・サ」コンビが後半25分、均衡を破った。左からのFKを、サモラノがヘディングで落とし、GKが弾いたところをサラスが押し込み今大会3点目を挙げた。 しかし、試合は引き分け、1962年の地元チリ大会以来のW杯勝利はお預けに。決勝トーナメント進出も微妙となった。「1分前に失点とは…」。アコスタ監督は両手で頭をかかえこんだ。 「なんで、こんな目に…」〜アコスタ監督ぼう然 チリのGKタピアは芝生に伏せたまま、しばらく起き上がれなかった。後半ロスタイムの失点。「何が起こったのか分からない」とアコスタ監督。1962年、地元チリで開いたW杯以来、ほぼ手中にしていた36年ぶりの勝利は、最後の最後にするりとこぼれ落ちた。 サラス、サモラノの2トップがきついマークに遭い、思うように攻められなかった。それでも「サ・サ」コンビが後半25分に一瞬きらめいた。左からのFKを、バネを生かしたサモラノが長身のオーストリア選手より頭一つ高く跳んでヘディングで落とし、GKが弾いたところをサラスが押し込んだ。イタリア戦の2得点に続く、サラスの今大会3点目。 しかし、主審の試合終了のホイッスルを待ちわびて、チリ選手は落ち着きを失っていった。あと1分、その瞬間に足元をすくわれた。 「試合が終わる1分前の失点は、本当に残念だ」。早口で話すアコスタ監督の姿にもショックの大きさが表れた。(サンテチエンヌ共同) ★ W杯、チリ・イタリアに惜しくも分ける (98年6月11日、B組第1戦、チリ−イタリア) 2 チリ 勝ち点1 2 イタリア 勝ち点1 10分 R・バッジョ(伊) 47分 M・サラス(智) 50分 M・サラス(智) 85分 R・バッジョ(伊) ★チリで発信された記事あれこれ ●強敵を相手に大善戦〜引き分けにも満足 チリのメディアはそろってチリの善戦をたたえる論調に終始した。相手はなんと言っても前回のW杯の準優勝者。しかも土壇場でそのときの役者バッジョが復帰とあっては雲ゆきが怪しいのも当然。しかしその試合内容はすばらしいものだった。鉄壁の守りを自負するイタリアに対し、仕事をすべき男、サラスが当然のように仕事をし、2ゴール、その守りを打ち砕いた。"Za-Sa" 2トップが世界を沸かせた。 チリ国民もおおむね試合内容には満足げ。「疑惑のPK(後述)」にはいろいろ言いたいことがあるようだが、今後のオーストリア、カメルーンの試合への期待が高まる。 ●疑惑のジャッジ〜大論議 日本ではそれほど騒がれていないようだが、「逃がした魚は大きい」チリにとっては、あの85分のPKはなんとも悔やまれるところだ。チリのメディアも一斉にこの件をかき立てて、大騒ぎになっている。 これは85分、バッジョがチリ右サイド陣営からセンタリングをあげようとして蹴った球が、ペナルティエリア内で、チリのディフェンスRonaldo Fuentesの手に当たったこと。主審Lucienn Bouchardeauの笛でPKに。それをバッジョが決めて2-2の同点になった場面だ。 まず始めに、この審判、Ronaldo Fuentesはいまチリで一番有名なナイジェリア人だ。これには疑いの余地もない(よかったよ、岡田審判が主審じゃなくて。同じことが起きていたら(岡田さんはこんなミスジャッジせんだろうけど)、日本人は全員、当分道を歩けないかも知れない。)。次に、監督、選手は比較的冷静に受け止めている。次の試合へ気持ちが切り替わっている。なにせ負けなかったのだから。 さてチリのメディア。テレビでは試合のあった木曜から、2日後の土曜まで繰り返し問題の場面をVTRで再現していた。「故意ではないからペナルティには当たらない」だの、「バッジョは天才だからわざと手に当てに言った」だの、その「疑惑の場面」の分析が延々と続いた。しまいにはCGまで登場、「本当に主審はちゃんと見ていたの?」と、国際衛星画面に映っていなかった主審のそのときの位置を割り出せ!とばかりに色々やっていたのにはさすがに笑ってしまった。その情熱、もっと他に使えんか…。 他の国の指示も得ようと材料集めにも必死だ。「アルゼンチンの新聞が、あれはペナルティではないと言っている」、「スペインの有名なサッカー雑誌が正式にあれは主審のミスジャッジと表明した」、「イタリアの新聞ですら、贈り物の1点と言っている」云々かんぬん…。 さすがにもう蒸し返すこともないだろうけど(6月14日現在)、とにかく一次リーグは是非とも突破して欲しい。じゃなきゃまた「あのハンドさえ取られなきゃなあ」とぼやき節が始まってしまうだろうから…。 * 6月16日追記:この審判、このミスジャッジでW杯ではもう笛が吹けなくなったらしい。本当か? ★日本で発信されたチリ関連記事 ●朝日新聞 http://www.asahi.com/paper/sports/wcup/0611/index.html#1 http://www.asahi.com/paper/sports/wcup/0611/article.html#1(詳細) ・ チリ・サラスとサモラノ 高く、鋭く〜破壊力まざまざ 23歳のサラスと31歳のサモラノ。チリの誇る2トップが、前評判通りの破壊力を見せつけた。 サラスはいきなり2得点の活躍だ。前半のロスタイム。左からのCKをサモラノがヘディング。混戦になったところを左足で押し込んだ。後半5分にも右からのセンタリングに、サラスが頭で合わせて勝ち越し点。174cmとFWとしては小柄な方だが、ジャンプ力でイタリアのDFカンナバロに競り勝った。アコスタ監督も「今日の彼のプレーはファンタスティックだった。もって生まれた点取り屋だ」とたたええた。 大会後は1,800万リラの移籍金でイタリアのラツィオへ移籍することが決まっている。そのイタリアを相手に能力の高さを示した。チリが1次リーグを突破できるかにもよるが、得点王も夢ではなさそうだ。サラスよりも一足先にイタリアで活躍しているサモラノの方も、同点ゴールをアシストしたように、高いヘディング力を随所に見せつけた。 DF面では少し不安も見られるチリだが、2トップにボールを回せば何とかなりそうな感じがする。 チリ・アコスタ監督の話 「出来はとてもよかった。PKになったハンドはよく見ていなかったが、笛が鳴った以上、どうすることもできない。」 ●日経新聞 http://bob.nikkei.co.jp/topic2/wcup98top/cont.html#diii003212 http://bob.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/98061101.html(詳細) http://bob.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/P98061101.html(フォトギャラリー) ・イタリア青ざめる2発〜チリのサラス 2点目が圧巻だった。173cm、73キロの筋肉の塊が相手DFより頭一つ高く跳び上がると、重力に逆らうかのように空中に止まって見えた。思い切り後ろに反った上半身のパワーを、一気に前方へとたたきつけた豪快なヘディングシュート。チリのサラスは、前評判以上に恐るべきストライカーだった。 1点目は、左CKをサモラノが頭で落としたボールをレジェスが短く戻すと、スライディングしながらの左足シュートで決めた。その予知能力と動き出しの鋭さには、さしものイタリアDFも全くついていけなかった。 ペナルティーエリア内を仕事場とする、典型的な点取り屋。上背はないのに、頭による得点も多い。「イタリア選手のマークなんて、別段怖くはない」とサラス。その言葉通りの2得点である。今大会のチリは、中盤にも守備陣にもワールドクラスの選手はいない。南米予選を突破したのは、ひとえに「エル・マタドール(闘牛士)」ことサラスと、サモラノ2人の働きだった。その勢いを、きっちりと本番に持ち込んだサラスは、イタリアの強豪ラツィオ移籍が決まっている。イタリアを青ざめさせた2ゴールは、格好のお披露目にもなった。(ボルドー共同) ・「期待通りのチリツートップ」〜清雲監督 チリの2トップ、「サ・サ」コンビのサラスとサモラノが堅守のイタリアにどこまで通用するか注目していたが、期待通りの働きぶりだった。 チリはワールドカップ(W杯)へ向けた5月のアルゼンチンとの親善試合で0―1と敗れたが、内容では相手をしのいでいた。前半終了間際の同点ゴールはサモラノが頭でつないで最後はサラスが左足を鋭く振り抜いたシュート。逆転ゴールはサラスが173cmながら、いい位置取りでヘディングシュートしたもの。相手センターバックが2人を捕まえきれていなかった。 チリは登録メンバーのほとんどが国内リーグでプレーしているが、南米独特の柔軟さに加え、1人ひとりがチーム戦術を理解している。中盤の構成力が高いし、後半も左右から崩していた。不運なハンドによるPKで追いつかれたものの、一次リーグを突破して、今大会のダークホース的存在になる予感がする。 (清雲栄純=U―19日本代表監督)(共同) ●日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/news/soccer/tajima/tajima0612.html ・田島幸三氏コラム 前半のロスタイムまで、イタリアは完ぺきにゲームを支配していました。危なげない伝統の守備で、チリの攻撃の2枚看板サラス、サモラノに自由にプレーをさせませんでした。それがロスタイムで、初めてのCKをサモラノのヘディングからサラスに押し込まれて同点にされた。あと数秒しのげば0点に抑えられる時間帯での魔の時間でした。ここで集中力が切れるのは、チーム状態が良くない証拠かもしれません。 イタリアはリベロのコスタクルタ、左サイドバックのマルディーニを中心にしたディフェンスが機能しているように見えましたが、チリの「サ・サ」コンビにワンチャンスをものにされました。ワンチャンスをゴールに結び付けるのがストライカーの仕事なのです。チャンスの数ではなく、その中から何点取れるか。相手のペースで試合をしながら少ないチャンスから点を奪った「サ・サ」コンビは、今大会ベスト2トップかもしれません。 ●産経新聞 http://www.sankei.co.jp/databox/Wcup/html/9806/0612_10.html ・サラスが2得点〜台風の目の予感 強い日が差したかと思うと激しい雨が降る。目まぐるしく変わる天気と同様に試合も大きく動いた。 90年イタリア大会予選でGKが試合中に発煙筒が投げ込まれたと偽った狂言で、前回は出場禁止処分を受けたチリにとっては、82年スペイン大会以来の本大会。しかし、アコスタ監督が「16年前とは選手もプレーのレベルも変わった」というように、南米の惑星は大舞台で力を出し切った。 開始早々に先制点こそ奪われたものの、前半終了間際に得た左CKをサモラノが頭で落とし、サラスが左足でけり込んで同点。後半5分には、レジェスから中央へのハイボールを、再びサラスがヘッドで左隅にほうり込んだ。 南米予選でチーム32得点中23点を挙げたサラス、サモラノの2トップが本領を発揮する一方で、弱点とされた守備面も4バックシステムでイタリアFW相手に踏ん張った。それだけに後半40分、R・バッジョの放ったセンタリングが、DFフエンテスの右手に当たりPKを取られたのは不運だった。 「コメントは難しい。しかし、一度ホイッスルが鳴ったら、何もできない。残念だがそういうものだ」とアコスタ監督。そして、この日54歳になった誕生日を「勝利で祝いたかったが、大事なことはチームがいいゲームをすることだ」と、大魚を釣り逃した悔しさをにじませながらも、満足そうな表情を浮かべた。 2月のイングランド戦で2−0と完勝し、番狂わせといわれたチリだが、フロックではなかったことを実証した第1戦。早計だが、大会の台風の目となる力を備えている。(古沢一彦氏) ★ W杯関連続報・チリW杯過去の成績(98年6月7日)
★ W杯第1次Bグループ日程(98年6月2日 ) 6月11日(木)、対イタリア 17:30現地時間 6月17日(水)、対オーストリア 17:30現地時間 6月23日(火)、対カメルーン 16:00現地時間 チリ時間は上記より-6時間。 日本時間は上記より+7時間。 ★ ディープ! W杯チリ関連Web一挙掲載(98年6月2日) チリでスペイン語の新聞を読んで戦力分析するのは大変骨が折れる。かくしてこれまでチリナショナルチームに関する記事をアップできなかった。 が、ここにきて様子が変わってきた。私が苦労する必要は、どうやらなさそうだ。 日本では少し前までチリなんぞほとんど相手にされていなかったが、最近W杯の情報そのものが飛躍的に増えたのに比例して、チリの紹介を含んだWebもずいぶん増えた。しかもサッカー素人の「チリつも」にはとうてい真似のできないディープさ! さすが「その道」の方々だけある。 W杯本番を前にして、そんなW杯チリ関連WebページURLを一挙掲載。これぞインターネットの醍醐味。 ん? 誰だ、他人任せとか言っている人は?(そのとおりなんだけど…) http://www.sankei.co.jp/databox/Wcup/hyoka.html#6 (産経新聞W杯特集) http://www.asahi.com/paper/sports/wcup/group-b.html#06 (朝日新聞W杯特集) http://bob.nikkei.co.jp/topic2/wcup98/groupB.html (日経新聞W杯特集) http://www.xusxus.com/soccor/group/groupb.html (サンケイスポーツW杯特集) http://www.nikkansports.com/news2/wcup/team/b-group.html (日刊スポーツW杯特集) http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wcup/w_team/chile1.html (Yahoo! Japan W杯特集) http://www.people.or.jp/football/group/s_b.htm (people football city ハットトリック) http://www.michinoku.or.jp/~yata/allons/entries/groupb.htm (YatagarasuさんのWebページ、大胆対戦予想あり) http://sports.yahoo.co.jp/soccer/japan/w_player/13.html (「El Matador:闘牛士」Marcelo Salasの紹介) 評は総じて、「Za-Sa 驚異の2トップ」と、FWには非常に高い評価がなされている。はっはっは、うれしいぞ。Zaはイタリア名門Inter Miran(いんたーみらん)で活躍中のIvan "van-van" Zamoranoゼッケン9番(別名爆撃機)、Saはアルゼンチン名門River Plate(りばーぷれーと)からこの98年5月に正式にローマの名門Lazio(らっつぃお)に移籍が決まった"Matador"(闘牛士)Marcelo Salasゼッケン11番。南米予選の後半は、Zaの方が怪我で出場していなかったので、W杯本選でのこの強烈な2枚看板が揃うのは本当に楽しみ。 が、守備への不安が露呈。実際そうなんだけど。「ザル」とは言わないけど、結構ひやひやさせられることが多いので、やっぱり心配。 あと忘れてはいけないのが「ぶりぶりの内弁慶」病。アウェーになると本当にからっきしなんだから参る。フランスという、欧州大陸が会場だと、対戦相手のイタリアや、オーストリアからはきっと応援団が大挙して押しかけるだろうから、まったくもって不利じゃ。代表22人中、現在チリ国外でプレーしているのはわずかに4人というのもなんとも心細い。現在ヨーロッパの荒波でもまれているのはわずかにZamoranoだけ、というもの不安。 果たして本当にフランスで「ザ・レッド」(これじゃ韓国とそっくりのキャッチフレーズじゃねえか)チリが旋風を巻き起こせるか、本当に見もの。 チリ戦は、記念に全部ビデオに撮るぞ。 最後に、テレビでチリを見かけたら次のようにエールを送ってやって下さい: 「せーあちぇ、いー・ちー。えれーえー・れー。ち・ち・ち!、れ・れ・れ!、びば・ちれ!!」 (チリ公式?応援コール、"!! C,H,I, Chi〜, L,E, Le〜, ChiChiChi,LeLeLe,Viva Chile !!") ★ W杯 チリ代表22人決定!(98年5月27日) ネルソン・アコスタ監督、もっとじっくり考えるのかと思ったら、フランス出発の前にばっさりと3人落とした。 (ポジション名の後ろにあるのはスペイン語です)
★ W杯関連速報 (98年5月24日) La Tercera Internet スペイン語しかないのが残念だが、ここがディープ。チリのナショナルチームのユニフォームの変遷まである。 ★ 国際親善試合成績 (98年5月24日) △ チリ 2:2 ウルグアイ (98年5月24日、チリ サンチャゴにて) ● チリ 0:1 アルゼンチン (98年5月19日、アルゼンチン Mendozaにて) ○ チリ 1:0 リトアニア (98年4月29日、チリ サンチャゴにて) △ チリ 2:2 コロンビア (98年4月22日、チリ サンチャゴにて) ○ チリ 1:0 イングランド (98年2月11日、イングランド Wembleyにて) |