【1:1】栄養的アプローチ
【命題】何を食えばいいか?
まずは栄養じゃ。
食わないとどんなに成長できる要素を持っていたとしてもでかくはなれない。
そのことは、1940年代〜1950年代までの摂取カロリー不足による低身長世代が物語っとる。
では、飽食の時代と言われ、摂取カロリーが十分である現代でも欧米との差異があるのはなぜじゃろう?
民族的宿命と言えばそれまでじゃが、例えば同じ大和民族にしても米国育ちのやつらは総じてでかかったりする。
まず挙げられるのは、成長期におけるたんぱく質の絶対的摂取量の差じゃな。
欧米諸国では総じて、肉、乳製品の摂取量が多く、動物性たんぱく質の豊富な摂取が伝統的になされとるのじゃ。
我が国においても、成長期に動物性たんぱくを積極的に摂取すると最終身長が高くなることは一般的に知られとる。
有名どころでは、巨人師匠(芸人)のかつお節、川合俊一(バレーボール選手)の牛乳ってところじゃ。
ここでひとつの疑問が生じる。
植物性たんぱくでも同様の効果は出ないものか?
ある程度精製された製品、つまりはプロテインの出現で
植物性たんぱくと動物性たんぱくの成長率の差異が証明されてしまった。
ソイプロテイン(原料大豆)ではホエイプロテイン(原料牛乳)ほどの筋肉肥大効果は望めないのじゃ。
では、植物性たんぱくでも摂取量を多くすれば同程度の効果はでないのか?
代表的な植物性たんぱくを多く含む食材といえば大豆であり、日本食においては豆腐と納豆じゃな。
しかし、豆腐や納豆がは大量に摂取する正確のもんじゃないから
その成長効果については、正直よくわからんってのがホントのとこじゃろ。
豆腐をたくさん食べるとはいっても、一食あたり毎回一丁食べてたなんて香具師はおらんじゃろうし
食べても一日に一丁ってとこじゃ。
納豆においては発酵しとるから豆腐よりも栄養として活用される割合が大きいとは言え、
おかずであるからこればかりたくさん食べるとゆー香具師もそんなに居らん。
しかも、同時にご飯を食べることから総合的に摂取カロリー中のたんぱく割合が減ってしまう。
結論として、低身長児の摂取カロリー中のたんぱく不足が問題となっとる今
成長効果の低い植物性を敢えて選ぶ必要はない。
肉が高価なものとして植物性たんぱくが重宝されとった時代ならまだしも
今では肉はそんなに高いものではなくなった。
ベジタリアンであるとか宗教的な理由で肉食が負荷とされとる香具師なら大豆も十分考慮するにあたるがのぉ。
ただ、ソイとホエイの差がはっきりついてしまったことにより、ソイプロテインの値段が下がっとるし、
ソイプロテインのほーがたんぱく割合が高いことから
ある程度の摂取量を確保できるならソイに逝く意味も無いとは言えん。
とゆーよりも、糖質(炭水化物)中心の現代食において
植物性とは言えソイプロテインでたんぱく量を確保することは十分意味のあることといえる。
加えて、健康を保つには食品目は多いほーがいいとゆー原則から動物性たんぱく源だけでなく、
植物性たんぱく源も積極的にとるべきじゃ。
さらにはプロテインを溶かすのに牛乳(動物性たんぱく)を用いることは多いから、
この牛乳と共に食事において動物性たんぱくの積極的な摂取を心がけとる香具師は
補助栄養食(プロテイン)ぐらいは植物性に逝ってもかまわんじゃろ。
それと、健康原則(でかくなるには健康でなければならない)から、
栄養士のつくる表を見ながらいろんな食品を摂ることを心がけるのじゃ。
健康でなければ、十分なたんぱく量が確保できたとてでかくなれるもんではない。
【結論】健康を保つためにいろんな食品を摂り、その上で動物的たんぱくを多く摂れ。プロテインでの補助も考えれ。
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