アメリカでのテーブルマナー
高校時代、留学へ行く前に「西洋の食事マナーを学ぶ講習会」に行ったことがあります。
高校3年生が、ホテルのフランス料理を目の前にして、半ば「おあずけ」状態で講習を受けるのは難しく、フルコースを平らげたはずなのに、とてもお腹が空いていたことを覚えています。
その講習会で習ったこと、アメリカではあまり役に立っていないのが本音なんです。
アメリカとヨーロッパを「西洋」という言葉で、ひとくくりは出来ません。ここでは、ヨーロッパとアメリカの食事マナーの違いだけを説明したいと思っています。
肉・魚料理の食べ方
ヨーロッパ
肉用と魚用は違うが、フォークとナイフは欠かせない。フォークで左端を押さえながら、ナイフで一口サイズに切る。その肉の付いたフォークを口に運んで食べる。
アメリカ
ナイフを使わないこともある。フォークだけで切れそうな柔らかい食べ物は,ナイフは使わない。ナイフを使って切ったとしても、口に運ぶ時は、ナイフはお皿に置いて,フォークを右手に持ち替えて食べる。
サラダの食べ方
ヨーロッパ
ナイフとフォークを使って食べる。レタスなどが一口で食べられない大きさの場合、ナイフで一口サイズに切って食べる。細かいものは、ナイフを上手く使って、フォークに寄せ、フォークですくって食べる。
アメリカ
フォークだけを使って食べる。レタスなどが一口で食べられないくらいの大きさの場合、大抵は二つ折りにして、フォークで刺して食べる。ナイフを使っても構わない。
スープの飲み方
ヨーロッパ
スプーンを手前から向こう側にすくって、スプーンの手前側から飲む。
アメリカ
スプーンを先の方から、スープの中に入れ、口の中に入れる時も、スプーンの先の方から。つまり、気取らずに普通に飲む。
ちなみに・・・イタリアンレストランでのパンの食べ方
イタリアンの店では、パンが料理の一番最初に出てきます。お腹が空いていたら、そのパンを先に食べていても構いません。
ただ、パンだけをかじるのではなく、テーブルに置いてある「オリーブオイル」に付けて食べます。「チーズ」又は「塩」を混ぜるとより一層美味しくなりますので、お試しを!
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NOV. 29, 2005