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* はイディオム編です。
01 基本文型
02 使役動詞1

03 使役動詞2

04 使役動詞3
05 使役動詞4
06 現在形
07 現在進行形
08 現在完了
09 現在完了進行形
10 未来形
11 未来進行形
12 過去形
13 進行形
14 [keep]*
15 [keepとleave]
16 [leave]*
17 仮定法1
18 [order]*
19 仮定法2
20 [meet]*
21 仮定法3
22 [run]*
23 前置詞[on]
24 [on]*
25 前置詞[in]
26 [business]*
27 前置詞[over]
28 [over]*
29 前置詞[about]
30 [about]*
31 前置詞[at]
32 [at]*
33 前置詞[through]
34 [through]
35 前回の解説
37 否定1
38 否定1* 
39 否定の慣用表現1
40 否定の慣用表現1*
41 否定の慣用表現2
42 否定の慣用表現2*
43 接続詞1
44 接続詞1*
45 接続詞2
46 接続詞2*
47 倒置
48 接続詞3
48.5
49 接続副詞
50 接続副詞*
51 Xmas special
52 限定詞1 
53 限定詞1*
54 限定詞2
55 限定詞2*
57 英語添削号
58 So and Such
59 So and Such*
60 関係代名詞1
61 関係代名詞1* 
62 関係代名詞2
63 関係代名詞2*
64 関係代名詞3
65 関係代名詞3*
66 関係代名詞4
67 関係代名詞4*
68 take を考える
69 関係代名詞5
70 関係代名詞5*
71 連結動詞
72 連結動詞*
73 分詞
74 分詞*
75 分詞構文1
76 分詞構文1*
77 春休み号
78 腕比べ号
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◇◆           英語作文道場【作文編】           ◇◆
◆◇             No. 75    (第48週)                    ◆◇
◇◆◆□□□■□□□◆◇□□■□□□◇◆□□□■□□□□◇◆□■□□■◇◆

◯Contents
△道場News ──────────────────特集「英語とのつきあい方」
△今回のお勉強 「分詞構文1」───────これをマスターすれば、今日も安心
△今週の例文──────────────────────   反復が差異を生む
=====================================
    Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!Hatari!
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◆特集「英語とのつきあい方」◆

今日はフロさんの「つきあい方」を紹介します。ハンドルネームの通り、お風呂でのおつき
あいです。

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こんにちは、毎週読んでいます。
英語の勉強と言っても、仕事で疲れて「またあ?」という気分になってしまいますよね。
私はフロ好きでお風呂が長いのでその中で英語とおつきあいしています。
入浴剤などを入れたぬるめのお湯にのんびりつかって、好きな曲(もちろん英語)の
歌詞をみながら発音を練習し、歌詞を覚えたり、Read alongテープのついている簡単な
絵本を聞きながら読み上げたり。リラックスしたいための時間に、遊びのような感覚で
やっています。でも発音はちょっと自然になるもんですよ。
あとは、仕事の合間にぱらーら、とやってくるメールマガジンを読むこと。
これも「ここまで進めたら」とけじめをつけて、集中して五分・十分とコーヒーを飲んだりし
ながら気分転換として、集中して読んでいます。もちろん読めない回もありますが、読む
と決めたらみっちり集中します。英語作文道場は平均週に十分かな?(笑)
でも、充分じっくり読めますよ。
お仕事は会社で充分。英語は真剣に、でもリラックスしながら勉強っていうのがフロ式
おつきあいでした。

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うーん。お風呂で楽しみながらっていいですねえ。
無理のない形でつきあう、っていうのもいいですね。
ほかに、「こんなつきあい方もありますよ」というものがありましたら是非メールください。

(次回以降も続く)

  ◇英語作文道場に関するご意見ご要望はhatari@geocities.co.jpまで◇
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今回のお勉強「分詞構文1」(Mar. 24)
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**0 分詞構文とは?
**1 分詞構文の意味の取り方
**2 分詞構文の注意点

──────────
**0 分詞構文とは?
──────────
前回は「分詞」についての勉強をしましたが、今回はそれを応用して「分詞構文」
について勉強しましょう。「分詞構文」は苦手意識を持っているひとも多いと思い
ますし、「言うほど使われない」ものでもあります。でも、この構文が使われた文
を読むときにどういう解釈の仕方をすればよいのか分からないと困ってしまうの
で、基本を押さえておきましょう。まず、「分詞構文」というのは、「分詞」(現
在分詞・過去分詞)を頭にとった「節」が文に含まれて、その「節」が「条件・理
由・時・結果」などを表す文のことを言います(ちなみに、この「節」は副詞節で
す)。よくある例文は、次のようなものです。

例) Not knowing what to do, I telephoned my mother.

もちろん、[knowing]が「現在分詞」ですね。さて、この分詞構文はどういう意味
でしょうか?「条件・理由・時・結果」のうちのどれが当てはまるでしょうか?
これは、文の意味から決定するしかありません。分詞構文の意味はその文でどの
意味が成立するかを解釈するしかありません。ここでは、「理由」ですね。書き換
えると、次のようになります。

例) Because I didn't know what to do, I telephoned my mother.
   (どうしたらよいのか分からなかったから、母親に電話した)

こういう書き換えの問題は皆さんおなじみかと思いますが、注意する点は「分詞構
文」を使った文では分詞を含む節[Not knowing what to do]は「時制」を示さな
い、ということです。[Not knowing what to do]自体は「現在」なのか「過去」な
のかわかりません。ではどうやって[Because I didn't know ...]と「過去」である
と分かるかというと、文の主節[I telephoned my mother]の時制と「同じ」である
ということになるわけです。[telephoned]と過去形が使われているので、[Not
knowing ...]の節も過去時制なんだな、ということが分かるわけです。それでは
次の例はどうでしょう?

例) Putting down my newspaper, I walked over to the window.

この文では[putting down my newspaper](新聞を置く)と、[I walked over to
the window](窓辺に歩いていった)はどういう関係にあるのでしょうか?これは
「一番あり得そうなもの」という解釈をする必要があります。つまり、「新聞を置
いたから」窓辺に歩いていった、というのはあまり因果関係が見えませんね。
「新聞を置いていれば」窓辺に歩いていった、というのも変です。これは「時」の
順序を意味して、次のような意味になります。

例) After I had put down my newspaper, I walked over to the window.
   (新聞を置いてから、窓辺に歩いていった)

このように、「分詞構文」を使った文の取り方はその文の内容に依りますから一
概に決定することはできません。それでは次に分詞構文の基本的パターンを勉強し
ましょう。

──────────────
**1 分詞構文の意味の取り方
──────────────
それでは、「条件・理由・時・結果」のそれぞれの例を見てみましょう。

例) Served with milk and sugar, it makes a delicious breakfast.
   (牛乳と砂糖と一緒に食べれば、おいしい朝食になります)

例) Being much younger than she was, I had no choice but to obey her .   
   (彼女よりずっと年下だったので、彼女に従うほかなかった)

例) Having finished his dinner, he dashed back to the office.
   (彼は夕食を終えるとただちにオフィスに戻った)

例) It rained for two weeks on end, completely ruining our holiday.
   (2週間も雨が降り続いたので、私たちの休暇はまったく台無しになった)

上の例は一応「条件・理由・時・結果」という順番で並んでいますが、あまり神経
質に「これは条件?それとも結果?」と悩む必要はありません。要は意味が正確に
とれればよいわけですから、読んでいてその文が言わんとすることが頭にすうっと
入ってくればそれで問題ありません。それには、上の例文を何度も読んでみて
「?」と思わないくらいまで分詞構文の形に慣れてください。

────────────
**2 分詞構文の注意点
────────────
今までは分詞構文の「基本」でしたが、すべての文法事項と同様に分詞構文にも
いろいろ些末なルールがあります。これはすべて覚えてしまうのが望ましいのです
が、とりあえずその中でも重要なものを2つ取り上げますのでこれは理解しましょ
う。まず、分詞構文における「主語」の問題です。例を見てください。

例) Being much younger than she was, I had no choice but to obey her.

この[being ...]という分詞が使われている部分の主語は何でしょう?[Being much
younger than she was]の部分にはありませんよね?これは、「分詞構文の意味上
の主語は主節の主語に一致する(一致させなければいけない)」というルールがあ
るからです。いいですか?この文で「主節の主語」はなんでしょう?もちろん[I
had no choice]の[I]ですよね。ですから、この文を書き換える場合は次のように両
方の節に[I]が主語として出てくるわけです。

例) As I was much younger than she was, I had no choice but to obey her.

もう一つ例文を見てみましょう。

例) Used wisely, money can bring you happiness.
   (賢く使えば、金によって幸せを得ることもできる)

「分詞構文の意味上の主語は主節の主語に一致する」というルールから、[used
wisely]の主語は[money]だということが分かりますね。それでは、この[used]は
[use]の過去形なのでしょうか?そうなると、後に[money CAN bring you]と現在
形が使われているのと合いませんね?これは、[used]が[is used]という受け身の形
になっているからです。つまり、[money]を使うのは「ひと」なので、[money]が
主語になる場合は「金」は「使われる」という受動態にしなければいけないわけで
す。そして、分詞構文の主語が受け身で使われる場合、[Being used ...]という風
に[is used]の[is]を[be]にして、それを[-ing形]にします。

例) Being used wisely, money can bring you happiness.

そして、この場合の[being]は省略可能なので先ほどの例文になるわけです。この
文を次のようにしてしまうと間違いですから気をつけましょう。

間違いの例) Using wisely, money can bring you happiness.

しつこく繰り返すと、この文だと「分詞構文の意味上の主語は主節の主語に一致す
る」というルールから[money]が「何かを」賢く使う、という意味になってしまい
ます。この「何かを」という部分が言われていないため文としては不完全になりま
すし、「金」が「何か」を「使う」ということも英語としてはおかしいです。単純
にまとめると、「もの」が主語の場合分詞構文は「受動態」になることが多い、と
いうことになります。

それでは今回はここまで。次回はもう少し詳しく分詞構文を見ていきます。

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英文を作ってみよう(解説を読む前に自分の力で挑戦してみましょう)
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さて、今日勉強した知識をいかして、英文を作ってみましょう。日本文をしっかり
読んで、どうしたら今日のポイントをいかすことが出来るか考えてみてください。
今日の勉強した「分詞」をどうやって使えばいいかを考えてみてください。

**1 「他に彼を助けられる方法がなかったので、お金をいくらかあげた」

**2 「彼の態度が気に入らなかったので、もう議論しても無駄だと決めた」

**3 「1936年に建てられたこの建物は、保存しようと思うなら全面的な修繕が
   必要だ」

─────────────────────────────────────
**1 「他に彼を助けられる方法がなかったので、お金をいくらかあげた」
─────────────────────────────────────
*[ポイント1]
これは典型的な「理由」の文ですね。それを分詞構文の形にするわけですが、とり
あえず「普通の文」で考えるとどうなるでしょうか。「方法がなかった」というの
は「できなかった」と考えればよいので、次のようになるでしょう。

->[Because I was unable to help him ...]

ここでの動詞は[was]ですね。これを分詞形にすればよいので、次のようになりま
す。

->[Being unable to help him, ...]

*[ポイント2]
「他に」というところを考えます。すでに[unable to help him]という部分は出来
上がっているので、それに付け加える形で「他の方法がない」ということを言いま
す。次のようにしましょう。

->[Being unable to help him in any other way, ...]

この場合否定のニュアンス(〜がない、と言っている)がありますから、[any +
単数]で[any other way]となっています。[way]に対応する前置詞は[in]だという
ことも覚えておきましょう。

*[ポイント3]
最後に「お金をいくらかあげた」ですが、これは単純に[I gave him some money]
でいいですね。[some]は不可算名詞にもつくことができます。

->[Being unable to help him in any other way, I gave him some money.]

─────────────────────────────────────
**2 「彼の態度が気に入らなかったので、もう議論しても無駄だと決めた」
─────────────────────────────────────
*[ポイント1]
まず最初の部分を考えましょう。これも、「〜ので」という理由を表しているよう
ですね。「気に入らない」はいろいろ考えられると思います。例えば、[like]を使
って次のようにしたらどうでしょう?

->[Not liking his attitude, ...]

これは間違いではないですがあまり自然ではありません。ここでは「気に入らな
い」を[annoy]「いらだたせる」を使って表現しましょう。[annoy]は他動詞です
から、「気に入らない」ということは[annoy]させられる、という意味つまり受
動態で使わなければなりません。

->[Being annoyed with his attitude, ...]

そして、この場合[being]は省略できますから、次のようになります。

->[Annoyed with his attitude, ...]

*[ポイント2]
「〜だと決める」は[decide + that節]でいいですね。「〜しても無駄だ」は
[it's no use + doing]という形になります。「議論する」は[argue]です。[argue]
は自動詞なので、「彼と議論する」という場合[argue with him]となります。最後
に、「もう」という意味で[anymore]を入れます。

->[I decided (that) it's no use arguing with him anymore.]

まとめると次のようになります。

->[Annoyed with his attitude, I decided it's no use arguing with him
anymore.]

─────────────────────────────────────
**3 「1936年に建てられたこの建物は、保存しようと思うなら全面的な修繕が
   必要だ」
─────────────────────────────────────
*[ポイント1]
「1936年に建てられたこの建物」というのも分詞構文で言うことができます。
「建てる」[build]というのは、「ひと」が「もの」を建てる、という他動詞です
から、「もの」が主語の場合は受動態ですね。ですから、次のようにすればいい
わけです。

->[(Being) built in 1936, this building ...]

ちなみに、この文では「1936年に建てられた」ということが「修繕が必要」な理
由のように言われています。

*[ポイント2]
つぎにコンマの後の部分ですが、英語的に考えると「全面的な修繕が必要だ、(も
し)保存しようと思うなら」という語順にする方が自然です。よく「英語では結論
を先に言う方が好ましい」と言われますが、その一例です。さて、「全面的な修繕
が必要だ」ですが、主語に[this building]が来ているので動詞は[need]「必要とす
る」を使えばよいです。「全面的な修繕」は、[thorough mending]でいいですか
ら、まず[this building needs thorough mending]となります。そして、次に
「(もし)保存しようと思うなら」という部分を作ります。これも、「保存する」
を[preserve]という動詞を使えば、[if we want to preserve it]とすぐできますね。

->[Built in 1936, this building needs thorough mending if we want to
preserve it.]

それでは今週はここまでです。お疲れさま。
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今日の例文
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今日でてきた例文です。何回も読んで覚えましょう。

##1  Being unable to help him in any other way, I gave him some money.

##2  Annoyed with his attitude, I decided it's no use arguing with him
    anymore.

##3  Built in 1936, this building needs thorough mending if we want to
    preserve it.

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今回はちょっといいんじゃないの、と思っている船長です。[O]
風があれば、ねえ船長。[K]
─────────────────────────────have a nice day!*