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<<新・一億総ハヤカワ化計画>>

By プラズマ (人魂/蛍/夜光虫の季節ですね) 一歩

 遂に、7月。熱い季節。蛍の美しい季節。そして、 時間は無情に過ぎて行く。
 原稿と人生の締切が迫ってくる。うううう、 どちらももう間にあわねえよおぅ。
 ふてくされて本でも読んでよ。


ライアン家の誇り
《九星系連盟4》
LYON'S PRIDE
アン・マキャフリィ
Anne McCaffrey
カメレオンの呪文
《魔法の国ザンス1》
A SPELL FOR CHAMELEON
ピアズ・アンソニィ
Piers Anthony
魔王の聖域
《魔法の国ザンス2》
THE SOURCE OF MAGIC
ピアズ・アンソニィ
Piers Anthony
ルーグナ城の秘密
《魔法の国ザンス3》
CASTLE ROOGNA
ピアズ・アンソニィ
Piers Anthony
魔法の通廊
《魔法の国ザンス4》
CENTAUR AISLE
ピアズ・アンソニィ
Piers Anthony
サターン・デッドヒート
SATURNALIA
グラント・キャリン
Grant Callin
サターン・デッドヒート2(上・下)
−ヘキシーの星のライオン−
A LION ON THARTHEE
グラント・キャリン
Grant Callin


ライアン家の誇り
《九星系連盟4》
LYON'S PRIDE
アン・マキャフリィ
Anne McCaffrey

 シリーズ 完結編だそうな。ふむふむ? ……全然完結してへんやんかあ!!
 ローワンの孫達のそれぞれの日常とラブラブ。でもって、 異星人ハイヴとの、とりあえずの戦争の決着。はられた謎は古いのも、 更に今回はられた新しいのもほったらかし。大団円には程遠い。 一旦戦争半ばまで来てる事、主要登場人物の数が多い事の2点から言って、 「星界の紋章」 よりタチが悪いぞ。

 あらすじ。
 主要人物には全員カップル(予定者含む)が出来ましたあ。
 ハイヴは判ってる限り追跡してとりあえず全滅させましたあ。
 どんだけ銀河の奥に残ってるかは謎。共存できるかも謎。
 いじょ。


カメレオンの呪文
《魔法の国ザンス1》
A SPELL FOR CHAMELEON
ピアズ・アンソニィ
Piers Anthony
魔王の聖域
《魔法の国ザンス2》
THE SOURCE OF MAGIC
ルーグナ城の秘密
《魔法の国ザンス3》
CASTLE ROOGNA
魔法の通廊
《魔法の国ザンス4》
CENTAUR AISLE

 (以下続巻〜11ぐらいまで)

 魔法の国、ザンス。住民は誰でも一つだけ限定された魔法の力を持つ。
 ニンフもゴーレムも、血肉を備えた存在としている、 中世でジャングルな国。
 軽いジョークを散りばめた、肩の凝らないおとぎ話。

 どっかでみたな、と思ってたら。
 この人達、 「ジョジョの奇妙な冒険」 なんすよ。ほら、『スタンド』って所を、『魔法』にすると、 もう全く一緒。一見、訳の判らない力なんだけど、実は上手く使うと スゲエ事ができるっていう、あのトンチ的な力の使い方。
 あの、なんでも常識な、トンデモ世界なのにすんなりはいっちゃう世界観、 かもしだされる『おかしさ』(笑いと異常の両方の意味で)。

 親、子、孫、その友人、と、毎回しっかりと主人公を変えながら、 同じ世界を舞台に話は展開。時間はかかる分厚い本だが、 良い意味で中身はない。時間を潰したい人にはお勧めの一冊、いや、 シリーズである。
 ただねー。時間の無い俺が読むのはねー。

 あらすじ。
  1.  魔法の力がいつまでたっても発現しないビンクは、 自分の力の探求の旅にでる。
     魔法使いに、とんでもない資質を秘めている、 と太鼓判は押されたのだが、どんな力かは判らない。さてはて……
  2.  美人のカミサンもらったはいいが、 ちょっと家庭生活につかれたビンク。
     王の密命を受けて、魔法の根元を探しに。ザンスとは何を基にした どんな世界か、が少し語られる。
  3.  ビンクの息子ドオアは、無生物に話をさせる能力を持つ。 いずれは王になる資質ありとされてるが、まだガキ。甘えてたら、 試練が必要とか言われて、800年前の動乱期のザンスに、 魔法で旅に出されてしまった……ザンスの成立ちと、 タイムパラドックス遊びを散りばめたお話。
  4.  ドオアもそろそろお年頃。王女の娘の太ももが気になって仕方が無い。 そんなおり、王様が出張。良い機会だ、しばらく王様をやってみろ、 といわれてやってみているが、いつまでたっても王が出張から 帰ってこない。事故か? ドオア他一行は、王を助ける旅にでる。 現代世界とザンスの住人が、途中ほんのちょっとクロス。
     さあ、ラピュタ風に「ザンスは本当にあったんだ!」(笑)

 他に読んだのは、ううん、ないなあ。ハヤカワで無いのをぽろぽろっ と読んだりしてる。
 ま、それはおいといて。
 今回の過去読本のお勧めを。


サターン・デッドヒート
SATURNALIA
グラント・キャリン
Grant Callin
サターン・デッドヒート2(上・下)
−ヘキシーの星のライオン−
A LION ON THARTHEE

 これを知らない人間は、人生を30cmぐらい損してるぜ。
 もう、つぼってつぼって夜が開けるのも気づかずに読んだたぐいの本。
 なんで好きなのか、と言われても冷静に分析できないぐらい好き。
 分析したら、面白くなくなるかも、面白くなくなるのは余りにも 惜しすぎる、だから分析しない、などという理屈もある。
 いやあ、キャラがたってるし。太陽系や土星、その衛星、 の美しい自然の風景。
 コロニーの中の日常生活。政治や生活の節々に溢れるリアリティ。
 きっと実現すると確信する未来。
 の、ファーストコンタクト物ですぜ、だんな。
 宇宙活劇もしっかり組まれてる。スリルとサスペンス、頓智と度胸と、 そして泣き言をわめき散らす主人公。もうべた惚れ。

 あらすじ。
  1.  コロニーと地球の仲は、戦争とまではいわないものの、険悪。
     お互いに相手がぼりすぎてると思ってるのよね。 「俺達の生活が悪いのは全部あいつ等のせいだ!」
     そんなおり、土星の衛星の一つで、異星人からの謎の メッセージボード発見!
     何千年前に置かれたものらしい。見つけたコロニー公社は、 地球から隠匿しようとする。
     でもコロニーには、軍なんてないし。暗号解析に一番近い人物…… あ、大学教授に考古学者がいたな。かくて、平和主義者の臆病者主人公に 白羽の矢がたつ。
     でもねえ。地球だって馬鹿じゃない。妨害をかけて来るし。 死にかけるし。
     あげくの果てに、土星の軌道で、遺跡をめぐってデッドヒート!!
     われらが主人公ディンプも、いつまでも羊じゃいられない。 相棒バディルと大暴れ!
     ……以下も楽しく話が続く。
  2.  の話は、1の結末をばらす事になるので、カツアイ。
とにかくおもれえって。
発掘 Reference
  1. っていうか、もう一度紹介し直してたりもするんですね。 こっちです


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よければ、見たついでに評価よろしく。ま、お代変わりにでも。
優  不可  努力を要す 











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