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2006.11.26
木曜日、パレスチナ自治区ガザでイスラエル国防軍の兵士にパレスチナ人女性接近してくるや自爆しました。この攻撃で兵士3人が負傷しました。爆発した距離が遠かったため、国防軍の兵士は戦死しなかったという訳です。

昨日、パレスチナ自治区ガザを走行中の車に対し、イスラエル空軍が空爆を行いました。この攻撃で車に乗っていた1人のハマスゲリラが死亡しました。さらに、夜にも走行中の車が攻撃され、乗っていた2人のゲリラが死亡しました。

一方、地上ではカミ検問所付近で、イスラエル国防軍の兵士がパレスチナ人を射殺しました。イスラエル国防軍は『検問所に接近してくる3人のゲリラを発見したため、銃撃を行い、1人を倒した。』と発表しました。

本日、5時30分ごろ、ガザからカッサムロケットが発射されました。この攻撃による被害はありませんでした。

本日、朝6時、6月から続いた侵攻作戦が停戦となり、国防軍はイスラエルへ帰って行きました。ガザのゲリラにはハマスのハニヤ首相が攻撃を停止するように直接要請を行ったという事です。

2006.11.18
昨日、レバノンに駐留する国連軍フランス部隊は、『イスラエル空軍のF-15が、超低空で接近して来たため、対空ミサイル部隊が”発射準備よし!”の段階までいたった。』と発表しました。ただし、イスラエル空軍機をロックオンした訳では無いとの事です。

さらに、同時刻、国連軍司令部上空にはイスラエル空軍の偵察機が張り付いていたとの事です。

フランスはイスラエル空軍が10月31日に模擬攻撃機動を取ったため、これに対して、攻撃される危険を感じたら、反撃も辞さないと発表しています。

一方、パレスチナ自治区ウエストバンクの町カルキリヤでは、ハマスのゲリラを捜索したイスラエル国防軍の特殊部隊がパレスチナ人と衝突し、銃撃を行いました。この攻撃で2人が死亡し、2人が重症、6人以上が負傷しました。

イスラエル国防軍によるとパレスチナ人たちが火炎瓶攻撃を行ったため、銃撃したという事です。目的のゲリラが隠れ家としていた家はイスラエル国防軍によって破壊されました。

さらに、パレスチナ自治区ガザからはカッサムロケット2発が発射されましたが、人的被害はありませんでした。

2006.11.04
昨日、イスラエル空軍の戦闘機がパレスチナ自治区ガザ北部の町ベイト・ラヒーヤと南部のラファを空襲しました。この攻撃で、パレスチナ人8人が死亡しました。

ベイト・ハヌンに侵攻しているイスラエル国防軍地上部隊ですが、ゲリラも果敢に反撃しています。昨日も家屋に立てこもるゲリラとの戦闘中に、3人の一般市民が国防軍の銃撃で死亡しました。

一方、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ベツレヘムでゲリラとイスラエル国防軍の銃撃戦に巻き込まれた65歳の女性が死亡しました。

ナブルス近郊のバラタ難民キャンプで車に爆弾をセッティングしていた2人のゲリラを発見したイスラエル国防軍はこのゲリラを銃撃しました。この攻撃で1人のゲリラが戦死し、もう1人が負傷しました。

死亡したゲリラは15歳の少年で、アル・アクサ殉教者軍団のナブルスの地区司令官アラー・サナクラの弟イブラヒム・サナクラだった事が判明しました。

2006.10.31
■ ガザ戦線
今日の早朝、ガザ沿岸でイスラエル海軍が侵入禁止エリアに入ろうとしていた2艘のボートに威嚇射撃をして拿捕しました。4人のパレスチナ人の漁師さんが逮捕されましたが、すぐに釈放されるとの事です。

一方、陸上では、ガザのハーンユニスの東にあるハウザ村でイスラエル国防軍とゲリラの戦闘があり、ハマスのメンバー1人が戦死し、3人のアル・アクサ殉教者軍団のメンバーが負傷したという事です。

昨日の夜にはイスラエル空軍による空襲もありましたが、これによる人的被害はありませんでした。

■ レバノン戦線
今日、イスラエル空軍の戦闘機がベイルート南部で攻撃機動を数回に渡って行いました。しかし、実際には爆弾は投下されず、ヒズボラに対する示威行動だと思われます。これによるラフィク・ハリリ空港発着の航空便への影響はありませんでした。

レバノン国防軍対空機銃隊がイスラエル空軍機に対して発砲したという事です。

2006.10.23
■ガザ戦線
今日の朝、ガザでイスラエル国防軍の特殊部隊サヤレト・ギバティがゲリラを奇襲しました。この攻撃で、一度に10人のゲリラが倒され、内7人が戦死しました。

イスラエル国防軍ギバティ師団の特殊部隊は、パレスチナゲリラ”PRC”でロケット部隊を率いているアタ・シンダリ野戦司令官Ata Shindariを狙って待ち伏せをしていたという事です。この戦闘でアタ・シンダリ野戦司令官が戦死し、一緒にいた弟も戦死したという事です。

■レバノン戦線
先ごろのイスラエルとの戦闘の結果をレバノン政府が発表しました。それによると1140人の民間人が死亡し、43人のレバノン軍兵士と警察官が死亡したという事です。

ヒズボラゲリラは74人が戦死したと発表しました。一緒に戦ったアマルゲリラも17人が戦死したという事です。そして、PFLP−GCも2人のゲリラが戦死したと発表しました。

2006.10.21
■ガザ戦線
金曜日、ガザでパレスチナ自治政府ハマス内閣のハニヤ首相が乗る車に対し、銃撃がありました。この攻撃で護衛の車一台が炎上しましたが、ハニヤ首相の乗っていた車は攻撃されず、首相は無事でした。

ハマスと対立しているアル・ファタは攻撃のかかわりを否定しましたが、ハマスは先ごろの(ハマス対アル・ファタの)戦闘で死亡した、アル・ファタ・メンバーの遺族が攻撃を実行したと発表しました。

一方、今日の早朝にスーファ貨物検問所からガザに侵攻したイスラエル国防軍は、ゲリラとの銃撃戦で1人を倒したと発表しましたが、パレスチナ側は死亡したのはゲリラではない50歳の男性だったと発表しました。

■レバノン戦線
レバノンから地上部隊を撤収させたイスラエル国防軍ですが、偵察機によるレバノン領空内の偵察飛行は続けられています。これはシリアからヒズボラへの武器の密輸を見張っているという事です。

これに対し、国連軍を率いるフランスのアリオット・マリー国防相は『イスラエルの空軍機が国連軍に対して攻撃行動を取っている様に感じた場合、国連軍は自衛のためにイスラエル空軍機を攻撃する可能性がある。』と発表しました。

国連軍と長年に渡って敵対し、嫌がらせ攻撃も辞さない姿勢のイスラエル国防軍ですから、フランスの発表を非難しても説得力がありません。

2006.10.10
今日の夜明け前、ガザとの国境フェンスを守るイスラエル国防軍の陣地に接近してくる2人のゲリラを発見したイスラエル国防軍は、銃撃を浴びせゲリラを撃退しました。この攻撃で1人のゲリラが戦死しました。

また、別の場所では、ゲリラがイスラエル国防軍に対し、対戦車ロケット弾を発射しました。しかし、この攻撃での死者はありませんでした。

月曜日、イスラエル空軍がガザを空爆しました。この攻撃はゲリラがカッサム・ロケットを発射しようとしていたため、攻撃を行ったという事です。この攻撃で1人のパレスチナ人が死亡し、5人が負傷しました。

しかし、パレスチナ側は死亡した男がゲリラであったかどうか確認が取れていないという事です。

北朝鮮が核実験を行った事に対し、イスラエルは懸念を表明しました。北朝鮮はイスラエルの敵国であるシリア、イランと軍事的に親密な関係にあるので、核技術が両国に流れる事を懸念しているという事です。

2006.10.01
■ レバノン戦線
昨日の早朝、イスラエル国防軍の部隊が、レバノンから完全に撤収しました。レバノンの一部に数十人の部隊が残っていたのですが、国連軍やレバノン国防軍と、警備についての合意が出来たため、ほとんどが撤収したのです。

イスラエル国防軍はまだ警備について合意が出来ていない、ゴラン高原のガージャー村には残っています。この村はアラブ人の村で、元々シリアだったのですが、イスラエルが占領し、2000年には村を分割され、北側の支配権をレバノンに委譲しました。

シリア人だった村民は達は、67年の第三次中東戦争でイスラエルに占領されて被占領民となり、81年にイスラエル人となる事に合意し、2000年には北半分がレバノンになったというすごい経歴です。

分割されたため、村の中をレバノンとイスラエルの国境が走っているのですが、フェンスが無いので、イスラエル国防軍が警備しています。ヒズボラとの最前線となっている村なので、イスラエルは村のレバノン側で国連に警備を徹底して行ってもらいたいという事です。

ちなみに、村民はイスラーム・アラウィー派です。

■ ガザ戦線
昨日、ガザからカッサムロケットが発射され、イスラエル人2人が負傷しました。イスラエル国防軍はこれに対し、空爆で報復を行いました。

エジプトとの国境の町、ラファに飛来したイスラエル空軍の戦闘機は地上にいるアル・アクサ殉教者軍団のゲリラに対し、攻撃を行いました。この攻撃で1人のゲリラが戦死し、4人が負傷しました。

2006.09.27
今日、パレスチナ自治区ガザの町、ラファへイスラエル空軍が空爆を行いました。この攻撃で、14歳の少女が死亡し、10人以上が負傷しました。

これはガザからイスラエルに発射されたカッサムロケット攻撃に対する報復です。ロケット攻撃によってイスラエルの民間人1人と兵士1人が負傷しました。

一方、パレスチナ自治政府治安部隊は、ガザからエジプトに伸びる地下密輸トンネルを発見しました。この密輸トンネルはパレスチナ自治政府治安部隊によって封鎖されました。

イスラエル国防軍はパレスチナ自治区ウエストバンクにあるバラタ難民キャンプへ侵攻しました。この時の戦闘で3人のゲリラが負傷したという事です。

イスラエル国防軍は難民キャンプの捜索によって、10キロの爆薬が装着された自爆ベルトを発見したという事です。

2006.09.21
■ ガザ戦線
今日、ガザからイスラエルにカッサムロケットが発射され、一発が建物にダメージを与えました。イスラエル国防軍はガザの南部にあるラファに侵攻し、ゲリラ捜索を行いました。

この時、イスラエル国防軍はアル・アクサ殉教者軍団のゲリラ1人を射殺しました。さらに民間人の女性1人が死亡したという事です。

さらにガザ北部では、カッサムロケット発射を準備していたゲリラ3人がイスラエル国防軍の攻撃で戦死しました。しかし、付近にいた目撃者によると射殺された人々は羊飼いで、羊を放牧していただけだという事です。この攻撃で羊達も被害を受けたという事です。

■ レバノン戦線
ドイツ海軍の軍艦がレバノンに向けて軍港を出発しました。レバノン海域はドイツ海軍によって監視されます。もし、イスラエル海軍が事を起こしたら、ドイツ海軍と戦うのでしょうか?

ところで、新生ドイツ海軍にとっては初めての大規模な海外作戦任務となります。

2006.09.12
本日、シリアの首都、ダマスカスにあるアメリカ大使館に対し、ゲリラが攻撃を掛けました。ゲリラは車に爆弾を積載し、大使館前に横付けし爆破しました。

大使館の警備員と銃撃戦となり、ゲリラ4人が死亡しました。アメリカ大使館とシリア警備員に死者はありませんでした。

■ ガザ戦線
今日もガザに侵攻し作戦を行っているイスラエル国防軍ですが、予備役の部隊がガザ中央部の村でゲリラと戦闘となりベドウィンの仕官1人が戦死しました。ハマスとPRCが共同で待ち伏せ攻撃を行ったと声明を出しました。

ガザには昨日の夜にも空襲があり、イスラエル空軍によると、ハマスゲリラの隠れ家であったため攻撃を行ったという事です。

2006.09.09
昨日、イスラエル海軍はレバノンの海上封鎖を解除し、イスラエル領海内へ帰っていきました。代わりにレバノン領海にはフランス、イタリア、ギリシャ海軍の艦艇がパトロールに当たりました。イスラエル空軍は、一昨日(木曜日)レバノン領空パトロールを停止しました。

一方、海軍は撤収しましたが、地上部隊はまだレバノンに残っています。そして、昨日、イスラエル国防軍は、イスラエルとの国境の村数箇所でレバノン人6人を逮捕しました。逮捕者の中にはレバノンの警察官も含まれていたという事です。逮捕された内、5人は今日、釈放されたという事です。

レバノン南部ではイスラエル空軍が投下した、クラスター爆弾の不発弾が爆発する事故が多発しています。

2006.09.02
■ レバノン戦線
今日、レバノンにイタリア国防軍の国連派遣部隊が小型航空母艦ジュゼッペ・ガリバルディで到着しました。イタリア海軍は同じ第二次大戦敗戦国の日本と違い、航空母艦を保有しています。

イタリアは3000人の兵隊を送り込む予定です。フランスは2000人の兵隊を送り込む予定です。UNIFILを率いるのは、レバノンの元宗主国フランス国防軍のアレン・ベルグリーニ少将です。

フランスはレバノンにろくな思い出が無いので、積極的に国連軍に参加しようとしませんでした。当初派遣した兵士はたった200人だったため、国際非難を浴びてしまったので、増派が決まったのでした。

■ ガザ戦線
一方、レバノンと違い、停戦していないガザでは、北部のベイト・ハヌンに侵攻したイスラエル国防軍と迎え撃ったパレスチナゲリラの戦闘が発生しました。この戦闘でゲリラ2人が戦死しました。

さらにガザとイスラエルの境界キスフィム検問所に接近して来たパレスチナ人をイスラエル国防軍が射殺しました。

2006.08.30
今日、パレスチナ自治区ガザで、PRC(別名サラ・アッ・ディン軍団)のライド・ナハル野戦司令官 Rayid Nahalが殺されました。PRCはイスラエル国防軍が殺し屋を雇って野戦司令官を殺したと発表しました。

しかし、ガザにいるターゲットを殺すのに、イスラエル国防軍がイチイチ殺し屋を雇う必要があるのでしょうか。少し疑問ではあります。

一方、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ナブルスでは、侵攻してきたイスラエル国防軍にゲリラが応戦しました。この戦闘でアル・アクサ殉教者軍団のファディ・カフィシェ野戦司令官Fadi Kafisheが戦死しました。

2006.08.30
昨日、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ナブルス近郊のバラタ難民キャンプで作戦を行ったイスラエル国防軍とゲリラが戦闘になり、2人のアル・アクサ殉教者軍団のゲリラが戦死しました。

さらにガザではイスラエル国防軍の空爆で1人のハマスゲリラが戦死し、3人の子供が死亡し、12人が負傷したという事です。

そして、今日もパレスチナ自治区ガザでパレスチナゲリラとイスラエル国防軍の戦闘があり、イスラエル国防軍の銃撃によってゲリラ5人が戦死しました。

一方、23日にパレスチナ自治区ウエストバクンの町ジェニンにある難民キャンプでイスラエル国防軍に撃たれたイスラミック・ジハードのウエストバンクのトップであるハッサン・ジャラダ野戦司令官Hussam Jaradatは、ヨルダンの病院に入院していましたが、本日死亡しました。

イスラエル国防軍はジャラダ野戦司令官が負傷した時に、その場所での国防軍の活動は確認されていないと発表しました。しかし、国防軍の管轄ではない部隊が行動したのかもしれません。

2006.08.27
昨日、ガザを走行中のロイターの装甲自動車にイスラエル国防軍が攻撃を行いました。この攻撃で車に乗っていたロイターの記者2人が負傷し、病院に担ぎ込まれました。(死亡しなかったのは装甲自動車だったからでしょうか・・・。)

ロイターの車には屋根も含む全面にロイターと大書してあり、攻撃を受けるのいわれは無いという事ですが、イスラエル国防軍は『ロイターの車であっても、怪しい動きをしていたら攻撃する。』と発表しました。

イスラエル国防軍が行っている空爆で、ターゲット付近をうろついていたため、メディアの車だとは気づかず攻撃をしたという事です。

一方、8月14日にガザで拉致されたアメリカ・フォックスTVの記者2人は、未だ解放されていませんが、パレスチナ自治政府によると、拉致犯と交渉した結果、彼らを無傷で解放する約束を得たという事です。

拉致したのはジハード団と名乗る未確認のグループ(アル・ファタの下部組織であるとハマスは発表した)で、彼らは『アメリカで収監されている全イスラーム教徒を解放しろ。』という無茶な要求を出していました。

フォクスTVの記者らは無事に解放されました。

2006.08.23
■ レバノン戦線
今日、レバノン南部に展開しているイスラエル国防軍地上部隊の小隊が地雷原に迷い込み、地雷を踏んだ兵士1人が死亡し、付近にいた兵士3人が負傷しました。

しかも、この地雷原は一年前にイスラエル国防軍が(レバノン側に)設置したものであったのです。そして、地雷原に入ってしまった原因は調査中でありますが、彼らが道を間違えたのか、所持していた地図に地雷原が記載されていなかった可能性があるという事です。

ヒズボラとの停戦後、2人目の戦死者がでました。

2006.08.19
今日の午後、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニンで、検問を張っていたイスラエル国防軍に対して、パレスチナゲリラが銃撃を行いました。奇襲を受けた国防軍は1人が戦死しましたが、反撃によってこのゲリラを射殺しました。

イスラエル国防軍はゲリラを現場まで運んだタクシーの運転手を逮捕したという事です。

さらにベツレヘムではゲリラを逮捕に向かったイスラエル警察でしたが、ゲリラはおとなしく逮捕される訳も無く、反撃してきたため銃撃戦となりました。この戦闘で、2人のイスラミック・ジハードの隊員が戦死しました。

さらにさらに、ラマッラではハマス(パレスチナ)自治政府のナセル・シャエール副首相が拉致されました。やったのは当然ですが、イスラエル国防軍です。

■ レバノン戦線
レバノンのヒズボラはイスラエルの空爆によって家を破壊された人々に、お見舞金を配っています。100万円以上貰った人もいるそうです。ヒズボラだけではなく、アラブ諸国からの援助も続々集まり、レバノンは復興していく事でしょう。

イスラエル国防軍はレバノンから徐々に撤退していますが、昨日、レバノン国防軍がイスラエルとの国境まで到達しました。しかし、まだイスラエル国防軍の撤収が完了していないので、国境に展開するという事はしないそうです。

でも、まだ戦闘が終結した訳ではありません。なぜなら、ヒズボラに拉致されたイスラエル国防軍の兵士が返還されていないからです。

そして、本日、イスラエル国防軍の特殊部隊がヘリコプターでレバノンのベールバックの西30キロの地点に降下しました。ヘリに吊るされて来たジープ2台に乗り込んだイスラエル国防軍特殊部隊はヒズボラの拠点があるボウダイ村へ侵入しました。ヒズボラはこれを迎え撃ち、銃撃戦となりました。

この戦闘でイスラエル国防軍の仕官1人が戦死し、もう1人が負傷しました。ヒズボラゲリラは3人が戦死しました。ヒズボラはイスラエル特殊部隊の攻撃を撃退した、と勝利宣言の発表を行いました。

イスラエルは停戦を受け入れていますが、自衛のための戦闘や、シリアなどからヒズボラへ兵器が輸送されているのを発見した場合はこれを攻撃すると言っていました。

そして、今回はその兵器の密輸を阻止するため、つまりは将来の危険を防止する作戦だったという訳です。

本日は、イスラエル国防軍特殊部隊の作戦の以前にも、イスラエル空軍が空爆を行ったなどの話が流れ飛びました。レバノン国防軍はイスラエル空軍の戦闘機を対空砲で追い払ったと発表しましたが、空爆の確認は取れてないと付け加えました。

■ ガザ戦線
ガザの立ち入り禁止区域に侵入してきたパレスチナ人をイスラエル国防軍が射殺しました。

2006.08.14
■ レバノン戦線
昨日、レバノン南部の戦闘でイスラエル国防軍の兵士7人が戦死しました。国連の停戦決議があるので、これが効力を発揮する月曜日(今日)までに、できる限り敵の勢力をそいでおくため、イスラエル国防軍が総攻撃を行ったため、戦死者も多く出てしまったのでしょう。

ヒズボラも停戦前に攻撃を強化し、カチューシャロケットを250発発射しました。一日に発射された数としては最大です。さらに、ヒズボラは2機の無人偵察機をイスラエルへ飛ばしました。イスラエル国防軍はこれを撃墜しました。

そして、本日、予定通りにイスラエル国防軍とヒズボラ両者が戦闘を停止しました。しかし、30分後にはベカー高原にイスラエル空軍機が飛来し、空爆を行いました。さらに、数時間もしないうちにヒズボラと国防軍の間で銃撃戦があり、この戦闘でヒズボラのゲリラ1人が戦死しました。それ以外にも小競り合いがあったという事です。

とはいえ、一応戦闘は小休止したようです。

イスラエル国防軍は停戦が守られるなら、地上部隊をイスラエル国境まで撤退させる予定です。まずは召集され出征している予備役の兵士から撤退を行うという事です。ただし、海軍はこの限りでは無い上に、航空機による偵察活動も行うという事です。

しかし、ヒズボラの拉致された兵士2人はまだイスラエルへ返されていないので、これで問題が終るわけではありません。

2006.08.13
■ レバノン戦線
11日、レバノン南部のレボナ村で作戦中のイスラエル国防軍に対し、対戦車ロケット弾が発射されました。この攻撃で国防軍の兵士1人が戦死しました。

12日(土曜日)の夜、イスラエル国防軍のシコルスキーCH53輸送ヘリコプターをヒズボラが撃墜しました。ヒズボラの発表によると、ミサイルで撃墜したという事です。このミサイルの名は”ワード”と発表されました。この攻撃でイスラエル国防軍の兵士5人が行方不明となりました。行方不明となっている兵士は死亡した可能性が高いという事ですが、この兵士の中には女性兵士が1名含まれています。

イスラエル国防軍はこの日、レバノンに大規模なヘリボーン作戦を行っていたのです。

イスラエル国防軍は昨日、第二次リタンニ作戦とも言える戦闘行動を行いました。イスラエルとの国境から約30キロ北部を流れるリタンニ川まで戦線を押し込んだのです。

その戦闘で、19人国防軍兵士が戦死しました。イスラエル国防軍はヒズボラのゲリラ側を50人倒したという事です。イスラエル国防軍は、一日の戦闘で戦死した兵士が作戦以来最大の人数になりました。

イスラエルとヒズボラは月曜日の朝8時(イスラエル時間)に国連の停戦決議を受け入れるという事です。アナン国連事務総長が発表しました。もっともヒズボラは国家ではないので、国連に加盟している訳ではありません。そのためレバノン国連代表がヒズボラの代わりに交渉を行っています。

■ ガザ戦線
ハマスはイスラエルに対するカッサム・ロケット攻撃を休止しているのではないかと思われます。この原因としてはハマス(の軍事部門イザディン・アル・カサム)の幹部を狙ったイスラエル国防軍の空襲によって、指揮官らが負傷して戦線を離れているからではないかというのです。

イザディン・アル・カサムの司令官ムハンマド・ディーフ野戦司令官は、7月12日に別の幹部の家にいるところを空爆され、その幹部らは死亡したという事がありましたが、その場にいた全員が死亡してディーフ野戦司令官のみが生きているのも確かに不思議な話です。負傷は重症だったという事でしょう。

イスラエル国防軍の徹底した空爆が効果を出したという事です。もっとも、ハマスが攻撃を止めても、PRC(イスラエルがガザ侵攻を行う事となった兵士拉致事件は、PRCのスマハドナ書記長暗殺に対するPRCの報復攻撃だった)、アル・アクサ殉教者軍団、イスラミック・ジハードはまだがんばっているようです。

2006.08.10
■レバノン戦線
昨日、レバノン南部のディベル村で、イスラエル国防軍の兵士が潜んでいた家に、ヒズボラゲリラが対戦車ロケット弾を発射しました。この攻撃で2人の仕官と7人の兵士が戦死しました。

一方、アユ・タ・アシャーブ村での戦闘では、イスラエル国防軍の戦車に対戦車ロケット弾が命中し、兵士4人が戦死しました。

さらに、ティベー村ではイスラエル国防軍の兵士が友軍からの誤射で死亡しました。さらにさらに、マルジャヨウン村では迫撃砲の攻撃によって国防軍の兵士1人が戦死しました。

昨日一日で、イスラエル国防軍兵士15人が戦死したという事です。

火曜日にビント・ヤバイル村で戦死した国防軍空挺師団のオーレン・リフシェッツ軍曹Oren Lifshitzも実は友軍からの誤射ではないかという事で、イスラエル国防軍は調査しているという事です。

一方、ヒズブ・アッラー(ヒズボラ)は今日もイスラエルへ向けてカチューシャロケットを発射しています。この攻撃で6歳の子供とその母親が死亡しました。

■ガザ戦線
ガザでは今日、久しぶりにエジプトとの国境が開いたという事です。ただし、ガザからエジプトへ出国するのみで、ガザへ入る事はできないという事です。

2006.08.09
パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニンにある難民キャンプへ飛来したイスラエル国防軍のアタックヘリが民家にミサイルを発射しました。この攻撃で家にいたイスラミック・ジハードのメンバー2人が死亡しました。

■レバノン戦線
レバノン南部では、月曜日からイスラエル国防軍地上部隊とヒズボラが激しく戦っていますが、昨日の戦闘で、イスラエル国防軍はヒズボラゲリラを30人は倒したと発表しました。しかし、ヒズボラの拠点である、ビント・ヤバル村ではイスラエル国防軍空挺師団の兵士2人が戦死しました。

ヒズボラはイスラエルへ向けてカチューシャロケットやカチューシャより射程距離の長いハイバル1を発射しています。今日もイスラエルを飛び越えて、パレスチナ自治区ウエストバンクにハイバル1が着弾しましたが、被害はありませんでした。

イスラエル国防軍はレバノンにあるパレスチナ難民キャンプも攻撃対象にしたようで、南部の町シドン近郊にある難民キャンプに海軍が艦砲射撃を行いました。

ヒズボラのロケット攻撃を指揮しているのは、(パレスチナゲリラ)アル・ファタのSP部隊フォース17の幹部だったフォックスと呼ばれる男だとアル・ファタが発表しました。’82年にPLOがレバノンから追い出されると、レバノン生まれだったフォックスはこの地に残り、後にヒズボラへ加入したという事です。

コードネーム : フォックス
FBI懸賞金 : アメリカ法律限度額

2006.08.08
■レバノン戦線
昨日、ヒズボラの無人偵察機をイスラエル国防軍が撃墜しました。イスラエル国境を越えようとしていた無人偵察機を発見したイスラエルは、F−16が迎撃し地中海に撃ち落したのです。この無人偵察機の残骸が海軍によって回収されました。

一方地上では、レバノンのディベル村でイスラエル国防軍の車両に対し、ヒズボラゲリラが対戦車ロケットを発射しました。この攻撃で1人の国防軍兵士が戦死し、5人が負傷しました。

イスラエル国防軍は激戦区のビント・ヤバイル村でヒズボラゲリラの戦士を捕虜にしました。彼らは対空ミサイルを所持していました。イスラエル国防軍はヒズボラが対空ミサイルを保有している事を知ってはいましたが、ついに実物をみる事ができたという訳です。

さらに今日、レバノンのラボウナ村で戦闘があり、イスラエル国防軍の兵士2人が戦死しました。

月曜日160発、火曜日(今日)115発とヒズボラのロケット攻撃は減りません。イスラエル国防軍の作戦は功を奏していないのでしょうか。

2006.08.07
■レバノン戦線
イスラエル国防軍が占領しているレバノン南部のビント・ジャバイル村ですが、今日、ヒズボラが攻勢を掛け、銃撃戦となりました。この戦闘でイスラエル国防軍空挺師団の兵士1人が戦死しました。ヒズボラ側は6人が戦死しました。

イスラエル国防軍はレバノン南部を占領すると同時に、ヒズボラのロケット攻撃を止めるため、巧妙に擬装されたロケット発射機を捜索し、破壊するという戦闘行動を行っています。

イスラエル空軍は昨日、イスラエルへロケット弾が発射され、イスラエル人12人が死亡した攻撃に対する報復のごとく、レバノンに対して猛爆を行っています。

■ガザ戦線
昨日の夜、イスラエル国防軍はガザ北部の工場を空爆しました。さらに自走榴弾砲がガザの外から砲撃を行いました。これは、ロケット発射が行われた場所に対しての砲撃です。

イスラエル国防軍はガザの市民に対し、ゲリラに関わったら爆撃すると脅しているので、市民は戦々恐々です。例え外国人でも一般人であれば、人間の盾にはなりません。大物なら別ですけど。

2006.08.06
アル・カイダのアイマン・ザワヒリ師は自身のグループ(ジハード)のみならず、エジプトの同系統の組織、ガマアト・イスラミヤがアル・カイダに加わったと発表しました。

ガマアト・イスラミヤはエジプトのサダト大統領を暗殺したハリド・アル・イスラムボウリ Khaled al-Islambouli の弟ムハンマド・アル・イスラムボウリが率いているという事です。

イスラエル国防軍は今日、パレスチナ自治区ウエストバンクで、ハマス広報担当の幹部アブドゥル・アジズ・ドゥアイク氏を拘束しました。

■レバノン戦線
今日、レバノンからロケット弾が飛来し、人々の中に直撃しました。イスラエル人12人が死亡し、12人が負傷しました。今日も100発のロケット弾がイスラエルに向けて発射されました。ロケット攻撃はゴラン高原にも向けられています。

レバノン南部ではイスラエル国防軍とヒズボラの戦闘がありました。イスラエル国防軍は戦線を安定させるため、国境から8キロレバノン側の村々を占領しています。しかし、ヒズボラは果敢に戦闘を挑んできています。

ヒズボラが発射した対戦車ロケット弾がイスラエル国防軍の装甲ブルドーザーに命中し、国防軍の兵士1人が負傷しました。

昨日、アヤタ・ア・シャアブ村でイスラエル国防軍とヒズボラの戦闘があり、建物に隠れていた国防軍に対し、対戦車ロケット弾が発射され、国防軍の兵士1人が戦死しました。

2006.08.05
■レバノン戦線
3日、レバノンでイスラエル国防軍と対峙しているヒズボラゲリラが、建物の中から戦車めがけてロケット弾を発射しました。この攻撃でロケット弾が命中した戦車が爆発し、4人の兵士が戦死し、1人が負傷しました。

さらに、4日も別の村で作戦中のイスラエル国防軍の戦車に対して対戦車ロケット弾が発射され、戦車兵4人が負傷しました。

さらにマルカバ村近郊では行軍中の国防軍に向けて対戦車ロケット弾が発射されました。この攻撃でイスラエル国防軍の仕官1人と兵士2人が戦死しました。

4日に、イスラエル空軍はレバノンのベイルート北部(キリスト教地区)にも空爆を始めました。北部ベイルートに飛来したイスラエル空軍の戦闘機が橋を攻撃したのです。この攻撃で4人が死亡し、10人が負傷しました。

3日、ヒズボラのナスラッラー師はテレビで、『もしイスラエル空軍がベイルート中心部を空爆したなら、我々はテル・アビブを攻撃する。』と演説しました。

そして、本日、レバノン南部のナビ・アル・アワディ村の近郊で作戦中のイスラエル国防軍に対し、迫撃砲による攻撃がありました。この攻撃でイスラエル海軍の兵士1人が戦死しました。

本日でイスラエル国防軍の戦死者は46人となりました。ヒズボラゲリラの戦死者は約350人だという事です。

一方、海軍特殊部隊のS−13がヘリコプターでレバノンの町タゾーに侵入し、ヒズボラと戦闘を行いました。この戦闘で2人の海軍兵士が負傷しました。ヒズボラ側は7人のゲリラが戦死したという事です。

S−13はここで、ヒズボラが使用している長射程のロケット弾ハイバル1の発射機を発見したという事です。

イスラエル空軍は連日、レバノンを猛爆していますが、イスラエル空軍のアタックヘリがレバノン国防軍の自走対空砲を攻撃し、これを撃破しました。イスラエル国防軍はこの対空砲は空軍に対して攻撃を行ったからだという事です。

金曜日の夜、ライス国務長官が再度レバノンを訪れ、停戦について話し合ったという事です。

■ガザ戦線
ガザ南部のラファを空爆したイスラエル空軍ですが、この攻撃で2人のゲリラと2人の子供が死亡しました。

2006.08.03
■レバノン戦線 : オペレーション チェンジ オブ ディレクション
今日もレバノンからヒズボラによるロケット攻撃が続きました。今日の攻撃は夜明け前であり、これは初めての夜間攻撃でした。

イスラエル北部に30発のロケット弾が降り注ぎ、3発のロケット弾が民家に直撃しましたが、人的被害はありませんでした。

一方、レバノンに侵攻しているイスラエル国防軍は、前線を国境から8キロまで押し込み、周辺の村々を占領しました。これにより、レバノン南部の主権はイスラエル国防軍が2000年に撤退する前の状態まで戻ったという事です。

レバノン政府は、イスラエルの攻撃が始まってから現在までの攻撃で、一般人900人が死亡したと発表しました。

■ガザ戦線 : オペーレーション サマー レイン
本日もガザに侵攻したイスラエル国防軍は、ガザ南部の町ラファで作戦を行いました。各家々を回り、扉を蹴破りゲリラの捜索を行うのです。

戦車部隊が布陣している付近で、パレスチナゲリラが遊弋しているのを発見した国防軍は、アタックヘリによる攻撃でこれを撃退したという事です。この攻撃でハマスのゲリラ7人と、1人の少年が戦死しました。

2006.08.02(水)
■レバノン戦線 : オペーレーション チェンジ オブ ディレクション
昨日の夜、イスラエル空軍はリタンニ川の北部100キロにある、ヒズボラの本拠地であるベールバックの町に激しく空爆を行いました。そして、その直後、イスラエル国防軍のヘリコプターが飛来し、病院へ特殊部隊を降下させたのです。

侵入してきた敵に対し、ヒズボラは攻撃を行いましたが、逆にイスラエル国防軍の反撃で少なくとも10人のゲリラが戦死したという事です。そして、イスラエルの特殊部隊はヒズボラのゲリラ(含む高級幹部5人)を拉致し、イスラエルへ連れ去ったという事です。

この病院はイランが設立したもので、ヒズボラの拠点となっていたのです。

一方、レバノン南部のアヤタ・ア・シャーブ村でも、昨日の朝、ヒズボラとイスラエル国防軍の戦闘があり、イスラエル国防軍の兵士3人が戦死し、25人が負傷しました。ヒズボラはもはや骨董品であるサガー対戦車ミサイルを使用したという事です。

ヒズボラは今日の朝、2日ぶりにイスラエルへ向けてのカチューシャロケット攻撃を行いました。100発以上のロケット弾が着弾し、イスラエル人1人が死亡し、6人が負傷したという事です。

しかも、なんとロケット弾の一発がパレスチナ自治区ウエストバンクまで到達したという事です。何もない場所に着弾したため被害はありませんでした。(ヒズボラはパレスチナ自治区を狙った訳ではありません。ロケットが思った以上に飛びすぎたのです。)

■ガザ戦線 : オペーレーション サマー レイン
イスラエル空軍はガザ中部にある工場を空爆しました。ハマスが兵器工場としているからだそうです。一方、海軍も海上からの兵器密輸を取り締まるため、ガザのマリーナへ侵攻しました。

イスラエル国防軍は、ガザのゲリラは住宅地からロケットを発射してるため、攻撃ができないと言っています。

2006.08.01(火)
レバノン戦線 : オペレーション チェンジ オブ ディレクション
日曜日の早朝1時に、イスラエル空軍がレバノン南部のカナ村を空爆しました。一回目の爆撃で建物は破壊され、爆音で飛び起きた人々が集まってきた後、再度爆弾が落とされたのです。このため、レバノン人54人が死亡しました。

イスラエル国防軍は大人数を殺したくて爆撃した訳ではないでしょうが、『民間人が死んでも別に気にはしない、だって戦争なんだから。』というのが本音でしょう。アメリカはイスラエルを責める事はできません。

なぜならイラクでアメリカ軍も同じ状況にあるからです。敵がゲリラの場合、民間人と戦闘員の見分けは付きません。日本軍も中国戦線で便衣隊という民間人の格好をしたゲリラの奇襲にずいぶん苦しめられました。

イスラエル国防軍はこの攻撃で非難の集中攻撃を受けたため、48時間の空襲停止を宣言しました。そして、火曜日に空爆は再開されました。

そして、昨日から今日にかけてイスラエル国防軍空挺師団が作戦を行っていたレバノン南部の村で戦闘があり、イスラエル国防軍を攻撃したヒズボラゲリラ20人が戦死しました。

■ガザ戦線 : オペーレーション サマー レイン
今日、ガザからイスラエルへカッサムロケット5発が飛来し、一発が民家に損傷を与えました。この攻撃による被害者はいませんでした。イスラエル国防軍が侵攻しているのに、ゲリラは果敢にロケットを発射します。一体どうやって発射しているのでしょうか・・・。

2006.07.29
昨日、パレスチナ自治区ウエストバンクの町カルキリヤで、アル・アクサ殉教者軍団がユダヤ人1人を拉致し殺した発表しました。このユダヤ人男性は木曜日に行方不明となっていました。

イスラエルの警察はユダヤ人はパレスチナ自治区へ行かない様に警告を出しています。しかし、買い物は止められても、仕事がある人は行くしかないのでしょうけど。(通常、ユダヤ人が自治区内で仕事をする場合は警備員が随伴しています。)

昨日、アメリカのシアトルでユダヤ人のコミュニティー組織の入っているビルで銃撃がありました。この銃撃で1人の女性が死亡し、5人の女性が負傷したという事です。犯人は”俺はムスリム(イスラーム教徒)のアメリカ人だ。イスラエルの攻撃に怒っているんだ。”と怒鳴り、銃撃を行ったという事です。犯人は捕まりました。

■レバノン戦線 : Operation Change of Direction
イスラエル国防軍が占領しているヒズボラの拠点ビント・ヤバイル村ですが、ヒズボラはこの村を奪還するため果敢に攻撃を行っています。本日もイスラエル国防軍との戦闘で、ヒズボラゲリラ26人が戦死しました。イスラエル国防軍には被害はありませんでした。

一方イスラエル空軍は、レバノンのベカー高原(ヒズボラの本陣)にあるオロンテス川に掛かる橋2本を爆撃しました。

ヒズボラはロケット攻撃を続けていますが、昨日、イスラエルへ向けて発射した長射程ロケット弾5発は、新型のロケット弾でハイバル1という名前であると発表しました。

イスラエル国防軍地上部隊は、このヒズボラが発射した新型ロケット弾の発射器を発見しました。調査を行ったところ、ロケット弾の射程は約90キロくらいではないかという事です。このロケットにもイランの技術が見え隠れします。イランは例によって、ヒズボラに対する軍事援助を否定していますが・・・。

2006.07.28
■レバノン戦線 オペレーション・チェンジ・オブ・ディレクション
26日、イスラエル国防軍が制圧しているレバノンのビント・ヤバイル村ですが、ヒズボラがイスラエル国防軍の部隊を待ち伏せ攻撃し、イスラエル国防軍の仕官3人と兵士5人が戦死し、24人が負傷しました。

さらに別のマーロン・アル・ラス村でも、走行中のイスラエル国防軍のジープに対戦車ロケット弾が命中し、乗っていた空挺師団の仕官1人が戦死し、兵士3人が負傷しました。

28日にもイスラエル国防軍は空爆を続け、レバノン南部のヒズボラの陣地や、町にある拠点を攻撃しました。野戦陣地への空爆では、犠牲になるのは兵士のみですが、町への空爆では市民にも犠牲が出ます。今日の攻撃では市民のみならず、ヨルダン人も1人が死亡しました。

イスラエルは作戦が開始されてからの戦果を発表しました。ヒズボラゲリラ200人を倒し、国防軍の兵士は33人が戦死したという事です。レバノン政府は民間人の犠牲者を発表しましたが、約600人の市民が死亡したという事です。

まだ、戦闘は終っていません。

ヒズボラは日々の空爆でロケットの発射数が減っていますが、それでも果敢に反撃しています。今日は60発のカチューシャロケットが発射され、その内の1発がイスラエルの町キリアト・シュモナにある民家に直撃しました。この攻撃で住民2人が軽い怪我をしたという事です。

本日、発射されたロケットの内、5発は従来型ではない事が判明しました。

■ガザ南部戦線 オペレーション・サマー・レイン
ガザ南部にはイスラエル国防軍による空爆が続けられ、金属加工が可能な工場はターゲットにされています。ロケットを製作する事が可能だからです。今日、攻撃を受けた工場では9人が負傷しました。

■ガザ北部戦線 オペレーション・サムソン・コラム
今日の早朝、イスラエル国防軍の地上部隊がガザの北部地域から撤収していきました。5日間の作戦で30人のゲリラを倒したという事です。

2006.07.26
■レバノン戦線 オペレーション・チェンジ・オブ・ディレクション Operation Change of Direction
イスラエル国防軍が昨日から占領しているヒズボラの拠点ビント・ヤバイル村ですが、今日の夜明け前、ゲリラが攻撃を行い、イスラエル国防軍の兵士8人が負傷しました。

一方、イスラエルにはレバノンからカチューシャロケットが飛来し、湾口都市のハイファでは2人が負傷しました。

今日、イスラエル空軍が国連平和維持軍(自衛隊はいません)の野戦基地を空爆しました。この攻撃で4人が死亡したという事です。

国連軍はイスラエルとレバノンの戦闘停止を監視しているのですが、ヒズボラはイスラエルにロケットを射ち込むし、イスラエルはレバノンを空爆するしで、すでに存在は無視されていました。

しかし、ライス国務長官は別格です。イスラエル空軍はライス国務長官がベイルートを訪問していた月曜日には空爆を止めていました。でも火曜日から再開しました。

■ガザ北部戦線”オペレーション・サムソンズ・ピーラーズ Oparation Samson's Pillars.”
ガザの町ジャバリヤでは、イスラエル国防軍の戦車に向けて対戦車ロケット弾が発射されました。イスラエル国防軍の戦車はこれに対し狂ったように撃ちまくったという事です。すぐさま現場に空軍の戦闘機が飛来し、爆撃を敢行したため、10人のパレスチナ人が死亡しました。

■ガザ南部戦線”オペレーション・サマー・レイン Oparation Summer Rain.”
今日の夜明け前、イスラエル国防軍はハマスとイスラミック・ジハードのゲリラ掃討のため、市街地に侵攻するに当たり、住民への警告を行いました。戦闘機の示威飛行と携帯電話へのメール送を行いました。

メールには『ゲリラを匿ったり、武器を隠匿したりした者は容赦なく殺す。』と言う内容をもっと丁寧にして、パレスチナ自治区の携帯電話会社を利用して送られました。そして、ハーン・ユニスの住民が避難した後、空爆が行われ、1人のハマスのゲリラと、1人のイスラミック・ジハードのゲリラが戦死したという事です。

2006.07.25(火)
レバノン戦線 : 昨日(月曜日)、またもイスラエル国防軍のアタックヘリが墜落してしまいました。これは衝突した訳でも、敵に撃墜された訳でもなく、可能性としては、イスラエル国防軍がレバノンに向けて発射しているロケット弾に当たってしまったのではないかという事です。

このロケット弾は自衛隊も使用している自走式多連装ロケット弾発射システム、通称”MLRS”で、ヒズボラの拠点に向けて発射されています。

レバノン南部のヒズボラの拠点となっている村を制圧するため、攻撃を行ったイスラエル国防軍地上部隊ですが、ヒズボラとの戦闘で国防軍の兵士2人が戦死、14人が負傷しました。負傷した兵士の内、5人はイスラエル空軍の誤射によって被害を受けたという事です。

このビント・ヤバイル村 Bint Jbail は今日になってイスラエル国防軍に占領されました。今日の戦闘で、イスラエル国防軍の兵士8人が負傷しました。

一方、イスラエル空軍による爆撃も連日行われ、もはや市民やレバノン国防軍の被害も意に関せず状態です。

ヒズボラもロケット攻撃を続け、今日は50発のロケット弾がイスラエル北部に着弾しました。この攻撃でイスラエル人12人が負傷したという事です。

ガザ戦線 : ガザからもロケット弾が発射され、イスラエル国内に着弾し、1人が負傷しました。

イスラエル国防軍はガザ南部の町ラファにピンポイント空爆を行いました。攻撃の前にこの建物の所有者に伝えていたという事ですが、爆撃によって7人のパレスチナ人が負傷しました。

2006.07.24
今日の朝、イスラエル北部の港町ハイファにヒズボラが発射したカチューシャロケットが着弾し、イスラエル人2人が死亡し、11人が負傷しました。イスラエルは毎日、レバノン(のヒズボラの拠点)を爆撃していますが、すでにターゲットにする目標は半分以下になってしまったという事です。

レバノンのファウジ・サロウク外務大臣は、フランスのメディアのインタビューで、ヒズボラが拉致しているイスラエル国防軍の兵士2人の健康状態は良い、と話しました。

イラクのバグダッドのサドルシティーでミニバスに積載された爆弾が炸裂し、34人以上が死亡しました。これは朝9時に市場に特攻隊が突入したため、被害が大きかったのでした。さらに、その数時間後、イラク北部クルディスタンの町キルクークでも爆発があり20人が死亡し、92人以上が負傷しました。

イラクで活動している国際旅団イラク・ジハード・アル・カイダのリーダーだったザルカウィ野戦司令官が戦死した後、後任になった人物をアメリカが公表しました。アユーブ・アル・マスリ Ayyub al-Masri というエジプト人でした。

ところが、エジプトのマンドゥ・イスマル弁護士がこの人物はすでにエジプト服役中であるとのメッセージを発表しました。このイスマル弁護士は実はアル・カイダと関係した事がある人物で、その意図はディスインフォメーション(偽情報)による混乱を狙っているのではないかと思われています。

ちなみに、ラディン師が発表したイラク・ジハード・アル・カイダのリーダーはアブ・ハムザ・ムハジ Abu Hamza al-Muhajir という名前でしたが、イスマル弁護士はそのような名前は知らないと言ってます。

2006.07.21
レバノン戦線 : 昨日、イスラエルとレバノンの国境付近で、レバノンへ越境したイスラエル国防軍とヒズボラゲリラが遭遇戦となり、この戦闘でイスラエル国防軍の兵士4人が戦死し、5人が負傷しました。

一方、空軍もハッサン・ナスラッラー師を狙って空爆を行っていますが、昨日の夜、基地を飛び立ったアタックヘリが空中で衝突し、2機とも墜落しました。この墜落で1人の兵士が死亡し、3人が重症を追ったという事です。(アパッチ・アタック・ヘリコプターは2人乗り)

ナスラッラー師はアル・ジャジーラのインタビューを受け健在をアピールしました。ヒズボラはロケット攻撃を続けています。イスラエルは第一に国民の安全を確保するため、このロケット発射を防がなくてはなりません。イスラエル国防軍はレバノン南部の一般人に”南部地域への攻撃を強化するから逃げろ。”とのビラを撒きました。

ヒズボラのロケットはイスラエルとレバノンの監視に当たっている国連の野戦基地にも着弾しました。(自衛隊は参加していない)

ガザ戦線 : ガザに侵攻しているイスラエル国防軍はハマスのゲリラから対戦車ロケット弾を攻撃を受けたため、発射してきた家に対して戦車砲で攻撃を行いました。この攻撃で1人のハマスメンバーと3人の一般人が死亡しました。

ガザのムガジ難民キャンプへ攻撃を行っていたイスラエル国防軍は、今日、撤収し、国境付近まで後退したという事です。2日間による攻撃を受けたムガジ難民キャンプでは、15人のパレスチナ人が死亡したという事です。

2006.07.19
レバノン戦線 : 昨日、イスラエル北部地域にレバノンからカチューシャロケットが降り注ぎ、ハイファではロケット警報が鳴ったため、シェルターへ向かって走っていた男性に命中し、この男性は死亡しました。

そして、今日も、イスラエル国防軍の地上軍がヒズボラの陣地を攻撃するため、レバノンへ越境しました。ヒズボラは攻撃こそ最大の防御とばかり、これを迎え撃ちました。そして、銃撃戦となりました。

イスラエル空軍も盛んに空爆を行い、市民とヒズボラゲリラ47人が死亡したという事です。

ガザ戦線 : ガザのゲリラは密輸するのがとても大変なため、秘蔵していたロケット弾、カチューシャロケットを発射しました。過去に発射されたのも含めて、これで3発目だと思われます。今回は被害はありませんでした。

ガザ中央部にあるムガジ難民キャンプへ進撃したイスラエル国防軍の地上部隊は、空爆の援護も受けて、激しく攻撃を行いました。この攻撃によって6人のパレスチナ人(ゲリラも含むが市民も含む)が死亡しました。イスラエル国防軍側は5人の兵士が負傷しました。

2006.07.17
昨日の夜、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ナブルスでパトロール中のイスラエル国防軍のジープに手榴弾が投げつけられ、乗っていた1人の兵士が戦死し、5人の兵士が負傷しました。その後、銃撃戦となり、この戦闘でも兵士数人が負傷しました。

レバノン戦線 : レバノンからヒズボラが発射するカチューシャ・ロケット弾の射程距離はガザから発射される自作のカッサム・ロケット弾とは比べ物になりません。ついにその射弾はハイファを超え、ガリラヤ湖を超え、ナザレの町を飛び越え、ウエストバンクとナザレの中間にあるアフラという町まで到達しました。イスラエルの地図はこちら

イスラエル国防軍はロケット発射サイトを狙って、空爆、対地ミサイル、そして自走榴弾砲の砲撃を徹底して行っていますが、ヒズボラも粘ります。

昨日の夜から今日の朝にかけて、イスラエル国防軍はレバノンの60ものターゲットを空爆しました。この攻撃にはヒズボラのレーダーサイトも含まれていました。ゲリラのヒズボラがレーダーサイトまでも持っているのですか。びっくりしました。

その軍事力の背景にイランが見え隠れしますが、イランはパスダラン(イラン革命防衛隊)やその他の軍関係者はレバノンで作戦を行っていないと発表しています。

さらにイスラエル国防軍の空爆で市民以外にもレバノン国防軍の兵士8人も死亡しました。イスラエル国防軍はこれを受けて、『イスラエルはレバノン国防軍をターゲットにしていない。』と弁明しました。狙っているのはヒズボラに限るのだそうです。

ガザ戦線 : 今日もまた、ガザからイスラエルに向けてカッサム・ロケットが発射されました。このロケット弾は住居エリアに着弾し、イスラエル人2人が負傷したという事です。

昨日の夜、イスラエル空軍はパレスチナ自治政府外務省の庁舎を再度空爆しました。この攻撃は夜の1時30分だったため、誰も庁舎にいなかったので人的被害はありませんでした。

イスラエル国防軍の地上部隊とゲリラの戦闘も続いています。

2006.07.16
レバノン戦線 : 一昨日、ヒズボラの攻撃を受けたイスラエル海軍のミサイル・コルベットですが、行方不明になっていた兵士4人の遺体が発見されました。このミサイル・コルベットはヒズボラに供与されたイランの対艦ミサイルによって攻撃されたという事です。

レバノンからカチューシャロケット弾による攻撃はなんと、イスラエル湾口都市ハイファまで到達するようになりました。この攻撃で8人のハイファ市民が死亡し、46人以上が負傷したという事です。

イスラエル国防軍はレバノンからのロケット発射を防ぐため、カチューシャロケットの発射を受けては捜索し、移動式のこのロケットを発射しているゲリラを空爆するという地道な作戦を行っています。

一方、ベイルートへも空爆を繰り返し、ヒズボラのオフィスを攻撃しました。この攻撃でハッサン・ナスラッラー師も負傷したとの噂が流れましたが、ヒズボラは否定しました。さらにイスラエル空軍は、ヒズボラが運営しているテレビ局(アル・マラ・テレビ)のビルを攻撃しました。

ガザ戦線 : ガザにもイスラエル空軍の空爆があり、この攻撃でハマスのゲリラ人3人が死亡し、11人が負傷したという事です。イスラエル国防軍とゲリラの戦闘は続いています。

さらに、イスラエル国防軍はガザの外から、自走榴弾砲による砲撃を行っています。この砲弾がガザを走っている車に命中し、3人が負傷したという事です。

一方ゲリラ側もカッサム・ロケットを発射しました。このロケットはイスラエルの町、シデロットに着弾しましたが、人的被害はありませんでした。

2006.07.15
レバノン戦線 : 昨日の夜、レバノンに侵攻しているイスラエル海軍の軍艦に対して、ヒズボラが攻撃を行いました。レバノン沖16キロで海上封鎖を行っていたイスラエル海軍のサール5型ミサイル・コルベット(ミサイル艦)が爆発したのです。この攻撃によって4人の兵士が行方不明となりました。

この攻撃はヒズボラが実用化している無人偵察機に爆弾を載せて自爆させたのではないかと思われますが、実際のところはまだ分かっていません。艦は沈没はしませんでしたが、ヘリコプター着艦ポート付近が爆発したため、イスラエルのハイファ港まで引き上げたという事です。

さらに、昨日はイスラエルにカチューシャロケットが降り注ぎ、イスラエル人2人(母親と5歳の子供)が死亡しました。

イスラエルは海上からの艦砲射撃、国境越えの自走榴弾砲の砲撃で反撃しています。

ガザ戦線 : イスラエル空軍は今日の早朝、パレスチナ自治政府財務省庁舎を空爆しました。早朝であったため、人的被害はありませんでした。

一方、先月25日から封鎖されているガザとエジプトの国境ですが、ガザの危機を救うため、武装したパレスチナ人が国境破りを行いました。ガザを離れている人々は自分の家族の事が気が気ではありません。しかし、ガザに入る事ができないため、ついに実力行使に出たという事です。

この暴動でエジプト国境警備隊の兵士1人が負傷したという事です。(エジプトは積極的に封鎖に協力する訳ではないので、パレスチナ人との武力衝突などにはなりません。)

2006.07.14
レバノン戦線 : 今日はレバノンからイスラエルへのカチューシャロケット弾と迫撃砲による攻撃が合わせて700発にも及びました。これらの攻撃によって軽症も入れるとイスラエル人49人が負傷したという事です。

攻撃を行っているのはレバノンのヒズボラですが、イスラエル国防軍はベイルートにあるヒズボラのオフィスを空爆しました。この攻撃によって4人が死亡し、40人以上が負傷したという事です。被害者全員は一般市民だったという事です。イスラエル空軍は事前に空爆を予告するビラをまいていたという事です。

イスラエルは他にもレバノンの発電所、携帯電話の基地局、橋、レバノンとシリアを結ぶ高速道路、さらに再度レバノン国際空港の燃料貯蔵タンク、そしてヒズボラの対空ミサイル陣地も攻撃しました。

ガザ戦線 : ガザからカッサムロケット弾が飛来し、イスラエルの家に被害がありました。一方、ガザ内で作戦するイスラエル国防軍ですが、接近するトラックを発見した国防軍は停車を命じましたが、トラックはそれに応じなかったため、戦車の砲撃によってこれを破壊したという事です。この攻撃で運転していたパレスチナ人1人が死亡しました。

2006.07.13
昨日の夜、イスラエル国防軍はレバノンのベイルート国際空港(ラフィク・ハリリ空港)に空爆を行いました。このため飛行機が着陸不能となり、レバノン行きの飛行機はキプロスの空港へ着陸したという事です。さらに海軍の軍艦がレバノンの領海に侵攻し、港を封鎖したという事です。

さらにレバノン南部地域に対しても空爆が行われ、レバノン人36人が死亡したという事です。攻撃目標とされたヒズボラはこれに対し、盛んにカチューシャロケットを発射しました。

イスラエルの野戦基地に対する攻撃では被害はありませんでしたが、イスラエル北部の町ナハリヤに到達したロケットは、民家を直撃し、イスラエル人の女性1人が死亡し、29人が負傷しました。

一方ガザ戦線では、イスラエル空軍の戦闘機がパレスチナ自治政府外務省の庁舎を空爆しました。この攻撃は夜間だったため、人的被害はありませんでした。

2006.07.12
今日の早朝、イスラエル空軍のアタックヘリがガザのハマスの幹部ナビル・アル・サミア宅にミサイルを発射しました。この攻撃でサミア氏家族9人が死亡したという事です。そして、負傷者の中にイザ・ディン・アル・カサムのトップであるムハンマド・ディーフ野戦司令官が含まれていたという事です。

イスラエル国防軍はハマスに拉致された兵士を解放しろ!と徹底的に空爆を行っています。まるで戦争のようです。

一方、イスラエル北部国境では、今日の朝、レバノン側からヒズボラによる砲撃がありました。この攻撃でイスラエル人2人が負傷したという事です。イスラエル国防軍はこれに野砲で反撃したという事です。、

ところがその後、イスラエル国防軍の兵士2人が行方不明となりました。ヒズボラが声明を出し、パトロール中のイスラエル国防軍のジープを襲撃し、2人の兵士を拉致したと発表しました。

イスラエル国防軍はこれに対し、レバノンへ越境し捜索を行いました。イスラエルはヒズボラに対し、『もし兵士を解放しなくば、レバノンは20年前(イスラエルによる占拠)に逆戻りする事になる。』と脅しをかけました。

2006.07.11
今日の早朝、パレスチナ自治区ガザの北部で、カッサムロケットを積んで攻撃準備に向かっていたゲリラに対して、イスラエル空軍の戦闘機がミサイルを発射しました。この攻撃で車に乗っていたゲリラ1人が戦死し、4人が負傷したという事です。

さらに数時間後にもロケットを積載してる車に対し、戦闘機がミサイルを発射しました。この攻撃でゲリラ1人が戦死したという事です。

さらにさらに、イスラエル国防軍はガザに掛かる橋を爆撃し、これを破壊しました。ゲリラがロケット弾発射ポイントへ移動できないようにするため、だそうです。

2006.07.07
ガザとの境界を守るイスラエル国防軍の野戦基地にゲリラから攻撃があり、兵士1人が拉致された戦闘の報復として先週からガザへ侵攻作戦"夏の雨作戦"を行っているイスラエル国防軍ですが、昨日から激しい戦闘が続いています。

昨日の戦闘でイスラエル国防軍のイェヒュダ・バゼル軍曹 Yehuda Basel が戦死しました。もしかしたら、友軍からの誤射による可能性もあるという事です。

ガザのゲリラは激しく反撃していますが、イスラエル国防軍はゲリラ戦の天敵であるアタックヘリによる直協作戦(地上部隊を援護している)で、パレスチナ側は昨日と今日で30人が戦死したという事です。ゲリラはこの間もイスラエル国内に対してカッサム・ロケットを発射していますが、イスラエルの被害はありませんでした。

ゲリラ側は民家に潜む事でアタックヘリの目から逃れつつ、対戦車ロケット弾を発射するという作戦で反撃しています。

一方、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニンに潜むイスラエルのブラックリストのトップであるアル・アクサ殉教者軍団を率いるザカリア・ズベィティ野戦司令官を逮捕に向かったイスラエル国境警備隊対テロ部隊ヤマムは、ズベィティ野戦司令官の隠れ家を取り囲みました。

降伏を呼びかけましたが、それには銃撃で応じてきたゲリラとヤマムは戦闘になりました。この戦闘でゲリラ側は6人が負傷し、イスラエルの病院に運ばれましたが、途中で1人が死亡したという事です。そして、問題のズベィティ野戦司令官は無事だったという事です。

2006.07.02
今日の夜明け前、パレスチナ自治区ガサのガザシティーにある、ハマス(パレスチナ)自治政府のハニヤ首相のオフィスをイスラエル空軍のアタックヘリが空爆を行いました。この攻撃時間には誰もオフィスにいなかったため、人的被害はありませんでした。

さらにイスラエル空軍はハマスが設立した自治政府治安部隊の本部も空爆しました。この攻撃で1人が死亡し、数人が負傷したという事です。

連日、イスラエル国防軍による空爆やガザへの侵攻作戦に対し、ゲリラもロケット弾を発射して反撃しています。イスラエル国防軍の攻撃はガザにある橋や発電所を破壊するという徹底した攻撃を行っています。

これは26日の戦闘中に誘拐されたイスラエル国防軍の兵士を解放するようにとの脅迫です。この拉致に対してエジプトのムバラク大統領がハマスを説得していますが、ハマスは応じません。ムバラク大統領はハマスをバックアップしているシリアのアサド大統領にも説得に加わるよう呼びかけています。

イスラエル空軍機は6月29日、シリアの領空を侵犯し、地中海に面した町ラタキアにある大統領保養邸の上空で数回音速突破を行いました。アサド大統領はその保養邸にいたという事です。これも当然ですが、ハマスを説得しろと言う脅しであります。

2006.06.26
今日の夜明け前、ゲリラがイスラエルに潜入し、イスラエル国防軍の野戦基地に攻撃を仕掛けました。

ゲリラは3班に分かれて同時に攻撃を行いました。攻撃の1つは、戦車に対戦車ロケット弾を発射するというもので、このロケット弾は戦車に命中し、乗員の内2人が戦死し、もう1人が行方不明となっています。

別の攻撃は、野戦基地のトーチカに対し、対戦車ロケット弾を発射しました。この攻撃ではイスラエル国防軍の兵士3人が負傷しましたが、銃撃戦によってゲリラ2人が戦死したという事です。

もう1つの攻撃はイスラエル国防軍の装甲車が爆破されましたが、この装甲車には誰も乗っていなかったという事です。

戦闘の結果は、イスラエル国防軍の兵士2人が戦死、1人が行方不明、ゲリラ側は3人が戦死したという事です。

そして、イスラエル国防軍の行方不明の戦車兵は、恐らく負傷してそのままゲリラに拉致されたと思われます。イスラエル国防軍はこの兵士の捜索のため、ガザに侵入しました。

攻撃声明によると、イザ・ディン・アル・カサム軍団、PRC及びイスラミック・ジハードが共同で作戦を行ったという事です。そして、この攻撃はPRCのリーダー、スマハドナ書記長暗殺に対する報復攻撃だという事です。

周到に練られた作戦だったのでしょう。ゲリラの勝ちと言ってもいい戦闘でした。

2006.06.17
木曜日、イスラエルとパレスチナ自治区ガザの境界フェンスのイスラエル側で、パレスチナ人ゲリラ3人を発見したイスラエル国防軍は、上空を警戒中のアタックヘリでこのゲリラを攻撃しました。この攻撃で3人のゲリラが戦死しました。戦死したのはイスラミック・ジハードのゲリラだったという事です。

昨日、ガザに飛来したイスラエル国防軍の戦闘機が走行中の車に対し、対戦車ミサイルを発射しました。この攻撃で、車に乗っていたイスラミック・ジハードの幹部ら2人が死亡し、他2人が重症を負いました。付近にいた一般人も負傷者が出たという事です。

イスラエル国防軍はこの暗殺は、連日のように発射されるカッサムロケット弾攻撃に対する報復だと発表しました。

2006.06.10
昨日、ハマス(パレスチナ)自治区ガザで、ゲリラによる(特に昨日はPRCのスマハドナ書記長暗殺に対する報復の)ロケット攻撃に対する、イスラエル国防軍の自走榴弾砲による反撃の砲撃がピクニック中の家族を直撃しました。

この砲撃で女性と乳児を含む7人が死亡し、40人以上が負傷しました。イスラエル国防軍は謝罪し、調査が完了するまで反撃砲撃を中止しました。

また、別の攻撃ですが、イスラエル国防軍の偵察機が、ガザからロケットが発射されるのを確認し、その場にいたゲリラを発見し、すぐにミサイル攻撃を行いました。一発目のミサイルでゲリラ1人が戦死し、その場から離脱を図った車にもミサイルが命中し、乗っていたゲリラ2人が戦死しました。

この戦死した3人のゲリラは、PRCのメンバーだという事が確認されました。

2006.06.09
昨日の夜、パレスチナ自治区ガザのPRC訓練キャンプへイスラエル空軍が空爆を行いました。この攻撃でPRCのリーダー、ジャマル・アブ・スマハドナ書記長が死亡しました。

イスラエル国防軍によると、この攻撃はスマハドナ書記長を狙った攻撃で、作戦は成功したという事です。スマハドナ書記長は連日のガザからイスラエルに向けて発射されているロケット弾攻撃の首謀者だったという事です。イスラエル国防軍がスマハドナ書記長を狙って攻撃したのはこれで3度目でした。

スマハドナ書記長は爆薬の専門家であり、PRCを率いていましたが、同時にハマス(パレスチナ)自治政府内務省の治安部隊を預かる政府の職員でもありました。

一方、イスラエルを訪問している日本の大相撲力士達は、昨日、死海での浮遊体験を行ったそうです。

2006.06.08
本日、イラクのマリキ首相はイラク・ジハード・アル・カイダを率いるアブ・ムサブ・アル・ザルカウィ野戦司令官が戦死したと発表しました。

昨日、アメリカ軍が(ゲリラを狙って)バグダッドを空爆したのですが、その際にザルカウィ野戦司令官が戦死したというのです。

2005年の2月に、アメリカ軍は一度、ザルカウィ野戦司令官を確保しそうになりました。彼の車を取り囲んだのです。しかし、本人は乗っておらず、専属運転手を逮捕したのでした。

イスラエルでは昨日、ガザのフェンスを越えようとしていたゲリラ4人を発見したイスラエル国防軍が戦車砲を発射しました。この攻撃でゲリラ4人が戦死しました。付近にいた人々5人が負傷したという事です。このゲリラのうち3人はパレスチナ自治政府の警察官だいう事です。

そして、本日もガザからはカッサムロケットが発射され、イスラエルの住居地帯に着弾しました。人的被害はありませんでした。イスラエル国防軍はいつも通り、ガサへ向けて自走榴弾砲による砲撃を行いました。

2006.06.02
今日の朝、イスラエルとエジプトの国境で、イスラエル国防軍とゲリラの銃撃戦がありました。この戦闘で2人のゲリラが戦死し、もう1人が逃亡しました。エジプト警察の発表によるとゲリラはなんとエジプトの治安部隊員だったという事です。

イスラエル国防軍の機甲師団に所属する部隊が、国境付近で待ち伏せ攻撃を受けたため、イスラエル国防軍は反撃を行ったという事です。イスラエル国防軍側には被害はありませんでした。

イスラエル国防軍によると、攻撃をしてきたゲリラはエジプト国防軍の戦闘服を着ていて、階級章も付いていて仕官だったという事です。通常は、エジプト国防軍は戦闘があったこの場所付近にはいないという事です。

2006.05.31
今日の朝、ハマス(パレスチナ)自治区ガザからイスラエルに向けてカッサムロケット弾が発射されました。と言っても連日のように発射されているので、イスラエル国防軍もガザへの侵攻を本気で計画するという事です。

それで、今回のロケット弾は一発がシデロットに住を構えている、アミー・ペレツ国防大臣(労働党)の家の近所に着弾したという事です。この攻撃による人的被害はありませんでしたが、住民の家がダメージを受けたという事です。

この攻撃はイスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。イスラエル国防軍はこれに対し、自走榴弾砲がガザの発射点に向けて砲撃を行いました。

2006.05.27
昨日、レバノンでイスラミック・ジハードの最高幹部マハムード・マジョウブ師(41)Mahmoud Majzoubtが歩道を歩いている時、近くに停めてあった車が突如爆発し、マジョウブ師は爆発によって重症を負いました。

すぐに病院に運ばれましたが、手術中に亡くなったという事です。一緒に歩いていたマジョウブ師の弟は爆発によって即死しました。

車が爆発したのは明らかにリモコンによる爆発であり、イスラミック・ジハードはイスラエルのモサドの仕業だと、復讐を宣言しました。

マジョウブ師は1998年にも自動車爆弾で狙われましたが、その時は命拾いをしていました。

一方、イスラエルでは連日ガザからカッサムロケットが飛来し、イスラエル国防軍は報復として自走榴弾砲がガザへ砲撃を加えています。イスラエル国防軍が発射する砲弾は、爆発しない様に信管を止めているのですが、この砲弾を拾って持ち帰ったパレスチナ人の家で爆発し、3人が死亡する事故がありました。

2006.05.23
今日、パレスチナ自治区ウエストバンクの町、ラマッラ近郊のアル・バウラ村に侵攻し、イビラヒム・ハムド師(41) Ibrahim Hamed を逮捕しました。

ハムド師はハマスの軍事部門であるイザディン・アル・カサムの幹部で、イスラエルのブラックリストのトップに載っていた人物です。ハムド師の命令によるゲリラ活動でイスラエル人が78人死亡したとされています。

イスラエル国防軍はハムド師の隠れ家を包囲し、投降を呼びかけました。しかし、応答が無いため、装甲ブルドーザーが建物の破壊を始めました。するとハムド師が降伏してきたという事です。

先日のハマスとアル・ファタの銃撃戦に巻き込まれ、ヨルダンの外交官が死亡したのですが、今日、遺体がヨルダンへ帰りました。ハマスがアル・ファタの幹部の家を襲撃し、道路越しに銃撃戦をしていた所へ外交官の乗る車が通りがかり巻き込まれたという事です。

2006.05.21
今日の朝、イスラエルの学校にカッサムロケットが着弾し、教室の壁に穴があきました。イスラエルでは日曜日はお休みではないので、今日も子供達は学校に行っていました。(イスラエルの休日は土曜日)

しかし、ロケット弾が着弾した時間は礼拝堂で午前のお祈りの時間だったため、教室には誰もいなかったという事です。そのため、人的被害はありませんでした。

この攻撃はイスラミック・ジハードが声明を出しました。昨日、イスラエル国防軍のピンポイント空爆によってイスラミック・ジハードの特別攻撃部隊アル・クドゥス部隊の幹部ムハンマド・ダードゥ野戦司令官(25)Mohammed Dahduhが暗殺された事に対する報復であるという事です。

この暗殺ではミサイルの爆発によって、付近にいた4人の一般人が死亡しました。

2005.05.16
今日、パレスチナ自治区ガザからカチューシャロケットが発射され、イスラエル国内の養鶏場に着弾し、鶏が多数死んだということです。

イスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。今回の攻撃が問題なのは、イザディン・アル・カサムやPRCが発射している自家製ロケット弾ではなく、正規物のカチューシャ・ロケットだったという事です。

カチューシャロケット弾はPLOがまだレバノンにいた頃、イスラエルへ向けてよく発射していました。今はヒズボラがPLOに替わって発射しています。

当然ですが、正規物なので射程距離は30キロもあり、命中率も自家製ロケット弾とは比べ物になりません。イスラミック・ジハードがガザへ密輸したのでしょうか。

イスラミック・ジハードがカチューシャロケットを発射したのはこれで2回目です。初めては3月28日、イスラエル総選挙の日でした。

2006.05.15
イスラミック・ジハードがパレスチナ自治政府最高責任者のアッバス議長の暗殺を狙っているとの情報をパレスチナ自治政府情報部のPSSが掴んだということです。これを受けてアッバス議長の警備が強化されたという事です。

アッバス議長を守るのはフォース17などのアル・ファタ系組織に属する部隊です。もし政府(ハマス)に警護を依頼したら、最近ハマス内閣が勝手に組織した軍警察が警護に来て、それによりアッバス議長の移動の情報が漏れたり、ヘタをしたらハマスにも暗殺されかねないという訳でしょう。

昨日、イスラエル警察特殊部隊がパレスチナ自治区ジェニン近郊のカバティア村へ侵攻しました。ゲリラのアジトとされる家を取り囲み、降伏を迫りましたが、銃撃戦となりました。この戦闘でアル・アクサ殉教者弾のゲリラ2人が戦死しました。

その後、この家を取り壊すため、イスラエル国防軍の装甲ブルドーザーが到着し、破壊が始ると、別のゲリラが銃撃を開始し、またも戦闘となりました。

この戦闘でゲリラ5人が戦死しました。戦死した者の中にはイスラエル国防軍が狙っていた、イスラミック・ジハードのエリアス・アル・シャカー野戦司令官Elias al-Ashkarが含まれていたという事です。

日曜日にはその他にもウエストバンクで戦闘があり、2人のゲリラが戦死したという事です。

2006.05.09
昨日、ハマスとアル・ファタの銃撃戦が一段落したと思ったら、今日またも銃撃戦が発生しました。今回は、ハマスのゲリラがアル・ファタの幹部の家に押しかけ、家に向けて銃を乱射した事から始ったようです。

ハマスはアル・ファタがハマスのメンバーを拉致しようとしたため、他のメンバーが駆けつけて銃撃戦となったと発表しましたが、アル・ファタはそのような事実は無いと否定しました。

この銃撃戦で10人が負傷したという事です。その内、8人は通りすがりの子供達だったという事です。

パレスチナ自治政府はアッバス議長(最高責任者)がアル・ファタで、アッバス議長が任命した首相はハマスのハニヤ師です。最大派閥同士が武力で衝突しているのです。

2006.05.08
今日、パレスチナ自治区ガザで、ハマスとアル・ファタの戦闘が発生しました。対戦車ロケット弾の発射を含む戦闘で、1人のハマス戦闘員と2人のアル・ファタ戦闘員が戦死しました。他にも10人以上のゲリラが負傷したとの事です。

この戦闘はハマスのゲリラがアル・ファタのゲリラを拉致した事から始まりました。アル・ファタはすぐにハマスのメンバーを拉致し返したのです。そして、双方の上層部による話し合いで、拉致されたメンバーを交換するため、引き渡し場所に集まった時、戦闘となってしまいました。

銃撃戦となったばかりではなく、アル・ファタのメンバーの乗る、パレスチナ自治政府の治安部隊のジープにハマスの発射した対戦車ロケット弾が命中し、乗っていた2人のアル・ファタメンバーが戦死したのでした。

政権を取ったハマスが、拉致という行動に出た背景は、国際的な支持を得られないハマス政権が主に資金面で苦境に立たされていて、鬱憤が爆発したのです。ハマスは政権を取ったといっても公務員はアル・ファタのメンバーだし、正規治安部隊もアル・ファタのメンバーです。

ただ、何度も確認しますが、アメリカの圧力で選挙が実施され、その結果、ハマスが勝ったのですから、きわめて民主的に選ばれた政府です。それをアメリカはハマスを嫌い、パレスチナ自治政府に対する資金援助を停止するなんていうのは筋が通っていないです。

2006.05.06
今日、イスラエル空軍の戦闘機がガザに飛来し、PRCの訓練キャンプめがけてミサイルを発射しました。このミサイルは訓練中のゲリラの真ん中で炸裂し、5人のゲリラが死亡したという事です。

一方、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ナブルスではイスラエル国防軍が17歳のパレスチナ人の少年を射殺したと発表しました。これは兵士に火炎瓶を投げつけようとしていたため、射殺したという事です。

昨日にも、イスラエル国防軍はバラタ難民キャンプへ侵攻しましたが、ここではアル・アクサ殉教者軍団のゲリラと戦闘となり、ゲリラ3人が負傷したという事です。

2006.05.05
昨日、イスラエルで新内閣ができました。選挙で勝ったカディマも過半数を取れてなかったので、労働党などと連立する交渉を行っていたのです。

こうして、エフード・オルメルト(オルマート)首相代行が首相に就任しました。労働党党首のペレツ氏は国防大臣です。労働党から離党しカディマに合流したシモン・ペレス元首相は副首相となりました。

2006.05.04
昨日は、今年のイスラエルの独立記念日でした。

パレスチナ自治区では、アッバス自治政府議長率いるアル・ファタのゲリラが警察力を持つ事を公然と発表しました。パレスチナ自治区はハマスが政権を取っているので、警察も政府に抵抗する人々(選挙で負けたアル・ファタ)を取り締まる事ができます。

ハマス自治政府は先週、軍警察(武装警察の意)を組織したばかりでした。内戦にならないといいのですが、すでにハマスとアル・ファタは、支持者などが何度もぶつかり、負傷者も出ています。

2005.05.02
4月26日に、またもエジプトのシナイ半島にある、平和維持軍(国連からの平和維持軍派遣が終了した後に設立された非国連組織で日本も資金面で参加)の車両を狙って、自爆攻撃がありました。この攻撃による被害は無いとの事です。同時刻にナイルデルタで自転車に乗った特攻隊員が警察の検問所で自爆したという事です。

今日、パレスチナ自治区ガザのパレスチナ自治政府治安警察の建物にカッサムロケット2発が命中し、2人の警察官が死亡しました。

イスラエルでは戦没者追悼日です。これはイスラエルが国家を持つに当たって、戦闘で亡くなった人々や、ゲリラの攻撃で犠牲になった人々に対する追悼の日です。その人々がいたからこそ、イスラエルは成り立っているのですという事でしょう。

2006.04.25
月曜日、エジプトのシナイ半島、紅海に面するダイビング・リゾート地、ダハブにあるレストラン、カフェ、スーパーの3ケ所で爆発が有り、23人が死亡し、62人以上が負傷しました。これは自爆攻撃ではなく、仕掛けられた爆弾が爆発した可能性が高いという事です。

今の所、爆発による日本人とイスラエル人の被害者は確認されていないという事ですが、このダハブはイスラエル人の観光客が多い場所なので、被害に合った可能性はあります。

攻撃声明は出ていませんが、前日にはアル・カイダのラディン師が音声で西洋人を狙うと声明を出していました。この攻撃がそれなのかは分かりません。

負傷者の中にパレスチナ人も含まれていて、ハマス(パレスチナ)自治政府はこの攻撃を非難しました。

2006.04.14
水曜日に、パレスチナ自治区ガザとイスラエルとを分断しているフェンスの立ち入り禁止区域を匍匐全身で接近するゲリラを発見したイスラエル国防軍は、ゲリラ2人を射殺しました。

そして、昨日、調査のため、イスラエル国防軍が撤退以来始めて、ガザに入ったのです。水曜日に射殺したゲリラが爆弾などを仕掛けていないか確かめるためだったという事です。

さらに今日もイスラエル国防軍はガザに入り、調査を実行したという事です。イスラエル国防軍が入ったのはフェンスから100メートルほどガザに入った所でした。

イスラエル国防軍は最近のガザからのカッサムロケット弾攻撃に対し、自走榴弾砲の砲撃で反撃しています。 

2006.04.08
昨日、パレスチナ自治区ガザに飛来したイスラエル国防軍の攻撃機が、走行中の車に向けて対戦車ミサイルを発射しました。この攻撃はパレスチナゲリラPRCのメンバーを狙ったもので、ミサイルが命中した車に乗っていたイヤド・アブ・エイン幹部が死亡しました。

この車にはエイン幹部の娘と息子も同乗しており、当然ながら2人も死亡しました。エイン幹部は訓練の視察に行く途中で、子供らはその見学をさせるために連れていたという事です。

PRCはイスラエル国内に向けて盛んにロケット攻撃を行っており、イスラエル国防軍は報復攻撃を行ったのです。

ところで、パレスチナ自治政府ですが、政権を取ったハマスはイスラエルを地上から抹殺する事を高らかに標榜しているのですが、ゲリラ蘇組織としてはそれでいいのですが、一つの政権となるとそれでは話にならないのが現実です。

アメリカから援助停止を宣告され、イスラエルの銀行からも取引停止という経済封鎖を行われています。頼みのアラブ諸国もアメリカに気を使わなくてはならないご時世ですから、援助は期待できそうにありません。

アラファト議長が自治政府を成立させた時も同じ苦労が有ったとは思いますが、今回は少し事情が違います。ハマスはアラファト議長の様に、イスラエルの認証へと方針転換しつつイザディン・アル・カサム軍団には攻撃の続行を支持するダブルスタンダードを行うのでしょうか・・・。

2006.03.31
昨日の夜、パレスチナ自治政府ウエストバンクのユダヤ人入植地付近で正統派ユダヤ教徒の格好に変装したパレスチナ人の特攻隊員が、ユダヤ人の車をヒッチハイクし、その車内で自爆しました。自爆した場所はケドゥミム入植地の入り口付近でした。

この攻撃で車に乗っていた4人のユダヤ人が死亡しました。攻撃を行ったのはアル・アクサ殉教者軍団に所属する特攻隊です。イスラエル国防軍は特攻隊員の家に踏み込み、弟を逮捕しました。

今日の早朝には、イスラエル国防軍がガザのロケット弾発射を狙って空爆を行いました。昨日のロケット弾攻撃がイスラエル国無いのキブツまでとどき、男性が軽い負傷をした事に対する報復です。

昨日の夜にも、自走榴弾砲がロケットが発射された場所に対して反撃を行ったのですが、効果が定かではなく、空軍は今日になってロケット弾が発射された場所に通じる橋を空爆したのです。

この橋はパレスチナ自治政府警察の警察官が配置されているため、彼らを撒き沿いにしてしまう可能性さえありましたが、イスラエル国防軍は行動に出たのでした。

他に、ガザではPRCのアブ・ユセフ・アブ・クカ野戦司令官の乗る車が爆発し、同司令官が死亡しまた。イスラエル国防軍はこの爆発への関係を否定しました。

2006.03.30
イスラエルの選挙が昨日ありましたが、勝ったのは入院中のシャロン首相が設立した新党カディマでした。党首代行はオルメルト副首相(及び首相代行)です。

昨日はパレスチナ自治区最高責任者アッバス議長が、ハマス内閣の設立を認めました。アッバス議長のアル・ファタは選挙で負けてしまったのでした。

パレスチナ自治政府第3次内閣ではハマスのイスマル・ハニエ師が首相となりました。

ハマスはアメリカと(パレスチナに同情的な)EUなどもからテログループの認定を受けています。

もしパレスチナ自治政府が自治区でなかったならば、イラン、スーダン、アフガニスタンに続く、イスラーム原理主義国家が誕生する事になったのでした。

2006.03.28
さて、今日はイスラエルで総選挙の日です。入院中のシャロン首相が率いるカディマ党が有利とされています。(党首はオルメルト首相代行が代行しています)

パレスチナゲリラはこの選挙を狙ってイスラエル国内での攻撃を計画していますが、本日、ウエストバンク・パレスチナ自治区のジェニン近郊の村で、イスラエル国防軍の海軍陸戦隊がパトロール中に、ゲリラを発見し、銃撃戦となりました。この戦闘でイスラミック・ジハードのゲリラ1人が戦死しました。

一方、ウエストバンクの町ナブルスでも掃討パトロールを行っていたイスラエル国防軍の空挺師団が、ブービートラップに引っかかり、爆発が起きました。しかし、負傷者は出なかったという事です。

ガザからもカッサムロケットが飛来しましたが、被害はありませんでした。イスラエル国防軍はカッサムロケットの発射を食い止めるため、攻撃を強化していますが、それでも、発射は収まりません。

2006.03.27
今日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエルとの境界付近でロケット攻撃の準備をしていたゲリラに対して、イスラエル国防軍が攻撃を行いました。ゲリラ側も反撃し、銃撃戦となりました。戦闘の結果は、イスラエル国防軍の戦車砲発射も含む攻撃によって1人のゲリラが戦死し、2人が負傷しました。

イスラエルはガザを撤退しましたが、情報部は暗躍しており、攻撃の事前情報を掴む事ができるそうです。今回も情報を得ていたという事です。

今日の早朝にもイスラエル空軍の戦闘機が、ガザを走行中の車に対し対戦車ミサイルを発射しました。この攻撃はアル・アクサ・殉教者軍団のメンバーを狙ったもので、車には4人のゲリラが乗っていました。攻撃によって1人が負傷したという事です。(ミサイル命中寸前に車から飛び出した?)

2006.03.23
今日の早朝、パレスチナ自治区ガザを見張っているイスラエル国防軍の望楼で哨戒任務についていた兵士が、フェンス付近で不審なパレスチナ人を発見したたため、自走砲の射撃と共に航空機による攻撃を行いました。

この攻撃で3人のパレスチナ人が死亡しました。爆弾を仕掛けていた彼らはイスラミック・ジハードの隊員である事が確認されました。

この後、ガザとの境界をパトロールするイスラエル国防軍のジープに対し対戦車ロケット弾が発射されましたが、被害はありませんでした。

さらにパレスチナ自治区ウエストバンクの町、ナブルスではイスラエル国防軍とゲリラが銃撃戦を行い、国防軍の兵士2人が負傷したという事です。

2006.03.18
今日の早朝、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニン近郊の村に侵入したイスラエル警察の国境警備隊特殊部隊(民間人に変装している)が10歳の少女を射殺してしまいました。

国境警備隊はイスラミック・ジハードのメンバーを逮捕するため村に侵入し、数軒のアジトを取り囲んでいたのですが、走ってきたタクシーに不審を感じた国境警備隊員が停車を命じました。しかし、タクシーは従わなかったため、これを銃撃によって停車させたと言うことです。

この銃撃で叔父と一緒にタクシーに乗っていた10歳の少女が死亡したのです。彼女の叔父も負傷しました。

昨日、パレスチナ自治区ガザで、爆発が有り、パレスチナ人2人が死亡、3人が負傷しました。イスラエル国防軍は攻撃などは行っていないと発表したため、これは火薬の取り扱いを誤った事故だと思われます。

2006.03.15
さて、昨日、パレスチナ自治区エリコの刑務所へ監獄破りを決行したイスラエル国防軍ですが、9時間もの包囲によって結局、PFLPのアハメド・サダット書記長と他5名の容疑者を引き渡されたと言う事です。

彼らはイスラエルのゼエビ観光大臣を暗殺した容疑で取調べと裁判を行うという事です。

2006.03.14
イスラエル国防軍は今日、パレスチナ自治区ウエストバンクのエリコにある刑務所を取り囲み、囚人を渡せと呼びかけたという事です。その囚人とは2001年にイスラエルのゼエビ観光大臣を暗殺したPFLPのアハメド・サダット書記長と隊員らで、パレスチナ自治政府が逮捕し、収監していたのです。

イスラエルは再三、サダット書記長と暗殺犯をよこせと言っていましたが、パレスチナ自治政府としてはそれを拒否しましたが、イスラエルの脅迫は続いたため、アメリカが仲介に入り、この刑務所とサダット書記長は国際的に監視される事で一応決着が付いていました。

しかし、この国際監視団は先週、イスラエルの作戦行動が活発化したため、この地から退避していました。その間隙を狙ってのイスラエル国防軍の作戦でした。

イスラエル国防軍が刑務所を取り囲んだ時に、当然ながら刑務所破りに対してパレスチナ側は反撃を行い、1人の警察官が戦死したと言うことです。イスラエル国防軍側には被害はありませんでした。

そして、刑務所内のサダット書記長はイスラエルに降伏する気は無いと言っています。

2006.03.04
昨日、イスラエル北部にある、アラブ人の町ナザレにあるカトリックの聖母マリア受胎告知教会の中で、ある家族が爆竹を点火しました。この家族は父親がハイム・エリヤフ・ハヴィヴィ(44)Haim Eliyahu Haviviとその家族で、彼らは極右組織のメンバーではありません。彼の妻と娘の3人で行動に出たのでした。

イスラエルの特高警察シン・ベットによると、ハヴィヴィは以前も、教会への攻撃を企図した事もあり、さらに精神病歴もあるという事です。それを知っていながら阻止できなかった事に非難が集まっています。

ベビーカーに仕込まれた爆竹に点火されると、現場は修羅場となり、教会に集まっていた人々は怒りで暴徒と化しました。警官隊が駆けつけ、3時間後にどうにか犯人を救出する事に成功しまし、事態の収束を発表しました。

しかし、犯人が救出された事にさらに怒りを増した暴徒達は、警察車両に火を放ったのです。

この暴動で13人の警察官と、13人の市民が負傷しました。と言うのは創作でしょうか・・・。

2006.02.25
昨日、サウジアラビアの石油施設にカミカゼが突入しました。どうやら爆薬を積載した2台の車が、施設のゲートに向かって突入してきた模様です。警備員が銃撃を行い突入を阻止しようとしましたが、自爆されたらお仕舞いです。

この車は石油会社アラムコのロゴを付けて偽装していましたが、1台の車が自爆したため、警備員が気付き銃撃戦によってもう1台を阻止したという事です。しかし、この爆発で警備員2人が死亡しました。

攻撃にはアラビア半島・アル・カイダが声明を出しました。

2006.02.25
昨日、サウジアラビアの石油施設にカミカゼが突入しました。どうやら爆薬を積載した2台の車が、施設のゲートに向かって突入してきた模様です。警備員が銃撃を行い突入を阻止しようとしましたが、自爆されたらお仕舞いです。

この車は石油会社アラムコのロゴを付けて偽装していましたが、1台の車が自爆したため、警備員が気付き銃撃戦によってもう1台を阻止したという事です。しかし、この爆発で警備員2人が死亡しました。

攻撃にはアラビア半島・アル・カイダが声明を出しました。

2006.02.24
パレスチナ自治区ナブルス近郊のバラタ難民キャンプで作戦を継続しているイスラエル国防軍ですが、昨日、アル・アクサ殉教者団の幹部ムハンマド・シャティウィ Mohammed Shatiwiを逮捕に向かいました。

疑惑の建物を取り囲み、突入したイスラエル国防軍に対し、ことの次第を理解したシャティウィ幹部は先制攻撃を行ったという事です。突入してきたイスラエル国防軍の兵士に銃撃を行ったのです。この攻撃でイスラエル兵2人が負傷しました。

そして、銃撃戦となりゲリラ側はシャティウィ幹部と他2人のゲリラが戦死しました。この戦闘間に駆けつけたパレスチナの救急隊員も、弾に当たり負傷したという事です。

イスラエル国防軍によると救急隊員に照準して撃った訳ではない、戦闘中に接近し過ぎたんだから、流れ弾に当たってもしょうがない。と発表しました。

さらに戦闘現場に接近する1人のゲリラを発見した、スナイパーがその男を射殺したと言うことです。

さらに別の場所ではイスラエル国防軍のジープに火炎瓶を投げようとしていた少年が射殺されました。射殺されたのはイブラヒム・サイード君(19)Ibrahim Sa'idでした。

昨日は、ガザからカッサム・ロケットが発射されましたが、被害はありませんでした。

2006.02.20
昨日、イスラエル国防軍は、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニン付近の難民キャンプで作戦を行いました。バラタ難民キャンプに侵攻したイスラエル国防軍に対し、ゲリラが攻撃を行いました。この戦闘で3人のゲリラが戦死しました。

さらに今日も作戦は続き、早朝にはイスラミック・ジハードの幹部アムジャド・アブ・シャヒー氏Amjad Abu Shayihが戦死しました。難民キャンプ内を捜索するイスラエル国防軍に攻撃を仕掛け、反撃を受けたのでした。

一方、パレスチナ自治区ガザでは昨日、キスフィム境界検問所付近でゲリラ2人が遊弋しているのを発見したイスラエル国防軍は、戦闘機がミサイルを発射し、2人を倒しました。

ところで、アメリカですが、パレスチナ自治政府に対し、民主的な選挙を行わせました。この結果、最初の選挙では、アルファタ議長のアル・ファタ党が勝って、政権を取りました(というか前のまま)。そして、2回目の選挙でハマスが勝って政権を取ると、アメリカは援助している金を返せと言ってます。民主主義を押し付けておいて、選挙で選ばれたグループが気に食わないと、文句を言ってるのです・・・。

2006.02.16
昨日、ヨルダンの裁判所は、イラクで戦っているイラク・ジハード・アル・カイダのアブ・ムサブ・アル・ザルカウィ野戦司令官(ヨルダン出身)を欠席裁判に掛け、死刑判決を下しました。ザルカウィ野戦司令官はこれで3度目の欠席裁判で、死刑判決です。

昨日、イスラエル国防軍はパレスチナ自治区ウエストバンクのカバティヤで作戦を行いました。イスラエル国防軍が町に入ると、少年等が投石で攻撃してきました。その中に銃を持っている男がいたので、イスラエル国防軍の兵士がこれを射殺しました。

国防軍はこの件について調査し、射殺した男性は精神的障害者で、おもちゃの銃を所持していた事を認めました。

昨日、チベットのダライ・ラマ師がイスラエルに到着しました。ダライ・ラマ師は『イスラエルがハマスと話をするのはまだ早い。』と発言しました。ハマスが武装解除するまではという事です。ダライ・ラマ師は両者の話し合いの仲介のためにイスラエルを訪れた訳では有りません。

仏教の講演のためです。そして、キリストの生まれた町、パレスチナ自治区ベツレヘムへも訪れる予定で、『ハマスの人々に会えたら嬉しいね。』と言っていました。

2006.02.11
脳卒中で倒れ入院中のシャロン首相の容態ですが、今日の病院の発表によると、消化器官がひどく損傷している事が分かったという事です。そして、これがシャロン首相の命に危険を及ぼすため、手術が必要であるという事です。

金曜日にパレスチナ自治区ガザで拉致されたエジプト人の武官は、無事に解放されたという事です。昨日、当サイトでは、アル・アクサ殉教者団が拉致を行ったとお伝えいたしましたが、間違いでした。申し訳ありません。

拉致を行ったのはアル・アハラー軍団と名乗る者でしたが、初めて聞く名前で、実態は分かりません。彼らはエジプトに対し、エジプトが収監しているパレスチナ人を48時間以内に釈放しろと脅しましたが、エジプトがこれを受け入れたのかどうか・・・。

2006.02.09
今日の早朝、ガザのカーニ境界検問所で昨日に続き再度戦闘がありました。3人のゲリラが検問所のVIPレーンから侵入を試み、それに気付いた警備員、イスラエル国防軍兵士と銃撃戦になったという事です。ゲリラの1人は自爆ベルトを装着した特攻隊隊員だったという事です。

この戦闘でゲリラ2人が戦死しました。特攻隊員は自爆に失敗し、イスラエル国防軍の兵士に射殺されたという事です。この攻撃にはPRCとアル・アクサ殉教者軍団が共同で声明を出しました。

イスラエル当局によると、パレスチナ側の検問官がゲリラの通過を知っていながら見逃していた疑いが強いという事です。ゲリラの1人は特攻隊員だったので、武士の情けで通過させてしまったのでしょうか。

本日はさらに、今度はガザ北部境界検問所のエレツで、接近してくる不審な2人のパレスチナ人を発見したイスラエル国防軍が、彼らに向けて戦車砲を発射しました。この攻撃で1人が死亡し、もう1人が重傷を負いました。

さらにさらに、パレスチナ自治区ガザで、アル・アクサ殉教者軍団のメンバー2人が、エジプト大使館付き武官を拉致しました。大使館付き武官のハッサン・アルモウサリー氏Hussam Almousalyは、車でオフィスを出てすぐに、タイヤを打ち抜かれて停車させられ、拉致されたという事です。

例によって、ガザでの外国人誘拐はパレスチナ自治政府に対する要求を突きつけるためである場合がほとんどであり、まだ声明が出されていない今回もそうであると予想されています。ちなみにゲリラが(密輸武器の搬入先であったり、親戚縁者が多数いる国の)エジプト人を誘拐するのは初めての事です。

2006.02.08
本日、パレスチナ自治区ガザの東側にあるカーニ境界検問所付近で、立ち入り禁止区域に接近するゲリラ2人を発見したイスラエル国防軍は、銃撃を浴びせ彼らを倒しました。この銃撃でゲリラ1人が死亡、もう1人が重傷を負ったという事です。

例のムハンマドの風刺画ですが、パレスチナでも暴動が起こっています。ヘブロンにある国際監視団(デンマークが入ってます)の建物に殺到した集団が建物に殺到したと言うことです。

実は武装していない国際監視団はパレスチナ警察が護衛しています。しかし、集団があまりにも多かったため、警察官は手の施しようがなかったという事です。イスラエル国防軍も当然ながら、やる気はなく、結局ビルのすべての窓が割られてしまったという事です。(人的被害は無し)

イランではハメネイ師が風刺画を最初に掲載したデンマークを非難し、ヨーロッパの大使館前ではパレスチナ同様に投石による暴動が発生しています。そして、イランはデンマークとの貿易停止制裁を行うという事です。

2006.02.07
今日の夜明け前、イスラエル国防軍は、パレスチナ自治区ウエストバンクでゲリラ逮捕作戦を行いました。

ウエストバンクの町ナブルスに10台のジープで出撃したイスラエル国防軍ですが、ゲリラが潜んでいると思われる家を囲み、出てくるように呼びかけたところ、撃って来たため銃撃戦となりました。

この銃撃戦の結果、イスラミック・ジハードのメンバー1人が戦死し、イスラエル国防軍の兵士2人が負傷したと言うことです。

2006.02.06
昨日の夜、パレスチナ自治区ガザにイスラエル空軍のアタックヘリが飛来し、走行中の車に向けて対戦車ミサイルを発射しました。この攻撃は、イスラミック・ジハードのメンバーを狙ったもので、2人のイスラミック・ジハードメンバーが死亡し、他5人が負傷しました。

この攻撃は金曜日にガザから発射されたロケット弾攻撃に対する報復攻撃であるという事です。イスラエル国防軍は、昨日の朝にもガザを空襲し、3人のアル・アクサ殉教者団メンバーを殺害していました。

イスラエル国防軍によって、イスラエルからガザに向けて自走榴弾砲による砲撃も行われているという事です。

2006.02.05
金曜日にパレスチナ自治区ガザから、イスラエルに向けてロケット弾が発射されました。この攻撃でイスラエル人の家族5人が負傷しました。

イスラエル国防軍はこれに対し、本日、アタックヘリがガザに飛来し、ロケット弾を発射したゲリラ”アル・アクサ殉教者軍団”のメンバーがいるビルに対しミサイルを発射しました。この攻撃で3人のメンバーが死亡し、5人の人々が負傷しました。

ヨーロッパの新聞がムハンマドを風刺した絵を掲載し、これに怒ったムスリムの人々が世界中で暴動を起こしています。昨日には、シリアでデンマークとノルウェーの大使館に抗議の群衆が殺到し、両大使館に火を放ちました。

この風刺画を最初に掲載したのはデンマークの新聞ですが、レバノンのデンマーク大使館にも群集が殺到し、暴徒化したためレバノン当局は催涙ガスを使用したという事です。

イスラーム圏の国ではデンマークや風刺画を転載したヨーロッパの国々の商品のボイコットが始まっています。

2006.02.04
昨日、イスラエル北部国境のシェバー・ファームを守るイスラエル国防軍の野戦基地に対し、ヒズボラが、レバノンから国境越しに迫撃砲で攻撃してきました。40発の砲弾が落下したと言うことです。イスラエル国防軍はこれに対し、ヒズボラの陣地に空爆を行いました。

水曜日にヒズボラの戦士らしきゲリラがイスラエルに侵入し、国防軍の野戦基地に接近してきたため、国防軍はこの兵士を射殺していました。

昨日、サウジアラビアから紅海を横断してエジプトに向けて航行中だった、エジプトのフェリー”サラーム98”が沈没しました。沈没場所もすぐ分かったため、エジプトは沿岸警備隊が出動し、救助活動を行っています。

乗客1415人の内、現在までに300人以上が救助されているという事です。ただ、それ以外は185人の遺体が引き上げられていると言うことです。

2006.02.02
昨日、ウエストバンクにある違法入植地(イスラエル政府自身が認めていないと言う意味の違法)アモナで強制撤去を行ったイスラエル国防軍と警察でしたが、入植者や支援者と衝突し、暴動となりました。

違法入植者側はスピーカーで”抵抗せよ。”と呼びかけたため、集まった人々は、国防軍や警察官(暴徒鎮圧装備)に向けてありとあらゆる物を投げつけて抵抗しました。

結果としては国防軍は首尾よくこの違法入植地を破壊することに成功しました。しかし、暴徒側には200人を超える負傷者が出てしまい、162人が病院で手当てを受けました。この内、19人は重症だと言うことです。

国防軍と警察側の被害はブロックを頭に受けた警官が意識不明となり、刺された警察官もいて、ヘリで病院に運ばれたと言うことです。その他に48人の警察官が負傷したと言うことです。

警察は暴徒43人を逮捕したという事です。

2006.01.28
昨日の夜、パレスチナ自治区ガザの町ハーン・ユニスで、ハマスが選挙に勝った事に怒り、アル・ファタ(ファタハもしくは、ファタ)の支持者とハマスの支持者が銃撃戦を行いました。

これは、アル・ファタの支持者がハマスのポスターを剥がしていたのを発見したハマスの支持者がその人を撃った事が発端でした。朝にも同じような事があり、銃撃と投石で数人が負傷していました。

選挙に負けたパレスチナ自治政府最高責任者のアッバス議長(アル・ファタ)はアル・ファタの支持者から散々非難されています。

イスラエルはハマスとは交渉しない、つまりこれ以上和平の交渉は進まない。と言っているし、アメリカはハマスが武装解除をしないなら、パレスチナへの援助を停止すると言っています。

2006.01.27
昨日、パレスチナ自治区ガザとイスラエルとの境のフェンスに接近してくる人物を発見したイスラエル国防軍は、それ以上近づかないように警告し、威嚇射撃を行いました。しかし、接近を止めなかったため、国防軍の兵士はこの人物を射殺したと言うことです。

パレスチナの病院によると、射殺されたのは9歳の少女だったと言うことです。

さて、パレスチナ自治区では総選挙が行われていましたが、ハマスが大勝し、パレスチナ評議会(国会)の第一党となりました。(ちなみにイスラミック・ジハードは選挙に参加していません。)

ハマスはイスラエルとの武装闘争の先鋒と言っても過言ではありません。今回、負けてしまった自治政府最高責任者アッバス議長率いるアルファタも武装闘争はしていますが、表面的には和平を目指していると言っていますから、イスラエルにとって両者は大違いです。

ハマスはPLO(パレスチナ自治政府の根幹組織)には参加していないので、PLOがイスラエルと和平を望むと宣言していても、それに大反対の立場を取っています。

ちなみに、アル・ファタの下部組織に武装闘争組織アル・アクサ殉教者軍団というのがあり、ハマスの武装闘争部門イザ・ディン・アル・カサム軍団やイスラミック・ジハードと共闘しています。つまり、アル・ファタはダブルスタンダードという事で支持が得られなかったのかもしれません。

ハマスは”イスラエルを破壊してでもパレスチナから追い出す。”と、ハッキリしていますから。

2006.01.20
昨日の午後3時45分頃、イスラエルのテル・アビブで自爆攻撃があり15人以上が負傷しました。

どうやら周りに誰もいない状態で自爆したため、被害は負傷者と窓ガラスのみで済んだようです。(当然ですが自爆した特攻隊員は死亡)

イスラミック・ジハードが攻撃声明を出しました。

昨日、イスラエル北部のアラブ人地区で武器を盗んだ容疑で捜索を受けていたアラブ・イスラエル人ナディム・メルヘム(28)Nadim Melhemが警察官に射殺されました。

警察官は彼が銃を抜いたから射殺したと発表しましたが、家族は彼が寝ていた所を撃たれたと言っています。

この事件はすぐに反動を呼び、付近の住民が警察官に向けて投石を始めました。

暴動は収まりましたが、5人の警察官が軽い怪我をしました。

2006.01.18
今日、パレスチナ自治区ウエストバンクの町ジェニンで作戦を行ったイスラエル国防軍は、手配していたタンジームのゲリラを逮捕に向かいました。

ところが、本人を逮捕しようとしたところ、銃撃を受けました。この攻撃で国防軍の兵士1人が負傷しました。戦闘は拡大せず、このゲリラは逮捕されたと言うことです。

さらにジェニンでは別の場所でも小競り合いがあり、国防軍の兵士1人が負傷したということです。

2006.01.16
シャロン首相が倒れてから、首相代行をしているオルメルト副首相ですが、シャロン首相が旗揚げした新党カディマの党首も代行する事が決まりました。3月に総選挙があるので、党の代表者が復帰の見込み無しではどうしようもないですから。

シャロン首相が入院しているハデッサ病院は、今日の会見で、首相はずっと危険状態が続いていると発表しました。

2006.01.12
昨日の夜、ロシアのモスクワにあるシナゴグ(ユダヤ教礼拝所)にナイフを持った男が侵入し、その場にいた人々を次々と刺し、11人のユダヤ人が負傷しました。この中にはイスラエル国籍のユダヤ人も3人も含まれていました。

この暴漢はラビの息子ヨセフ・コーガン(18)が負傷しながらも取り押さえ、駆けつけた警察に逮捕されました。犯人はアレクサンダー・コプセフという名前でスキンヘッドだったと言うことです。最近、ロシアでは人種差別主義による犯罪が増えているという事です。

昨日、パレスチナ自治区ウエストバンクに違法入植している人々を排除するため、イスラエル国防軍が出動しました。もみ合いになった結果、4人の国防軍仕官と、11人の違法入植者が負傷したという事です。

2006.01.09
入院しているシャロン首相は症状を抑えるため麻酔によって昏睡状態にされています。生命維持装置で呼吸していたのですが、医師が麻酔の量を徐々に減らし、現在は自身で呼吸しているという事です。しかし、危険状態であることに変わりは無いということです。

去年の12月27日に、レバノンからイスラエルに向けてカチューシャロケットが発射され、イスラエルの民家が被害を受けたのですが、イスラエルは報復としてPFLP−GCの基地を爆撃しました。

しかし、PFLP−GCもヒズボラも攻撃を否定していました。この攻撃は、なんとイラク・ジハード・アル・カイダが声明を発表していたのですが、さらに今日、ザルカウィ野戦司令官が”イスラエルに対して攻撃を続行せよ。”とラディン師に指令を受けたと発表しました。

カチューシャ・ロケットは自家製のカッサム・ロケットと違い、メーカー正規品です。その威力と命中率は格段に違います。

2006.01.06
シャロン首相は脳卒中で倒れましたが、私は昨日からインフルエンザで倒れています。

シャロン首相は今日、またも脳内に出血が発生したため、緊急手術を行ったと言うことです。

ところで、シャロン首相が入院しているエルサレムのハデッサ大学病院でメディアに状況発表を行っている人はシャロモ・モシェフさんですが、英語でスピーチしているのはなぜでしょう?

2006.01.05
昨日、シャロン首相が脳内出血で倒れ、病院に担ぎ込まれ緊急手術を行いました。7時間に及ぶ手術は今日の朝に一段落しましたが、CTを撮るとまたも出血が有ったため、再度手術手術に入りました。

シャロン首相の容態は危険であるということです。ちなみに、シャロン首相は心臓病の治療のため、今日カテーテルを挿入する予定でした。

昨日の夜の段階で首相府は首相の権限をエフード・オルメルト副首相に委譲すると発表しました。

2006.01.03
昨日の夜、イスラエル空軍のアタックヘリがガザに飛来し、イスラミック・ジハードの構成員の乗る車に向けてミサイルを発射しました。この攻撃で外に出た?2人のメンバーが直撃を受けて死亡し、車に残っていた1人も重症を負い、病院に搬送されましたが、死亡してしまいました。

そして、日が変わり今日の未明、ガザから10発のカッサム・ロケットがイスラエルに向けて発射されました。この攻撃による被害はありませんでした。イスラエル国防軍はこの攻撃に対し、すぐさま自走榴弾砲による砲撃を行いました。

2006.01.01
新年、明けましておめでとうございます。

さて、パレスチナ自治区ガザでは今日の夜明け前、国連が設置したクラブが爆破されました。当時は客はすでにいなかったので人的被害はありませんでした。

爆破されたクラブがあったのは外国人専用地に有り、アルコールが飲める場所でした。犯人は爆弾をセットして手動で爆破したと言うことです。この爆発で建物は倒壊こそしませんでしたが、中がグチャグチャになりました。

先日、ガザで誘拐されたイギリス人家族は昨日解放されたと言うことです。

昨日の夜、イスラエル空軍の戦闘機がガザの境界付近に接近するゲリラを攻撃しました。この攻撃でゲリラ2人が戦死し、3人が負傷したと言うことです。

イスラエルはガザからのロケット攻撃を防止するため、ガザの中にバファーゾーンを勝手に設定しました。この中に入った者は攻撃するという訳です。

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