4213+215=4428subscribers ■□◆□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□◆□□□□□■□◆ ◇■ ■□ ■□ 英語作文道場【作文編】 □■ □■ 二十九号(第21週) ■◇ ◆□■□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□◆□□■□■ ◆一発クイズ答え◆ 今回は「一発」といいつつめんどくさい質問であったせいか、応募が少なめ でしたが、答えて下さった方は全員正解でした。みなさん英文50wordsを お送り下さい。お待ちしています。ごくろうさまでした。 Q1英語作文道場の発行グループのメンバーの名前全部。 A. 大塚忠、杉本キョウコ、Timmy、(Y'vonne) Q2Hatari!というのは何語でどんな意味? スワヒリ語で「危ない」です。ちなみにハワード・ホークスという監督さん の映画のタイトルから付けました。 Q3大塚さんの妹の名前は? まほ。いぜん一発クイズで出た問題のひとつです。 またやりますから、みなさん応募して下さいね。 ◇英語作文道場に関するご意見ご要望はhatari@geocities.co.jpまで◇ ====================================== Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari! ====================================== ◯Contents △前回の課題と解説(Aug 25)---スクロールする前にやってみてくださいね。 △今日のポイントあれこれ----[run over][at home][over the phone]の使い方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回の課題の解説 (Aug 25) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ##1 私は犬が車にひかれて死んでしまうのを見た。 ##2 クリスマスにはお宅にいらっしゃいますか? ##3 こんなこと電話で議論したくないんだ。 ────────────────────────────────────── ##1 私は犬が車にひかれて死んでしまうのを見た。 ────────────────────────────────────── 解答例) I saw a dog run over and killed by a car. **1 **2 **3 **1 皆さん、覚えてますか?そう、使役動詞の[see]ですね。使役動詞というのは、直後 に目的語ともうひとつ動詞をとる形です。そのとき、目的語と2番目の動詞の関係が 能動か受動かによって2番目の動詞の形が変わってくるんでした。では復習です。 例1) I saw him play the piano.(僕は彼がピアノを弾くのを見た) 例2) I saw her scolded by the teacher. (僕は彼女が先生に叱られているのを見た) 例1)の[him]と[play]の関係は能動、例2)の[her]と[scolded]の関係は受動です。 [He played the piano.]と[She was scolded by the teacher.]ですからね。これ と同じように、課題文では「犬」は「車」によって「ひかれる」と受動態になって いますから、[run over][killed]と過去分詞が入ることになります。 (ちなみに、[run]の活用は[run-ran-run]と現在形と過去分詞形が同じであること に注意しましょう)。 この課題文の場合、使役動詞の後に来る動詞が2つ入っていることになります。 ([run]と[killed]) **2 [run over]というのはイディオムで、車などに「ひかれる」という意味ですね。前回 の復習もかねて説明すると、[run]は「走る」、[over]は「〜の上を」でしたね。二 つくっつけると見事に「〜の上を走る」つまりものやひとを「ひく」という意味に なるわけです。 そして、ひかれた「被害者」が主語になると受け身で[I was run over by a car]とい う風な言い方になるわけです。 [run over]といってすぐに皆さんが思い出すのはこの「ひく、ひかれる」という意味 だと思いますが、他にも意味があります。[over]は「〜を超える」という意味もあり ますから、[run over]で「あふれる」という意味にもなります。 例3) The bathtub ran over. (バスタブからお湯があふれた) これは、[bathtub]という言葉で比喩的に「バスタブの中の水」ということを表して います。その他にも、「ちょっと出かける」というような意味で[run over]を使うと きがあります。これは、[run]の意味が強くでて、[come over]などというときの ニュアンスで[over]が使われていると考えれば良いでしょう。 例4) I was told to run over to the liquor stor for a pack of beer. (酒屋でビールを1パック買ってこいよ、と言われた) **3 [by a car]と不定冠詞の[a]が入っていることに気をつけてください。どうしてここ に不定冠詞が入るのでしょうか? まず第一に、この[by]は受動態における動作主を表す[by]であることを忘れないでく ださい。「〜によって」という意味の[by]です。そして、この課題では「車にひかれ た」とあくまでも「不特定の一台の車」が動作主ですから、[by a car]となるわけです。 [by]を使った言い方に[by car]というのがありますが、これはあくまで「交通手段とし て自家用車を使って」という意味ですから、この課題文のような場合に[by car]として しまわないように気をつけてください。 ────────────────────────────────────── ##2 クリスマスにはお宅にいらっしゃいますか? ────────────────────────────────────── 解答例) Will you be at home over Christmas? **1 **2 **1 [at home]で「家にいる」、[not at home] or [out]で「外出中である」という意味 でしたね。この課題文の場合は「未来形」ですから、[I will be at home]の疑問文 で[Will you be at home?]となるわけです。[home]という単語はまた「副詞」とし て、「家へ」とか「家で」という意味にもなるので注意しましょう。 例) On Friday, I didn't get back home until 1. (金曜日には一時まで家に戻らなかった) 例) He was kind enough to drive me home. (彼は好意で私を家まで送ってくれた) **2 [over Christmas]で「クリスマスの期間中は」という意味になります。[over]には 「始まりから終わりまで」という意味もあるので、「期間中」という意味になるわけ です。この他にも[over the weekend]で「週末に、週末にかけて」とか、[over the Golden Week]「ゴールデンウィークに」というふうに応用できます。意味としては [during]に似ていますが、使い方はことなるので注意しましょう。 例) I'm going to finish the homework over the weekend. (宿題は週末に終わらせるつもりだ) 例) Mariko met Jenny during her stay in America. (マリコはアメリカ滞在中にジェニーに出会った) ────────────────────────────────────── ##3 こんなこと電話で議論したくないんだ。 ────────────────────────────────────── 解答例) I don't want to discuss this over the phone. **1 **2 **1 [discuss]という動詞は、単に「議論する」というかたい意味だけではなくて、「相 談する」とか「ちょっと真剣にしゃべる」くらいの広い意味があることに注意しま しょう。 例) We discussed going to Taiwan for our holidays. (休暇に台湾に行くことについて私たちは話し合った) 例) I was starved to death because they kept discussing what to eat and where. (あいつらが何をどこで食べるか話し続けたおかげでお腹がペコペコ だった) **2 [over the phone]で「電話で、電話という手段を使って」という意味になります。 逆に、「直接会って」というのは[in person]といいます。 例) Although I talked to her over the phone several times, I haven't met her in person. (彼女とは電話では数回喋ったことがあるけど、まだ直接会ったことは ないんだ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 英作文の技法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回も先週に引き続いて「前置詞」の勉強をします。第三回目の今週は、[about]に ついて勉強しましょう。 **1 [about]の基本的な意味 **2 [〜について] は「周りに?」 **3 [about]はもうすぐだ **1 [about]の基本的な意味 [about]と聞くと「〜について」や「大体」という意味だと思う人が大半だと思いま す。もちろん間違いではありませんが、「〜について」という意味と「大体」という 意味がどのようにして関連しあっているのでしょうか。まず、もともと[about]とい うのは[around]と同じような意味だった、つまり「周りに」という意味だったという ことを覚えてください。少し上級な英語を読むと「周りに」という意味でaboutが使 われている例にでくわすことになります。 例) The children were running ABOUT/AROUND everywhere. (子供たちはそこらじゅうを走り回っていた) 逆に、「大体」という意味で[around]が使われることもあります。 例) It was AROUND 7 when people started to come to the party. (パーティーに人が集まりだしたのは大体7時ごろだった) つまり、[about]は何かの「まわりに」ということを意味する前置詞であるというこ とです。ただし、これが物理的な距離を表すとだけではなく、「心理的な近さ」をも 表すのが[about]だ、と考えてください。例えば「大体」という意味は、「話題にな っている何か」に「とても近い」というところから「大体」([approximately])とい う意味になってくるわけです。 例) That model says that she only weighs about 40 kilos. (そのモデルは体重が40キロくらいしかないと言っている) このモデルは「40キロ」という基準をもとにして、実際の体重がその基準に近いとい うことを言うために[about]を使っているわけです。次の例を見てみましょう。 例) There's something nostalgic about this neighborhood. (この辺にはちょっと懐かしい雰囲気がある) この場合、[neighborhood]というのは「近所」というよりは「ある一定の雰囲気を 持った地域」というくらいの意味ですから、「近さを表す」[about]を使うことによ って「そこはかとなくある雰囲気」というニュアンスがでてきます。[about]を 「〜について」と訳すよりはるかに自然ですよね。 **2 [〜について]は「周りに?」 さて、「〜について」と訳される[about]について少し説明します。もともと「〜の 周りに」という意味の[about]ですから、なにか「それ自身」について言っているわ けではありません。あくまでも「間接的な」意味を持っているからこそ「〜につい て」と訳されるわけです。次の例を見てください。 例) I have to read a book about American lawyers. (アメリカの弁護士についての本を読まなくちゃいけないんだ) ここの[about]ですが、「アメリカの弁護士」というカテゴリーに「まつわる」いろ いろなことが書いてある、という意味です。本などの場合に「〜について」という意 味で[on]を使う場合がありますが、これは「かなり分野として成立している主題」を 扱う場合に使われます。例えば、 例) You should write your thesis on the American economy. (君はアメリカ経済についての論文を書くべきだ) [thesis]という語のフォーマルな感じと、「アメリカ経済」という主題が学術的に確 立されているというところから[on]が使われています。これを[You should write your thesis about the American economy.]というと、アメリカ経済について 「何か」書くべきだ、という意味になり、主題が明確でない感じがします。 [about]が「〜のまわりに」という意味であることから、直接的でないニュアンスが うまれるのを良く表すのが次の例です。 例) You told me you know him, but he said he only knows about you. (君は彼と知り合いだといったが、彼は君のことを聞いたことがあるだけだ といっていたよ) つまり、[you know him]が「知り合いである」と「直接に面識がある」という意味 になるのに対して、[he knows about you]は「あなたがどんな人物であるか耳にし ている」という間接的な情報を意味するという違いがあります。[he knows about you]はいいかえると[he knows things about you](君についてのいろいろな情報 を、彼は知っている)という意味になります。 **3 [about]はもうすぐだ もうひとつ、今度はまったく角度の違うところから[about]を考えてみましょう。 次のような[about]の使い方はどのように説明できるでしょうか? 例) The plane is about to take off. (この飛行機は離陸間近です) この場合、[about]は「時間的な近さ」を表すことになります。「離陸という行為が 起こる瞬間のまわりにある」と考えればいいですね。この[about]の使い方はよくで てくるので知らなかったひとはぜひ覚えておいてください。 例) She was about to go to bed when someone knoced at the door. (彼女がもう寝ようとしているときに、ドアがノックされた) この言い方が「心理的な近さ」を含むようになると、「するつもりだ、したい」、 「するつもりはない、したくない」という意味に変わってきます。 例) I'm not about to leave you a big legacy. (わたしはお前にたくさんの遺産をやるつもりはないよ) では今週はここまで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では今週の課題です。 ##1 父が、もうおいとまする時間だといった。 ##2 アメリカの先住民は、植民者たちよりも環境に対する感心がかなり 強かったようだ。 ##3 彼には自分の死期が近付いているなんて信じられなかった 課題の解答例と解説は来週お届けします。 答えあわせはそのときにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日のポイント ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日の内容のなかで注意すべき語法を整理しておきましょう。 例文と合わせて覚えていって下さい。 ────────────────────────────────────── ◎Point 1◎ [run over]で「ひかれる」 ────────────────────────────────────── 「ひと」が主語のときは受動態、[run]の過去分詞形は[run]のまま。 例) I had hard time not to run over a cat on the street. (道路でネコをひいてしまわないようにするのが大変だった) 例) It was disgusting to see a frog run over by a bycicle. (カエルが自転車にひかれるのを見るのは気持ちが悪い) ────────────────────────────────────── ◎Point2◎ [at home]と[over the phone] ────────────────────────────────────── 「家にいる」と「電話で」でしたね。意味と用法をきちんと覚えましょう。 例) Nobody seems to be at home. Let's steal some money. (誰も家に居ないみたいだ。ちょっくらお金でも頂くか) 例) Susan loves to comlain about his boyfriend over the phone. (スーザンは彼氏のグチを電話でしゃべるのが大好きだ) ====================================== 第二十九回目、いかがでしたか? わからないところがありましたらメールして下さい。 質問やご指摘にはきちんと対応します。 お気軽にどうぞ。 道場メールにかかわらず、いろんな質問をして下さい。 別冊英語作文道場の誌上でお答えします。 ====================================== きっと英語を使える自信を身につけていただけると思いますので、続けて頑張って 下さいね。プリンタをお持ちの方はぜひプリントアウトして答えを書き込んで使って 下さい。(メールに直接書き込みもできますけど) これからもどうぞよろしく。 それではまた次回。英作文の問題の解き方と共にお会いしましょう! ====================================== このメールマガジンへのご意見ご要望がありましたらメールして下さい。 モ英語作文道場で取り扱って欲しい英作文のテーマ・題材を募集中! ====================================== ***今回が初めての方はこれまでの道場メールがここで見られますので是非 見て下さい。(使いやすくなりました!) http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/7129/backno.html *** 別冊英語作文道場もよろしく! ***英語作文道場の添削講座はこちら。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/7129/tensaku.html ***英語作文道場・別冊英語作文道場への登録/解除はこちら(まぐまぐ登録の方) http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/7129/subscribe.html ***Macky!で登録されている方の登録内容の変更はこちら http://macky.nifty.ne.jp ***英語作文道場および別冊英語作文道場の無断転載をお断りします。 (こちらにお知らせしていただき引用を明らかにしている場合のみ許可します。) *------------------------------------------------------------------------ ほんとの標的はeBook (or whatever it's called) なの。 [O] ちょっと時間ができたので道場もグレードアップしていきます。よろしく。[K] --------------------------------------------------------have a nice day!* |