住民票の海外転出届
住民票の転出届とは、住所変更を知らせる書類です。一年間以上日本を離れる人が提出するものだそうです。住民票の転出届の提出先は、現在住んでいる(住所が置いてある)市区町村の役所です。提出日は、早くて出発する2週間前から。出発前に提出することになっていますが、さかのぼって、何年か前のものでも大丈夫でした。提出する人が本人で無くても、代理人(家族)でも出来るそうです。持っていく書類は、印鑑(無くても大丈夫でしたが)と国民健康保険証。転出先の住所は、分かる人はそのまま書く。分からない人は、ただ「米国」と書けばOK!
転出届を出すと得すること
国民健康保険料を支払わずに済みます。国民年金の保険料を支払わ無くても良くなります。海外に住んでいる人は任意(本人に決定権がある)とされています。
国民健康保険
職場に健康保険が無い人(自由業、退職者など)が加入する、市区町村が主体となっている健康保険。保険料は所得によって違うので、人それぞれ料金が違います。病院へ行って健康保険証を見せると、4割程度の治療料になる。アメリカには、このような便利な、地域の保険はありません。
手続きの仕方
住民票の転出届を出すと、国民健康保険の加入も無くなります。自分が住んでいる市区町村に保険料を支払うため、外国に引っ越してしまうと支払う必要が無くなってしまうらしい。住民票の転出届を、市区町村の役所に提出したら、続けて、国民健康保険を止める手続きが行われます。
止めると得すること
保険料を支払わずに済みます。海外在住者と日本の医療保険、年金保険の関係については
このサイトへ。
止めないと得すること
海外の病院で払った料金の一部が返金になる
国保海外医療費支給制度ができました。レシートを国民健康保険に提出するだけです。私も請求してみましたが、少しだけ戻ってきました。詳しくは
海外医療請求書の翻訳業務の案内まで。
国民年金
企業は退職を大体60歳と決めています。でも日本人の平均寿命は82歳。この20年の間、年金が生活費の一部になる人がほとんど。そこで、日本国籍の人は、20歳になると全員、
国民年金に加入することになります。20歳から60歳まで40年間、保険料月13300円支払います。そうすると65歳になった時に、80万円位の保険料が受給されます。もし途中で支払えなくても、合計25年間以上支払っていると、80万円より少なくなりますが受給されることになっています。
海外に住む人は任意
役所に「住民票の転出届」を出したら、日本に住所が無くなり、海外在住者となります。海外在住者は、国民年金加入は任意だと言われています。任意というのは、加入しても加入しなくても構いません、という意味です。海外に住む人には「カラ期間」と呼ばれるものがあります。それは普通、25年間は加入して受給されるところを、例えば、海外に20年間住んでいれば、5年間加入すれば受給の対象になります。日本国籍のままなら、長い海外生活でも、国民年金の保険料がもらえるみたいです。しかし、金額には反映されないので注意。あくまでも、受給の対象になるか、ならないかです。
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国民年金に加入したい場合
二つ選択肢があります。
代わりに支払いをしてくれる家族や親戚がいれば頼みます。
日本国民年金協会に代行してもらいます。
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NOV. 29, 2005