■ 過去のニュース集 2003年 パックスジャパニカーナ
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2003.12.31
ハマスのヤシン師はイスラエルが幹部の暗殺を再開したことについて強く非難し、この代償は高くつくであろうと発表しました。
イスラエル国防軍は火曜日、ガザに空軍のアタックヘリを攻撃に向かわせ、ターゲットであるハマスの幹部の乗る車にミサイル2発を発射したのです。この攻撃で死者は出ませんでしたが、結局イスラエルとハマスの停戦合意はいつもの通り、なし崩しとなりました
ウエストバンクで建設されているテロリスト越境防護フェンス(ゲットー)の建設を巡って、パレスチナ人たちが工事に来たブルドーザーを妨害し、暴動に発展しました。
約500人のデモ隊が投石をし、国防軍と衝突しました。イスラエル側は発砲し、6人が負傷した模様です。この負傷者には2人のイスラエル人も含まれていました。国防軍側でも投石によって2人の国境警備隊員が負傷しました。
このフェンスを巡っては12月26日にもデモ隊と国防軍の衝突があり、国防軍の銃撃によりイスラエル人とアメリカ人が負傷しています。
注:負傷したのはデモ隊側に参加していた、フェンスに反対するイスラエル人です。
2003.12.26
昨日の朝、ガザでイスラエル国防軍の兵士がゲリラの攻撃を受けて戦死しました。他にも入植地に向けてロケット弾が発射されましたが、被害はありませんでした。
午後にはイスラエル国防軍がガザへアタック・ヘリによる攻撃を行い、イスラミック・ジハードの幹部を含む4人を暗殺しました。
狙われたのはマクレド・ハミド(39)Makled Hamidで、国防相は大規模な攻撃を計画しているとの情報をキャッチしたため先制攻撃を行ったと発表しました。
さらに、テルアビブのバスステーションでPFLPがカミカゼ攻撃を行い、少なくとも4人が死亡し18人が負傷しました。
PFLPは先週暗殺されたメンバーの復讐であると声明を出しました。攻撃を敢行したのは18歳の少年でした。
2003.12.24
昨日の夜、ガザにあるユダヤ人入植地にカッサムロケットが命中しました。今まで何度も入所地やイスラエル国内に向けて発射されていましたが、ミサイルと違って命中率が悪くあまり命中していませんでした。
しかし、今回は住宅に命中し、住人2人が負傷しました。
他にも迫撃砲が入植地とイスラエル国防軍の駐留地に撃ち込まれましたが、被害はありませんでした。
さて、クリスマスですが例によってアル・カエダの攻撃情報が出て、中東諸国も警戒警報を”高”にしました。ペルシャ湾岸諸国に駐留するアメリカ軍は兵舎や大使館にカミカゼが突入するおそれがあり、軍艦に引き上げて寝泊まりするみたいです。
2003.12.23
昨日、イスラエルを訪問中のエジプトのアハメド・マハール外相がアル・アクサ・モスクを訪問中にパレスチナ人に襲われ軽いけがをしました。
これは外相が丘へ登るときに、ムスリムが通常使用しないルートから登ったことに対して群衆が怒ったのでした。外相は羽交い締めにされ、いろんな物を投げつけられました。
外相の警護を担当するイスラエル警察は、外相と一緒にモスクの中には入らず、外で待っていたと言うことです。
先日お伝えした通り、ハマスはイスラエルに国内での攻撃を控えているのですが、これはハマスがイスラエルに停戦の提案をしていた事による双方の合意によるものであることが判明しました。
ハマスに資金を提供しつつもアメリカ・イスラエルと近い関係のカタールを通して停戦案が提出されたのでした。
ハマスはイスラエルによる幹部の暗殺に根を上げてしまったようで、イスラエル国内で攻撃を行わない見返りにイスラエルによる幹部の暗殺を停止してもらうという合意をしたのでした。
本日、イスラエル国防軍はガザの難民キャンプに約40両の戦車と装甲車をもって侵攻しました。早速反撃に合い、士官2人が戦死しました。 この攻撃はアル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出しました。
2003.12.21
昨日、イスラエル国防軍の特殊部隊”サヤレト・マッカル”の隊員がパレスチナ自治区に対する作戦行動を拒否するとの署名を首相に送りました。
曰く”我々はパレスチナ人に対する人権を無視した(イスラエルの)統治及び、ユダヤ入植者達の防衛に協力しない”と言うことです。
署名した13人は左官も含んでおり、現在も予備役として活動している人もいました。
首相はこれに対してコメントを発表していませんが、政府の報道官は”彼らが自身の政治的意見を述べる場合に、自身の軍隊歴を使用するのは控えるべきである。”と発表しました。
イスラエル国防軍の兵士がパレスチナ自治区での任務を拒否することはよくあります。しかし、自分の任務に誇りを持ち危険な任務につく特殊部隊からもこういった意見が飛び出しました。
イスラエル国防軍軍情報部はハマスはこの100日間にイスラエル側での攻撃を差し控えていると発表しました。ハマスが最後にイスラエル国内で攻撃を行ったのは9月のエルサレムのカフェでの自爆攻撃でした。
これはハマスが自爆攻撃はパレスチナ人の真の賛同を得られていないと判断したのではないかとの見解を示しました。
2003.12.18
火曜日からパレスチナ自治区のウエストバンクで作戦中のイスラエル国防軍と武装パレスチナ人の間で銃撃戦が行われ武装パレスチナ人3人が戦死しました。
ハマスはイスラエル国防軍の宿営地に対して爆弾による攻撃を仕掛けました。2つの大きな爆発が起こりましたが、人的被害はありませんでした。
これは自爆攻撃ではなく密かに仕掛けられた爆弾をリモートコントロールで爆発させたのです。
昨日、イラクのバグダッドでタンクローリーが自爆し、17人が死亡しました。アメリカ軍はゲリラ掃討作戦”オペレーション イヴィ ブリザード”を行っており、多数のフェダイーンが逮捕されている模様です。
イラク暫定評議会はイランに対してイラン・イラク戦争の賠償金を払ってほしいと発言しました。しかし、評議会のメンバーであるイスラーム革命最高評議会(SCIRI)のハキム師(弟)はそんなもんいまさら請求するのはおかしいと反発しています。
当ギャラリーにある、在りし日のイラク国営放送:対イスラエル戦意高揚放送エルサレム部隊
フセイン大統領も映っています。
2003.12.17
1992年、イスラエル国防軍はサダム・フセイン元大統領を暗殺する計画をたてていた事が判明しました。特殊部隊”サヤレト・マッカル”がイラクに極秘侵入し、フセイン大統領を暗殺するというものでした。
フセイン大統領の父親の葬儀を行うため、大統領がティクリートに滞在している時を狙って、隠し持った特殊なミサイルで滞在先の家ごと爆殺しようと言うことでした。ちなみにこのためだけに開発された特殊ミサイルは”オベリスク”と名付けられたそうです。
ところが、訓練中にフセイン大統領とボディーガードに扮した兵士に対して、ミサイルを発射したのはいいのですが、何を間違ったか訓練用のミサイルではなく本物が発射されてしまい5人が死亡し、6人が負傷してしまったそうです。
エフード・バラク中将(後の首相)も視察していた時にこの事故が起きてしまい、計画は流れてしまったそうです。
イスラエルでは昨日、地対空ミサイル”アローU”の11回目のテストが成功しました。これはイラクのスカッド・ミサイルを迎撃するために開発されていた新型です。
スカッドの驚異は去りましたが、性能が良さそうなので開発は続けられるでしょう。
2003.12.16
フセイン大統領が逮捕された後のイラクでも、ゲリラの活動は終わっていません。昨日、イラク警察署を狙ったカミカゼが2件発生しました。
バグダッドの北にあるフセイニヤの警察署にカミカゼが突入し、9人が死亡しました。もちろん自爆した特攻隊員も死亡しています。
さらにはバグダッドでも警察を狙ったカミカゼが発生し、4人の警察官が負傷しました。イラク警察はアメリカ軍に協力する者としてゲリラの恰好の標的にされているみたいです。
なぜなら軍隊ほど武装が強力ではないからでしょう。特攻隊員は車に爆薬を乗せて突っ込みますが、車なので沢山の爆薬が搭載できます。そのため、警察署のコンクリート製対カミカゼ防御壁を破壊してなお被害が大きいのでしょう。
ところで、こういうゲリラとの戦いに慣れているイスラエル国防軍は、なぜイラクに派遣しないのでしょう。
答は簡単、イスラエルはイスラームの聖地を占領し、パレスチナ人に対して圧制をしている。その軍隊が同じイスラームの国、イラクに行ったりするとゲリラのみならず国民をあげての猛烈な反撃に合うからです。(アメリカや他の軍隊も含めて狙われる)
じゃあなぜアラブの国が平和維持軍を結成してイラクに行かないのか、これはやはり遠慮があるからでしょう。巻き込まれたくないと言うのもあると思いますが・・・。
2003.12.15
昨日(実際には13日)、イラクのサダム・フセイン元大統領がアメリカ軍に逮捕されました。これにて完全にパレスチナに対してのイラクからの援助は望みを絶たれました。
イスラエルはイラクからの攻撃はあり得ないと言うことになりました。これで、エジプト、ヨルダンに次いでイスラエルの敵国が味方となりました。
イラクは湾岸戦争のおり、イスラエルに対し30発のスカッドミサイルを撃ち込みました。イスラエルはこの戦争に参加せずじっと我慢して、見返りにアメリカから色々引き出したようです。
シャロン首相はブッシュ大統領に祝辞を述べました。一方、アラファト議長はこれに対して何もコメントを発表していません。
しかし、ハマスの幹部ランティシ氏は”アメリカはこの愚挙に対して、とても高い代償を払うことになるだろう。”と述べました。
2003.12.14
イラクのフセイン大統領がイラク暫定当局に逮捕されたようです。これはクルド愛国連合が発表したもので、フセイン大統領はティクリートで拘束されたとアメリカ軍が発表したらしいのです。
イラクでは日曜日の朝もゲリラ攻撃が続いています。二件のカミカゼがあり、バグダッドの警察署前で爆弾を搭載した車が運転手もろとも爆発し最低でも17人が死亡し、33人以上が負傷しました。アメリカ兵の犠牲はありませんでした。
2003.12.12
今日の早朝、パレスチナ自治区のナルブスにある聖地”Joseph's tomb”を訪れたユダヤ人に対し、銃撃があり7人が負傷しました。内1人は重傷だと言うことです。
実はこの聖地がある地区はイスラエルの手が届いていない地区で、イスラエル国防軍は再三にわたり危険であると警告していました。
しかし、この人々”Brasslav Hassidic派”はそれを無視して何度も訪れていた所を狙われたというわけです。
2003.12.11
今日の午後、テルアビブで爆発があり3人が死亡しました。この爆発はパレスチナ過激派ではなくマフィア同士の抗争のようです。狙われた本人は生きているようです。
ガザではイスラエル国防軍とパレスチナ人の衝突があり、パレスチナ人5人が死亡、15人以上が負傷しました。イスラエル国防軍がエジプトとの国境の町ラファで作戦行動中に攻撃を受け、武装していたパレスチナ人を射殺したと国防軍は発表しました。
2003.12.10
昨日、イスラエル国防軍に石を投げていた少年が銃弾(おそらくゴム弾)を頭に食らい、死亡しました。
パレスチナ自治区にあるヘブロン近くの村で爆発があり、パレスチナ人3人が死亡しました。これはハマスの隊員が爆弾を製造している時の事故でありました。
さらに北部国境では2人のレバノン人がイスラエル国防軍によって射殺されました。これは武装した2人が国境に近づいてきたため射殺したのですが、どうやら2人は猟のため銃を持っていた模様です。
さてもイラクではまたもアメリカ軍のヘリが撃墜されました。しかし、着陸に成功し乗務員は無事だった模様です。
さらにバグダッドのモスクで爆発があり、少なくとも3人が死亡し、1人が負傷した模様です。
2003.12.08
パレスチナ自治政府のクレイア首相はカイロで開かれていたパレスチナ人の組織によるイスラエルへの攻撃停止会議を終え、帰国しました。この会議では結局何も決まらなかったと参加したPFLP−GCのスポークスマンは語りました。
イラクでは昨日、道路脇に仕掛けた爆弾で走行中の車両を攻撃する戦法によって、アメリカ軍が攻撃を受け、兵隊1名が戦死しました。
イラクでの戦闘はかなり激しくなり、毎日(アメリカ連合軍とそれに協力するイラク人の)死傷者が出ています。
フセイン大統領は健康状態もよく、イラクに潜伏中であるとの情報が出ました。この先、イラクはどうなってしまうのでしょう。
2003.12.06
カイロでパレスチナの各組織が停戦についての会議を行っていますが(クレイア首相も出席)、イスラミック・ジハードは早速、停戦反対のキャンペーンを行っています。
何度も当サイトで申し上げていますが、こういった停戦会議や合意はいつも守られることなく何度も繰り返されてきました。イスラエル側から破られる事も、パレスチナ側から破られる事もあります。
昨日、ガザの軍用地立入禁止区域でイスラエル国防軍がパレスチナ人を射殺したと発表しました。ガザの南部エジプトとの国境の町ラファは毎日のようにイスラエル国防軍とパレスチナ人の衝突がある地域です。
イラクでは昨日、バグダッドの道路脇で爆弾が爆発し、アメリカ兵1人とイラク人3人が死亡し、16人が負傷しました。
この日、他にも2件アメリカ軍を狙った攻撃がありました。民間人を狙ったらテロですが、武装しているアメリカ軍をわざわざ狙うのは祖国解放のための正規ゲリラ戦ですね。
2003.12.05
The War in Iraq.
昨日、イラクで警察署に向けてロケット攻撃がありイラク人6人が負傷しました。アメリカ軍に対しても攻撃がありました。アメリカ軍の車両が走行中の道路脇で白煙が上がり、アメリカ軍はすぐさま退避したので被害はありませんでした。これは、リモコン操作による爆弾の攻撃だったようです。
アメリカは第二次世界大戦以降の戦争はうまく戦っていないように感じます。泥沼のゲリラ戦はベトナムの繰り返しみたいです。
先日イラクに最新鋭の戦闘車ストライカーが派遣されました。このストライカーは韓国にも派遣されており、この戦闘車を装備するのは緊急時に即応するための部隊です。エリート兵です。
アメリカがイラクでも本気モードになったと言うことでしょうか・・・。
2003.12.04
シリアのアサド大統領はイスラエルとの話し合いを再開したいと発表した矢先、イスラミック・ジハードがダマスカスの本部からイスラエルへの攻撃命令を発しました。
これを掴んだイスラエルは警戒警報を発し、パトロールに全力を尽くしました。
そして、警察特殊部隊のヤマムが捜索に入った村で2人の攻撃隊員を発見し逮捕しました。
彼らはイスラエルの学校へカミカゼを敢行する計画だったようです。
2003.12.01
昨日、パレスチナ自治区のガザとエジプトの国境の町ラファで、自爆がありました。
しかし、死亡したのは自爆した本人のみでした。攻撃に失敗して自爆したのでしょうか。
自爆したのはイスラミック・ジハードに所属してPSS(パレスチナ自治政府の秘密警察)で働いていたユセフ・マタ(25)氏でした。
イラクでは昨日、日本人の外交官2人が襲撃され死亡しました。
彼らは軍の護衛なしの行動中でした。食事休憩に立ち寄った所を襲撃され死亡しました。
さらにはアメリカ軍も襲撃され兵隊2人が戦死しました。
土曜日にはスペインの軍情報部の7人も待ち伏せ攻撃にあい戦死しましており、これで11月のアメリカとその連合軍の死者は106人(アメリカ兵81人)となり、イラクでの戦いが始まってから現在までで最悪の月となりました。
2003.11.27
イスラエル国防軍は昨日、ガザの南部で3人のパレスチナ人を射殺したと発表しました。
これは、ゲリラを捜索している時に、勘違いして発砲してしまったようです。
ゲリラが逃げ込んだ付近から車が走ってきた、そして銃撃でこれを制圧した。すると乗っていた人は武装していなかったとのことです。
他にも9歳のパレスチナ人の男の子がイスラエル国防軍によって射殺されたとパレスチナ側が発表しましたが、イスラエル国防軍はその時間帯には国防軍は発砲していなかったと発表しました。
イスラエルの税関でラディン師とフセイン大統領の人形が引っかかり、通関できませんでした。
これはイスラエル人(ユダヤ人ではなくアラブ人)が輸入しようとしたものですが、不謹慎だと言うことでしょう。
2003.11.26
昨日、バグダッドでロケット弾攻撃がありました。この攻撃によるアメリカ兵の死者はありませんでした。
ロケット弾は2発発射されたのですが、1つはアパートの屋根に当たり、もう1つはバス停付近に当たりました。
攻撃があった直後からバグダッド市内に空襲警報ならぬゲリラ警報のサイレンが鳴り響き、拡声器が”攻撃、攻撃、これはマイクテストではない!”とがなり立てました。
イラクでのアメリカ連合軍に対する攻撃は組織的なもののようですが、組織の名前は判明していません。
まさかフセイン大統領自ら指揮をとっている訳では無いでしょうね。
ところでSDF(自衛隊)ですが、絶対に安全というわけではないから武装している自衛隊が派遣されるのでしょう。安全であれば民間企業でもよいわけです。
つまり、犠牲はあるかもしれないと言うことでしょうね。
2003.11.23
昨日の朝、イラクのバグダッドで自爆攻撃がありました。なんとこの攻撃はイラクの警察署2カ所が狙われたのです。
この2つの攻撃で少なくとも18人が死亡したとの事です。
死亡したのはイラク人です。きっと治安維持の警察はアメリカの協力者だと思われたのでしょう。
イラクでは他にも、DHL(運送会社)の輸送機がバグダッド国際空港に緊急着陸してきました。
バグダッド空港から離陸した直後に対空ミサイルが命中してエンジンがやられたとの事です。
2003.11.21
昨日のお昼前、トルコのイスタンブールでまたしてもカミカゼが発生しました。
イギリスの銀行と領事館を狙ったこの攻撃は前回同様爆発物を積載したトラックが突入し、運転する攻撃隊員が爆発のスイッチを押すという方法で行われました。(領事館の方は駐車場に入場できず、メインゲートの前で自爆したようです。)
この攻撃で領事館の方ではイギリス領事を含む16人が死亡し、銀行では11人、合計27人の死者が出ました。負傷した人たちは450人に及びました。
攻撃を行ったのは5日前のシナゴクを狙った2件の攻撃と同じ組織だと思われます。
今回も2つの攻撃は5分以内に起きました。
アル・カエダ・ネットワークの攻撃であると言うことですが、アル・カエダはいわゆるユダヤ・アメリカの帝国主義をターゲットにしていたのですが、攻撃がイスラーム国にあるターゲット施設となってしまいました。
この攻撃では当然ムスリムの人たちにも被害が出るのですが、アメリカに協力している人は死んでも構わないと言うことのなのでしょうか。
2003.11.20
昨日、イスラエルとヨルダンの国境、紅海に面するエイラートのイツハク・ラビン国境ターミナルで銃撃があり、エクアドル人の女性1人が死亡し、6人が負傷しました。
この女性は南アメリカのテロリストグループのメンバーでした。
攻撃声明は出ていませんが、ヨルダン当局によると犯人はヨルダン人であるそうです。イスラエル国防軍は非武装地帯で逃亡する犯人を射殺しました。
2003.11.18
今日の早朝、パレスチナ自治区のウエストバンクで、イスラエル人2人が銃撃を受け、死亡しました。
エルサレムとパレスチナ自治区内にある入植地を結ぶ道路で、待ち伏せ攻撃をされました。
元々、この道路はパレスチナゲリラの攻撃から入植者を守るため計画されていたはずなのですが、逆によく狙われるようになってしまいました。
今のところ攻撃声明は出ていません。攻撃を行ったゲリラはベツレヘム方向へ逃走したと思われ、国防軍が追跡しましたが、発見には至っていません。
モサドの長官はイスタンブールの自爆攻撃で20人が死亡した(内6人のユダヤ人)事件について国会で発言しました。
モサドはこれ攻撃がアル・カエダとグローバル・ジハードに関係する組織の攻撃であるとの見解を示しました。
グローバル・ジハードとはスンニー派の集まりで、1つの組織として行動しているわけではなく、世界中のスンニー派の人々が連携しているものだそうです。
そして、さらに40件の危険情報が届いていると発言しました。
2003.11.17
トルコでの同時多発テロとでもいう、二つのシナゴクへの自動車爆弾攻撃についてアル・カエダとつながっていると思われる組織が攻撃声明を出しました。
ロンドンのアラビア語紙、アル・クドゥス・アラビアに送られてきた攻撃声明によると、”攻撃はまだまだ続く、そしてユダヤ人はムスリム(イスラム教徒)の土地に侵入していることを後悔するだろう。”
さらにアメリカに対しては、キューバでアラブ人の囚人を釈放するように警告をしています。
”犯罪者ブッシュとそれに追従している国々に(特にイギリス、イタリア、オーストラリア、日本)警告する。”
”イラク、チュニジア、サウジそしてインドネシアでの自動車爆弾によるカミカゼが終わることはないだろう。”とも警告しています。
・・・自衛隊、大丈夫?
2003.11.16
イラクで昨日、またしてもアメリカ軍のブラックホークヘリが撃墜されました。
しかもミサイルが命中した機体が別の機に衝突してもろとも墜落しました。
17人が死亡し、一人が行方不明となりました。このヘリは住宅街に墜落したもので5人が負傷しました。
アフガンでもアメリカ軍が攻撃を受けて兵隊1人が戦死しました。
さらに昨日のイスタンブールにある2つのシナゴグへの自動車爆弾攻撃ですが、23人が死亡し、308人が負傷した模様です。
2003.11.15
トルコのイスタンブールにあるユダヤ教の礼拝堂(シナゴグ)2カ所でで爆発があり、少なくとも15人が死亡し、140人以上が重軽傷を負った模様です。
この中にはトルコ警察の警備官とシナゴグの警備員が含まれていました。
イスタンブール最大のシナゴク”The Neve Shalom”ともう一つのシナゴクで同時に起こったこの攻撃はトルコのイスラム武装組織が攻撃声明を出しました。
ネヴ・シャロム・シナゴクは1986年にも銃撃が発生し、22人が死亡しています。
2003.11.13
水曜日にイラクで復興支援に当たっていたイタリア軍を狙った自爆攻撃が行われ、イタリア兵18人が戦死し、イラク人も巻き添えを食って9人が死亡しました。
この攻撃が行われたのは南部にあるナシリヤと言う町でした。アメリカ軍以外が明確に狙われ始めました。
自衛隊は南部に派遣予定ですが、大丈夫なんでしょうか・・・。
一方パレスチナではクレイア暫定首相を正式に首相に任命する事が議会を通り、新内閣が成立しました。
長い混乱の末やっとでした。イタリアを訪問中のシャロン首相は帰国次第クレイア首相と会談の予定です。
2003.11.10
イラクでの戦いはよく考えたら戦争と呼ぶには少し早すぎたようです。
イラク国民にとってはまだ終わっていない戦いですが、自国に侵入した侵略者に対し、正面からの攻撃が無理だと悟ると、パルチザンと化しゲリラ戦を開始しました。
アメリカ人、イギリス人、ポーランド人の戦死者が出ました。昨日のヘリ撃墜ではプエル・トリコ人の戦死者が出ました。
ニュースの映像でしきりに出ていたヘリは2人乗りのアタック・ヘリで撃墜されたものではありませんでしたね。
アタック・ヘリにはミサイルを回避する装置が装備されています。その装置(フレアと言います)を射出すると同時に緊急回避運動を行いミサイルを回避します。
サウジで発生した自爆攻撃では最低でも11人が死亡し、100人以上が負傷しました。
そう言えば9.11攻撃ではアル・カエダがはっきりと攻撃声明を出していませんでしたね。
今回も攻撃声明はでていません。ちなみにイスラエルで起こる攻撃には攻撃声明が出ます。
イスラエル側も工作員による暗殺などを除けば攻撃予告と攻撃声明を発表します。
2003.11.09
昨日の深夜(ラマダンの最初の日)、サウジアラビアの首都リヤドで大規模な爆発があり、多数の死者が出た模様です。
ほぼ同時に他でも爆発が二度起こりました。そして、現時点でも正確な死亡者数ははっきりしていません。
この攻撃はアメリカが情報をキャッチしており、警戒警報を発していたにもかかわらず発生してしまいました。
サウジ当局はアル・カエダの攻撃であると主張しています。サウジは結構狙われていますね・・・。
イラクではブラック・ホークがダウン(被撃墜)し乗っていた兵隊さんが戦死しましたが、その後に別の攻撃があり兵士二人が戦死し一人が負傷しました。
第82空挺師団の兵士三人は軍用車両に乗っていましたが、至近距離で手製の爆弾が爆発したのです。
さらにモスルでも警察署に向けて迫撃砲が撃ち込まれました。
2003.11.06
更新が遅れまして申し訳ありません。
昨日、レバノン国境付近をパトロール中の国連軍とイスラエル国防軍が仕掛けられた爆弾を発見し、処理しました。
仕掛けたのはもちろんヒズボラですが、パトロールの目を盗んで国境を超えてきたのです。
爆弾が仕掛けられていたところは川が国境となっており、フェンスが無いのでした。
パレスチナ自治政府緊急内閣のクレイア暫定首相は、正式な内閣の首相に就任する気があるみたいですが、閣僚の人選問題でアラファト議長と意見が対立しているようです。
2003.11.02
今日の夜明け前ですが、パレスチナ自治区のガザで武装したパレスチナ人1人を国防軍が射殺し、2人が負傷しました。
土曜日にエルサレム北部の村でハマスのメンバーを逮捕したイスラエル国防軍ですが、周辺を捜索したところ爆弾探索犬が自爆ベルトを発見しました。
さらにパレスチナ自治区ナルブスの難民キャンプで、イスラエル国防軍がバイクに乗ったパレスチナ人を銃撃で倒しました。
このパレスチナ人は病院に運ばれた後死亡しましたが、国防軍によると銃撃したあと応急処置を施したときには足を負傷していたのみだったそうです。
しかし、病院で死亡してしまいました。救急車(パレスチナの)で運ばれている間に何があったかは定かではないと国防軍は発表しました。
2003.11.02
今日の夜明け前ですが、パレスチナ自治区のガザで武装したパレスチナ人1人を国防軍が射殺し、2人が負傷しました。
土曜日にエルサレム北部の村でハマスのメンバーを逮捕したイスラエル国防軍ですが、周辺を捜索したところ爆弾探索犬が自爆ベルトを発見しました。
さらにパレスチナ自治区ナルブスの難民キャンプで、イスラエル国防軍がバイクに乗ったパレスチナ人を銃撃で倒しました。
このパレスチナ人は病院に運ばれた後死亡しましたが、国防軍によると銃撃したあと応急処置を施したときには足を負傷していたのみだったそうです。
しかし、病院で死亡してしまいました。救急車(パレスチナの)で運ばれている間に何があったかは定かではないと国防軍は発表しました。
2003.10.30
昨日、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニン付近を走行中のイスラエル人夫婦が乗る車に対し、アル・アクサの殉教者(団)が銃撃を浴びせました。
攻撃声明に曰く、”ユダヤ人がパレスチナ人の土地から出て行かない限り、攻撃は続く”だそうです。
イスラエル国防軍はこれに対し、すぐさま自治区内にあるゲリラの家に戦車砲を発射し破壊しました。
ガザでは、イスラエル国防軍によってイスラミック・ジハードの隊員が射殺されました。
キブツのフェンスに近づいてきたパレスチナ人2人を見咎めた国防軍が銃撃し1人を射殺しもう1人を負傷させたのです。
しかし、この2人は銃を持っていませんでした。国防軍によれば爆弾を仕掛けようとしていた可能性があるとの事です。
なぜなら爆発物を所持していた、及び携帯電話を持っていたからと発表しました。
しかし、これらは銃撃後に分かった事なんですがね。国防軍による制止を無視しのでしょうか・・・。
尚、ケータイは遠隔操作で爆弾を爆発させるときに使います。ケータイはパレスチナでも普及しているのに、それを持っていたから撃たれたなんて怖いです。
2003.10.28
昨日、ヒズボラがイスラエル国防軍の基地に向けて、国境越しにロケット砲を発射しました。
この地域はイスラエル側でハァ・ドヴ、レバノン側ではシェバー・ファームという場所です。
イスラエルはこれに対し、アタックヘリが国境を越えて爆撃を敢行しました。
攻撃したのはヒズボラの拠点と思われる場所ですが、レバノンを守るシリア軍も警戒を強めていた矢先でした。
シリアはイスラエルがシリア領内を再度攻撃するような事があれば、シリアもゴラン高原を攻撃すると発表しています。
イスラエルも徹底抗戦の構えなので一触即発状態が続いています。
2003.10.24
今日の朝、パレスチナ自治区ガザにあるユダヤ人入植地で2人のゲリラが攻撃を行い、イスラエル人3人が射殺され死亡、2人が負傷しました。
入植地のフェンスを越えて侵入したゲリラは手榴弾とマシンガンで武装しており、住民を見つけると銃撃を浴びせました。
ユダヤ人入植者達は自身の置かれている危険な立場は重々理解しているので、反撃も早く1人を射殺したのです。
しかし、もう1人は逃亡し、イスラエル国防軍が捜索を開始しています。
木曜日に、ガザで活発なゲリラ活動がありました。まず、入植地からイスラエル国内に抜ける道路を走行中のユダヤ人入植者が乗る車に対して銃撃が浴びせられ、2人の女性と1人の子供が負傷しました。
イスラエル国防軍によって攻撃を行ったゲリラは射殺されました。
さらに入植地に向けて迫撃砲が発射され、工業地帯に落下しましたが、被害はありませんでした。
そして、別の入植地に侵入を試みているパレスチナ人をイスラエル国防軍が射殺していました。
木曜日にパレスチナ自治区のトルカレムにある難民キャンプでパレスチナ人の若者2人がアル・アクサの殉教者(団)に処刑され、中央広場に晒されました。
処刑された2人はイスラエルに協力した事が原因でアル・アクサの殉教者(団)に誘拐され、自己批判をしたビデオを撮られ市民に配布されていました。
そして、昨日市民の前で処刑されたのです。
2003.10.22
本日、イスラエル国防軍はパレスチナ自治区のウエストバンクにある町、ヘブロンとカルキリヤでゲリラ2人を暗殺しました。
ヘブロンで暗殺されたのはタンジームのメンバーで、カルキリヤで射殺されたのはPFLPのメンバーでした。
昨日から本日にかけてのイスラエル国防軍の作戦によって、パレスチナ人18人が逮捕されました。
2003.10.21
昨日お伝えした、イスラエル軍によるパレスチナ自治区への空爆はその後も続き、計5回を数えました。
最初の空爆は飛来したF−16が放ったミサイルがハマスの武器工場(アパートを武器の製造に使っている)に命中し、付近に住んでいたイスラミック・ジハードの幹部宅も被害を受けました。この攻撃では、幸いにも死者は出ませんでしたが、子供2人を含む7人が負傷しました。
2つ目の攻撃はアタックヘリが交差点で信号待ちをしていたピックアップに向けて対戦車ミサイルを発射。乗っていた2人のハマスメンバーは死亡し、ミサイルの炸裂によって1人の市民を死亡させ、5人以上が負傷しました。
3つ目の攻撃は上記のピックアップが止まっていた家に命中しました。
そして、4つ目の攻撃は、難民キャンプへ飛来したアタックヘリが走行中の車に対してミサイルを発射し、乗っていたハマスのメンバー4人が死亡しました。
その車に駆け寄ったパレスチナの市民に対しさらに2発のミサイルが発射され、5人の市民が死亡し、50人以上が負傷しました。
この攻撃で14人のパレスチナ人が死亡し、80人以上が負傷しました。
イスラエル国防軍は先日の大規模なガザでの作戦の後もカッサムロケットが盛んに発射されているため、拠点を攻撃したと発表しました。
2003.10.20
昨日、パレスチナ自治区のウエストバンクにある町、ラマッラをパトロール中のイスラエル国防軍に対し、攻撃があり3人の兵隊さんが戦士しました。
アル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出し、”この攻撃は、先日行われたイスラエル国防軍によるガザの作戦によってパレスチナ人が死亡した事及び破壊活動に対するものである。”と発表しました。
装甲ジープではなく徒歩でパトロールしていた国防軍を待ち伏せていたゲリラは、至近距離まで引き付けて射撃しました。
このため、反撃するまもなく一気に倒されたのでした。
本日、イスラエル空軍の戦闘機がガザのイスラミック・ジハード幹部アブドゥラ・シャミー師 Abdullah Shamiの自宅を爆撃しました。
この攻撃で子供を含む、6人が負傷しましたが、当のシャミー師は難を逃れました。
イスラエル国防軍は攻撃がシャミー師を狙ったものであるとは発表しませんでした。
2003.10.18
今日の朝、ガザのイスラエル国防軍陣地に接近してくるゲリラを見止めた国防軍はただちに攻撃を開始しました。
スナイパーが1人目を倒すのを合図に攻撃が開始され、3人のゲリラが死亡し、戦車砲のあおりをくらって10人が病院に担ぎ込まれたようです。
先日のガザでのアメリカ使節団爆破事件は、人民抵抗委員会が攻撃に関わっていたようであるとイスラエルの当局は発表しました。
パレスチナ自治政府の治安部隊が攻撃を行った容疑者を逮捕したようです。その時に銃撃戦も発生した模様です。
2003.10.17
アメリカ連邦捜査局(FBI)が水曜日にパレスチナ自治区のガザを走行中のアメリカ使節団を爆弾で攻撃したグループの調査のため、イスラエル入りしました。
アル・アクサ・インティファーダが始まって以来のアメリカに対する攻撃でした(アメリカ国旗はよく燃やされていましたが、直接の攻撃は初めてでした)。この攻撃によって、イスラエル兵3名が戦死しました。
イスラエルの検問所(エレツ)を通過したアメリカ使節団はパレスチナ自治政府警察の誘導で高速道路を進みました。
そして、エレツ検問所から2キロほど行ったところで3両目の車が爆発したのでした。
爆発した場所はパレスチナ自治政府の完全管理地区でした。この道路に75キロ相当の爆弾をセットし、携帯電話で爆発させたようであるとイスラエル当局は発表しました。
2003.10.13
最近のイスラエル国防軍の活発な作戦行動によって、ガザのパレスチナ人2000人以上がホームレスとなったと国連の関係者が語りました。
イスラエル国防軍はパレスチナ自治区に侵攻すると、テロリスト容疑者や特攻隊員(出撃前にビデオを撮り攻撃声明を出すので、どこの誰であるかが分かる)の家を破壊します。
そのため、住民がホームレスになると言うわけなのですが、国防軍は見せしめのために破壊しているのでしょう・・・。
今回の作戦では3つの密輸トンネルが発見され、爆破しました。
パレスチナ自治政府緊急内閣のクレイア首相は3週間以内に新内閣が組織されるであろうと語り、さらに”新首相も。”と付け加えました。
クレイア氏はアラファト議長と意見の食い違いがあり、今のところは首相を止める方向で考えているようです。
2003.10.12
本日のイラクでカミカゼ発生。2台の車がCIAのオフィスが設置されるはずだった、バグダッドホテルに突入しました。
この攻撃で6人が死亡し、10人が負傷しました。
イラクでは木曜日にも車(車に爆薬を満載して突入する)による自爆攻撃で10人が死亡しています。
イラクのカミカゼの特徴は、アメリカ軍のみならず、イラク市民をも巻き込む事です。(パレスチナではアラブ人が巻き込まれる事は無いのです。)
パレスチナ自治区のガザで作戦中だったイスラエル国防軍は夜明け前に作戦を終了し撤退しました。
しかし、ガザからカッサムロケットが発射され、イスラエル国内に着弾しました。
この攻撃による死傷者はいませんでした。
結局、この作戦間にイスラエル国防軍との戦闘で死亡したパレスチナ人は8人でした。
2003.10.11
木曜日から、パレスチナ自治区のガザにあるラファ難民キャンプで密輸トンネルの捜索作戦を行っているイスラエル国防軍です。
この作戦はあと2、3日続く模様です。これまでで2人の子供を含む、7人のパレスチナ人が死亡し、50人以上が重軽傷を負いました。
これは、イスラエル国防軍のアタック・ヘリがミサイルを発射したためです。
国防軍によれば、武装したグループに向けて発射したと言う事です。
ヒズボラのハッサンナスラッラ師は集会で、イスラエルがさらにシリアに攻撃を行うならば、レバノンがこれに反撃するだろうと宣言しました。
2003.10.10
木曜日、パレスチナ自治区のトルカレムで検問所を開設しているイスラエル国防軍に向けて自爆攻撃がありました。
この攻撃で2人の兵士が負傷し、パレスチナ人も負傷しました。
アル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出しました。この特攻隊員アハメド・サファディ君は18歳の高校生でした。
攻撃前から国防軍には警戒警報が出ていました。そのための検問だったのですが、検問そのものを狙われました。
今日、エジプト国境のガザ南部にある難民キャンプのラファで、エジプトとの武器密輸トンネルなどを捜索に入ったイスラエル国防軍と住民が衝突し、パレスチナ人2人が死亡しました。
どの組織も攻撃声明を出していませんが、大掛かりな作戦だったので、住民の不安を煽ったのでしょう。
2003.10.09
パレスチナ自治政府では、アッバス首相の後任に指名されているアハメド・クレイア氏が、10月6日付けで緊急内閣(閣僚は8人)の首相に就きました。
アラファト議長は体調悪化の噂もありますが、暫定新内閣には大蔵大臣を除く全員がアル・ファタのメンバーでガッチリと固めています。
前内閣の非アラファト派のダーラン治安大臣は今の段階では外れています。
クレイア新首相は68年にアル・ファタに加盟、オスロ合意やオスロ合意Uでは交渉の中心部にいました。
昨日、ナルブスをパトロール中のイスラエル国防軍のジープに対し銃撃があり、3人の兵士が負傷しました。
2003.10.08
昨日、バグダッドでアメリカ軍への攻撃がありました。最初は迫撃砲が外務省ビルへ向けて発射されました。
同時にアメリカ軍に向けて銃撃があり、不意を衝かれたアメリカ軍は3人の戦死者が出ました。(イラク民間人にも犠牲者)
ティクリートでも爆弾が爆発し3人のアメリカ兵が負傷しました。
イラクではゲリラの攻撃が活発です。月曜日にも、バグダッドから110km西の町、ラマディで爆弾が爆発し、アメリカ兵1人が戦死しました。
その50分後にはバグダッド西部で爆発がありアメリカ兵2人が戦死しました。
さらに、バグダッドでは機甲師団にも爆弾攻撃があり、兵士が負傷しました。
きっとパレスチナゲリラも義勇兵としてイラク入りしているので、イスラエルとの闘争で実戦経験も豊富な彼らによってイラクのゲリラも訓練されているものと思われます。
2003.10.07
昨日はヨム・キプール戦争開戦記念日でした。つまりユダヤ人の聖日であるヨム・キプールだったということですが、イスラエルの国連大使ははシリアへの攻撃の件で呼び出しをくいました。
イスラエルとレバノンの国境でイスラエル国防軍の下士官が戦死しました。
レバノン側で国境フェンスに接近してくる2台の車がありました。この車がいきなり国境越しに発砲してきたとのことです。
レバノンはその様な事は無い、発砲してきたのはイスラエルが先だと発表しました。
この攻撃にはどの組織も攻撃声明を出していません。しかし、シリアへの攻撃に対する復讐にヒズボラがやった可能性があります。
月曜日のレバノンとの国境ではさらに、迫撃砲がイスラエルへ撃ちこまれましたが、この攻撃での負傷者はいませんでした。
国連軍の車にもイスラエル側からの銃弾が命中したとのことです。
2003.10.05
土曜日の昼下がり、イスラエルの港町ハイファのレストランにカミカゼが突入し、19人が死亡、50人以上が重軽傷を負いました。
このアラブ・イスラエル人が所有するレストランで自爆したのはジェニン出身の女性でした。
イスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。このカミカゼは9月10日の同時自爆攻撃から3週間ぶりでした。
イスラエル警察の対テロ部隊ヤマムはウエストバンクのトルカレムに出撃し、予てから捜していたアル・ファタの隊員を射殺しました。
本日、イスラエル空軍の戦闘機が国境をシリアとの越え空爆を行いました。
ただし、シリアを攻撃したのではなくシリアにあるハマスやイスラミック・ジハードやアル・カエダのゲリラ訓練キャンプを攻撃したのです。
この攻撃でPFLPの隊員が負傷しました。この攻撃はイスラミック・ジハードが土曜日に行ったカミカゼに対する復讐です。
シリアとイスラミック・ジハードは訓練キャンプなど無かったと発表しました。
2003.10.2
昨日、ウエストバンクのトルカレムに過激派のメンバーを捕捉するため潜入したイスラエル国防軍の特殊部隊が、イスラミック・ジハードのメンバー1人を射殺しました。
一方、ジェニンではアタック・ヘリと戦車を伴うイスラエル国防軍ゴラニ師団とエリート兵のエゴツ師団イスラミック・ジハードのジェニン指導者バッサム・サーディ師Bassam Saadiを逮捕しました。
サーディ師はもう2年もイスラエルに狙われており、彼の2人の息子は衝突で亡くなっています。
夜明け前に難民キャンプに突入したイスラエル国防軍は家々をまわりました。
サーディ師は(おそらく事前情報によって)モスクへ逃げていましたが、軍用犬によって発見されてしまいます。
イスラミック・ジハードは復讐を宣言しました。
2003.09.29
ユダヤの新年を祝っている最中の金曜日、ウエストバンクでユダヤ人入植地区に侵入し、銃撃を行った事件があり、イスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。
フェンスの無い地区から侵入した隊員は、付近の住居のドアをノックしました。
そして、出てきた住民をドア越しに銃撃し、死亡させたのです。この家の住人が銃で反撃し、国防軍も駆けつけ銃撃戦となりました。
住宅街での銃撃戦だったので、弾が付近の家にも当たり、7カ月の赤ちゃんが死亡しました。
結局この隊員(Mahmoud Hamedan 22歳)は射殺されてしまいます。帰る気の無い特攻攻撃だったのでしょう。
このムハンマド君は2カ月前にイスラエルの刑務所を出所したばかりでした。
2003.09.26
昨日、パレスチナ自治区で作戦を行った国防軍ですが、ガザに侵攻したギバティ師団の軍曹が戦死しました。
ギバティはハマスとイスラミック・ジハードのメンバーを捜索していましたが、不審な家を発見し、軍用犬を放ちました。
すると、銃声が聞こえ犬が戦死したのです。部隊はすぐに突入し、銃撃戦となりました。
この戦闘で軍曹が戦死、3人の兵士が負傷しました。
不利な状況を見て、応援に駆けつけた部隊も、突入しましたが、隊長と兵士が負傷してしまいましたが、どうやら敵は鎮圧できました。
ヘブロンでも家々を捜索していた国防軍に対し、銃撃がありました。
すぐさま反撃した国防軍は攻撃してきたイスラミック・ジハードのメンバーを制圧しました。(1人重傷、もう1人は死亡)
2003.09.22
ハマスは昨日、今週中に成立するであろうパレスチナ自治政府の新しい内閣に参加する意思は無いと発表しました。
ハマスはイスラエルとPLO(現自治政府)が歩み寄った”オスロ合意”に反対しているので、自治政府とは仲良くいかないようです。
ハマスも支持者が多いので、自治政府としても加入させたい(同盟したい)のですが、ハマスはイスラエルに断固譲歩しないので共同戦線は無理みたいなのです。
同様にイスラミック・ジハードも”アメリカの提案した和平案を進めるような人たちとは一緒にやれない”そうです。
2003.09.20
昨日、パレスチナ自治区のジェニンでイスラエル国防軍はハイファで自爆攻撃を行ったイザ・ディン・アル・カサムの特攻隊員の実家と、先週の国防軍基地で自爆攻撃を行った隊員のラマラの実家を破壊しました。
木曜日からテロリスト狩りを行っているイスラエル国防軍ですが、ジェニンで例によって反撃をうけ兵士4人が負傷しました。
この銃撃戦に巻き込まれた2人の子供も負傷した模様です。
2003.09.18 15時30分更新
昨日の夜、パレスチナ自治区のガザでイスラエル国防軍が難民キャンプに突入し、ハマスの幹部ジハード・アブ・スヘイリ(25)氏Jihad Abu
Suheirehを射殺しました。
イスラエル国防軍はアタック・ヘリのバックアップを受け、ガザ・シティーの近くにある難民キャンプに兵士と戦車で突入しました。
目標に到着すると攻撃を受け、銃撃戦が開始されました。この銃撃戦で目的のハマス幹部を射殺したのでした。
アタック・ヘリは帰り際に建物に向かって対戦車ミサイルを発射し、これを破壊しました。
イスラエル政府は昨日のヒズボラのナスラッラ師の演説を受け、捕虜交換に応じたいようです。
交換予定はイスラエル人のビジネスマンと3人の国防軍兵士の死体のとなりそうですが、ヒズボラはイスラエル側が釈放するのはレバノン人の捕虜のみではなく、パレスチナ人やシリア人、ヨルダン人(パレスチナ人)も含めろと言っています。
2003.09.17 14時30分に更新
パレスチナ自治区のナルブスで昨日からの銃撃戦によって、タンジームのゲリラ1人が国防軍によって射殺され、戦闘が終結しました。
パレスチナ自治区に進駐している国防軍(この時点ですでに自治区と呼べない気が・・・)を狙って、パレスチナゲリラが攻撃を仕掛けます。
ガザでは国防軍が密輸トンネルの爆破を準備しているところへ銃撃を受け、兵士1人が負傷しました。
そういえば、アフガニスタンのタリバンと言う政権が、テロを支援している、ラディン師を匿っているという理由でアメリカから攻撃されました。
実は、シリア、イランはもちろんの事、サウジもハマスを支援しています。
でも、アメリカに攻撃されない。しかも、アメリカ軍と協力関係にある。イスラエルもアメリカを責めてないみたいだし。
サウジアラビアの政治的勝利だ。
2003.09.16
本日2度目の更新となります。ウエストバンクで作戦を行ったイスラエル国防軍はイスラミック・ジハードのヘブロン軍管区リーダーを射殺しました。
射殺されたマジド・アブ・ドシュ Majid Abu Doshは国防軍にアジトを囲まれ、投稿しようと外に出てきたところ撃たれたようです。
マジドが立てこもっていた家に対し国防軍は対戦車ミサイルを撃ちこみ破壊しました。
他のゲリラが潜んでいる可能性が高いからです。
国防軍は他にも、9人のテロリスト容疑者を逮捕しましたが、この中には17歳の少年も含まれていました。
2003.09.16
アラファト議長の治安アドバイザー、ジブリル・ラジョウブ氏は自治政府として早急にゲリラ攻撃の停止(停戦)を宣言するべきだと提案したようです。
そうして、すでに3年が過ぎた、連日のイスラエル国防軍による攻撃と進駐を止めさせるべきだとの事です。
アラファト議長の排除に反対していたイスラエルのペレス外相も”絶対に排除が無いというわけではない。”と発言しています。
ヒズボラのハッサン・ナスラッラ師はイスラエルとヒズボラの捕虜交換が行われていることを演説の中で述べました。
イスラエルは絶対に兵士を見捨てません。もし、敵地で死んでしまっても、その死体を取り戻すために最大限の努力をするのです。
ヒズボラが死体を確保したとすると、イスラエルが収容している捕虜と交換して返してもらうのです。
イスラエルは絶対に兵士を見捨てないのです。ヒズボラにとって見れば、それが交渉カードになるためイスラエルがレバノンに駐留していた時、兵士の誘拐をよく行っていました。
2003.09.15
ハマスのシリア支部はEUがハマスをテログループに指定したことは大きな間違いであると発表しました。
EUがテログループに指定したのはハマスの軍事部門イザ・ディン・アル・カサムのみで、ハマス本体は含んでいませんでした。
アラファト議長はシリアの外相と電話で会談しました。シリアとアラファト議長は’83年、レバノン戦争以来関係が悪化していました。
アラファト議長は1993年に正式訪問しましたが、両者の仲は決してよいものとは言えませんでした。
今回の会談についても、表立ったコメントはありませんでした。
2003.09.12
世の中には色々な物の見方があるというお話ですが、”例の9.11テロはユダヤ人の陰謀である”説というのがあります。
つまり、アメリカにアラブを攻撃させようという策略だというのですが、昔から何かあるたびにユダヤ人陰謀説が起こります。まさか現代にジョーク以外で本当にこんな話があるというのも驚きです。
他にもアラファト議長はなぜイスラエルに暗殺されないのか?という疑問がありますが、アラファト議長は実はモサドのダブル(裏切って敵側に付くこと)である。・・・まさかねぇ。
アメリカと違ってパレスチナよりのEUも、ついにハマスをテロ組織に指定しました。
これでイスラエルはEUに遠慮しなくなり、ヤシン師を狙った事を手始めに攻撃が激しさを増すでしょう。
イスラエルはアラファト議長の追放を決定しましたが、一部大臣の反対とアメリカや諸国からの反対を受けて実行には移さない模様です。
しかし、この事実はアラファト議長に対するプレッシャーとなります。
2003.09.11
イスラエル国防軍は昨日の深夜、ガザで15軒の家を破壊しました。装甲ブルドーザーによって押しつぶされた家はテロリスト容疑者や協力者の家です。
ウエストバンクでも2軒の家を破壊しました。1つは3階建てのアパートでした。
本日は9.11テロの記念日です。アル・ジャジーラにラディン師のビデオが送られてきたようですが、生きていたのですね。
ラディン師も戦っているユダヤ人とパレスチナ人の戦闘は、なお激しさを増して続いています。
2003.09.10
昨日の夕方頃、テルアビブ付近の基地の入り口で自爆攻撃がありました。
基地の外でバス待ちをしている兵隊さんのところへ車で乗りつけ、降りてきて自爆したのでした。
この攻撃で7人が死亡し、多数が重軽傷を負いました。
この特攻隊員は19歳の少年だとの事です。
さらにこの後、エルサレムでも自爆攻撃がありました。
特攻隊員がエルサレムのカフェに入ろうとしたところ、警備員に制止され、強引に中に入りそこで自爆しました。
この攻撃で7人が死亡し、30人以上が重軽傷を負いました。
警察が特別警戒をしていても攻撃は成功しています。アル・ジャジーラTVにイザ・ディン・アル・カサムから攻撃声明が送られてきました。
木曜日になって重態だった被害者が1人死亡しました。これで合計15人の死者が出ました。
昨日はイスラエル国防軍もウエストバンクで作戦を行い、ヘブロンのハマスリーダー・アハメド・バーダー氏 Ahmed Bader を銃撃戦で射殺していました。
2003.09.09
パレスチナ自治区では過激派が政治的圧力を持っており、過激派を抑えることが出来なかったアッバス首相は辞任に追い込まれました。
ハマスは新首相のクレイア氏に対し、アッバス前首相と同じ運命をたどらない様に気をつけてくださいと発表しました。
ヤシン師を狙われて気が立っているハマスを取り締まろうとしたら容赦しないということです。
土曜日にガザに飛来したイスラエル空軍の戦闘機がハマスが会議を行っているビルに25番(250キロ)爆弾を投下しました。
狙いは正確だったのですが、ちょうど会議が解散した時だったので、出席者は直撃を逃れ死者は出ませんでした。
イスラエル空軍には誤爆はありません。情報がしっかりしているので、今回は明らかにハマスの最高指導者ヤシン師を狙ったのでした。
2003.09.08
さて、事実上のクビになったパレスチナ自治政府のアッバス首相ですが、内閣が無くなった訳ではありません。
昨日、アラファト議長は次の首相をアハメド・クレイア氏Ahmed Qureiaにすると発表しました。
アッバス首相はテロ停止を公約していましたが、クレイア氏はどうするでしょう。
クレイア氏はイスラエルとの交渉にも従事していたので、イスラエル側に対する信用があるとの理由で選ばれた模様です。
ハマスの指導者ヤシン師暗殺を図ったイスラエルに対し、ハマス支持者達の頭に血が上っています。
この状況で自治政府の首相交代は大丈夫なのでしょうかと心配してしまいます。
2003.09.07
パレスチナ自治政府のアッバス首相が6日、辞任を発表しました。
今年の4月30日にテロ撲滅と和平に向けて、アラファト議長に代わり交渉にあたっていたアッバス首相でしたが、内閣成立のときに最後までもめた治安問題でアラファト議長を非難しての辞任でした。
内閣が成立しても、テロはまったく収まらなかったのでした。
ガザに飛来したイスラエル空軍のアタックヘリがミサイルを発射し15人が負傷しました。
この中にはハマスの指導者、ヤシン師が含まれていました。
ついにヤシン師を狙ったイスラエル国防軍ですが、今後ハマス(及び共闘組織)による復讐が怖いです。
2003.09.06
昨日、ウエストバンク(パレスチナ自治区)のナルブスで作戦を行ったイスラエル国防軍ですが、この戦闘で国防軍エリート兵の1人が死亡、3人が負傷しました。パレスチナ側ではハマスの爆弾製造技師ムハンマド・ハンバリ氏も死亡しました。
パレスチナ側が立てこもった7階建てのマンションは国防軍によって爆破されました。これにより、住民の入居者約100人は家を失いました。
日本軍の特攻隊がアメリカ軍の空母に突入する映像を見ても歴史の記録としか感じないのですが、イザ・ディン・アル・カサムの特攻隊員がイスラエル国防軍の戦車に爆弾満載の車で突入する一部始終見るとすごく悲壮で涙が出ます。
きっとこれを見ているパレスチナの子供達は”自分も大きくなったらハマスに入隊するんだ”と考えるようになるような気がしました。
その映像はここのサイトに載せるかどうか悩んでいます。
2003.09.05
本日、ウエストバンク・パレスチナ自治区のナルブスで作戦中のイスラエル国防軍に対し、パレスチナゲリラから銃撃がありました。
撃ち合いとなり2時間が経過したころ、国防軍は状況打開のために、ゲリラが立てこもっているアパートに対し、対戦車ミサイルを発射し制圧しました。
この攻撃でゲリラの1人が死亡、3人を逮捕しました。一般市民の被害はないとの発表です。
昨日、ジェニンで国防軍兵士が戦死しました。待ち伏せ攻撃を行ったのはアル・アクサの殉教者(団)です。
この二十歳の軍曹は防弾チョッキを着けていなかった事が分かりました。セラミック製の新型防弾チョッキはすべての兵士に行き渡っていないのが現状です。
2003.09.04
イスラエルはモサドの情報と偵察によってイランの核施設から、ミサイルに搭載可能な核爆弾の製造が2006年までに可能になると発表しました。
イランはイラクとの戦争中にイラクが核爆弾を製造していることをつかむと、施設を爆撃しました。
この攻撃は失敗しましたが、後日イスラエルがイラクの核施設を破壊してくれました。
敵国のみに核を許すわけにはゆきません。誰しもそうするようにイランも核開発を始めたのでした。
パレスチナ自治区のジェニン付近を走行中の車が銃撃され、1人が負傷しました。
アル・アクサの殉教者(団)とイスラミック・ジハードのアル・クドゥス部隊が犯行声明を出しました。
2003.09.03
昨日の午後、パレスチナ自治区ウエストバンクの町、ジェニン付近でイスラミック・ジハードのメンバーを射殺しました。
この人物はテロリスト容疑者の1人でした。イスラエル国防軍の検問に引っかかった車に、兵士が近づき職務質問をしました。
すると男が車から出てきて、銃を抜いた・・・そのため射殺したと国防軍は発表しました。
乗り合わせていたもう1人のアラブ人は逮捕され、秘密警察シン・ベットに引き渡されました。
ハマスはアメリカ軍のイラクお尋ね者トランプを真似て、イスラエル要人ターゲットトランプを製造しました。
ちなみに、故ゼエビ観光大臣には×印が付けられています。
これを受けてシン・ベットはイスラエル政府の要人の警護を厳しくする必要があると発表しました。
最近の国防軍による過激派メンバーの暗殺に対して、復讐が予想されるからです。
月曜日にも空軍のアタックヘリがガザに飛来し、ターゲットの車に対し対戦車ミサイルを発射、2人のハマスメンバーを暗殺しています。(もう1人は重傷)
2003.08.28
イスラエル国籍のアラブ人部族ベドウィンがハマスに勧誘されていた事が分かり、シンベットがこの3人を逮捕しました。
イスラエルの国民はユダヤ人のみではありません、アラブ人の部族であるベドウィンやドルーズ(派)教の人、そしてキリスト教徒の人たちも、イスラエルの国籍を持っています。
そして、彼らの中には国防軍に入っている人たちもいます。ただ、実際の戦闘ではアラブ人である彼らが同じアラブ人に対して銃を向けることは出来ません。
そのため、彼らの任務は宣撫や砂漠での捜索偵察活動を行ないます。
イスラエルと敵対しているアラブ人からは敵視されています。気の毒な立場です。
この人たちの微妙な立場を利用すればダブル(二重スパイ)に仕立て上げる事が出来ます。ハマスはそれを狙ったのでしょう。
2003.08.21
イスラエル国防軍は木曜日、ハマスの幹部 イスマル・アブ・シャナブ氏をIsamail Abu
Shanab火曜日のエルサレムでの自爆テロの関係者として暗殺しました。
イスラエル空軍のアタックヘリが飛来し、走行中の車に対戦車ミサイルを発射、乗っていたシャナブ氏とボディーガード2人が死亡しました。
この攻撃に対してハマスとイスラミック・ジハードは6月29に宣言した休戦を白紙に戻すと発表しました。
アメリカのパウエル国務長官はアラファト議長に自身の直属部隊を使って、テロの停止を目指しているアッバス首相を助けて欲しいと要請しました。
2003.08.20
昨日の夜、エルサレムで自爆攻撃がありました。嘆きの壁でお祈りを済ませたユダヤ教徒が乗るバスを爆破しました。
この攻撃で20人が死亡、110人が重軽傷を負いました。この中にはアメリカ人も含まれているとの事です。
バスに乗っていたのほとんどがユダヤ教超正統派と呼ばれる人々でした。黒服に開襟シャツ、そして黒帽子の例の格好をした人たちです。
ハマスとイスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。イスラミック・ジハード・ヘブロン代表のシダー氏暗殺に対する報復の続きです。
特攻隊員の名はRaed Abdel-Hamid Masqさんです。マスクさんはハマスのメンバーで5キロの爆発物を身に着け自爆、彼の乗っていたバスのみでなく後方を走行中のバスもフロントガラスを吹き飛ばされました。
ハマスは6月29日にロードマップ受け入れの話し合いのため、イスラエルに対する攻撃を停止すると宣言しましたが、8月12日に自然に再開されました。
同じく昨日、バグダッドでも国連事務所に対して爆装トラックが突っ込み17人が死亡、100人が重軽傷を負いました。
2003.08.19
本日、アメリカ軍とイラクゲリラの緊張が続くイラクで、Taha Yassin Ramadan タハ・ヤシン・ラマダン(65)イラク副大統領がクルディスタン愛国同盟によって、捕まりアメリカ軍に引き渡されました。
ラマダン副大統領はアメリカが捜している第20番目の最重要人物でした。
アフガニスタンではカルザイ議長の兄弟アハメド・ワリ・カルザイ氏の自宅で爆発がありました。
警察の発表によるとこれは事故であり、テロの仕業ではないそうです。
なんせ、アフガンでは月曜日にタリバンの残党がカブールで警察を待ち伏せし、対戦車ロケットとマシンガンで7人を射殺すると言う事件があり、イラク同様まだ戦いは終わっていません。
この事件は犯人5人が射殺され、7人が逮捕されて終了したとの事です。
2003.08.18
昨日の夜、ウエストバンクでイスラエル人の女性が車で走行中に銃撃され、負傷しました。
週末にはイスラミック・ジハードがアル・クドゥス・ロケット(ハマスのカッサムロケットと同じ物)をガザから発射しました。
このロケットは大半が発射時に自爆したり、ガザを越えることが出来なかったりしました。
イスラミック・ジハードは先週イスラエルに暗殺されたヘブロンの代表シダー氏の報復であると攻撃声明を出しました。
イスラエルはパレスチナ側から攻撃があると、パレスチナ自治区に侵攻します。
普段のパレスチナ自治区の町(例えばラマラ)はパレスチナ自治政府が警察権をもっており、治安維持を行なっています。
しかし、イスラエルが侵攻してくると自治政府は政治的な立場もあり反撃できないのです。
そして、結局イスラエルが治安維持に当たり、テロリストを逮捕するのです。
2003.08.14
今日の朝、ヘブロンで作戦を行なったイスラエル国防軍はイスラミック・ジハードの幹部ムハンマド・シダー Mohammed Sider氏を暗殺しました。
ヘブロンのイスラミック・ジハードのリーダーを務めるシダー氏を狙って侵入してきた警察対テロ特殊部隊が自身を狙っていると分かったシダー氏は、建物に篭城しました。
イスラエル国防軍は対戦車ミサイルを撃ちこみ、建物もろともシダー氏を殺しました。
国防軍の装甲ブルドーザーは戦闘の後にこの建物を完全に破壊、内部からは武器弾薬が発見されました。
アル・ジャジーラ・テレビに出演したイスラミックジハードの広報官は遠まわしに報復を宣言しました。
停戦合意はなし崩しです。
2003.08.12
本日2度目の更新です。今日、イスラエルで2度の自爆攻撃があり、イスラエル人2人が死亡、13人が重軽傷を負いました。
一つ目の攻撃は朝の9時ごろ、イスラエル国内でありました。犯人はウエストバンクとの国境線付近の町のスーパーの薬局へ爆弾を入れたバックパックを背負い入店し、自爆しました。
この爆発はあまり大きいものではありませんでしたが、1人を死亡させ約10人に怪我を負わせ、付近のショップを燃やしました。
この攻撃には声明が出されませんでしたが、イスラエル当局によるとアル・ファタの仕業である模様です。
二つ目の攻撃はパレスチナ自治区内のアリエルという入植地で起きました。
テル・アビブ行きのバスを待つ人々の所へ、爆弾を体に巻きつけて隠したパレスチナ人が近づき自爆しました。
いわゆる自爆ベルトと言うやつです。この攻撃でイスラエル人1人が死亡し、3人が重軽傷を負いました。
ハマスのイザ・ディン・アル・カサムとアル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出しました。
ハマスはヒズボラが運営するテレビで、この攻撃はイスラエル国防軍が先週行なったナルブスでの攻撃で死亡したハマスの幹部の復讐であると発表しました。
2003.08.12
日曜日にイスラエル北部国境でヒズボラの度重なる砲撃によって、ついに少年が死亡しました。
イスラエル国防軍はこれに対し、北部国境の軍を増強しました。
ヒズボラによる攻撃のたびにイスラエル空軍が報復攻撃を加えていますが、地上軍による侵攻はないと発表しました。
イスラエルはシリアに対し、ヒズボラによる攻撃を止めさせなければ、報復攻撃はヒズボラの基地のみではなく、シリア軍へも行なうと発表しました。
レバノンはイスラエル空軍機が平気でレバノン領空を侵犯することが原因だと発表しました。
対空砲や野砲にロケット砲を保有するヒズボラゲリラはレバノン議会に議席を持ちます。
パックアップはシリアにイランです。
2003.08.09
ウエストバンクに侵攻しているイスラエル国防軍ですが、引き続きナルブス近郊の難民キャンプで作戦を行ないました。
早朝の行動では、ハマスの容疑者を逮捕に向かったのですが、反撃され銃撃戦が起こり国防軍が敵が隠れているビルに対戦車ミサイルを撃ちこみ撃退しました。
ハマスの容疑者2人は死亡しましたが、国防軍にも戦死1名が出ました。
ハマスはこれに対し復讐すると宣言しました。
そして、金曜日に暴動が発生し、国防軍は暴徒鎮圧ガス及びゴム弾で応戦した所、パレスチナ人に2人の死者と5人の負傷者が出ました。
北部国境ではヒズボラと国防軍が砲撃戦をしましたが、負傷者はありませんでした。
2003.08.08
昨日の朝、イラクにあるヨルダン大使館で自爆テロがありました。11人死亡、57人が重軽傷との模様。
ヨルダン大使館の外に駐車された車が突如爆発しました。
ヨルダン情報省は、この攻撃がなぜヨルダンを標的にしたものかはっきりしないと発表しました。
ウエストバンクに侵攻しているイスラエル国防軍は昨日の早朝、ナルブス近くのパレスチナ難民キャンプへ捜索に入りました。
すると部隊に向けて銃撃があり、国防軍はこれに応戦、敵が撃ってくる建物に向けて対戦車ミサイルを発射しこれを駆逐しました。
2003.08.07
更新遅れまして申し訳ありません。
イスラエル国防軍は昨夜から続けているウエストバンクへの侵攻作戦で、4人の容疑者を逮捕しました。
特殊部隊はラマラでタンジームのメンバーを逮捕しました。空挺部隊はトルカレムでハマスのメンバーを逮捕、ゴラニ師団はジェニンでタンジームのメンバーを逮捕しました。
テロリスト対応特殊部隊や歩兵部隊のゴラニ師団がこう言った作戦に参加するのは当然なのですが、毎回空挺師団も普通に参加しています。
空挺師団と言えばパラシュートで降下する部隊なのですが、パレスチナ自治区への侵攻では空を飛ぶ必要はありません。
陸上から作戦に参加しています。
2003.08.01
今日、トルコで爆発があり、多数の警察官が負傷しました。
司法官の研修センターに置かれた爆弾を処理しようとしていた警察官がふたを開けたところ爆発したのでした。今のところ犯行声明は出ていません。
本日の朝から刑務所でイスラエルに収監されているパレスチナ人たちが釈放を要求して、ハンストが開始されました。
このハンストはイスラエルの4つの刑務所で同時に開始されました。この刑務所の中には木曜日に暴動を起したシェクマ刑務所も含まれています。
木曜日の暴動では刑務所側が使用した、暴徒鎮圧ガスによって2人の看守と20人の囚人が負傷しました。
この暴動はある囚人が刑務所のスケッチを書いているのを発見した看守が、その男が脱獄を計画していると疑念しその仲間を探索した事で始まってしまいました。
暴動後に面会に来た、パレスチナ自治政府によると彼らは刑務所内の環境の改善を要求して暴発したのであり、イスラエルとパレスチナ自治政府が行なっている囚人釈放の件には関係ないと発表しました。
2003.07.28
日曜日、レバノン南部でイスラエルに誘拐されたオベイド師の14回目被害記念行事が行なわれました。この中で演説をうったヒズボラ指導者ハッサン・ナスラッラ師は、”イスラエルは誘拐したヒズボラメンバー(も)釈放しなければ、我々は今後も行動を繰り返す。これが話し合いをする最後のチャンスである”と発言しました。
1989年7月28日、イスラエルはレバノンのシーア派指導者のアブドゥル・カリム・オベイド師の自宅にヘリボーン作戦を敢行し、同氏を誘拐しました。
ヒズボラはユダヤ人やイスラエル国防軍兵士を誘拐し、イスラエルはその人達を助けるため、交換する人物を誘拐しています。
ワシントンを訪問しているイスラエルのシャロン首相は540人の過激派(ハマス、イスラミック・ジハード、アル・ファタ)の釈放を予定していると発表しました。
もちろんこれはパレスチナ自治政府との和平に向けての交渉合意によってのものです。
2003.07.26
金曜日、ブッシュ大統領とパレスチナ自治政府のアッバス首相はホワイトハウスで会談しました。
アッバス首相は自治区とイスラエルの境界線に去年から建設が進められ、もうすぐ完成予定のテロ防止フェンスが問題であると発言しました。
このフェンスは1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領したウエストバンクの境界線に建設されています。
そのため、フェンスで境界線をしいてしまうとパレスチナ自治区をイスラエルと完全に分離する事となるので、占領地を放棄する事になるという人もあります。
しかも、占領地内の入植者達は取り残される状態となってしまいます。
現在160Kmが完成予定で、もっと延ばす計画もあります。イスラエル版の万里の長城ミニです。
2003.07.25
パレスチナ警察は木曜日の夜にアラファト議長の甥のモウサ・アラファト大佐(情報部)のオフィスに向けてロケット弾攻撃を行なった容疑者3人を逮捕したと発表しました。
実はこのロケット弾は目標のオフィスをそれ、刑務所に命中、10人が負傷したのでした。
ちなみにこの刑務所は犯罪者はもちろん収監されているのですが、イスラエルに協力した人も収監されています。
犯人は取調べ中ですが、パレスチナ自治政府内の権力抗争が原因ではないかと言われています。
本日(金曜日)、イスラエル当局はパレスチナ人による暴動が発生すると言う情報を掴み、神殿の丘への立ち入りを40歳以上に制限しました。
2003.07.23
昨日、イラクのモスルと言う町に潜んでいた、フセイン前大統領の息子2人、ウダイ・フセイン(ハートA)とクサイ・フセイン(クローバーA)がアメリカ軍に射殺されました。
イラクがアメリカに占領されて、イスラエルにとっては敵国ではなくなる・・・のでしょうか?
エジプトとイスラエルの国境(ガザ地区)には無数の密輸用のトンネルが掘られています。
エジプトが取り締まるわけが無いので、イスラエル国防軍は探し出しては爆破しています。
昨日、イスラエル国内では国境警備隊員が誤ってイスラエル人を1人を射殺し、1人を負傷させました。
警備隊は彼らの乗った車が情報当局から通報されている容疑車両であったと述べました。
彼らは検問をしいていた国防軍を見て、逃走を図った、そしてその車のナンバーは容疑車両であった、そのため攻撃した。そうです。
実は、この2人はイスラエル人だったのでした。アラブ系イスラエル人です。つまり、難民でない、真のパレスチナアラブ人とでも言いましょうか。
2003.07.22
ブッシュ大統領は昨日、シリアとイランが依然(アメリカ国防省認定の)テロリストを支援していると述べました。
そのお陰で中東和平が進まないではないかと言う事なんですが、そんな事はずっと前から変わらないのです。イラクは潰しましたが、まだ悪の枢軸としてはシリアやイランが残っています。
しかし、パレスチナ側から見れば両国共に資金提供などの面倒を見てくれるありがたい存在です。
パレスチナの解放運動家にしても資金を提供してくれるからハイジャックなどをしなくて済むのですから。
ハマスは豊富な資金を元手に約1000発のカッサムロケット弾を製造しているとイスラエル国防軍関係者が語りました。
現時点ではロケット弾攻撃による被害も少ないのですが、命中率が上がってくれば脅威となります。
2003.07.18
イスラエルは刑務所に収監しているパレスチナ人の釈放リスト400人の中にハマスとイスラミックジハードのメンバー40〜60人が含まれている事を発表しました。
イスラエルに収監されている6000人のうち、少なくとも2000人は過激派ではなく、ハマスでも慈善活動部門の人間だそうです。
ところで、イスラエルの軍隊などで使われている格闘技はクラヴ・マガと言います。
クラヴ・マガは相手がナイフや銃を持っている場合に先制攻撃をもって制圧するそうです。
やはり、実戦での使用頻度が高く、その中で作り上げられている格闘術として、これも世界最強レベルでしょうね。
モサド、イスラエル国防軍、クラヴ・マガ、長者番付、ノーベル賞と、人口が少ないのにユダヤ人ってすごいなぁ。
2003.07.14
土曜日にアイルランドのテロ組織”リアルIRA”のメンバーがパレスチナ自治区のラマラで逮捕されました。
逮捕されたジョン・モーガン John Morganは当初IRAのメンバーでしたが、4年前にリアルIRAマンに転身しました。
イギリス当局はジョンをテロリストと認定していましたが、3年ほど前から行方を見失っていたとのことです。
そして、やっと行動を捕まえたイギリス当局はジョンがイスラエルに乗り込もうとしている事をキャッチしイスラエル当局に通報したのでした。
ジョンはと言いますと、3週間前にイスラエルにツアー客として乗り込んできたのです。
イスラエルは各検問所にアイルランド人のチェックを厳しくするよう命じ、その結果ジョンはラマラで逮捕されたのでした。
ジョンはパレスチナの過激派に爆弾の製造についてレクチャーするため中東へ来たものと思われています。
2003.07.09
本日の朝、イスラエルとパレスチナ自治政府の共同作戦が行なわれ、イスラミック・ジハードの活動家を逮捕しました。
この活動家はエリコの刑務所に収監されました。(つまりパレスチナ自治政府の刑務所です)
正式な共同作戦は2週間前に行なったのについで二度目です。
パレスチナ自治政府のダハラーン治安長官はイスラエルのモファズ国防大臣と会談し、イスラエルの刑務所に収監されている人々の釈放について話し合いました。
・・・ハイジャックして、仲間を釈放しろ!と要求する時代が終わった事を祈ります。
2003.07.08
昨日、イスラエルで自爆テロがあり、女性1人が死亡しました。
当初、消防はガス漏れによる爆発だと思い現場検証を行ないましたが、自爆犯の死体を発見し、自爆テロだと分かったのでした。
そして、今日イスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。
この自爆攻撃はイスラミック・ジハード、ハマス及びアル・アクサの殉教者(団)がイスラエルに対しての停戦を発表してから、初の攻撃でした。
ちなみに停戦を止めて攻撃を再開するという発表はされていません。
2003.07.07
本日の朝、パレスチナ自治政府治安部は18歳の女性を逮捕しました。
この女性はイスラエルへの自爆攻撃を意図し、ガザからイスラエルへ行こうとしていたとの事です。
この女性はどの過激派の所属なのか判明していません。
先日、イスラエルのテル・アビブ(と言う町)がユネスコの世界遺産(文化)に登録されました。
テル・アビブは20世紀になってから、急に構築された町です。ヨーロッパから移住してきた建築家によって築かれた計画都市でありそれが文化遺産となったのでした。
イスラエルには他にもマサダ砦とアクル旧市街地が登録されています。
エルサレムはまったく入っていません。ユネスコも色々気を使っているのでしょう。
2003.07.04
昨日の夜、イスラエル国防軍はウエストバンクで作戦を行ない、タンジームの活動家ら12人を逮捕しました。
ガザとエジプト国境のイスラエル国防軍基地に向けて攻撃がありました。これに対し、国防軍は反撃を行ないませんでした。
イスラエルは60人のパレスチナ過激派を釈放しました。この中にはパレスチナ自治政府内閣ダハラーン治安長官の親友も含まれていました。
イランは新型ミサイル”シャハブV”の開発に成功しているようです。
このミサイルの射程距離は1,300キロで、イスラエルが射程距離に入るということです。
2003.07.03
昨日、ガザのユダヤ人入植地へミサイルが撃ちこまれ、イスラエル人4人が軽い怪我を負いました。
深夜には、2週間前の銃撃事件の容疑者を逮捕にするためパレスチナ自治区のカルキリヤに向かったイスラエル国防軍は、銃撃を行なったアル・アクサの殉教者(団)の容疑者1人を逮捕しました。
この時、容疑者とアシスタントは武装しており、逃走を図りました。そして、アシスタントは撃たれて死亡しました。
それ以外にも、ウエストバンクの各町で作戦を行なったイスラエル国防軍は15人のパレスチナ過激派の容疑者を逮捕しました。
イスラエル国防軍はガザやベツレヘムなどで侵攻作戦を行なっていましたが、先日ハマスなどの停戦合意で撤収しました。
しかし、これは作戦部隊が撤収したのみであり、入植地や国境をガードしている国防軍はそのままいます。もちろん。
そして、一日限りの小規模な作戦は今も継続していると言う事です。
2003.07.01
イスラエル国防軍はハマスとイスラミックジハードおよびアル・アクサの殉教者(団)による3ヵ月間の攻撃休止宣言を受けて、ガザやベツレヘムでの作戦を終了させ撤収しました。
しかし、昨日ブルガリア人の労働者がパレスチナ人の攻撃によって射殺されました。
アル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出し、”この攻撃は停戦宣言に対するものではない”と発表しました。
そして本日の朝、ウエストバンクのトルカレムで国防軍に向けてパレスチナ人から銃撃があり、国防軍はこれを射殺しました。
それでも、イスラエル当局は過激派の停戦宣言があってからは攻撃の情報も格段に減っていると話しています。
2003.06.28
ハマスのヤシン師は金曜日、そろそろイスラエルへの攻撃を停止する時期だと発言しました。
イスラミックジハードの広報も攻撃の停止を示唆しました。
最近のパレスチナで名が揚がっている(つまり激しい武装闘争を行なって世界の注目を浴びている)のはハマスの武装闘争課イザ・ディン・アル・カサム、さらにイスラミック・ジハードなどのイスラーム原理主義組織とアル・アクサの殉教者(団)と言うアラファト議長のアル・ファタから分離した組織などです。
自爆攻撃はこのハマスやイスラミックジハードのようなイスラーム原理主義の人たちが聖地のために殉教します。
アル・アクサの殉教者(団)はパレスチナ自治政府所属なので原理主義的な考えと言うよりは、イスラエルと戦うヒーロー的な意味合いで組織され自爆攻撃をしているようです。
隊員本人達は殉教思想を持っているから自爆するのでしょうけど・・・。まさか政治のためには自爆しないでしょう。
最近PFLPは静かになっていますが、この人々が信奉するのはマルクス・レーニンであり、あまり自爆攻撃はしません。ただ、何度かした事もあります。
2003.06.27
ライス大統領補佐官の中東への派遣に対して、パレスチナゲリラが行動を活発化さています。
昨日、イスラエルの電話会社の技師が工事に来ていた所をパレスチナのゲリラが襲い、射殺しました。
撃ったほうのゲリラは逃走を図りましたが、ガードに撃たれて重傷を負いました。
アル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出しました。この重傷を負った隊員は15歳の少年でした。
また、夜には待ち伏せ攻撃で銃撃を浴びせられたユダヤ人が病院に運ばれました。
本日、ガザで作戦を行なったイスラエル国防軍はハマスの隊員の家に近づいたところ、銃撃を浴びせられ、国防軍の兵隊が1人死亡しました。
パレスチナ側は4人が死亡しました。この中にはテロ容疑者ではない人物が1人含まれていました。
2003.06.26
本日、5発のカッサムロケットが発射され、そのうちの1発が町に着弾し駐車中の車を破壊しました。
イスラエル国防軍は2機のアタックヘリを出動させ、カッサムロケットが発射されたと見られる場所を空対地ミサイルで攻撃、これでパレスチナ人2人が死亡し10人以上が負傷しました。
被害にあった人々は一般人なのか志士なのか?イスラエルは無差別に殺しているのではないのか?
被害のニュースのみ聞くとそう思ってしまいますが、イスラエル国防軍は事前に、これから空襲するから非難せよと勧告を出します。それが伝わらなかったら被害にあってしまいますけど・・・。
シャバックは今日、ゲリラの攻撃情報が58もあり、警戒していたと発表しました。
ハマスとイスラミック・ジハードが攻撃の停止をするとのうわさがあります。
しかし、これは三ヶ月間のみの一時的な停戦であるとか、攻撃を止める事などないなどの情報が錯綜しています。
2003.06.24
ハマスとイスラミック・ジハードがカイロで会談を持ち、イスラエルへの今後の対応を協議した模様です。
これはロードマップの受け入れのためにイスラエルに対する攻撃を停止するといったものです。
しかし、ロードマップの受け入れにはパレスチナ自治政府とハマスやその他の過激派たちの間には考えの違いがあるのです。
そう言えば、話題がパレスチナとくれば日本のニュースでもハマスの名前が出てきます。
しかし、ハマスはパレスチナ自治政府の内閣には入っていませんし、まったくの民間組織です。
まず第一にパレスチナ自治政府の前身PLOの幹部達は全員自薦です。選挙によって選ばれたのではありません。
その行動が市民に認められて知名度が上がり、世界に対してもパレスチナの代表みたいに扱われてきたのです。
そのため彼らにハマスなどの過激派を取り締まる事は自分が今まで行なってきた事を棚に上げる事になるのです。
だーから、ハマスはあんなに過激なのに組織が取り締まられず平然と営業しているのです。
2003.06.23
昨日の朝、ガザの北部からカッサムロケット3発が発射されましたが、着弾したのは無人地帯だったので被害はありませんでした。
ロケット攻撃は精密誘導されないので、あまりあたりません。市街地に着弾すればそれなりの効果はあるのでしょうが、そこまでうまく飛翔しないと言うのがゲリラ達の悩みでしょう。
自衛隊のMLRS(自走大量ロケット発射システム)は12発のロケットを一気に発射し、12ヘクタールを制圧する事が出来ます。
同じ日の夜ガザでアル・アクサの殉教者(団)の隊員4人が爆発によって死亡しました。
パレスチナ側はイスラエル国防軍の戦車の砲撃によるものだと発表しました。
しかし、イスラエルは隊員たちが爆発物を国防軍のパトロールコースに仕掛けようと画策し、それが誤爆したのだと発表しました。
2003.06.21
金曜日にウエストバンクのユダヤ人入植地近くで銃撃があり、1人が死亡、3人が重軽傷を負いました。
負傷した内の2人はアメリカから来た家族を訪ねて来ていたユダヤ人のカップルでした。
被害にあったのは全員この家族でした。
ハマスが攻撃声明を出しました。これはパウエル国務長官へのあてつけでした。
金曜日にシャロン首相と会談したパウエル国務長官はハマスを和平への敵だと非難していたのです。
2003.06.18
火曜日にガザ南部の入植地に向けて迫撃砲が撃ちこまれ、2人が負傷しました。
同じこの入植地付近でイスラエル国防軍はパレスチナ過激派と銃撃戦がありましたが、こちらは被害はありませんでした。
火曜日の真夜中、走行中の車に向けて銃撃があり、7歳の女の子が死亡し、妹と祖父も負傷しました。
イスラエル国防軍は連日、パレスチナ自治区で作戦を行い、過激派の逮捕を行なっています。
それでも、パレスチナ側からの攻撃は収まりません。
2003.06.17
昨日、イスラエル国防軍のゴラニ師団、空挺師団、特殊部隊がウエストバンクで作戦を行ない、8人のテロリスト容疑者を逮捕しました。
本日、ガザのエジプトとの国境付近をパトロール中のギヴァティ師団の兵士に対して銃撃がありましたが、被害はありませんでした。
そういえば、アメリカは今度はイランを標的にしているみたいですが、イスラーム革命でイランの権益を失ったことに対する報復ですか?
イランが潰されてしまうと、ハマス、イスラミック・ジハードそしてレバノンのヒズボラなどは資金が入らなくなりイスラエルに対する攻撃が収まってしまうのでしょうか。
ところで、マトリックスのキアヌ・リーヴスはレバノン出身だそうです。
2003.06.14
金曜日、ウエストバンクのジェニンで走行中の車に銃撃が浴びせられイスラエル人が死亡しました。
アル・アクサの殉教者(団)が攻撃声明を出しました。
この攻撃の少し前にもジェニンの近くで走行中の車に対して銃撃が浴びせられ、女性2人が重症を負いました。
パレスチナ自治政府のアッバス首相は木曜日にブッシュ大統領と電話で会談し、すべての過激派と戦闘の中止について協議する。と言っていました。
アル・アクサの殉教者(団)はアラファト議長直属でアッバス首相も所属していたアル・ファタの直系組織です。
アッバス首相があまり下手な動きをしたら、暗殺されるのではないかと不安です。
2003.06.13
昨日、水曜日に続いてイスラエル空軍のアタックヘリがガザで攻撃を行ない、走行中の車に対戦車ミサイルを発射し、ハマスの幹部を家族もろとも暗殺しました。
ヘリから3発のミサイルが発射され、巻き添えをくった7人が死亡し、40人が重軽傷を負いました。
ウエストバンクでは国防軍国境警備隊の特殊部隊がイスラミック・ジハードのメンバー2人を射殺しました。
アル・アクサの殉教者(団)もウエストバンクで銃撃を敢行し、イスラエル人1人が死亡しました。
ガザからはカッサムロケットが盛んに発射され、パレスチナ過激派を支援するヒズボラも対空砲を発射したり、エジプト国境からも対戦車ミサイルが撃ちこまれたり(両攻撃ともに被害なし)と、パレスチナ過激派とイスラエルの戦いは激しさを増しています。
ハマスはエルサレムの自爆攻撃は新たな復讐の始まりである。と発表しました。
2003.06.12
水曜日の夕方、エルサレムで自爆テロがありました。この攻撃で16人が死亡、100人以上が重軽傷を負いました。
特攻隊員はまたもユダヤ教徒超正統派と呼ばれる人々の服装をしてユダヤ人のバスに乗り込みました。
特攻隊員の気持ちは知る由もありませんが、敵の服装に身を包んで自爆するというのは少しやりきれないような気がします。
イザ・ディン・アル・カサムが攻撃声明を出しました。この攻撃はおとといイスラエル国防軍がハマスの最高幹部ランティシ氏を暗殺しようとした事に対する報復であると見られています。
このカミカゼの少し後にイスラエル空軍のアタックヘリがガザに飛来し、走行中の車に向けて2発の対戦車ミサイルを発射、ハマスのメンバー2人(1人はアル・カサムの幹部)と市民6人が死亡し25人が負傷しました。
そして、その日の夜、またしても国防軍のヘリが飛来し、2発のミサイルを発射、2人が死亡しました。
この攻撃はアル・アクサの殉教者(団)のメンバーを狙ったものと発表されましたが、死亡したのはハマスのメンバーである模様です。
2003.06.11
昨日、イスラエル国防軍のアタックヘリがガザに飛来し、ハマス最高幹部のアブデル・アジス・ランティシ氏 Abdel Aziz Rantisiを攻撃しました。
ランティシ氏は負傷し、病院に担ぎ込まれましたが、命に別状はないとのことです。
それで、なぜイスラエルはある特定の人物がいる場所と時間を正確に把握し、攻撃できるのかといいますと、やはりスパイが潜入しているからです。
なんせ暗殺者が目の前で本人を確認して殺すのではなく、上空からヘリコプターがミサイルを発射するのですからね。それだけ情報がしっかりしているのです。
そして、ターゲットの乗った車にミサイルを発射するのです。この攻撃によって3人のパレスチナ人が死亡しました。
さて、ブッシュ大統領はイスラエルのこの行動に対し、深い遺憾の念を表明しました。
自信が和平のために尽力しているのに、イスラエルはそれを裏切るからです。
イスラエルはといいますと、アッバス自治政府首相との話でもテロに対する攻撃は続けていくと言ってある。と言い放ちました。
イスラエル・パレスチナ自治政府・イスラーム過激派の三つ巴は予想通りの行動を起していますね。
2003.06.10
日曜日にイスラエル国防軍兵士に偽装した、パレスチナ過激派がガザの検問所に攻撃を仕掛け、銃撃戦となりました。
この攻撃で国防軍の兵士4人が死亡し、4人が負傷しました。パレスチナ側も反撃で3人が死亡しました。
攻撃が始まったのは早朝の5時30分で、霧に隠れてイスラエル側に侵入したゲリラは、パレスチナ人労働者の検問を行なっているイスラエル国防軍の背後から襲いかかりました。
完全な奇襲となり、兵士4人が戦死しました。国防軍もすぐさま反撃し、侵入者3人全員を射殺したのでした。
この攻撃はハマス・イスラミック・ジハードおよびアル・アクサの殉教者(団)の合同作戦でした。
昨日、イスラエル国防軍はパレスチナ自治政府との和平交渉に基づいて、ウエストバンクにいる不法入植者のトレーラーハウスなどの撤去にあたりました。
不法入植者とはイスラエル政府にもパレスチナ自治政府にも断りなく住み着いている人たちの事です。
ホームレスとかではなく、ユダヤ人のミギよりで行動派な人たちの事です。
2003.06.04
さて本日、ヨルダンのアカバでイスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス首相、そしてアメリカのブッシュ大統領が三者会談を執り行いました。
そして、パレスチナ武装組織のイスラエルに対するテロ攻撃の停止、和平合意に向かって両者の協力そして、2005年に向けてのパレスチナの独立について約一時間半ほど話し合われました。
でまあ、会談後のスピーチでアッバス首相は武力によるインティファーダの停止を呼びかけました。
ハマスなどからの答えはいずれ返ってくるでしょう。
ブッシュ大統領は両者がもっと明確な形での(和平合意についての)展望をもたなくてはならないと言いました。(問題が難しすぎて両者とも白黒つけられない)
そして、ブッシュ大統領は聖地のシェアをし、両民族が互いに気を使いあって生活してゆく事が平和に暮らしていく事の最終目標であると発表しました。
(それが問題なんですよね)
2003.06.04
昨日の朝、パレスチナ自治区のガザからユダヤ人入植地に向けて迫撃砲が撃ちこまれました。
砲弾は住民の家に軽い損傷を与えたのみで負傷者はいませんでした。
パレスチナ自治区のヘブロンで作戦を行なったイスラエル国防軍に対し、住民が投石や火炎瓶攻撃を行ないました。
国防軍はこれに応戦し、住民30人が負傷しました。
ハマスはイスラエルとパレスチナ自治政府の和平合意案に対し、国宝軍がパレスチナ自治区から完全撤退するのであれば、我々もイスラエルに対する攻撃を止めるであろうと発表しました。
国防軍がテロ対策の作戦を止めるのであれば、パレスチナ自治政府がそれを取り締まるのかと言う事です。
アラファト議長ではそれを取り締まる事が出来なかったので、イスラエルはアラファト議長を軟禁し、圧力をかけたのです。(ディフェンシブ・シールド作戦)
繰り返しのような気がしますが・・・。
2003.05.31
昨日の夜、ヨルダン高原を走行中の車に向けて銃撃があり、一人が負傷しました。
負傷したのはアラブ・イスラエル人で、車のライセンスプレートはユダヤ人のものでした。
(イスラエルでは車のプレートがユダヤ人とアラブ人で分かれている)
ガザでは、パレスチナゲリラが対戦車ミサイルを発射しましたが、負傷者はありませんでした。さらに入植地にも銃撃がありましたが、こちらも負傷者はありませんでした。
イスラエル国防軍は深夜、ガザで関所破りを射殺しました。この男は自爆ベルトや手榴弾を携帯していたと発表されました。
イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス首相は二度目の会談を持ちました。
アッバス首相からガザとラマラを完全なるパレスチナ自治政府の管轄にしたい(イスラエルは昨日までウエストバンクに侵攻し大規模な作戦を行なっていました。)、政治犯を釈放して欲しい、イスラエルに仕事に行きやすくして欲しい、と言う要求が出されました。
・・・まあ、アラファト議長も言ってましたが。
2003.05.30
昨日の夜、イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府の代表アッバス首相が2度目の会談を行い、和平について話し合いを行ないました。
シャロン首相は国防軍が駐留するウエストバンク内の主要な町から、撤収する事を提案しました。
ただし、自治政府がテロリストの取締りをしっかりやてくれるのならばと言うわけです。
ブッシュ大統領はサミットの後にイスラエルに来る予定です。そしてブッシュ大統領を交えての会談となる予定です。
2003.05.29
昨日の午後、イスラエルのネゲブの町にカッサムロケットが着弾しましたが、被害はありませんでした。
イスラエル国防軍特殊部隊がラマラ近郊でパレスチナ自治政府警察官を暗殺しました。
暗殺された人物は元SP部隊のフォース17のマモウド・ザビド氏 Mahmoud Zayidです。
夜、エルサレムからヘブロンに向かうバスに銃撃が浴びせられ、2人のイスラエル人が負傷しました。
ガザのユダヤ人入植地に5発の迫撃砲が着弾しましたが、家屋が損傷したのみで人的被害はありませんでした。
2003.05.27
本日、イスラエル国防軍はパレスチナ自治区のヘブロンに侵攻し、アル・ファタのシャディ・バタ Shadi Battatの家を破壊しました。
この時、本人が逃亡を図り、国防軍に射殺されてしまいました。
昨日、パレスチナ自治区のカルキリヤでイスラエル国防軍とゲリラとの銃撃戦に巻き込まれた11歳の少年が頭に銃弾を受け死亡しました。
さて、パレスチナ自治政府のアッバス首相とイスラエルのシャロン首相がブッシュ大統領の中東への到着を待たず、2回目となる会談を水曜日に行なうようです。
イスラエルの入植者達は和平会談に反対し、デモ行進を行ないました。
2003.05.26
イスラエル国防軍は先週連続して起こったカミカゼによる攻撃の犯人の家を破壊しました。
破壊したのはヘブロンにあるバッサム・タルリ氏 Bassam Tahruri(バス自爆7人死亡)宅、マジュハド・ジャブリ氏 Majhad Jabri(自爆するも戦果なし)宅です。
ガザでは国防軍に向けて手榴弾攻撃があり、兵士1人が負傷しました。
イスラエルの首相オフィスは、十日前に会談したシャロン首相とアッバス首相の次の会談が数日後にはあると発表しました。
この会談にはブッシュ大統領も交える予定です。
2003.05.25
警戒警報!警戒警報!イスラエルでテロの警戒が必要です。
イスラエルはパレスチナ自治政府との和平案を受け入れるを決定しました。
アラファト議長では話が進まなかったのですが、パレスチナ自治政府で内閣が組織されアッバス氏が初代首相に就いた事で、和平への話し合いが進みました。
そして、いつも通り和平の話が進むとハマスは攻撃を示唆しています。
いつも通りシンベット(イスラエル秘密警察)は警戒警報を出し、攻撃を準備しているテロリストの逮捕に全力を尽くしている事でしょう。
いつも通りのイスラエルです・・・。
2003.05.23
昨日、地中海を航行中の釣り舟をハイファ沖でイスラエル海軍が拿捕しました。
この船はレバノンからエジプトに向けて航行中だったのですが、ヒズボラのメンバーで爆弾の製造を行なっていると見られる人物と、兵器や部品を載せていました。
本日、ユダヤ人を乗せてガザを走行中のバス付近で爆発があり、9人が負傷しました。
イスラエル当局は、この攻撃は対戦車ミサイルが発射された可能性もあると指摘しました。
2003.05.20
昨日の午後、イスラエルのアフラと言う町で自爆テロがありました。犯人は女性のヘバ・ダワーメ Heba
Dawarme(19)です。
イスラエルは彼女の自爆現場に遺体引取りに来た両親を逮捕しました。
この自爆によって3人が死亡し、70人が重軽傷を負いました。
死亡したのはショッピングセンターの従業員です。入り口で入場者をチェックする警備員でした。
犠牲となったこの警備員が犯人の身体検査始めた所、金属探知機が反応しました。
犯人は金属探知機の音でばれたと悟り、そこで自爆したのです。
イスラミック・ジハードとアル・アクサの殉教者(団)が犯行声明を出しました。
パレスチナ自治政府はテロに対してずっと反対の姿勢でいるのですが、このアル・アクサの殉教者(団)はアラファト議長の組織であるにも関わらず、イスラエルへの攻撃を続けています。
この自爆テロは48時間以内で5件目でした。
2003.05.19
本日、ガザでイスラエル国防軍のパトロールジープに近づいてきた自転車の男が自爆し、乗っていた兵隊さん3人が病院送りとなりました。
土曜日から続く自爆テロ、まずハマスがヘブロンでカミカゼを敢行し、戦果は2人。日曜日にはエルサレムのバスでユダヤ人に変装したカミカゼ隊員が自爆し7人が死亡。
その30分後にまたもエルサレムでカミカゼ攻撃を行ないましたが、これの戦果はゼロでした。
連続4件の自爆攻撃はハマスが実行しており、現在進んでいるパレスチナとイスラエルの和平案を妨害する目的で行なわれている模様です。
2003.05.18
本日の朝、エルサレムで2つの自爆テロがありました。最初の攻撃はバスで自爆し乗客7人死亡、20人が重軽傷を負いました。(現時点)
犯人はユダヤ教徒の格好に変装し、バスに乗ったとの事です。
もう1つはIDFの検問所で自爆しました。しかし、これは戦果なしでした。死亡したのは犯人のみです。
2003.05.17
昨日の深夜、モロッコのカサブランカで自爆テロが発生しました。
サウジアラビアについでまたも西欧を狙った攻撃です。この攻撃で犯人を含む40人が死亡し100人が負傷しました。
爆発は4回あり、トラックに爆弾を積載して突入したもしくは、犯人が徒歩で爆弾を運んで爆発させたと情報が錯綜しています。
ベルギー領事館とスペインのレストラン、ユダヤ人の公民館および古い墓地がダメージを受けました。
犯人はアル・カエダであるとの情報は必ずしも証拠があるわけではないモナコ政府は発表しました。
まあ、ラディン師の攻撃はいつも証拠が無いのですが・・・。
2003.05.14
本日の早朝、ガザの入植地を守るイスラエル国防軍がパレスチナの警察官に向けて発砲しました。
警官側もこれに反撃し、銃撃戦となり警察官3人が死亡し、2人が負傷しました。
イスラエルはこれに対してコメントを発表していません。(註:イスラエルとパレスチナの警察が撃ち合う理由はありません。彼らはテロリストではないからです。)
話が前後しますが、昨日ガザで作戦を行なった国防軍は、カーンユニス難民キャンプに侵攻し20人のパレスチナ人が負傷しました。
国防軍はスピーカーで住民に退避勧告を放送し、攻撃(難民キャンプに侵攻し建物を破壊する)が始まったのでした。
ハマスはこの攻撃が始まる前にカッサムロケットを発射、イスラエルの工場に着弾し、3人が煙を吸い込み病院に搬送されました。
ウエストバンクでも作戦が行なわれ、ラマラで特殊部隊がハマスの幹部2人を逮捕しました。
2003.05.13
ドイツで、ダビデの星のネックレスをつけたおじさんが、若者に暴行を受けました。
この男性はユダヤ人ではありませんでした。かくいう私もダビデの星のネックレス買おうと思っています。
ガザの国防軍基地に砲撃があり、兵士10人が負傷しました。
国防軍はすぐさま撃ち返しましたが、犯人は逃げた模様です。
昨日の夜、サウジアラビアで自爆テロが発生しました。外国人居留区に爆弾を積載した車がゲートを破り、突っ込んだのです。
29人死亡、194人が重軽傷を負いました。犯行声明は出ていませんが、サウジアラビアやアメリカはアル・カエダがパウエル国務長官の中東歴訪に合わせてテロを計画していた事を察知していました。
しかし、今回のテロを防ぐ事は出来ませんでした。
2003.05.12
非合法ユダヤ極右組織”カハ(現在はカハネ・カイ)”のスポークスマンであった、イタマー・ベン・グヴル氏 Itamar
Ben-Gvirがエルサレムで逮捕されました。
昨日、イスラエルに到着したパウエル国務長官とシャロン首相のパレスチナの和平についての会談に抗議するデモをうっていたのです。
警察の許可を得ないまま、デモを強行したので逮捕されてしまいました。
こういった和平のための行動に対し、反対の立場を取っている過激な人々はまだいます。
そう、イスラーム原理主義過激派のハマスやイスラミック・ジハードです。彼らはユダヤ人との和平などは考えられないので、ハマスは”アッバス新首相は我々を武装解除することなど出来ない”と宣言しています。
2003.05.10
昨日、イスラエル国防軍はイザ・ディン・アル・カサムのイヤド・ベイク氏 Iyad Beik(30)を暗殺しました。
ガザにあるジャバリエ難民キャンプに飛来した国防軍のアタックヘリが3発のミサイルを発射、ベイク氏が運転する車に命中し、本人は即死しました。
ある晴れた日の午後、アタックヘリが上空に飛来し、ミサイルを発射すると言う光景は怖いですね。
ところで、ハマスなどが発射しているカッサムロケットですが、これは敵が陣取っている場所に向けて大量に発射し、一帯を制圧するために開発された兵器です。
精密誘導ではないので、たくさん発射しないと効果が無いのです。それを市街地に向けて発射すると言う事は、無差別にイスラエル人を狙っているからです。
パレスチナ自治政府とイスラエルは戦争状態にあるわけではないのに、このような攻撃が双方から繰り返されています。
2003.05.09
水曜日にレバノンのトリポリ郊外のアパートで爆発があり、ヨルダン人のクリスチャン(イスラームから改宗)が死亡し、1名が負傷しました。
この爆発があったアパートはオランダ人とドイツ人の夫婦が住んでいました。
死傷したのはこの家に来ていたヨルダン人とエジプト人です。この夫婦と子供は無事でした。
犯人はこの夫婦と知り合いで、改宗の相談にのっていた人物だと目されています。
この夫婦は布教の仕事をしていました。レバノンではカトリック対イスラーム過激派による被害がいまだにあります。
2003.05.07
月曜日の夕方から、イスラエルの独立記念日です。独立(建国)したのは1948年の5月14日です。
月曜はまだ5月5日じゃないのか?との疑問にお答えいたします。
ユダヤ暦で言う所の一年は西暦の365日と違います。そのため、毎年ズレているのです。
そして、パレスチナ人にとっては破滅の日となっています。
本日、イスラエルから指名手配されていたアミン・ファデル氏 Amin Fadel(28)の自宅アパートで爆発があり本人が死亡しました。
爆弾製造中の誤爆であったとパレスチナ側も発表しましたが、モサドが殺ったのであれば、犯行声明などは出すはずがないのです。
真相はどうなんでしょうね。
2003.05.03
本日、イギリス対テロ警察はテルアビブでのイギリス人による自爆テロの関係者5人をイギリス国内で逮捕したと発表しました。
今回のカミカゼは隊員2人いた訳ですが、1人は自爆して果て、もう1人は逃走しています。
なぜ2人同時にいたのか?という事ですが、可能性としては1人目が自爆をし、大勢の人が救助に駆けつけます。そこをもう1人が狙って自爆し、被害を広げるという戦法ではないでしょうか。
イスラームのカミカゼ隊員は自爆する寸前まで明確な意識と信念を持ち続けているようです。
金曜日、ガザで作戦中の国防軍にイギリス人ジャーナリストが撃たれ死亡しました。
イスラエルでは人間の盾やジャーナリストの被害が結構あります。イラク戦争の時より危険です。
2003.05.02
本日、アメリカのブッシュ大統領がイラク戦争の終結宣言を出しました。
終結宣言は勝利宣言とは違います。アメリカがイラクを攻めた目的が未だ達せられていないので、勝利とは言えないのです。
アフガンやイラクでは小規模な銃撃戦が未だ発生していると思われます。もちろんイスラエルでは毎日のように発生しています。
イスラエルでは昨日、国防軍がウエストバンクとガザに侵攻しました。先日起こったイギリス人の自爆テロに対しての報復です。もちろんテロリストの掃討が目的です。
この作戦でパレスチナ人16人が死亡、国防軍の兵隊も9人が負傷しました。
2003.05.01
火曜日の自爆テロにブリトン人(イギリス人)のムスリムが関係していたと思われます。
この自爆テロの犯人はイギリスのパスポートを所持していた事が分かっています。
さらに、協力者として浮上したのがオマル・ハーン・シャリフ(27)Omar Khan Sharif、同じくイギリス人です。
当日、オマル容疑者は自爆テロの現場にいたのですが、攻撃が失敗(パブのセキュリティーに止められ、入り口で自爆)したのを見て、自分は再起を図って逃走しました。
その時、所持していた爆弾を落としていた事から、指名手配されました。
イギリス政府は犯人の情報についてイスラエル政府との協力は惜しまないと発表しました。
本日、イスラエルでは警戒警報が出ています。
2003.04.30
昨日の深夜、テルアビブのバーで自爆テロがありました。この攻撃で3人死亡、25人が重軽傷を負いました。
バーのセキュリティーがこの特攻隊員の入店を止めた所、自爆したのです。 このため、バーの中ではなく、入り口付近いにた人々が被害にあいました。
ハマスとイスラミックジハードはこの自爆テロはアッバス新首相と内閣が、イスラエルの武力による占領状態が終わっていないのに、パレスチナ人による武装闘争を止めさせる方針だからである。と発表しました。
2003.04.29
更新が遅れ申し訳ありません。イラクでアメリカ軍に対し攻撃をしかけた1人の市民かゲリラか義勇兵が銃撃戦で死亡しました。
別の場所でもアメリカ軍に攻撃があり、こちらでも1名が死亡しました。両方の攻撃でアメリカ軍の被害は無かった模様です。
昨日、ゴラン高原で演習中を行なっていた国防軍ですが、事故が発生し、ジル・シャニ中尉(22)Gil Shani が死亡しました。
メルカバMarkU(イスラエル国産の戦車)がバックをしている所へジープで突っ込んでしまった模様です。
2003.04.24
昨日、閣僚のリストで揉めていた、パレスチナ自治政府のアラファト議長とリストを提出したムハンマド・アッバス暫定首相は合意に達しました。
アッバス首相は3月19日に、アラファト議長から首相に任命されていましたが、閣僚の人選でアラファト議長と意見の対立があり、一時はどうなる事かと思われました。
アラファト議長が信頼するアッバス新首相ですが、路線の違いが浮き彫りにされたようです。
アッバス新首相は任命された後、ハマスの担当者との会談を持ち、軍事部門(ハマスはイザ・ディン・アル・カサム)を解体するよう要請しました。
そして、まず自治政府としてはアル・アクサの殉教者(団)を解体するべきであると発言しました。
さて、そんな中、今日の朝、イスラエルの駅で自爆テロがありました。セキュリティーが不審人物に対し職質をした所、犯人が自爆し、セキュリティーと犯人が死亡しました。この爆発で付近にいた10人が負傷し病院に搬送されました。
先日からテロの警戒警報が出ていました。
2003.04.23
本日、ウエストバンクはナルブスのイスラミック・ジハード隊員の家に突入した国防軍は、標的の男と銃撃戦になり、この男は銃創(銃弾による負傷)を受け病院に搬送されました。この家からは爆発物が発見されました。
カルキリヤ(ウエストバンクの町)ではPFLPのヌー・ティタン Nur Titan(同じくウエストバンクの町)のリーダーを逮捕しました。
同じ頃、ジェニン(ウエストバンクの町)にも侵攻した国防軍はイスラミック・ジハードの隊員2人を逮捕しました。この2人は(おそらくIDFに銃撃され)入院中でした。
2003.04.22
政治のお話ですが、パレスチナ自治政府で新内閣が作られ、アブ・ムーゼン(ムハンマド・アッバス)氏が首相に就任します。(現時点ではまだ)
ムーゼンは難民出身でアル・ファタの幹部になりました。そして、この度はパレスチナ自治政府の首相となるのです。
この組閣では一揉めありました。ムーゼン氏が首相に就任する事は決まっていたのですが、氏が提出した閣僚リストを見たアラファト議長は激怒したのです。
それは、ムーゼン氏の子飼のメンバーを多数入閣させていた事もさりながら、警察権を統括する内務大臣のポストをムーゼン氏が兼任するという事がアラファト議長の支持を得られなかった理由です。
これに対しEUや、ムバラク大統領、アブデュラU世陛下が仲裁にあたり、ムーゼン氏もメンバーの再調整を行い、再度閣僚名簿を提出しました。
アラファト議長はこれを認め、ムーゼン氏の内閣が48時間以内に決まると発表しました。
シャロン首相はムーゼン氏が首相になったあかつきには、和平への取り組みを進めると発表していました。
2003.04.20
本日のイスラエル。先日の真夜中から戦車とアタックヘリでガザのラファ難民キャンプに侵攻中のIDFです。この作戦中にIDF広報部隊兵士ライオー・ジブ君(Lior Ziv)19歳がスナイパーに狙撃され戦死しました。
パレスチナ人の被害は5人が死亡、45人が重軽傷を負ったということです。死亡したパレスチナ人の中にはハマスのラファ責任者モハメド・アブ・シャムラ(Mohammed Abu Shamla)氏が含まれています。
イザ・ディン・アル・カサムがこれに反撃、ガザから2発のカッサムロケットをイスラエル国内に向けて発射し、1発が四階建てのビルに命中しました。
しかし、この攻撃による負傷者はいませんでした。
2003.04.19
今月14日、IDFはナルブスのPFLP司令官カミル・サイード・ハッサン・アブ・ハニシュ(Kamil Said Hasan Abu Hanish)を逮捕しました。
15日、タンジームの隊員マザン・プリタ(Mazan Pritah)がIDFに射殺されました。プリタ氏は数々の自爆テロを指揮し、さらには15日にIDFのダニエル・マンデル中尉を殺しているため、IDFから狙われていました。
マンデル中尉はIDFの作戦でナルブスに入っていました。まあ、戦死というわけです。
2003.04.17
火曜日にイラクでアメリカ軍に逮捕されたPLFのアブ・アッバスですが、これに対してPLFはガザでデモを行なっています。
PLFはアッバス氏は今まで隠れていたわけでもなく、普通に生活していたし移動の自由もあった(イスラエルとの合意の下で)、それなのにここに来ていきなり逮捕とはアメリカのプロパガンダだと発表しました。
このプロパガンダとはシリアへの脅迫という意味だと思われます。イラクの高官やパレスチナゲリラを匿うなという事です。
2003.04.16
火曜日にアブ・アッバスがイラクで逮捕されました。アブ・アッバスはパレスチナゲリラのPLFのリーダーです。
逮捕したのはモサドではなくアメリカ軍の特殊部隊でした。イラクのバックアップで戦っていたPLFですが、イラクが負けてしまったので逮捕されました。
イスラエルはアッバス(PLF)がもうずいぶんテロに関わっていないので、ガザに入国する事を許可していました。
2003.04.15
本日、IDFの将校が射殺されました。ナルブスで作戦中のナハル師団の部隊がハマスの構成員を発見し”両手を挙げてそのまま出て来い!”と銃を向けると2人のハマス隊員がゆっくりと建物から出てきました。
しかし、もう1人が拳銃を抜き、銃撃戦となりました。不意打ちでナハル部隊は1人死亡、2人が負傷しました。
さらに、ガザとイスラエルの国境検問所で銃撃があり、検問所の従業員2人が死亡、7人が重軽傷を負いました。
すぐさま、ハマスが犯行声明を出しました。実行したのはジャバリエ難民キャンプ出身のムハンマド・ユニス Mohammed Yunis 18歳でした。
ムハンマド少年はセキュリティーに射殺されました。
2003.04.14
イスラエルのモファズ国防大臣はイラクからのミサイル攻撃の可能性が去ったと発表しました。こうして、家の窓に張られたビニールシートやガスマスクはもう必要ではなくなりました。
アメリカで建造中の航空母艦”ジョージ・ブッシュ”。自分の名前を兵器に付けるというのはフセイン大統領と同じでは?
あ、お父さんの名前ですか。それでも、ねぇ・・・。
アメリカは今度はシリアに因縁を付けていますが、湾岸戦争で協力した恩は忘れちゃったのでしょうか。
イラクがアメリカ化してしまうとイスラエルと新イラクに挟まれたシリアは戦略的に脆弱となります。
これを見てモファズ国防大臣は本日、シリア対しヒズボラへの支援を止めるよう発表しました。
2003.04.13
本日、北部イスラエルのレバノン国境で、ヒズボラが対空砲を発射しました。もちろん、イスラエル空軍機が国境付近を飛行しているため、越境を防ぐために攻撃を行なったのです。
レバノンとイスラエル国境はIDFがレバノンに駐留していたためなきに等しかったのですが、2000年にIDFは完全撤退しました。
そして、IDFの代わりに駐留したのはレバノン軍ではなくシーア派のヒズボラゲリラです。まあ、戦力はどちらが上か分かりません。
ヒズボラがイスラエルへ越境攻撃をかける事はPLOと比べてあまりないですが、パレスチナ人を支援しているヒズボラなのでイスラエルとしても油断は出来ません。
イランにも同じ名前の組織がありますが、レバノンのヒズボラとは別の組織です。
2003.04.10
Happy Ba’ath Day!いや、Happy Birth Day!でした。今日は私の誕生日です。
水曜日、ウエストバンクのジェニン付近にあるパレスチナ人のハイスクールで爆発があり、15人が重軽傷を負いました。
Revenge of the Infantsと名乗るユダヤ極右グループが犯行声明を出しましたが、Bエリア内にあるこの学校に出動した警察は、このグループによる犯行の証拠がないとしています。
パレスチナ人の生徒が学校に爆発物を持ち込み、あやまって爆発させた可能性が高いと発表しました。
空軍のアタックヘリが日も暮れたガザに飛来し、走行中の車に向けてミサイルを発射しました。この攻撃でイザ・ディン・アル・カサムのSa'id Arabidを含む5人が死亡、付近にいた50人が重軽傷を負いました。
バグダットが陥落しました。フセイン大統領他の閣僚達の行方はようとして知れません。
2003.04.09
火曜日の夜、日も暮れたイスラエルで爆音と共に2機のF−16の排気炎がガザに向かって飛んでいきました。
このF−16は目標上空に達すると旋回を始め、しきりに獲物を捜しているようでした。そして目標である自動車を発見すると、対地ミサイルを発射。
普通の車に回避能力などあろうはずがありません。ミサイルは命中します。この攻撃でハマスのメンバーを含む8人が死亡し、25人が重軽傷を負いました。
第2次湾岸戦争が始まって以来の戦闘機による攻撃でした。空軍は一ヶ月前にも攻撃ヘリコプターでハマスの幹部エイブラハム・マカドゥマ(Ibrahim
al-Maqadma)さんを暗殺していました。
2003.04.08
本日、テレビで繰り返し放送されている、バグダットへのアメリカ軍の空爆の放送ですが、映像では爆撃している飛行機はA−10であります。
しかし、今日の朝、A−10が一機バグダット郊外に墜落しました。パイロットはイジェクティング(脱出)して降下し、地上軍に救助されました。
2003.04.07
バグルティの裁判が始まりました。・・・え?誰かって?タンジームのリーダーで、IDFによって逮捕されていた人です。
イスラエルではイラクの戦争の事は日本と同じくらいニュースですが、自爆テロはいつものように発生するし、IDFはそれに対していつものようにウエストバンクやガザに侵攻しています。
あまり、いつもと変わらないイスラエルでした。
2003.04.02
AM 07:00
昨日、イスラエルとレバノンの国境付近を飛行中のイスラエル空軍機に対し、ヒズボラが対空砲を発射しました。
イスラエル空軍機はレバノンの領空を侵犯していた訳ではありません。この攻撃による被害はありませんでした。
2003.03.31
昨日、イスラエルのネタニヤで自爆テロです。イスラミック・ジハードのエルサレム師団が犯行声明を出し、イラク国民へのプレゼントであると言い放ちました。
58人が重軽傷を負いましたが、死亡したのは19歳の特攻隊員、ラミ・ムハンマド(Rami Muhammad
al-Jameel Ranam)のみでした(現時点)。
イスラミック・ジハードはこの自爆はイラク戦争と関連させ、さらに義勇兵をイラクに送ったと発表しました。
2003.03.24
イスラエル国内ではガスマスクが配られています。イラクが生物化学兵器を搭載したミサイルをイスラエルに撃ちこむ可能性があるからです。
イラクは湾岸戦争の時に、イスラエルに対しミサイルを撃ちこみました。その時はイスラエルは反撃しませんでしたが、今回は報復攻撃に出るとシャロン首相は言ってます。
市民はガスマスクを携帯して歩いています。イラクからミサイルが発射されるとイスラエル着弾は約7分後です。
ガスマスクは常に携帯していないと、家に取りに帰る時間はありません・・・。
イラク国内を走行中のバスにミサイルが命中し、5人が死亡、10人が重軽傷を負いました。
このバスは、戦争から逃れるため、イラクにいるシリア人を乗せて、国境を目指していました。
2003.03.23
イラク−連合軍との戦争のこともイスラエルとっては大変重要な事であります。が、パレスチナゲリラとの戦いも終わったわけではありません。
イスラエル南部の町に侵入したゲリラとIDFの間で銃撃戦がありました。この銃撃戦で1人のゲリラが死亡、もう1人は逃走しました。
カルキリヤで作戦を行なったIDFはハマスの幹部、リアド・フフリ Riad Hutriを逮捕しました。
IDFはこの作戦で13人のパレスチナ人を逮捕しました。毎回、たくさんの人々を逮捕していると、しまいには刑務所も一杯になってしまうでしょうに・・・。
2003.03.20
アメリカは本日、イラク攻撃を開始しました。と言うわけで、今日が第2次湾岸戦争開戦記念日となりました。
すでにイラク兵が17人、クウェートへ投降したみたいです。
アメリカ軍の空爆には慣れているイラク国民ですが、慣れるだけの爆弾をくらい、軍事施設が破壊されているので、効果的な反撃が出来ないのではないでしょうか。
しかし、これってアメリカの侵略戦争だと思うんですが・・・。もし、アメリカとイギリス以外の国が国連の権威を守るために、両国に宣戦布告をしたらどうなっていたでしょう。
フランスが外人部隊をイラクへ進駐させて、盾となってあげたらよかったのに。
2003.03.19
イスラエル空軍は24時間体制でパトロール飛行を行なう必要があると発表しました。ホームフロント司令部は予備役に向けて、状況の放送を開始しました。
イスラエルはホームフロントコマンドと言う、予備役制度があります。国民は兵役が終了しても、この予備役制度によって必要時には軍に復帰できるようになっています。
IDFは毎日、対NBC兵器の訓練を行なっています。イスラエルがイラクに攻め込むという事は無いのですが、フセイン大統領が化学兵器をのせたミサイルをイスラエル国内に撃ち込んで来た場合に備えているのです。
2003.03.15
土曜日の朝、対空ミサイルがレバノンから発射され、イスラエル北部の町キリアト・シュモナのメインストリートに落下しました。幸いな事にミサイルは爆発しませんでした。
発射したのはもちろんレバノン軍ではありません。レバノン南部でイスラエルとにらみ合う、ヒズボラです。
ヒズボラは他に2発のミサイルを発射しましたが、いずれも被害はありませんでした。
ヒズボラが対空ミサイルを発射した時点では、イスラエル空軍の航空機は飛行していませんでした。そのため、狙いは何だったのか不明です。
ヒズボラのナスラッラー師は木曜日、アメリカに対して『もし、イラクを攻撃する事があれば、カミカゼを受けることになるだろう。』と演説をかましました。
2003.03.14
先ごろ実用化されたIDFの新型タンク”メルカバ4”の最初のトレーニング師団が設立され、新車で訓練に励んでいます。メルカバは世界最高水準のイスラエル製戦車です。
IDFがイスラエル市民を殺してしまいました。これは、イスラエル市民をテロリストと誤認したため起こった事故です。
死亡したのは2人ですが、彼らは警備員でした。そのため、武装していると言うわけです。
当時の状況は、テロが起こる危険が非常に高いとの情報があり、IDFが捜査していたのです。投入されている空挺部隊が武装した2人組みが車で走行しているのを発見しました。
警報が出され、IDFが捜索を行なっていると、停車している容疑車両を発見、兵隊が近づき相手が武装しているのを見て発砲!射殺したのでした。
2003.03.10
ウエストバンクで作戦中のIDFは、本日19人のテロリストを逮捕し、ハマスのMahmoud Kawasme宅を爆破しました。
IDFの作戦行動に対しパレスチナ人は積極的に反撃しています。日曜日にはカッサムロケットがイスラエルに着弾しました。しかし、この攻撃での被害者はいませんでした。
さらには、エジプト国境付近ではIDFの兵隊に向けて、対戦車ロケットが発射されました。この攻撃も失敗に終わりました。
2003.03.08
ウエストバンクとガザで作戦中のIDFはイスラミックジハードの重要人物Usma Assafを射殺しました。IDFの兵隊さんが職質しようと近づいたときに、撃ち合いになったのでした。
さらに今日の朝、ハマスの幹部Ibrahim al-Makadme他3人を暗殺しました。これは4人が乗っていた車に対戦車ミサイルを撃ちこんだのです。
2003.03.06
昨日、地中海沿いの港町ハイファで自爆テロがありました。犯人はバスに乗り込み、腰に巻いた爆弾ベルトのスイッチを押しました。この中規模の爆破で、15人が死亡、40人が重軽傷です。
犯人は学生のMahmoud Awad Kawasme(26)。昨日の夜、IDFはヘブロンでの作戦で彼の父親と兄弟2人(ハマス)を逮捕していました。
ハマスは犯行声明を出しませんでしたが、”我々が市民の行動(カミカゼであろうと)を止めることは無い”と発表しました。
先日からガザに侵攻しているIDFの方は11人のテロリストを射殺しました。この戦闘でIDF側は2人の兵隊さんが負傷しました。
2003.03.04
昨日の朝、IDFはガザに侵攻しました。ギバティとゴラニの強襲偵察部隊(サヤレト)を先頭に難民キャンプの捜索に入りました。
これに対してパレスチナ人が攻撃を開始、IDFの反撃で8人が死亡、30人が負傷しました。IDF側は2人の兵士が負傷しました。
このパレスチナ人の死亡者の中には過激派ではない一般人が含まれており、そのうちの1人は妊婦でした。
2003.03.01
イスラエルで第30次新内閣が発足しました。首相はシャロン首相のままです。
28日に国会へ大臣の名簿を提出し、シャロン首相は演説の最後に「本日は私の75歳の誕生日です。私はこの国を痛みと困難を乗り越え、引っ張っていく以外に何も大望がありません。平和と繁栄への道は、とても進む価値のあることだからです。」と発言しました。
2003.02.25
イスラエル空軍のF−16が墜落しました。パイロットはイジェクティング(脱出)して無事でした。これで現在まで5機のF−16が墜落によって失われました。
パイロットが死亡した事もあります。2000年3月27日には、ベギン首相の息子ジョナサン・ベギン少佐が操縦するF−16(複座バージョン)が訓練中に地中海に墜落し、少佐とナビゲーターのハラリ大尉が死亡したのです。
アル・アクサの殉教者(団)が新型ロケットを発表しました。これロケットはアル・ブラクと名づけられました。21日に発射されたのはカッサムロケットではなくアル・ブラクだったのです。
2003.02.21
カッサムロケット降る。まさに降る、です。昨日、ガザから放たれた2発のカッサムロケットは無人の荒野に落下しました。
実は水曜日にも4発のカッサムロケットが発射されており、これは1発が工場の入り口付近に命中しました。いあわせた1人のイスラエル人が負傷しました。
ハマスが犯行声明を出し、これはIDFの最近の作戦に対する報復だと発表しました。
IDFはナルブスに侵攻してテロリスト狩りを行なっていました。これに呼応してロケット発射や銃撃が相次いでいます。
IDFがガザに侵攻してロケット工場を破壊しても尚、まだ撃ってくるのです。
2003.02.19
昨日、モサドの育ての親である2代目長官のイサー・ハレル氏が亡くなりました。91歳でした。
ハレル氏は革命の時にロシアから移民してきました。そして、ハガナに入隊し、建国後にシンベットの初代長官、モサドの2代目長官となりました。
アイヒマン誘拐作戦(中東戦闘詳報)では、長官自らアルゼンチンに潜入し、陣頭指揮を取りました。
ハレル氏は1963年にモサドの長官を辞任します。理由は時のベングリオン首相との意見の対立でした。
エジプトに雇われたドイツ人科学者に対するプレッシャーを与える作戦(手紙爆弾による脅迫)に首相が反対したためでした。
イスラエルはこの時、西ドイツから武器の供与を受ける約束を得ていました。もちろん、ナチスのやった事に対する賠償と言う事です。
そんな折に、ドイツ人科学者に対し、手紙爆弾が送り付けられ、国際世論もさすがにイスラエルを非難していたのです。そのため首相も反対したのです。
なんで、イスラエルがやったと分かったのか?だって他にこんなことをする人たちなんて他にいないですから。
2003.02.15
極秘越境トンネル、つまり国境の下に穴を掘って不法侵入しようというトンネルです。北朝鮮が韓国側に掘っている事は公然の秘密ですが、ここイスラエルにも同じものがあります。
エジプト側からガザに武器やテロリストを密輸するためのトンネルがIDFの工兵隊によって爆破されました。
こういったトンネルはまだいくつもあると思われます。
DFLPの指揮官ムスタファ・バドラナ Mustafa Badranaがラマラで逮捕されました。バドラナ氏はラマラを基盤にリクルートや銃撃を行なっていた責任者の容疑がかけられています。
2003.02.14
さて、ゴラン高原のIDF基地で訓練中の兵舎に対戦車ロケット弾が炸裂し、24人が重軽傷を負いました。
これは、屋外で個人携帯式対戦車ロケットの訓練中に誤って発射してしまい、建物の壁に命中したのでした。この時、建物の中にいた兵隊さんが負傷たのです。
テロではなく人為的なミスによる事故でした。撃ったのは実弾射撃訓練中の下士官でした。
今日はバレンタインデー、俺には何も関係ないけど・・・。
2003.02.12
昨日、IDFの士官がベツレヘムで射殺されました。もちろんパレスチナゲリラの仕業です。これに対してIDFは戦車をベツレヘムに侵入させました。
戦車が入るのは六ヶ月ぶりでした。
その時の戦闘でパレスチナゲリラ3人が射殺されました。このなかに8歳の少年が含まれています。
IDFは少年が火炎瓶を投げてきたから反撃したと発表しました。
2003.02.11
昨日、IDFの南部担当のガザ師団の痕跡追跡部隊(主にベドウィン兵)を表彰する式典がありました。
ガザ師団の司令官はこの名誉に接し”彼らは敵のテロリストの痕跡を追跡する特殊能力を持っていると聞いている。私の考ですが、彼らは敵が見ていた景色をそのまま見る事ができるのではないか。そして、彼らは昔からこの能力を伝承してきており、現在の任務も完璧にこなしているのです。”と発言しました。
昨日、イスラエル初の宇宙飛行士で初の殉職者となったラモン大佐の遺体がイスラエルに到着しました。
2003.02.07
木曜日、事前情報によりテロ攻撃の危険を察知したイスラエルは、検問を張った結果、イスラミックジハードのメンバーを2人逮捕しました。
このイスラミックジハードはテロを計画しており、爆弾ベルトをモスク!に隠していました。
2003.02.02
昨日、落ちました。スペースシャトル、コロンビアが落ちました。大気圏に再突入する時に、空中分解してしまいました。
このコロンビアにはイスラエル空軍のイラン・ラモン空軍大佐(Ilan
Ramon)がイスラエル初の宇宙飛行士として乗り込んでいました。 大佐はヨム・キプール戦争やレバノン戦争で実戦参加のF−16パイロットでした。アメリカのテキサス州で落下物の焼け焦げた宇宙ヘルメットが発見されました。
大佐はアウシュビッツの生き残りを両親に持っており、宇宙へアウシュビッツを題材に書かれたアートを持っていったそうです。
2003.01.30
本日、IDFの特殊部隊がトルカレムに侵入し、アル・アクサの殉教者(団)のリーダー、ファディ・ジャバを暗殺しました。
特殊部隊はパレスチナ側と銃撃戦となり、ファディ氏ともう1人死亡、数人が負傷しました。
2003.01.29
今日の朝、ブッシュ大統領が演説を行ないました。内容はイラクと北朝鮮を痛烈に批判していましたが、よく他国をあんなに悪く言えるものだと思います。
アメリカはイラクを攻撃するのでしょうか?最後通告はしませんでしたが、あれだけ演習やって戦争しなかったじゃあ通らないだろうなぁ。
TVに聴衆も映っていまして、最近有名な人たちももちろん映っていました。私は参謀総長のシンセキ大将が映ったのが印象的でした。
シンセキ大将は日系アメリカ人です。初の日系人参謀総長です。お顔は日本人ですので、アメリカ軍の総大将が日本人みたいで、なにか妙な感じです。
2003.01.26
金曜日にハマスがカッサムロケットをイスラエルに撃ち込みました。IDFはこれに対し、土曜日にガザへ侵攻しました。テロリストの秘密兵器工場を破壊するこの作戦はオペレーション ホット・アイロンと名づけられました。
この作戦によって、IDFは14の迫撃砲やカッサムロケットの工場を破壊しました。この工場を守るパレスチナゲリラと銃撃戦が発生しましたが、IDFはこれを撃退、13人の過激派が戦死しました。
カッサムロケットはアル・フセインほど射程距離もなく小型ですが、テロリストが今回破壊された鉄工所で独自に作ったと言うのは嘘でしょう。実はイランからの密輸です。
2002.1.22
えー、今日は何日だ?ああ、もうこんなに経ってる。実はパソコンが壊れていて、本日復旧しました。そのため更新していなかったのです。申し訳ありませんでした。
昨日、ヒズボラがIDFに向けて砲撃をしました。死傷者は出ませんでしたが、施設に若干の被害が出た模様です。
IDFは攻撃に対し、撃ちかえし、戦闘機も爆撃を行ないました。この攻撃でヒズボラは沈黙し、戦闘は終了しました。
イスラエルは越境攻撃をレバノンから攻撃されたとは表現しません。ヒズボラから攻撃を受けたと言います。決してレバノンと仲が悪いわけではありません。
2002.01.16
更新遅くなり申し訳ありません。イスラエルでは本日のところ事件はありません。
パレスチナ自治区にはイスラーム原理主義と自治政府という二つの勢力があります。両者は敵対に近い形でけん制しあっています。
アラファト議長がパレスチナアラブの代表だと言う考えは、あまり現実味がありません。だって権力の行使が全然出来てないんだもん。過激派を取り締まる事も出来ず、イスラエルに取り囲まれるし。
アル・ファタの幹部は”アル・ファタにもハマスのような資金があればもっと効果的にイスラエルに打撃を与えられるのに・・・。”と語りました。
2003.01.09
昨日、IDFのエゴツ師団がシリアとの国境をパトロール中に、2人の不審者を発見しました。職質しようと近づくと、いきなり撃ってきたので1人を射殺し、もう1人を逮捕しました。
この2人はシリアの兵隊さんでした。このため、銃撃戦となった時にシリア側から援護射撃がありました。
しかし、IDFはこれには応戦しなかったようです。
2003.01.06
日曜日、テルアビブでダブル自爆テロです。2人のカミカゼ特攻隊員がほぼ同時に自爆しました。23人が死亡し、100人以上が重軽傷です。
外国人労働者も犠牲になりました。まだ多数の犠牲者の身元も判明していません。爆心地付近の犠牲者は身元の判別が非常に難しいのです。
アル・アクサの殉教者(団)が犯行声明を出しました。
正月からひどい話題で申し訳ない・・・。俺のせいではないですが・・・。
2003.01.05
昨日の朝、ジェニンで作戦行動中のIDFゴラニ師団の兵隊さんが、待ち伏せ攻撃にあいました。
テロリストとの銃撃戦となりIDF側は5人が負傷、テロリスト側は1人が負傷した模様です。
torandumanosuke