小さい写真はクリックすれば、大きなサイズで
ご覧になれます




MOTO GUZZI のページ
も、あわせてどうぞ。




それぞれのページは、
時々更新されています。
再訪してみてくださいね。




関連記事

My Sport
Sport 1100
First Impression
Trouble Again
K & N Filter
FCR 41
Frontfork Spring





Team Kotatsuneko Japan
では、バイクに関する
情報ならなんでも取り上げます。
ご要望をお寄せ下さい。
伝言板への書き込みや、
メールも大歓迎です。

モディファイ #3
Termignoni

update: March 1, 1998

せっかく吸気系を変更するというのに、排気系が糞詰まりのノーマルのまま、というのはちょっと頂けませんよね。という訳で、マフラー探しが始まりました。一番欲しいのは1本出し。車格等を考えれば左右振り分けの方が格好もいいのでしょうが、とにかく重たくて鈍いこのバイク、私としては少しでも軽い方がいいのです。外装部品だって全部交換したいくらいなのですから、重たいマフラーはぜひとも1本にしたいところ。

けれども思う通りに行かないのが世の中です。モトグッチ用のマフラーは大半が2本出し。1本に集合されているものはルマン用くらいです。サイレンサーも、私のあまり好きではないカーボン巻きばかり。視覚的には、ノーマルのサイレンサーでもいいくらいなんだけどなあ。デイトナを走ったドクター・ジョンのグッチが付けていたMuzzyのマフラーが最高なのですがもちろんこいつはワン・オフ。グッツィ・スポルト・ジングウシではオリジナルのマフラーを開発中ですが、トップ・パワーはともかく中間に谷ができてしまっているようで今しばらくは完成しそうにない。値段は安いらしいのですが・・・。

いっそオリジナルでも作ろうかと思いましたが、25万といわれてあっさり断念。結局、たまたまジンさんのところに在庫があった、イタ車の定番 Termignoni を購入することにしました。お金もないし、余りうるさいと乗れなくなるのでスーパーバイク・モデルではなくスタンダード・モデルに。FCR と Termignoni の組み合わせは定番ですので、データは豊富です(というほど多くの人がやっている訳でもないけれど)(笑)。

サイレンサーのテール・エンドに嵌め込むゴム製のキャップもおまけに付いてきて、マシンが仕上がりました。早速始動・・・う、うるさいー(笑)。お店の中ということもあって反響するので余計にうるさいのですね。メカ氏は「大丈夫、このままで車検は通ります!広島なら検査官にこれがノーマルといえば外車はノーチェックです(笑)」なんて言ってるけど、このサウンドだと屋根付きの寮の駐車場はちょっとまずいかなあ・・・・・。そして実際、週末、エンジンをかけるたびに誰かが飛び出して覗くのでした(笑)。そうだろうなあ。ほんとにうるさいもん。

しかし、軽さは最高です。押した瞬間に判る軽量化はノーマルに比べて15kgの減。スタンダード・マフラーは集合部に巨大な膨張室があるのですが、これがなくなったのが大きいのですね。もちろん、サイレンサーの重量が全然違いますしね。カーボン巻きのサイレンサーは、やや細身で流行りの極太タイプとは大分違いますが、かつて乗っていた GPz400S でも細身の KERKER のマフラーを付けていた私の好みには合っています。ちなみに、スーパーバイク・モデルはもうちょっと太く、全長は短いようです。

そして、スロットルを開くのが楽しいこと!アイドリングでのサウンドは絶対的な音量があるというよりは音圧が強烈なのですが、スロットルを捻ると強烈なボリュームのサウンドがすかすかのサイレンサーから飛び出し、ヴェリアの回転系の針が勢いよく跳ね上がります。FCR 効果も手伝って気持ちいいったらありゃしません。

聴きなれればそれほどうるさくないし・・・というより、エンジン本体が発するメカノイズが大きすぎて気にならないというべきか。特に、FCR 独特の吸気音もありますから、マフラー単体は4気筒系に取り付けるアメリカのマフラーに比べりゃかわいいものだといえるかもしれません。アクセルを開けるとそれだけの音が出てきますが、走っている時には気になりませんし・・・狭い街道を流していると通行人がみんな振り向くからやっぱりうるさいのかなあ(笑)。

マフラー単体の効果はどうか判りませんが、明らかに抜けはよくなっていますから、高速域の伸びは確実に向上しています。中低速も充実して実質的に走りやすくなり、町中でも使えるバイクになってきました。うるさくて使えないともいいますけどね。また、ピリオンのステップが取り付けられないのも難点でしょうか。こうなったら次はシートレールとカウルの交換かなあ・・・(笑)。

お店の連中と夜中、ラーメン食うぞ!と出かけた時は、ノーマルの Ducati 900SS が「自分の単車のエンジン音が全く聞こえない!」と笑っていました。他に、やはり Termignoni を装着した Ducti 900SS もいたのですね(笑)。それにしても同じメーカーのマフラーでこうも音が違うのだろうか、というくらい、グッチとドゥカティの音が違うのが印象的でした。ドゥカが乾いたような高回転系の活発な音をさせるのに対して、グッチはいかにも排気量がありそうな湿った低音を聞かせるのです。それにしても、いじり甲斐のあるバイクだなあ・・・マフラーのせいで音に背中を蹴飛ばされるように走るようになって走りが荒くなったのがちょっと難点といえば難点なのですがね(笑)。

 

Moto Guzzi | YZM400F | YZ400 | YZ400 Spec. | Mailing List
From ML | Shopping Cart | Bookmark