店主の読書日記 JAN2002
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2002/1/31

 1月も終わりである。
 彼(←)ともお別れ。またしばらく会えない。
 そんな彼にかわり、今、気になるのがパンダ。いえ、心変わりではなく。CDのCMに出ている彼である。
 ベッドで眠る美女の横でタバコなんか吸っている。しかも、その時、マンションに別の女が来て、パンダ「はっ!」というアレ。
 パンダのくせに結構な美女をフタマタするとはナニモノーっ!
 もしかして、上野の動物園に貼ってあった「パンダは繁殖のためにメキシコに出張中です」というのはウソで、東京某所でイノチの洗濯をしていたものか?


2002/1/30

 一昨日の日記でも書いた、快適生活市場の米谷さんにメールを送ったら、お返事が返って来た。願いしたブツが届いたので、お礼とご報告メールをお送りしたのだ。
 伊勢神宮のお守りは米谷さんとおそろいだそうで、バッグにつけてるのもおそろいだ。なんか嬉しい。オヤジ魂がぶんぶん唸っている今日のリオハである。
 さて、私がいただいたのは、「神宮鈴守」。鈴がついているお守りである。縁起によると、

 鈴は古来、神事にかかせないものでその涼やかな音色は五十鈴川のせせらぎのごとく常に大御神様の御心をおなぐさめいたしてきました。
 この神宮鈴守は式年遷宮御料神宝のかざり鈴に因んだもので除厄、招運が祈願してあります。

とのこと。
 この鈴に限らず、鈴は魔除の意味もあり、神社といえば土鈴を売っているが普通。しかも、割と画一的なお守りに比べて、形も神社によって違う。なんでそんなことを知ってるかというと、私の恩師が土鈴のコレクションをしていたからだ。
 そのコレクションはNHKが取材に来たくらい。見せていただいたことはないが、かなりのものらしい。地震が来ると、土鈴コレクションが心配でたまらないそうである。授業中の逸話としてお話になったのだが、ひとつ、心に残っている言葉がある。
「コレクションというのは本人にとってだけ意味があり、他人には不用のもの」。
 金銭的価値がないのが、コレクションのもっともコレクションたるものらしい。
 これって、いいじゃん。
 某番組のせいで、日本にお宝ブームが巻き起こった。私はそれを否定するものじゃないが、コレクションって、本人以外にはさっぱり価値がないのが本当だと思うのだ。できれば、他人からは「そんなもの集めて、バカじゃん?」くらい言われるのがコレクション道なのだと思う。

 ま、それはともかく。
 バッグにつけたお守りからは、確かにコロコロ涼やかな音がしている。除厄、招運が祈願されてるなら、毎日身につけて持ち歩かないと。
 しかしこれで、ちょっと遅刻した時、コッソリ席に着くのは不可能となった。


2002/1/29

 久しぶりに、ミステリを読み終わってすぐ、もう一度読みなおしたくなった。
 『ハサミ男』(殊能将之/講談社ノベルス)
 そうそう、昔は意外な結末のミステリに何度も驚かされていたんだった。
 ラスト近くで
「ええっ!? なんでそうなっちゃうの!」
と、ビックリし、そんなハズはないと読み返す。読み返すと、確かにそうは書いてなくて唸る。こんなことがたくさんあった。(最初の記憶がクリスティの『アクロイド殺し』) それが私をミステリに引きつけ、今でもミステリ読みにさせているところだろう。私も年を取って、こなれた読者になってしまって、何を読んでも大して意外性を感じなくなった今日この頃。
 久しぶりの衝撃作デシタ。(言いすぎか?)
 物語は、連続美少女シリアル・キラー、通称・ハサミ男の視点ではじまる。
 女子高生の首を締め、のどにピカピカに研いだハサミを突き立てて行くハサミ男。第3のターゲットに選んだ女子高生の生活を調べ、尾行し、いよいよ犯行に及ぼうとした当日、彼女は殺害されてしまった。ハサミ男そっくりの方法で。その殺人の犯人が自分でないことを知っているのは、当人だけ。ハサミ男は真犯人さがしを始める……。
 と、まあ、この作品、かなりヤバイ人が主人公。ハサミ男は自殺願望もある。多重人格でもある。病症オンパレードのようなキャラ。だけど、この作品の意外性は、そんなところじゃないのだ。
 デビュー作でこれだけのものを書くのだから、次作が楽しみ……とは、実はあんまり思わない。本当に凄いミステリって、一生に1本か多くて3本くらいしか書けないんじゃないかと思うのだ。そういう意味では、後の作品はヘボヘボでもオツリが来る。いや、他の作品が良ければ、それに越したことはないんだけど(笑)。たとえ、ヘボヘボでもかまわないくらいのいい出来、ということ。
 第13回メフィスト賞受賞作。


2002/1/28

 くじ運の悪さでは自慢できる私だが、最近、あるものを当ててもらった。当たった、と、いうより当ててもらった感じである。ブツは伊勢神宮お守り。
 私はネットでお茶をよく買う。
このお店も以前お茶を購入し、それ以来メルマガを配信してくれている。そのメールにあった、新春プレゼント。伊勢神宮に初詣みやげという3品。三重限定伊勢うどんベビースター、駄菓子、伊勢神宮お守り。
 応募してみた。
 住所、氏名のほかにコメント欄もある。結構大きな欄があけてあったので、私は去年の思い出をつらつら書いてみることにした。我ながら情けない2001年である。書いてるうちに、ぜひとも伊勢神宮のお守りに守って欲しくなってしまった。今すぐ伊勢までお守りを買いに行ってもいいぞ!……くらいの切なさである。
 結果。
 そのプレゼンが効いたのか、ありがたくも「当てていただいて」しまった。届いたお守りは、コロンとしたフォルムがかわいい。しかも、「リオハ(仮名)さまの今年の幸福をお祈りして……《念!!》、米谷」という、直筆メッセージ入りである。HPを見に行ったら、米谷さんはそれはもうかわいらしいお嬢さんで……って、これはまあいいか(笑)。
 とにかく、新春からラッキーな感じである。これで、今年の運は使い果たしたかも……なんてことが一瞬頭をよぎったが、考えないようにしよう。


2002/1/27

 これって、西澤保彦版「ノルタル爺」?
 と、思ったのが『異邦人 fusion』(西沢保彦/集英社)。
 もちろん筋立ては違うけれど。作中で藤子不二雄の名前も出てるしね。(「ノスタル爺」を未読の人は読もう。絶対いいよ。泣くよ)

 永広影二は40才の大学助教授。20世紀最後の大晦日に実家に帰る途中、1977年にタイムスリップしてしまう。1977年は父親が死んだ年だった。謎の殺人事件として、2000年現在でも解決されていないが……。

と、いった話。
 導入部だけ読むと、著者お得意のSFミステリか、と思うが違う。SFでもない。タイムスリップものとしてはツッコミどころ満載なので、これは主人公の家族回帰と癒しの物語として読むべきだろう。
 主人公が少年時代から恋心を抱いているのは、養子に入った永広家での姉・美保。彼女は女性しか愛せない嗜好を持つが、父親の死により実家に戻り婿を取る。女としての姉(実際は従兄弟)を永遠に手に入れられない影二、セクシャリティを歪めて結婚している美保。自分の娘の嗜好をどうしても病気としか考えられなかった父。それぞれに行き止まりる彼らは、影二のタイムスリップで何か変わるのか。
 ここで、大切なポジションにいるのが、姉の恋人・月鎮季里子。40才の影二を、初めて影二と認めた人間である。彼女によって物語は収束に向かう。
 しかし、14才の彼女に影二が押し倒されるところは、本当にドキドキした。直接的な描写はないくせに、妙に色っぽい。エロティシズムって、本当に微妙なものなんだなあ。
 「家族」をよくテーマに書く西澤保彦だが、今回は「家族」+「セクシャリティ」である。難しい。それでも、読後感はいいと思う。ハッピーエンドのカタチは色々あって、ある意味、影二の恋も叶うのだ。
 ミステリでもSFでもないけれど、『依存』のフラストレーションを解消してくれた1冊。


2002/1/26

 昨日は、川口で闇ナベ。……と、いっても普通に美味しかったらしいのだが、宴会が終わる頃に行ったので食べてないのだった。(見てくれに恐れをなしたという説も)
 それよりも、なんと
未完成人さんさんからチョコをもらってしまいました。(ありがとうございます)この時期にこれをいただくということは、愛の告白と考えてよかろう。バレンタインにはちと早いが。
 ……え? 違った?(笑)

 『ダーシェンカ』(カレル・チャペック/新潮文庫)読了。このカレル・チャペックという人は、私と同じにおいがする。
 ……犬バカの匂いが(爆)。
 なにしろ、子犬に話して聞かせるためにおとぎ話を作ってしまう人なのだ。しかも、ドーベルマンや他の犬種にくらべて
「うちの子がいちばん!」
というバカっぷりである。
 それでも、子犬に語る物語のいくつかは、短いのに確かに胸を打つ。ただの犬バカ作家ではない。
 著作リストを見たら、『長い長いお医者さんの話』があった。昔、私が大好きだったな童話である。今、考えてみると、木こりのおじさんのお弁当が美味しそうだったからという理由につきるような気がするが(笑)。
 ところで、カバーの折り返しに「犬愛好者に送る本」というラインナップが載せてあった。『野生の呼び声』や『白い牙』などはいいと思うが、『クージョ』(S.キング)はいかがなものだろう。狂犬・クージョのホラー・サスペンスでっせ。


2002/1/25

 お客さま商売というのは難しいな、と、思う。
 以前、研修で説明されたのだが、サービスに満足した顧客も、次回同じサービスでは満足しない。前回の120%のサービスを提供しないと満足しないのだそうだ。「期待値」というものは、満足によって常に引き上げをされていくものらしい。
 読了して同じことを思ったのが『黒祠の島』(小野不由美/祥伝社) 。
 悪くないけど、なんか違う。アオリに『初の本格推理!』とあったけど、もしかして肩肘張りすぎなのかなあ。
 タイトルの黒祠というのは、明治政府の神道国教化政策による。お上の神社の整理統合格付け・国家管理に従わないと、アンダーグラウンドな宗教、「黒祠」となる。物語の舞台となったのは、この黒祠を信仰する島。ヨソモノを受け入れない『黒祠の島』。心理的「嵐の山荘」スタイルだ。
 この設定はオッケー、オッケー。横溝正史シリーズのおかげで、日本人の大部分は瀬戸内海にはアヤシイ島があると思っている。その島は、なんだか島民がみんなうさんくさく、よき・こと・きく、なんて名前の3婆が不気味に笑い、坊さんが「キちがいじゃが仕方ない」ちーんごにょごにょである。(なんだか、島が舞台じゃない作品な気がするが気にしないように) この小説は九州の小島だが、ま、大きく括れば西日本。
 しかし、どうも物語に入るのにてこずった。失踪した知人のドキュメンタリー作家・葛木志保を探すために夜叉島に乗り込んだ主人公・式部。彼は、まったくナゾである。元が興信所の、現在は調査事務所を営業中。バックグラウンドはほとんど語られない。一介の調査事務所長のくせに、妙に神社仏閣や伝承に詳しい。あんまり正体不明なんで、私は彼が犯人じゃないかと疑ったくらいだ。
 普通、まったく遠くの赤の他人が犯罪を起こしたとしても「ふーん」てな感じである。それがご近所の知ってる人だと、
「えっ、まさかあの人が!」
と、なるわけだ。(たまに「やっぱりね」という人もいるだろうが) 
 ミステリの意外性というのは、一種、このご近所の知人が犯罪事件を起こした驚き状態の再現だろう。トリックが出尽くしたといわれてる今は特に。読者は読み進んでいくうちに、物語世界の登場人物とどんどん知己になっていっているのだ。
 可能な限りライトノベルの匂いを取り去ったのだろうか。キャラ立ちは、悪いことばかりではないと思うけれど。

《from "casa" top》
 『黒祠の島』読了しました。独特の宗教を持った島の話です。
 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、神社には主神というのがいます。その神社のボスですね。この神様を主人公が島の人に聞いたら、こう答えてました。
「カンチです」
 カンチといえば、私の年代では織田裕二です。「東京ラブストーリー」です。
 この島はドラマ・フリークの聖地だったのか……。と、思った一瞬。


2002/1/24

 Eちゃんは同期で、同じビルで働いているのにめったに会わない。フロアが離れているのと、昼食時間が違うせいだ。そのEちゃんにお届ものをしに行った時、某スタバの話になった。
 うちの近所のスタバがいい感じなんだよ、と、言ったら
「知ってる〜。スタバ・ファンの間では有名なんだよ」
 どうやら、そこの店舗オリジナル・メニューなどもあるらしい。
「『○○(←地名)詣で』と言ってね、あそこに行って初めて本当のスタバ・ファンと言えるんだって」
 あのー、それはスタバ・ファンというより、スタバ・マニアというのでは……。
 しかし、なんでそんなことを知っているのだ、Eちゃん。君はスタバ・マニアか?
 確かに、近所のスタバはいつ見ても混んでいる。喫茶店が少ない立地だからと思っていたが、スタバ・ファンにとっての聖地だったからなのか! 
 で、善は急げで、話をした翌日(1/23)にスタバ詣で。
 仕事が終わってスタバに到着したのが8時少し前。Eちゃんが「お茶の前に何か食べよう」と言うので、すぐ下のフロアにあるベトナム料理店に入る。
 これが、失敗でした。
 私達は結局、酒も飲まずに11時少し前まで食べつづけ、食事が終わる頃にはとっくにスタバは営業終了していたのだった。
 まさに本末転倒。


2002/1/23

 そして3日が経過。夕食しか家で食べてないはずなのに、5人分の食材は玉ねぎ数個を残すのみとなった。
 5人分で特に問題がなかったと思われ。

 TOPのリンクでおなじみの、佐藤あきよしさんのサイトにNY旅行記が載っている。同じような体験をしてる人ってたくさんいそうなのだが、さすがの文章力で読ませてしまう。
 読んでて懐かしい気持ちになった。
 初めての海外旅行。初めての飛行機。
 初めて飛行機に乗ったのって、いくつの時だろう。もう、ちょっと思い出せない。飛行機には何回乗ったのだろう。それも、ちょっと思い出せない。それでも、飛行機が飛び立つ時は、少しせつない気持ちになってしまう。
 大切な誰かに何か言い残してきたことがあるような。
 飛行機って、そういう乗り物なんだと思う。


2002/1/21

 スープでも作るか、と、買い物に行く。
 キャベツ、にんじん、たまねぎ……と、ふつーの食品をふつーの値段で買ったはずなのに、レジを通ったら2000円近かった。5人分の食材を買うのが基本になっていると思われ。


2002/1/20

 マグナムの名前を知ったのは、たぶん1988年のことだったと思う。ロバート・キャパなどが中心となって設立されたフォトグラファー集団。(キャパの名前はそれ以前から知っていた)
 それ以来、写真展などは都合が許す限り見ていたと思う。
 そのマグナム・フォトから、今回、緊急発売された写真集が『New York SEPTEMBER11』(マグナム・フォトグラファーズ/新潮社 )。日付を見ればわかるように、NYの同時多発テロの写真集だ。NYに本拠地を持つマグナムのその定例会が、テロの前日に開かれていたという。
 日本橋三越にフラリと行ったら、緊急写真展をやっていた。通常スケジュールでは7F催事場も6Fのアートスペースも予定が入っていたのだろう。3F吹き抜けをぐるり、手すりに貼りつくように展示してあった。
 とにかく、あのキャパが設立しただけあって、マグナムはドキュメンタリー・フォトグラフが身上だ。普通の何気ない日常をとっても、マグナム・メンバーの写真は本当に力がある。それが、あの衝撃もさめやらぬテロを撮ったとしたらどうなるのか。
 結果からいうと、割と普通。普通ということもないか。ただ、既にあの事件自体がどうしようもない衝撃として私達を襲っている。もう少し、何年かたったら「やっぱりスゴイ」と思うのかもしれないが、まだ生々しすぎる事件なのだ。私達は9/11の夜に見た映像を忘れてはいない。現に、私の仕事だっていまだにテロの影響がありありだし、ビルの厳重警戒も継続中。
 それでも、どの写真も本当に力がある。特にマンハッタンに入れずに対岸からとらえた写真や、その後、哀悼の人々の写真。素直に写真としての力が判断できるものは、そのチカラに圧倒されそう。
 I don't believe words. I believe the power of photograph.
 フォトグラファーがキャプションを付ける中、ひとりコメントをつけていない人がいて、そのボードにはこれだけ書いてあった。
 写真はアートでもあるが、やっぱり記録媒体でもあるなあ、と思う。


2002/1/16

 『アライズ・アンド・ウォーク』(バリー・ギフォード/文春文庫)読了。
  久しぶりに本を読んで酩酊感を感じた。奔流のような人名地名の連発にクラクラする。
 内容はなんとも説明しにくい。ショート・ストーリーが絡み合いながら1本の話になっていない話。……ああっ、これじゃ全然わからないだろうなー(汗)。
 デビット・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』の原作者だそうで、映画を見た人なら、なんとなくイメージしてもらえるかも。(私は見ていないけど) 確かにすごく視覚的な作品だ。映画を見るような気にさせられる。でも、ハリウッド超大作なんかじゃなくて、単館上映のやつ。フィルタをかけて色温度を上げた画面を見てるようで、なかなか不思議。
 こういうものは好きかキライか分かれるけど、私は好きだなあ。この思いっきりのバイオレントなとこ。


2002/1/15

 久しぶりに店主のオススメ更新した。(2001年私的ベスト10)
 お正月に竹内哲さんのHPを見たら、「2001年読了本ベスト10」というのを書いてらした。ご自分の2001年に読んだ中でのベスト10。年間ベストにカタイ考えを持っていた私には、目からウロコだった。
 私は、どうもその時の流行りものを読むのがキライ。そうすると、その年に発行された本をその年のうちに読むことが少ない。「このミス」や「年間ベストミステリ」みたいな企画はほとんどムリ。でも、自分の読了本という切り口なら、ぜんぜんオッケーじゃん。まっとうな年間ベストは商業誌や、その手の人気HPにまかせときゃいいのだ。
 そして、私はHP開設3年目にして初めて「年間ベスト10」なるものを書いた。
 しかし、この手の私的ベスト10は、時にプロフィールより個人のことがわかっちゃいますね。
 まとめてみると、ちょっと照れるかも。


2002/1/14

 『センティメンタル・ブルー』 (篠田真由美/講談社ノベルズ) 読了。建築探偵の番外編。いつもはワトスン役である蒼が主人公となる、4つの短編集。
 今まで、建築探偵はミステリとして評価してなかったのだが、今回の「ダイイング・メッセージ《Y》」はウマイと思った。
 古ぼけた洋館で死んだ高校生が残すダイイング・メッセージは「Yが殺す」。不思議の国のアリスの扮装、タルカム・パウダー、マンドリン。クイーンの名作の本歌取りのような作品だ。
 それもそのはずで、講談社の企画アンソロジー『「Y」の悲劇』に書き下ろされたものらしい。ブラフとして『Yの悲劇』の小道具を使いながら、それにもちゃんと意味が持たせられている。そして、ダイイング・メッセージの意味に気がついた時、「やられた!」と、思った。
 なんでこんなにハッキリ方向を示されていたのに気がつかなかったんだろう。
 久しぶりにまっとうにミステリに騙されてしまった。
 残りの作品は……えーっと、健やかな蒼の成長物語、読後感ヨシ、って感じなんだが、素直に感動することをあるものが阻んでいる。それは、このシリーズに流れる「やおいくささ」(爆)。
 ごめんなさい。どーも、ボーイズ・ラブってダメで。


2002/1/13

 オール明け(朝の7時)に、佐藤さんはバイトに出かけていった。ここにも勇者がいた。
 マックで朝食後、更に鈴子さんのバスの時間まで河岸を替えてお茶。解散は午後3時。22時間くらい続けて喋っていたということか。……すごいや。
 さすが皆さん、プロ志望。作家もマンガ家も体力勝負という話は聞いていたけど、すごいです。体力だけなら、ベストセラー作家だわ、アナタ方。


2002/1/12

 昨日の夜、早めにドラ3が帰り、朝、真柴さんが仕事に出かけて行った。宴会場から仕事に行くとは、真柴さんもおっとこまえである。
 残った二人にゴハンを出すも、ゴハン、汁、ふりかけ、と、とってもシンプルなメニュー。
 ちなみに、このゴハンは朝、炊きました。一人1合。

 で。  夕方から涼風さんのところの新年会。すみません。遅刻しました。集合場所は新宿駅と信じて疑っていなかったよ……。ああ、申し訳ない。
 1次会、2次会はふつーに。3次会から、みんなちょっと壊れはじめ。そして、オールに雪崩れ込む…。


2002/1/11

 新年会。メンツは、五十嵐さん、ドラ3さん、真柴さん、れおんさん+私。
 我が家でカレーならそんなに手間もかかんないし、お金もかからないんじゃないかと、ふと思いついた。しかし、頭だけで考えることは、大したことじゃないね。
 カレー(7.5人前)というのは結構バカにならない量だった。前日、準備して(一晩置いた方が美味しくなるから)、寝たのが3:00AM。
 まあ、会社が終わってカレーの買い物をして、荷物を置きに一回帰ってから改めて有楽町西武に出撃した私も悪いのだけれど。
 カレーに見合うゴハンを炊いたら、3合炊きの炊飯器からコメがあふれんばかりだった。やっぱり、3合炊きで3.5合はチャレンジだったか。しかし、そんなコメもカレーのルーも全部なくなり、それからみんなはまったりと「おやつ」を食べ出したのだった。
 君らの満腹中枢はどこにある?

《from "casa" top》
 私は韓国のりが好きです。しょっぱくて、ゴマ油の風味がよくて。
 先日、食べきりパックになっている韓国のりを買いました。今日、パッケージ裏をよくみたら、こう書いてありました。
「青い空、白い砂浜、椰子の木。まったく公害のない住みきった空気。憧れのイメージから無添加食品のシンボルとしました」
 商品名『無人島』。
 確かに公害はなさそうだが、それ以外も……つーか、なんもなさそうな気が。


2002/1/10

 お昼のこと。
 私は、いつもだいたい会議室で同期とお弁当を食べている。昨日行ってみたら、まだ中で会議中をしていた。隣の会議室も会議中であった。仕方なく、そばにある休憩室に行く。いつも行かないところだし、自分のオフィスのフロアでもないから、知らない人ばっかりで肩身の狭い感じ。
 そして、私はそこで見た。
 自宅から持って来た昼食を食べている人を。ちっちっち。ただのお弁当じゃありませんぜ。
 お雑煮。
 よく見ると、ドンブリのそばに空になったジップロックが見える。冷凍を持って来たのか? それはいいとして、まずドンブリはどうしたのか? マイ・ドンブリか? 社食で借りて来たのか?
 謎が謎を呼び、頭がぐるぐるしていると、お雑煮の「もち」を食べ出した。
 おい、その餅はどこで焼いたんだーーっ!? 私のいるビルはインテリジェントビルで、コンロはない。謎はつきない……。

《from "casa" top》
 お正月気分も抜けてきました。しかし、お正月太りは抜けない今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょう。(←自分で言ってて自分で痛い)
 年末年始はなぜだか割と働いていて、のんびりできなかったのはともかく、大型時代劇が見れなかったのが心残りです。ああ、「忠臣蔵1/47」……。忠臣蔵を一本も見ないまま年を越してしまったよ、不覚! やっぱり、日本人なら忠臣蔵。個人的には大映の「忠臣蔵・花の章/雪の章」が好き。(北大路欣也が大石主税良金をやってるといえば、いつの時代の作品かわかるでしょう)


2002/1/9

 そういえば、元同期O田が仕事中に、ふとこう言ったことがあった。
「ニャロメって『ホノルル』って言えないんだよね」
 B支店長のいらっしゃるホにょルル…違う、ホノルルは、私達の頻出単語である。しかし、なぜニャロメ。(←ニャロメ語ではナイ。←ニャロメ語:「俺と結婚するニャロメ、しあわせにするニャロメ」みたいな←説明長いぞ>自分)
 同期O田、仕事が忙しい時に背中に自ら
「忙しいので話しかけないでください」
と、書いた紙を貼っていたという。謎の多いキャラである。

 『ニャロメ、アニメーター殺人事件』(辻真先/有楽出版社・ジョイノベルズ) 読了。

 貧乏駆け出しアニメーター・玄也は、早見企画社長・早見からメディアミックスの企画を持ち出される。「企画書は派手に!」という早見の指導のもと、ニャロメ、ヒゲオヤジ、ゲゲゲの鬼太郎などが登場して活躍する「探偵王ニャロメ」を構想。しかし、早見が殺されたと自宅に刑事が訪ねて来て……。

 辻作品は、実は私のミステリのルーツ。
 好きなミュージシャンがカバーしてる曲を聴いて、オリジナルの曲にめぐりあって好きになったり、そういうことがあるだろう。
 辻作品が、私にとってのそれ。もちろん、それ以前にホームズもクリスティも読んでいたけど。ポテト・スーパーが主人公のシリーズは、2人ともミステリ・ファンで、いつもだいたいミステリの話が出てくる。そうやって興味を引かれて読んだ古典も多いのだ。
 まあ、そんなわけで、ある意味特別に思い入れのある作家さんなのだが、今回はイマイチ。
 主人公・玄也の現実世界と主人公・ニャロメの仮想世界が交互になっている展開は、こなれたファンにとっては、既に基本だから。辻作品を初読の人には楽しく感じられるかもしれないけれど。  最初に読んだ『中学殺人事件』『高校殺人事件』『大学受験殺人事件』(ソノラマ文庫)の衝撃が忘れられないのかもしれない。『中学殺人事件』で最初に読者は宣言されるのだ。推理小説に必ず必要なのに、一度も犯人にされたことのないキャラクターが今回の犯人だと。
「犯人は読者のあなたです」
と。
 続く何冊かも、この手の楽しいシカケに満ちていて、夢中になって読んだものだった。まあね。そんなものが連続して出し続けられるものじゃないのは、存じておりますけれどさ。
 個人的にはアニメのキャラクターのパッチワークが楽しかった。アニメーション黎明期から、シナリオライターとして活躍されていた著者の交友範囲が見えるようで。ここいら、有名監督作品に、大スターがカメオ出演してる楽しみに似ている(笑)。


2002/1/8

 「赤い靴」という、アンデルセンの童話がある。赤い靴を履いてしまった少女が、いつまでもいつまでも踊りつづけてしまうというホラーである。(だって、最後に足を切り落とすんだよ?)
 また、優れた踊り手に対して「赤い靴を履いてしまった」と表現することがある。体の中から踊りが湧き上がってくるようなタイプ、天才肌の舞踏家に対して言うことが多い。
 最近、私のところにも、その「赤い靴」がやってきた。最初は、彼らが踊るのを見ていただけだった。素敵な衣装を着て軽やかに踊る。彼らは本当に「赤い靴」を履いているのだろう。見えないけれど。
 そうでなければ、なぜ私にまで「赤い靴」の魔法がかかるのか。最近は、彼らを見ていると、つい一緒に体が動いてしまう。
 いつも会えるわけではない。年に2回だけの逢瀬。でも、いつも「次はないかもしれない」と、私を不安にする。その不安感が私を踊らせてしまうのかもしれない。
 そして、今日も私は彼らと一緒に踊る。

「おっかいもの♪ おかいもの♪ うーーーーっ、ナンボ!」

 かわいいよね、西武のクマさん


2002/1/7

 『B級グルメ伝説』(林巧/扶桑社)読了。
 もう、最近、食べ物関係の本ばっかりだ。なんだかだーらだら読めてラクなんだよねえ。
 さて、B級グルメである。普通、B級というとコンビニで一瞬の逢瀬を楽しむような、危うい商品を思い浮かべてしまうのだが、この本のB級グルメはとってもマトモ。ある意味、まともすぎるといってもいいかもしれない。そば、焼き鳥、ラーメン、カレー……B級というより、立派に「グルメ」と呼んでいいカテゴリなような気がする。
 それもそのはず。このエッセイは、2つを除いてdancyu掲載らしい。dancyuじゃねえ。「よっちゃんイカ」や「うまい棒」みたいなものは取り上げないか。いや、この2つでさえ、B級通から言わすとまっとうなグルメ食品らしいけど(笑)。
 だから、本としてはまっとうすぎて結構ツマらない。それでも最終章の「中野ブロードウェイ」の記事は面白かった。あの混沌としたブロードウェイにそんな歴史があったのか、という感じ。でも、同じ章の「大阪新世界」は読み飛ばしちゃったから、やっぱり東京もんの感傷なんだろうな。特に私、新宿区民だったし。

 MSNのホロスコープ、月間運を見てみた。

 今月は、どこか落ち着いたムードのあなたです。この機会を利用して、やってみたかったことにじっくり取り組んでみたいもの。対人関係でとかく神経を使いがちな時だけに、自分の世界に没入できる時間は、とても貴重になります。知的活動は、中旬から活発になります。訪れるホームページや読書量が俄然多くなりそう。恋愛運は、今のお相手を大切にして下さい。脇見ばかりしていてはだめ。

 なるほど。とりあえず、今月は読書強化月間で、HPの新規開発をしろということだな。うむ。


2002/1/6

 そういえば、昨日TVで「スチュワーデス刑事」の再放送を見た。別に普通に放映するときは見ないくせに、再放送なんかだと休みの昼間ということもあって、ダラダラと見てしまう。
 しかし、しかしですよ。
 この番組、どういう作りをしているのだろう。毎回思うが、この事件のトリックは、あまりにマニアックでないか? レールミステリは、「時刻表はほとんど暗記しているぜい」という鉄っちゃんには割と簡単であったりするのだろう。しかし、この番組は航空ファン向けというには、あまりにコアである。ついでに、単なるスッチーおたくにだってコアすぎる。
 今回のアリバイ・トリックにしても、「リゾッチャ便」というリゾート線の愛称が極めてふつーに話されていたが、視聴者の皆さまがふつーにご存知な知識なのだろうか。しかし、こんなのは序の口で、スッチーの制服が便によって違うというのはまだしも、日本航空の機材ぐりまでトリックにしてしまうのは、いくらなんでも苦しくないか?
 そのくせ、警察も、財前含む3人のスッチー達も、乗客リストをチェックしている気配がないのが不思議だ。そんな、乗ってるか乗ってないかなんて、リスト調べりゃイッパツじゃんかよー。
 なんでこんなにコアでいながら、ツッコミどころ満載なんだろう。しかし、この不思議なバランスが、私をTVに惹きつけてしまうのかもしれない。
 でも、勉強になりますよ。前前回のトリック、「カボテーション」という言葉は、私はこれで初めて知りました。
 翌日、会社で
「カボデーションって何〜?」
と、空港で働いていた派遣さんに聞いたら、
「さっきリオハ(仮名)さん、手配してたじゃないですか」
と、言われた。
 そ、そっかー。名前は知らなくても自転車には乗れる、みたいなもんだな(笑)。
 興味がある人は調べてみてください。でも、普通に生活してるには、まったく不要な知識だ。うん。


2002/1/5

 ジーンズを洗濯した。
 ベランダに干しておいといて、夕方取り込もうと思ったら、ない。風に飛ばされたらしい。下のフロアのベランダや地面に落ちてないかと思って、危険なくらいに身を乗り出して見てみたが、やっぱりない。ベランダも2、3往復してみたけどナイ。
 自慢じゃないけど、私は腰が太い。普通のメーカーのジーンズは、腰とウエストの落差にあちらを立てればこちらが立たず状態である。そんな中、このジーンズはベルトなしでも私の体形にジャストフィットという貴重なジーンズだったのに。
 まだ2回しかはいてないのに〜。
 あきらめきれずに、もう1回ベランダに出て身を乗り出してみたけどなかった。
 ああ、正月からアンラッキー……。
 気を取りなおして外に買い物へ出る。エレベーターを降りて、正面の掲示板に私が見たものは!
 掲示板に堂々と貼り出された、私の飛ばされたジーンズ(泥付き)だった……。


2002/1/4

 おや、こっちが先に読了しちゃいました。『仔羊たちの聖夜(イブ)』(西澤保彦/角川書店)。新年になってから読み終わるあたり、まったくオマヌケさんである。
 同じ著者の『依存』の方を先に読んでしまったので、『依存』の芽はここいらで既にあったのだなあ、なんて思う。もっとも、あとがきを読むとキャラクターとストーリーまわりは少し違うが、事件・動機などはデビューのきっかけとなった『聯殺(れんさつ)』という作品を使っているらしい。デビュー以前から、萌芽をかかえていたということか。
 『仔羊…』は匠千暁を主人公とする一連のシリーズ3作目。
 クリスマス・イブの夜、タック、タカチ、ボアン先輩の前で飛び降り自殺が起きる。うっかり紛れ込んでしまったプレゼントをきっかけとして、その事件を調べていくうちに5年前にも同じ場所で同じ飛び降り自殺があったことを知る彼ら。そして、またクリスマス・イブが来て……。
 と、いうもの。
 講談社ノベルズで新本格SFをガンガン書いてるころの刊行にしては、とてもオーソドックスな作り。そして、作品を通してのテーマは「親子」。これはずっと後の作品、『依存』まで連綿と引き継がれる。変わり者ぞろいのキャラクター達が一見楽しげに動く作品ながら、本筋はとても重い。登場人物のタカチでさえ言っている。
「タックが言うと『重い』のよ」
と。
 親子。一番近くて、一番濃くて、そして、葛藤させられるもの。
 こういうものを読むと、西澤保彦は暗い作家なんだなあ、と、思う。
 SF新本格なんていう、変な作品群に騙されていはいけない。暗く、重たく、戦慄させられるのだ。通常ミステリに。その普通の人々の心の暗闇に。


2002/1/3

 さて、三が日もオワリ。
 皆さま、いかがお過ごしでしたか? 私は嬉しかったり、悲しかったりするお正月でした。
 本当に「禍福はあざなえる縄の如し」であーる。

 三が日最終日は、午後から日本橋へ。三越本店へ福袋を買いに行ったのだ。
 もちろん、まっとうな福袋狙いなんかするわけもなく、例年の習慣というヤツ。私はおみくじ代わりに、毎年福袋をひとつ買うことにしている。中味がよかったら、その年は結構いい年、という風に。しかし、閉店まであと2時間という時間に行っただけあって「お年玉袋は完売しました」の張り紙が多い。うーん、引く前にオミクジから拒絶されている感じだ。(←なら、もっと早く行けよ)
 ひとつ私の心を捉えたのが、茶箱入り福袋。茶箱に高級茶詰め合わせで1万円ナリ。別に1年いっぺんのことだから買ってもいいのだが、そこはなんといっても茶箱。カサが非常にデカい。
 考え中にして上がると、宝飾フロアでパリの三越の美術展を飾った作品が展示されていた。その中で彫刻の
薮内佐斗司という人の作品がステキだった。童子のシリーズを主体に展開されていて、ブロンズ作品でも印象がとても軽やか。作品は縁起ものが多い。買えはしないけど、拝んで私の運も上向かないかなあ(笑)。
 閉店10分前に福袋を1個購入。中味は……まあ、運試しなんでナイショにしとこう。
 しかし、電車に乗るために地下食品街を通りぬけようとして、誘惑に負け「せんべい福袋」を購入。1個じゃないじゃーんっ(笑)。

《from "casa" top》
 あけましておめでとうございます。旧年中はこのようなヘボヘボHPをご愛顧いただき、ありがとうございました。本年もよろしくお願いします。
 年が改まると、新しい抱負なんかも抱いたりするものですね。私の今年の目標は無病息災です。……ああ、すごい事勿れ。でも、健康でないとHPの更新だって出来ません。健康第一、ですよ。皆さまの今年1年のご健康をお祈りします。<


2002/1/2

 とうとうプライベートの年賀状は一枚も書かないまま年を越してしまった。ちょっと反省である。(ちょっとか?) 今年は子供が生まれた友達が多いせいか、写真年賀状が多い。
 その中で、とってもシンプルな年賀状が一枚。「あけましておめでとう」と、もうひとこと。
「今年はオリンピック&WCイヤー。見まくるぞー!」。
 このWCはトイレではなく、もちろんワールドカップのことである。しかし、サッカーではない。長野でやるフィギュア・スケートのことだ。サッカーWCに特番まで組んで騒いでいる正月にこの年賀状。
 私は、こんなYちゃんが大好きだ。
 Yちゃんとは、幕張の時の世界選手権も見に行った。他に、練習公開を見に行ったりもした。選手に花束を渡してキスしてもらったのも、いい思い出だ。その時、彼女がべったり頬についた口紅をティッシュで拭って、
「私って、アブないヤツみたいじゃん〜」
と、言いながら、そのティッシュをビニール袋に入れて大切に持ちかえっていた姿が印象的である。(こんなところは見てないと思うが、一応あやまっておこう。ごめん、バラしちゃったよ、Yちゃん)
 そんな彼女だから、もしかしたら通し券を買っているかもしれない。開催の全日(3/18〜24)をSS席で鑑賞できる券。65000円ナリ。幕張か代々木でやってくれれば買ってもいいけどさ。東京で働く社会人が、長野に1週間ツめるのは難しい。サッカーなら、有給も取らせてもらえそうな気もするが。しかし、サッカーと偽るには会期が離れすぎ(爆)。
 せめて、デジタルハイビジョンを見れる環境にしようかな、なんてちょっと思ったり。(←世界選手権はBS-iで放映予定)


2002/1/1

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 昨日のクシャミ・ハナミズ鼻も、年が明けたら一応沈静化。本当の意味での寝正月にならなくて、ヨカッタ……。しかし、鼻のかみすぎで、鼻のまわりがガビガビでございます。こんな顔で新年を迎えるのはいかがなものか。
 新年1冊目は、まだ読み終わりません。今年は、ちょっとSFも読んでみようかなあ、の一冊。でも、ミステリも読みますよ、もちろん♪



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